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株式会社イーシー・ライダー

代表取締役 川手正己 氏

“越境EC”を得意とするECサイト構築システムの基盤にConoHaを採用!

株式会社イーシー・ライダーは、BtoBに特化したECサイト構築システム「EC-Rider B2B」の開発を中心に手掛けているSI企業です。「EC-Rider B2B」では従来、初期費用10万円/月額5万円からの月額固定制料金でサービスを提供していました。しかし、新規事業としてBtoB向けECサイトの構築に着手する場合、「初年度70万円~」の初期投資に躊躇するお客様も少なくありませんでした。

そこで、システム基盤にGMOインターネットグループのオールSSDクラウド「ConoHa」を採用。料金の引き下げを実現し、さらにはパフォーマンスも大幅に向上しました。その上、同社が得意としている“越境EC”(海外BtoB向けEC)にも十分対応できるようになったのです。

好調なスタートを切った「EC-Rider B2B」のConoHaを採用した新プランや今後の展開について、株式会社イーシー・ライダーの代表取締役 川手正己氏にお話を伺いました。

かゆいところに手が届くBtoB向けECパッケージ

ECサイト構築システム「EC-Rider B2B」とはどのようなシステムですか。

川手 「EC-Rider B2B」は、弊社の前身である「株式会社イーシー・ワン」が2008年に手掛けた「EC-Rider」が基になっています。それは、BtoC向けのECサイトを構築するためのパッケージでした。その後、「EC-Rider」をベースとしてBtoB向け「Web展示会システム」を開発。さらにその「Web展示会システム」から、BtoBに特化したシステムとして発展したのが「EC-Rider B2B」です。

「EC-Rider B2B」は、仕入れ先や販売先との取引をWeb化できるほか、卸売・企業間取引の商習慣に合わせた必要な機能をそろえています。多機能性を持ちながら低価格であり、「お客様が導入しやすいASP」と「お客様のサーバーに導入するオンプレミス」とで契約形態が選べるシステムとして販売しています。

「EC-Rider B2B」にはどんな特徴がありますか。

川手 多機能すぎて言い切れないのですが(笑)、BtoC向けのECシステムにはないBtoBならではの独自機能が満載しているところですね。BtoBでは一般的な機能が通常のECパッケージではまだ当たり前になっていないのが現状です。たとえば、「EC-Rider B2B」には「会員ごとの下代設定」機能があります。最大5つの階層を自由にお使いいただき、階層ごとに下代を設定できるというものです。例えば大口の取引先様向けに5掛けグループ、新規の取引様向けに7掛けグループを設定しておき、お得意様であるA社には「50%オフで卸しますよ」とし、一見さんのB社は「下代が70%です」と設定できる他、商品単位でもきめ細かく設定できるのです。こうしたB2Bに特化した機能性の高さは、他社ECパッケージには決して負けていないと自負しています。

運営者が取引先に商品を販売する卸サイトタイプのサイトの他、サプライヤーとバイヤーを多対多で繋ぐマーケットプレイス型BtoBサイトの構築も可能だ。

他社にない強みはどこにありますか。

川手 弊社ではコンサルティングから入れる、ということが挙げられます。ASPで提供はしていますが、販売して終わりというビジネスではなく、導入コンサルティングからしっかりと携わることで、お客様から評価をいただいています。ECと言えど、BtoBのECの場合は基幹システムです。そのためもっとも低価格のプランからでも、標準プランの導入コンサルティングは無償でやらせていただいています。

それだけでなく、「EC-Rider B2B」ではカスタマイズを柔軟にできるという強みがあります。弊社はSIerでもあるため、どのようなご要望にも対応可能です。もともと多機能なため大きなカスタマイズはあまり発生していませんが、その点がお客様にも喜ばれています。

また、最近では企業のグローバル化が進んでいることで、ECサイトにも海外と取引を行う“越境EC”がトレンドになっています。「EC-Rider B2B」は海外向けBtoBに特化してきたわけではないものの、私たちが進めてきた方向性とマッチしてきました。それが他社パッケージと比べて大きくリードしているところだと考えています。

担当者の対応スピードに驚き

ConoHaとはどのように出会ったのでしょうか。

川手 以前使っていたクラウドサービスは料金体系やサポート面に不満がありました。また、国内にしかデータセンターがなかった為、“越境EC”への対応も不十分だったのです。そんなとき、たまたまインターネットで見かけた記事に掲載されていたのがConoHaでした。Web上での口コミ・評価も良かったため、担当者とお会いすることにしたのです。

そこで驚いたのは対応スピードの速さ。問い合わせをした翌週には打ち合わせをし、同時にパートナー契約の資料と検証アカウントを発行していただきました。そして、その5日後から検証環境をスタートしたのです。たいていは1ヶ月程度かかるものなのに、このスピード感は素晴らしいと感じましたね!

