VPSを新規追加すると30日間10%OFF!! 5/31(水)まで
ドキュメント
  • ご利用ガイド
  • 第5回:コマンドにチャレンジ!

    第5回:コマンドにチャレンジ!

    第5回:コマンドにチャレンジ!





    前回は「ターミナルソフト」でサーバーに接続する方法を学びました。でも、接続しただけじゃ、サーバーは何もしてくれません。「命令」=「コマンド」を送ってあげて、サーバーははじめてあなたの思うとおりの処理をしてくれます。だいたいこんなイメージですね。



     

    そこで今回は、簡単なコマンドをご紹介することでサーバーの操作を体験していただきましょう。

    コマンドの体験をするには、まず、前回学んだターミナルソフトでサーバーに接続します。

    TeraTermを起動して、「ホスト」のところにサーバーのIPアドレスを入力し「OK」…。



     

    「ユーザー名」と「パスフレーズ」を打ち込むのでしたね。



     

    これで、サーバーがコマンドを受け付ける画面になりました。



     

    ここで画面の上のほうに

    [localadm@test ~] ■ 
    と出ているのが、「コマンドプロンプト」です(機種や環境によって表示は異なります)。「あなたのコマンド入力を待っているよー」という、サーバーからのラブコールだと思ってください。

     

    まず、これまでもなんどか出てきたコマンドを改めてご紹介します。いまの日付・時刻を表示する「date」コマンドです。コマンドプロンプトに続いて「date」+Enterと入力してみましょう。

    [localadm@test ~] date
    Mon May 26 17:11:52 JST 2014
    [localadm@test ~] ■ 

    と表示されました。英語ですが、「きょうは5月26日の17時だよ」と言っているようです。わー! ぱちぱちぱち! みごとにサーバーとのファーストコンタクトに成功しましたね。

     

    でも、日付くらいは人間だってわかりますよねー。サーバーはいやしくもコンピューターです。こんどはカレンダーを表示させてみましょう。「cal」コマンドです。

    [localadm@test ~]$ cal
          May 2014
    Su Mo Tu We Th Fr Sa
                 1  2  3
     4  5  6  7  8  9 10
    11 12 13 14 15 16 17
    18 19 20 21 22 23 24
    25 26 27 28 29 30 31
    [localadm@test ~]$ ■
     

    おおっ? みごとに今月のカレンダーが表示されました。しかも、このコマンドのすごいところは、月・年を指定するといつのカレンダーでも出てくることです。「cal 4 645」とコマンドを入れてみましょう。これは「645年の4月のカレンダーを表示しろ」という意味になります。コマンドにつづけて細かい指令を打ち込むときは、あいだに半角スペースを入れる決まりです。

    [localadm@test ~]$ cal 4 645
          April 645
    Su Mo Tu We Th Fr Sa
                    1  2
     3  4  5  6  7  8  9
    10 11 12 13 14 15 16
    17 18 19 20 21 22 23
    24 25 26 27 28 29 30
    [localadm@test ~]$ ■

    おおすごい。大化の改新の年のカレンダーが出てきました。

     

    ちなみに「cal 1972」のように年だけ指定すると、その一年のカレンダーが表示されるのですが、

    [localadm@test ~]$ cal 1972
    
                                   1972
    
           January               February                 March
    Su Mo Tu We Th Fr Sa   Su Mo Tu We Th Fr Sa   Su Mo Tu We Th Fr Sa
                       1          1  2  3  4  5             1  2  3  4
     2  3  4  5  6  7  8    6  7  8  9 10 11 12    5  6  7  8  9 10 11
     9 10 11 12 13 14 15   13 14 15 16 17 18 19   12 13 14 15 16 17 18
                                  	:

    表示が長すぎて読み切れません。こういうときは途中で「コマ送り」のようにしてくれる便利なコマンドがあります。「less」です。この子はちょっと変わっていて、「cal 1972 | less」のようにほかのコマンドと組み合わせて使います。組み合わせの部分にある「|」(パイプ記号)は多くのキーボードでは「Shiftキー+¥」で入力できると思います。

