アドアフィリエイトとは?始め方やメリット・デメリットを解説

広告を利用して集客する「アドアフィリエイト」をご存じでしょうか?

SEOで集客する通常のアフィリエイトに比べ、短期間で成果を出すことが可能なアフィリエイトの手法です。

広告を出稿する費用がかかりますが、報酬が費用を上回りさえすればとても効率的な方法です。

本記事では、アドアフィリエイトの基礎知識(特徴やSEOアフィリエイトとの違い)から、アドアフィリエイトの始め方や運用のコツなどを解説します。

アドアフィリエイトに興味をお持ちの方は、ぜひ参考にしてください。

  • ※本記事で紹介している情報は執筆時点のものであり、閲覧時点では変更になっている場合がございます。また、ご利用の環境(ブラウザ、サーバー、プラグイン、テーマ、またはそのバージョンや設定、WordPress本体のバージョンや設定など)によっては本記事の情報通りに動作しない場合がございます。あらかじめご了承ください。

目次

監修者
サンツォ(吉岡 智将)

ブログ歴10年、マーケティング歴20年の副業ブロガー、SNSインフルエンサー。ブログやアフィリエイト、WordPressのノウハウを教えるWebサイト『マクサン』の運営者。ブログ収入の累計は億を超え、月100万円以上の収益を継続的に稼ぎ続ける。現在はブログのオンラインサロン『マクサン』の共同オーナーを務め、延べ800以上のブログ相談や初心者へのコンサルティングをおこなっている。そのほか12万人以上のフォロワーを抱えるInstagram『ベランダ飯』やブログ『ベランダ飯』など、複数のブログやSNSの運営に携わる。

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アドアフィリエイトとは

アドアフィリエイトとは、Web広告を利用して集客するアフィリエイトの手法のことです。

アドアフィリエイトの「アド」とは広告(advertisement)という意味で、リスティング広告やSNS広告を利用して自サイトへ誘導します。

アドアフィリエイトで利用できる主な広告の種類

広告の種類 説明
リスティング広告 GoogleやYahoo!の検索結果ページの上下に表示される広告(検索広告、検索連動型広告とも呼ばれる)。自分から検索した能動的なユーザーに表示されるため、CVRが高く成果が発生しやすい
ディスプレイ広告 広告枠を持つWebサイトへ、主にバナー広告で表示される広告。サイト内容に応じて表示されるため、コンテンツ連動型広告とも呼ばれる
SNS広告 各種SNSに表示される広告。多くの場合、シェアなどの拡散機能に優れ、リターゲティングの精度も高いことが多く、需要のあるユーザーにリーチしやすい

広告出稿の費用はかかりますが、SEO※1 とは違い短期間で着実に集客できるのが特徴です。

成果(商品やサービスの購入)につながりやすいランディングページ※2 を作成できれば、大きな収益も期待できるでしょう。

なお、ASP※3 を経由して報酬をえる仕組み自体は、通常のアフィリエイト(SEOアフィリエイト)と同じです。

  • ※1)SEO:検索エンジン最適化。自サイトを検索結果の上位に表示させるための施策のこと。
  • ※2)ランディングページ:広告をクリックした先の着地ページのこと。
  • ※3)ASP:アフィリエイト・サービス・プロバイダ。アフィリエイトサービスを提供し、メディアと広告主を仲介する事業者のこと。

SEOアフィリエイトとの違い

SEOアフィリエイト とは、SEOで集客する通常のアフィリエイトのことです。

SEOアフィリエイトとアドアフィリエイトの大きな違いは集客方法ですが、Webサイトの作り方も異なります。

SEOアフィリエイトとアドアフィリエイトの違い

違い SEOアフィリエイト アドアフィリエイト
集客方法 SEOで集客 Web広告で集客
Webサイトの作り方 検索エンジンの評価を高めるために、ユーザーに役立つ良質なコンテンツとある程度の記事数が必要 テキSEOで上位表示する必要がないので、商品やサービスの購入につなげるランディングページだけでもOKスト