ConoHaを選ぶ決め手となったのはどんな点ですか。

川手 最大の要因は性能です。以前採用していたクラウドサービスと比べ、システムの処理速度が平均して実測値1.2倍のスピードを記録しています。これはオールSSD構成のメリットだと思います。

もうひとつは、環境の使い回しができることですね。たとえば、APサーバーの台数を増やす場合、一台一台セッティングしていくのは手間もコストもかかります。それがクローンを作成してすぐに増殖していける、というのは非常に魅力的でした。かなり低い価格設定であるのにもかかわらず、高価格のクラウドサービスに匹敵するような機能を持っていると考えています。

それから、技術相談に気軽に乗っていただけたことも大きいですね。他社のクラウドサービスでは融通が利かないところもありますが、GMOインターネットグループさんの場合、何度も技術相談に乗っていただきました。

「EC-Rider B2B」のサーバー構成例。B2Bエンハンスドプランをベースとし、更にDBをHA構成に変更したカスタマイズにも対応。冗長化による可用性と拡張性を高めている。またVPN接続によりセキュアな通信環境で基幹システムとの連携が可能。

ConoHaを採用したことによる変化はありましたか。

川手 「EC-Rider B2B」が強みとしている“越境EC”に対応できるようになったことですね。ConoHaは、日本、アメリカ、シンガポールの三拠点にデータセンターを持っており、「EC-Rider B2B」には最適な選択であると考えています。

  • ※アメリカ、シンガポールリージョンの新規お申込受付は終了しています。

また、定額制で転送量無制限という低価格なConoHaを採用したことで、「EC-Rider B2B」の料金も抑えられました。「EC-Rider B2B」には「固定料金プラン」と「固定料金ハイスペックプラン」がありましたが、「従量料金プラン」を新たに追加することもできました。さらに、「固定料金プラン」のシステム基盤もConoHaへと変更し、初期費用の引き下げを実現しています。

それから、料金の支払い方法を柔軟にできたのも変化と言えるでしょうか。支払い方法については、クラウドサービス会社に依存せざるをえなかったため、従来は、「3ヶ月ごと」「半年ごと」「1年ごと」しか選べませんでした。そこがConoHaを採用したことで、「毎月月末締めの翌月末支払い」へと変更できたことも、お客様にとってのメリットでしょう。解約についても「1ヶ月前の告知でOK」になりましたので、お客様からは「サービスに自信があるから、そんなふうにできるんでしょう?」と見られるようになりましたね。

ただ、ConoHaを採用してからまだ1ヶ月ほどしか経っていないため(2016年5月24日取材時点)、具体的な導入効果までは目には見えるようになっていません。しかし、展示会にGMOインターネットグループさんと弊社が一緒に出展して総合集客を図ることができたことについては、目に見える効果かな、と思っています。

ConoHaの採用で新しく提供可能となった従量課金プラン。月の売上に応じた従量課金制なので、新規事業でのスモールスタートに最適。サービスの規模や用途に応じた様々なプランがラインナップされている。

GMOインターネットグループとの協業で“越境EC”の大規模事例をつくりたい

協業はどのように考えていますか。

川手 まずはConoHaの新プランで“越境EC”の大きな事例をつくり、一緒にプレゼンをしていけたらと考えています。そのときには、GMOインターネットグループさんのネームバリューに効果があるのではないでしょうか。

また、「EC-Rider B2B」には大規模クライアント向けの「固定料金ハイスペックプラン」があります。このプランのシステム基盤となるクラウドは他社のものを使っていますが、今後、GMOインターネットグループから新しいクラウドサービスがリリースされたときにはそれを採用することも検討しています。

今後のConoHaに期待することはありますか。

川手 最近ではヨーロッパや南米など、さまざまな地域、国にサーバーを置きたいという要望も聞きます。現状では、ConoHaのデータセンター拠点に不満はありません。ただ今後のことを考えると、日米アジア以外のデータセンター拠点も増やすことで、さらなる要望に応えられるようになるのではないでしょうか。

これまで弊社では、色々なことを試してきました。そこでたどり着いたのが、「SI力を生かして進んでいくことがお客様にも貢献できる」という考えです。そこでBtoBに特化した上で、「BtoB向けのECシステム=基幹システムの一部」という認識のもと、お客様ごとに柔軟にカスタマイズできるという強みをさらに生かしていきたいと考えています。

また、トレンドでもある“越境EC”の大きな事例がほしいと思っています。現在、弊社における“越境EC”の導入事例は弊社の代表的な事例であるキャンドゥ様を含めて数社ですので、引き合いをいただいているお客様を事例として大々的に展開しながら、競合パッケージとは一歩も二歩もリードしていきたいと考えています。

ありがとうございました。