    [localadm@test ~]$ cal 1972 | less
    
                                   1972
    
           January               February                 March
    Su Mo Tu We Th Fr Sa   Su Mo Tu We Th Fr Sa   Su Mo Tu We Th Fr Sa
                       1          1  2  3  4  5             1  2  3  4
     2  3  4  5  6  7  8    6  7  8  9 10 11 12    5  6  7  8  9 10 11
     9 10 11 12 13 14 15   13 14 15 16 17 18 19   12 13 14 15 16 17 18
    16 17 18 19 20 21 22   20 21 22 23 24 25 26   19 20 21 22 23 24 25
    23 24 25 26 27 28 29   27 28 29               26 27 28 29 30 31
    30 31
            April                   May                   June
    Su Mo Tu We Th Fr Sa   Su Mo Tu We Th Fr Sa   Su Mo Tu We Th Fr Sa
                       1       1  2  3  4  5  6                1  2  3
     2  3  4  5  6  7  8    7  8  9 10 11 12 13    4  5  6  7  8  9 10
     9 10 11 12 13 14 15   14 15 16 17 18 19 20   11 12 13 14 15 16 17
    16 17 18 19 20 21 22   21 22 23 24 25 26 27   18 19 20 21 22 23 24
    23 24 25 26 27 28 29   28 29 30 31            25 26 27 28 29 30
    30
            July                  August                September
    Su Mo Tu We Th Fr Sa   Su Mo Tu We Th Fr Sa   Su Mo Tu We Th Fr Sa
                       1          1  2  3  4  5                   1  2
     2  3  4  5  6  7  8    6  7  8  9 10 11 12    3  4  5  6  7  8  9
     9 10 11 12 13 14 15   13 14 15 16 17 18 19   10 11 12 13 14 15 16
                                  :

    と、: が出て途中でとまりました。ここで「スペースキー」を押すと次のページへ進み、「p」キーを押すと前のページに戻ります。「q」で終了。

     

    かんたんなコマンドをざっと眺めてきましたが、サーバーの操作でいちばん使うことになるものを次にご紹介します。サーバーもコンピューターの一種なので、あなたのパソコンとおなじようにハードディスクがついています。Windowsなら、フォルダを開いていけば中にどんなファイルがあるか表示されますが、サーバーではこの場合もコマンドを使います。そのためのだいじなコマンドが「ls」です。

    たとえば「ls /」とコマンドを打ってみましょう。

    [localadm@test ~]$ ls /
    bin   cgroup  dev  home  lib64       media  opt   root  selinux  sys  usr
    boot  data    etc  lib   lost+found  mnt    proc  sbin  srv      tmp  var
    [localadm@test ~]$ ■

    これは、サーバーのハードディスクのいちばん根元にあたる「/」=「ルートディレクトリ」の中身を表示したようすです。Windowsだと C: ドライブの中をいきなり開いた感じです。

    サーバーでは、フォルダではなく「ディレクトリ」と呼びます。むかしはWindowsもディレクトリと呼んでいたのですが、時代は変わりました…。

     

    さらに「/」ディレクトリの中をlsで調べていきましょう。どうやら「etc」というディレクトリがあるようなので、「ls /etc」とコマンドを打ってみます。

    [localadm@test ~]$ ls /etc
    abrt                       gai.conf        nsswitch.conf   rwtab.d
    acpi                       gcrypt          ntp             sasl2
    adjtime                    gnupg           ntp.conf        scl
    aliases                    group           openldap        screenrc
                :
    favicon.png                my.cnf          rpm             zshenv
    filesystems                nanorc          rsyslog.conf    zshrc
    fonts                      NetworkManager  rsyslog.d
    fstab                      networks        rwtab
    [localadm@test ~]$ ■

    たくさんファイルがありますねー。ちょっと中身を覗いてみましょうか。/etc の中には passwd というファイルがあるので、その中身を表示してみましょう。ファイルの中身を表示するコマンドは「cat」です。