なお、SEOアフィリエイトとアドアフィリエイトの併用も可能です。

たとえば、SEOアフィリエイト用に作成したWebサイトでなかなか集客できない場合、広告を利用して(アドアフィリエイト)、集客数を増やすこともできます。

アドアフィリエイトのメリット

アドアフィリエイトの具体的なメリット(利点)は以下の4つです。

成果が出るのが速い

第1のメリットは「成果が出るのが早い」こと。

SEOで集客する方法だと、効果が出るまでに時間がかかり、半年〜1年もアフィリエイトの成果が発生しないこともあります。

その点アドアフィリエイトは、広告を出稿すればすぐにでも集客することが可能です。

しかも(特にリスティング広告では)購入意欲の高いユーザーを集客できるので、高い成約率が見込めます。

ポイント
  • 広告を出稿すれば、すぐに購買意欲が高いユーザーを集客できる
  • ランディングページの成約率の測定&改善を短期間で実施可能

また、ランディングページ(広告をクリックした後に表示される誘導先ページ)の成約率やユーザー行動などを測定し対策を講じることで、

短期間で収益の改善をおこなうことができます。

広告費次第でリーチを伸ばせる

第2のメリットは「広告費次第でリーチを伸ばせる」こと。

ほとんどのWeb広告は、広告費の投下金額によって広告の表示量が増減します。

つまり、広告費を増やせば簡単に集客効果を高めることができるということです。

リーチとは?
リーチ(reach)は「届く・達する」の意味。Web広告では、出稿した広告が到達した人数(広告を見た人の数)のことを指す。

SEOの場合、集客できる人数はキーワードの検索数や検索順位に依存してしまいますが、Web広告の場合はお金さえ払えば自分でコントロールできる点がメリットです。

ページだけでも運用できる

第3のメリットは「1ページだけでも運用できる」こと。

Web広告はユーザーを直接ランディングページ(LP)に誘導できるため、1枚のLPを用意するだけで成果につなげることが可能です。

ランディングページ(LP)とは?
ユーザーのアクション※1 につなげることに特化した縦長のページを指す。
情報量が多く(ユーザーが知りたい情報を集約)、アクションにつなげる効果が高いのが特徴。
※1 アクション:商品購入・サービス申し込み・問い合わせ・予約など

SEOアフィリエイトのように、検索上位表示のために数多くの記事を作り込む必要がないため、Webサイト作成にかかる労力とコストを削減できます。

アクセス流入が増え、SEOにも好影響

第3のメリットは「アクセス流入が増え、SEOにも好影響」があること。

アドアフィリエイトを運用していると、広告経由のアクセス数が増加します。

ポジティブなユーザー行動が増えることにより、検索エンジンからの評価が上がり、SEOへの好影響も期待できます。

広告出稿する

 ↓

Webサイトへのアクセス数が増加する

 ↓

ポジティブなユーザー行動のシグナルが増える

 ↓

検索エンジンの評価が上がる

 ↓

検索結果の表示順位が上昇する

LP1枚だけのWebサイトが検索結果で上位表示される可能性は低いですが、

良質なコンテンツが豊富に存在するWebサイトであれば、広告からの集客以外にもSEOからの集客増も期待できるでしょう。

アドアフィリエイトのデメリット

アドアフィリエイトの主なデメリット(欠点)は以下の3つです。

広告費用がかかり赤字のリスクも

デメリットの1つ目は「広告費がかかり赤字のリスクがある」こと。

アドアフィリエイトは、必ず広告を配信するための費用がかかります。

アフィエイトの成果が上がったとしても、広告費が報酬を上回れば赤字になってしまいます。

赤字のリスクを避けるためは、下記の3点がポイントです。

  1. そもそも販売する商品(サービス)に需要はあるか?
  2. CPAは報酬単価を上回ることができるか?
  3. 成約につながりやすいランディングページが作成できるか?

いくら集客できても、販売する商品・サービス自体に需要(ユーザーにとっての価値や魅力)がなければ、購入には至りません。

その案件自体に広告を出稿するほどのニーズがあるかどうかを考えてください。

CPA(Cost Per Action)とは、1件のアクション(成果)を獲得するためにかかった費用のこと。「コスト÷コンバージョン(成果)数」で計算できます。

CPAが報酬単価(正しくは確定単価)を下回れば利益が出ますが、上回る場合は赤字になってしまいます。

とはいえ、実際に広告を運用してみないと分からないと思うので、事前にテスト運用をおこない大体のCPAを知っておく必要があるでしょう。

また、CVR(コンバージョン率、成果発生率)の高いランディングページが作れないと、せっかくの広告投資が無駄になってしまいます。

SEOで実績のあるページを流用したり、効果の高いランディングページを作るノウハウを身につける必要があります。

広告運用のスキルが必要

デメリットの2つ目は「広告運用のスキルが必要」なこと。

最近の広告は自動運用が主流になってきているとはいえ、広告運用が未経験の場合は、まず最低限の専門知識やスキルを身に付けなければなりません。

また、高い成果を得るためには、広告運用をしながら効果を測定・改善していくノウハウや努力も必要です。

アドアフィリエイトの運営には、広告出稿後にも下記のような作業の継続が欠かせません。

広告出稿後の作業
  • 広告運用(予算・キーワード・ターゲットなど)と集客数の測定と改善
  • ランディングページのCVRの測定と改善

競争率が高い

デメリットの3つ目は「競争率が高い」こと。

アドアフィリエイトはSEOのような時間がかかる施策は必要なく、広告を出稿するだけで集客できるため、

予算を豊富に持つ大企業にとっては参入障壁が低く、稼げるジャンルほど競争率が高くなる傾向があります。

たとえば、リスティング広告では広告枠数が限られているため、

検索需要が高いキーワードは入札競争が激しくなり、広告費が少ないと出稿してもほとんど検索結果には表示されません。

ポイント
  • 広告予算が多い大企業の参入も多いため、競争率が高い
  • 個人で広告を出稿する場合は、競争率が低いジャンルやキーワードを選ぶ

個人でアドアフィリエイトに取り組む場合は、比較的競争率が低いジャンルやキーワードを選ぶのが鉄則となります。

アドアフィリエイトのやり方

アドアフィリエイトで稼ぐ仕組みは通常のアフィリエイト(SEOアフィリエイト)と同じです。

ただし、集客方法の違いから、アフィリエイトサイトの作り方(作る手順)が若干変わってきます。

ここでは最も効率の良い、ランディングページ(LP)1枚でアドアフィリエイトを始める方法を以下の手順に沿って説明します。

アフィリエイトASPに登録する

アドアフィリエイトはSEOで集客するためのコンテンツ(記事)が必要ありません。

そのため、商材を決めてからアフィリエイトサイトを作成するのがもっとも効率的な方法です。

(ただし、すでにSEO用のWebサイトを持っていたり、すでにASPに登録しているひとはこの手順は必要ありません。)

初心者(アフィリエイトASPに未登録)の場合、扱う商材を決めるために、まずアフィリエイトASPに登録しましょう。

ただし、通常はASPに登録する際にWebサイトの審査が必要となるので、Webサイトが無くても登録できる「A8.net」がおすすめです。

ASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダー)とは
広告を掲載したいアフィリエイターと広告を掲載して欲しい企業(広告主)をつなぐ広告仲介業者。広告を掲載するためにはASPへの登録が必要。