    [localadm@test ~]$ cat /etc/passwd
    root:x:0:0:root:/root:/bin/bash
    bin:x:1:1:bin:/bin:/sbin/nologin
    daemon:x:2:2:daemon:/sbin:/sbin/nologin
    adm:x:3:4:adm:/var/adm:/sbin/nologin
    lp:x:4:7:lp:/var/spool/lpd:/sbin/nologin
    sync:x:5:0:sync:/sbin:/bin/sync
    shutdown:x:6:0:shutdown:/sbin:/sbin/shutdown
    halt:x:7:0:halt:/sbin:/sbin/halt
    mail:x:8:12:mail:/var/spool/mail:/sbin/nologin
    uucp:x:10:14:uucp:/var/spool/uucp:/sbin/nologin
    operator:x:11:0:operator:/root:/sbin/nologin
    games:x:12:100:games:/usr/games:/sbin/nologin
    gopher:x:13:30:gopher:/var/gopher:/sbin/nologin
    ftp:x:14:50:FTP User:/var/ftp:/sbin/nologin
    nobody:x:99:99:Nobody:/:/sbin/nologin
    vcsa:x:69:69:virtual console memory owner:/dev:/sbin/nologin
    saslauth:x:499:76:"Saslauthd user":/var/empty/saslauth:/sbin/nologin
    postfix:x:89:89::/var/spool/postfix:/sbin/nologin
    sshd:x:74:74:Privilege-separated SSH:/var/empty/sshd:/sbin/nologin
    dbus:x:81:81:System message bus:/:/sbin/nologin
    abrt:x:173:173::/etc/abrt:/sbin/nologin
    ntp:x:38:38::/etc/ntp:/sbin/nologin
    haldaemon:x:68:68:HAL daemon:/:/sbin/nologin
    tcpdump:x:72:72::/:/sbin/nologin
    apache:x:48:48:Apache:/var/www:/sbin/nologin
    localadm:x:500:500::/home/localadm:/bin/bash
    [localadm@test ~]$ ■

    あれ。なんだか、あなたが作ったアカウント名の「localadm」という文字が出てきましたね。実はこの /etc/passwd というのはそのサーバーがもっているアカウントの一覧を記録しているファイルです。

     

    ディレクトリの深いところを追っていくと、このようにいろいろなファイルに遭遇します。ところで、サーバーにログインしたあなたは、サーバー上のどこかのディレクトリの中にいることになっています。いまどのディレクトリの中にいるのか調べるのが「pwd」コマンドです。

    [localadm@test ~]$ pwd
    /home/localadm
    [localadm@test ~]$

    表示されたように「/home/localadm」というディレクトリにいるのがわかります。ふつう、ログインした直後は /home/なになにといった、あなたのアカウント専用のディレクトリの中にいます。

     

    「おれはこんな狭いディレクトリにいたくない! おれは自由だ!」という人は、別のディレクトリにジャンプすることもできます。「cd」というコマンドを使います。

    [localadm@test ~]$ cd /etc
    [localadm@test etc]$ pwd
    /etc
    [localadm@test etc]$

    「cd /etc」として /etcディレクトリにジャンプしたあと、pwdで位置を確認するとたしかに「/etc」に移動しているのがわかります。

     

    ちょっと駆け足でいろいろなコマンドを見てきましたので、今回はここまで。軽く復習しておきましょう。

    • ・date コマンド  日付・時刻を表示する<
    • cal コマンド  カレンダーを表示する
    • lessコマンド  他のコマンドと組み合わせてコマ送り表示する
    • ls  ディレクトリの中身を見る
    • cat  ファイルの中身を見る
    • pwd  現在いるディレクトリを表示する
    • cd  指定のディレクトリにジャンプする
     

    何回か繰り返してコマンドの入力を練習すると、だんだん慣れてきますよ。では、また次回!

    今すぐお申し込み