なお、アフィリエイトASPについては、下記の記事でくわしく解説しています。

登録必須!稼げる「アフィリエイトASP」のおすすめと選び方

  • WordPress運営のコツ

紹介する商材を決める

アフィリエイトASPに登録したら、紹介する商材を決めましょう。

ASP内にどのような商材があるのか一通り確認し、競合調査(ライバルサイトの数や内容)をしながら参入しやすい商材を選びます。

商材選びのポイントは以下の3つです。

商材選びのポイント
  • 報酬単価が高い
  • 売れやすい(需要がある、有名メーカー、有名商品)
  • 売りやすい(自分の興味や知識がある商材)

アドアフィリエイトは広告費がかかるため、利益を上げるにはなるべく報酬単価が高い商材を選ぶのがポイントです。

また、需要が多く売れやすい商材を選ぶことも重要になります。

ただし、上記の条件を満たしていたとしても、あなた自身があまり興味・知識のない商材は避けるほうが良いでしょう。

そのような商材を扱っても、訴求力の高いアフィリエイトサイトやランディングページ(LP)を作成するのが難しく、成果につながらないからです。

ちなみに、アドアフィリエイトで成功している人はすでにSEOアフィリエイトを行っており、経験上売れる商材を把握している場合がほとんどです。

未経験の場合は、ASPや、アフィリエイトを熟知している経験者にアドバイスを受けたほうが失敗は少ないと思います。

アフィリエイトサイトを作成する

紹介する商材を決めたら、アフィリエイトサイトを作成しましょう。

アドアフィリエイトだけを運用するのであれば、ランディングページ(LP)のみでも問題ありません。

(SEOアフィリエイトも並行するなら、その商材に関連する記事が複数存在するミニサイトを作るほうが良いでしょう。)

できるだけ商品の検討段階にいるユーザーを呼び込み、商品の魅力を効果的にアピールすることが、成果を生むポイントです。

アフィリエイトサイト作成のポイント
  • 購入意欲の高いユーザーを狙ったサイト設計にする
  • 商品の魅力を効果的にアピール(競合商品との比較、ランキングなど)

アフィリエイトサイトの作成が済んだら、ASPにサイト登録を行いましょう(広告を掲載するにはWebサイトの登録が必要)。

なお、アフィリエイトサイトを作成するには、レンタルサーバーを契約して、WordPress(ワードプレス)で独自サイトを作成するのがおすすめです。

アフィリエイトサイトの作り方は、下記の記事でくわしく解説しています。

アフィリエイトサイトの作り方は? おすすめのASPも紹介

  • WordPressの始め方

記事にアフィリエイト広告を設置する

アフィリエイトサイトを作成したら、記事またはランディングページ(LP)に、ASPから取得した広告リンクを設置します。

効果の高いアフィリエイト広告の設置方法については、下記の点を意識してください。

効果の高い広告設置のポイント
  • 読者が欲しいと思うタイミング(位置)で設置する
  • バナー(ピクチャー)広告は効果が薄いので使わない
  • CTRの高いテキストリンクとボタンリンクを使う
  • ボタンリンクにはマイクロコピーを添える
  • すぐに買いたい人(導入文や1つ目の段落内)、最後まで読んでから買いたい人(記事の最後)、途中で買いたくなる人(各段落の最後)など、目的別に複数箇所に設置する
  • 文言や色など、ABテストで複数パターンで試す

また、アフィリエイト広告設置の注意点は下記のとおりです。

広告設置の注意点
  • 広告が禁止されていないかどうか、広告の掲載条件がないかどうかを確認
  • 誇大広告や不当表示(法律違反)をしない
  • ASPの利用規約をよく確認する
  • 広告主サイトに掲載されているコンテンツの無断使用は基本NG
  • 特にタレントなどの著作権・肖像権には十分に注意する

広告の配信先を選定する

アフィリエイトサイトが完成したら、広告の配信先(広告媒体)を選びましょう。

アドアフィリエイトでよく利用される広告媒体を下記に掲載しておきます。

アドアフィリエイトでよく利用される広告媒体

分類 主な広告媒体 特徴
リスティング広告 Google検索(Google広告)、Yahoo!検索(Yahoo!広告)など 検索結果ページ(ページの上下)に表示される。購入意欲の高い見込み客を集めやすいが、人気のキーワードでは競合環境が厳しい
SNS広告 X(旧Twitter)、Facebook、Instagram、LINE、TikTok など SNSごとに特徴が違うが、フィード投稿に溶けこむような自然な形の広告が効果的。リターゲティングの精度が高いものが多いため、見込み顧客にリーチしやすい
ディスプレイ広告 GDN(Google ディスプレイネットワーク)、YDA(Yahoo!ディスプレイ広告)、YouTube広告 など 広告枠を持つWebサイトへ、主にバナー広告で表示される。サイト内容に応じて表示されるため、興味のあるユーザーにリーチしやすい

アドアフィリエイトで主に利用される広告媒体は検索結果ページに表示されるリスティング広告ですが、最近ではSNS広告の需要も高まっています。

他にも、アフィリエイトサイトへのリンクを貼れる広告媒体であれば利用可能です。

なお、複数の広告媒体に出稿すればリーチできるユーザー層が広がり、集客効果が高まります。

しかし、その分広告費がかさみ、集客数の測定も難しくなるので、はじめは1つに絞ったほうが良いでしょう。

広告を出稿する

広告の配信先を決めたら、それぞれの媒体で広告アカウントを作成しましょう。

広告アカウントは無料で作成できますが、広告を出稿する際には次の情報が必要になるので、事前に決めておくとスムーズに作業が進みます。

  • 表示させるキーワード
  • 配信するターゲット(地域、デバイス、時間帯、ユーザー属性など)
  • 広告で使用する画像(SNS広告の場合)
  • 広告費の予算(1日または1カ月の広告費)

広告費は広告媒体・広告種類・課金方式によって異なりますが、予算を決めて出稿するのが一般的です。

もちろん、予算が多いほど広告が表示される回数が多くなり、集客効果も高くなります。

ただし、最初はどれくらい成約につながるのか不明なため、1日1,000円(1カ月3万円)程度から始めるのが無難です。

広告出稿後、アフィリエイトサイトへの集客数や成約率を計測し、ある程度利益が見込めるようになったら、徐々に広告費の予算を増やしていきましょう。

成果が出たら報酬が支払われる

アフィリエイト広告から成果が発生すると下記の流れで報酬が支払われます。

報酬発生までの流れ
  1. 成果発生
    アフィリエイト広告を介して商品(サービス)が購入される
  2. 成果承認
    広告主が成果を承認する(否認されるケースもある)
  3. 報酬支払
    報酬の合計がASPの最低支払額に達すると報酬が指定口座に振り込まれる

ただし、ここで喜んでいてはいけませんね。

アドアフィリエイトは広告費がかかるので、たとえば広告費に月3万円かけたとすると、アフィリエイトの収益が月3万円以上にならないと赤字になってしまいます。

アドアフィリエイトの収益を最大化するには、集客数や成約率を定期的に観測しつつ、広告運用の設定やアフィリエイトサイト(またはランディングページ)のPDCAを繰り返していく必要があります(後述)。

アドアフィリエイト運用のコツ

アドアフィリエイトで成果を上げるには、運用のコツをおさえておくことが大切です。

特に重要なポイントは以下の2つです。

PDCAを回す

アドアフィリエイトの成果を最大化するには、広告運用を最適化するためにPDCAサイクルを回し続けることが重要です。

PDCAサイクルとは、業務を円滑に進める手法の一つ。

Plan(計画)Do(実行) Check(評価)Action(改善)の4ステップを繰り返し回すことによって、業務をどんどん改善していくメソッドを指します。

下記の表を参考にして、アドアフィリエイトのPDCAサイクルを回しましょう。

PDCAサイクル アドアフィリエイトのPDCA例
Plan(計画) 商材を選び、アフィリエイトサイトやランディングページの設計をおこなう。広告運用(広告媒体・キーワード・ターゲット、予算など)を決める
Do(実行) 計画に沿ってサイトやページを作成し、広告を出稿する
Check(評価) 運用結果(集客数・成約率・利益など)を測定・評価する
Action(改善) 利益を最適化・最大化できるように広告運用の設定やアフィリエイトサイトやランディングページを改善する
Plan(計画)

以降、繰り返し
新たな問題を発見したり、より改善できそうなアイデアを出す。仮説を立て、運用設定やページ改善を計画する

NG行為に注意する

アドアフィリエイトでは、公序良俗に反する行為や法律違反の他に、リスティング違反などのNG行為にも注意が必要です。

たとえば、広告主によってリスティング広告を利用すること自体を禁止している場合があります。

また、リスティング広告がOKでも、下記のような禁止行為が規定されていることが多く、ルールに違反すると、報酬が取り消される可能性があります。

リスティング広告の禁止行為(例)
  • NGキーワードの掲載
  • 商標の利用(広告主の社名・商品名・サービス名など)
  • 虚偽情報・古い情報・誤った情報
  • 広告主の公式サイトや広告と勘違いさせる行為

ASPの規約や広告主のルールをよく確認してから、アドアフィリエイトを運用しましょう。

アドアフィリエイトでよくある質問

アドアフィリエイトでよくある質問と回答をまとめてみました。

アドアフィリエイトは稼げない?報酬の目安と実態は?

アドアフィリエイトには赤字のリスクがあり、稼げるかどうかはやり方次第です。

SEOアフィリエイトでは個人メディアが勝ちにくい状況になっているため、アドアフィリエイトに移行するアフィリエイターが増えているというのが実情です。

報酬の目安については、アドアフィリエイトに限定した調査データはありませんが、

アフィリエイトマーケティング協会が毎年実施しているアンケートの調査結果が参考になるでしょう。

まず、アフィリエイト全体の「ひと月のアフィリエイト収入」は下記のとおりです。

ひと月のアフィリエイト収入

2022年度のアフィリエイターの月収は、32.6%が収入なしですが、約10%は50万円以上と答えています。

この結果から個人差は大きいですが、人によっては大きく稼げていることがわかりますね。

次に「アフィリエイト収入の増減」を見てみましょう。

アフィリエイト収入の増減

この結果では「収入が増えた人」の理由の一部に、広告(PPC・リスティングの拡大・ADへの移行)があげられています。

一方、「収入が減った人」の理由に広告があがっていないことから、アドアフィリエイトの拡大・移行が収入増に貢献していると言えるでしょう。

アドアフィリエイトはTikTokでもできる?

アドアフィリエイトはTikTokでも実施可能です。

TikTok自体はアフィリエイトを禁止していないので、アドアフィリエイトで利用しても問題ありません。

TikTok(ティックトック)とは?
TikTokは中国「Byte Dance社」が運営するショート動画中心のSNS。近年、若年層を中心に利用者が拡大している。

ただし、ASPや広告主が広告を禁止しているケースがあるので、ASPの規約や広告案件ごとのルールをよく確認しましょう。

なお、TikTokに広告を配信するにはTikTok広告を利用します。

TikTok for Businessへアクセスして、広告アカウントを無料登録すれば、広告を出稿できるようになります。

アドアフィリエイトで評判の良いASP会社は?

初心者がアドアフィリエイトで利用しやすいASPは、次の条件を満たしたASPです。

  • 審査に通りやすい
  • 広告の案件数が多い
  • 安心して利用できる(知名度や信頼性が高い)
  • リスティング広告の出稿が可能

具体的には以下のASPが候補にあがります。

アドアフィリエイトで利用しやすいASP

この中でもっともおすすめのASPはA8.netです。

登録時にWebサイトが必要ないので、審査のために記事を作成する必要がなく、すぐにアドアフィリエイトを始められる点が1番の理由です。

また、広告の案件数も多く、前述したアフィリエイトマーケティング協会の調査結果でも「利用しているASPの満足度」で1位になっています。

なお、リスティング広告は広告主によって許可されていない場合や、禁止行為が指定されている場合があるので、広告案件ごとによく確認しましょう。

アドアフィリエイトにかかる初期費用は?

アドアフィリエイトにかかる費用は、Webサイトの運営費 + 広告出稿費で、費用の目安(最低限の金額)は以下のとおりです。

Webサイトの運営費 月額1,000円程度(レンタルサーバー代+独自ドメイン代)
広告出稿費 月額3万円程度(Google広告利用で1日の予算1,000円)

それぞれの内訳は以下に記載します。

Webサイトの運営費

Webサイトは無料のホームページ作成サービスを利用することもできますが、本格的に稼ぐにはWordPressを利用するのがおすすめです。

WordPressでサイト運営を行うには、以下3つの費用がかかります。

アフィリエイトサイトの運営費

費用 説明 料金(目安)
レンタルサーバー代 Webサイトをインターネット上に公開するための「サーバー」をレンタルする費用 月額700~1,200円
独自ドメイン代 「独自ドメイン」を取得する費用 年額0~3,000円
(サーバーによっては無料でもらえる)
有料テーマ代 機能が豊富でデザイン性やカスタマイズ性に優れた「有料テーマ」の購入費 1万~2万円
※無料テーマもある

このうち必須なのは、レンタルサーバー代だけで、独自ドメイン代はサーバー契約時に無料で独自ドメインをもらえるレンタルサーバーを選べば0円です。

WordPressテーマには有料テーマ無料テーマが存在し、無料テーマを使えば費用はかかりません。

広告出稿費

広告出稿費は、広告媒体や広告の種類によって異なりますが、予算を決めて出稿するのが一般的です。

たとえばGoogle広告の場合、月額3万円(1日の平均予算:1,000円)程度から始められます。

実際は1日1,000円以下の予算でも出稿できますが、あまり低額だと広告がほとんど配信されないため、集客効果は期待できません。

Google広告のヘルプでも始めて利用する場合は、1日の平均予算を1,000~5,000円に設定することを推奨しています。

アドアフィリエイトのデメリットは?

アドアフィリエイトの1番のデメリットは、SEOアフィリエイトには発生しない広告費が余計にかかること。

広告費にかける予算を多くすれば、集客できる人数も多くなりますが、アフィリエイトの収入が広告費を下回ると、利益が出なくなってしまいます(赤字のリスクがある)。

アフィリエイトの利益を最大化するには、広告運用を最適化する必要がありますね。

広告運用の最適化とは?
なるべく少ない予算で購入意欲の高いユーザーを集客できるように、予算/キーワード/ターゲットなどを設定・調整すること。

アドアフィリエイト運用を始めよう

アドアフィリエイトは自らが広告を出稿して集客するアフィリエイト手法です。

SEOアフィリエイトとは違い広告費がかかってしまいますが、SEOで検索順位を上げる時間や手間がないため、お金さえかければ露出が増え集客を増やせるというメリットがあります。

ある程度の資金(広告費)が用意できて、短期間で利益を上げたい人は、アドアフィリエイトに挑戦してみましょう。

ただし、広告運用の最適化や、成約につながりやすいアフィリエイトサイトやランディングページを作成できないと、赤字になる可能性があります。

赤字リスクを避けるには、SEOアフィリエイトで広告費分を稼げるようになってから、アドアフィリエイトにステップアップするのがおすすめです。

なお、アフィリエイトのやり方・始め方については、下記の記事を参考にしてください。

アフィリエイトのやり方を徹底解説! 初心者でも簡単に始められる方法とは?

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