アフィリエイトのライティングについて解説します。
アフィリエイトで稼ぐには卓越した文章力は必要ありません。
紹介する商品やサービスの魅力を、読者にわかりやすく説明できればOKです。
ただし、アクセス数を増やすにはSEOを意識したライティングが必要ですし、記事をじっくりと読んでもらうためにはUIなどの工夫も必要となるでしょう。
さらに、ただ読んでもらうだけではなく商品購入やサービス申し込みなどのアフィリエイトの成果につなげるには、セールスライティングのノウハウも必要になってきます。
本記事では、アフィリエイトで成功するための「ライティングのコツ」を解説していきます。
また、「Webライターとの違い」や「どちらで稼ぐのがおすすめか」についても説明します。
- ※本記事で紹介している情報は執筆時点のものであり、閲覧時点では変更になっている場合がございます。また、ご利用の環境(ブラウザ、サーバー、プラグイン、テーマ、またはそのバージョンや設定、WordPress本体のバージョンや設定など)によっては本記事の情報通りに動作しない場合がございます。あらかじめご了承ください。
目次
アフィリエイトとWebライターどっちで稼ぐ?
アフィリエイトとWebライターはどちらもWebメディア向けの記事を書くという点では同じで、成功するためのライティングテクニックも共通しています。
しかし、稼ぎ方の自由度や収益性(収益額、着実性、資産性)はまったく異なります。
では、どちらに取り組んだほうが稼ぎやすいのでしょうか。
ここでは、以下の順にそれぞれのメリット・デメリットを説明した後で、おすすめの稼ぎ方を紹介していきます。
アフィリエイトで稼ぐメリット
アフィリエイトとは、自サイト(自分のWebサイトやブログ)に企業の広告を掲載し、その広告を通して企業に収益が発生(商品が売れたりサービスへの会員登録が行われるなど)すると、
発生した成果に応じて報酬が得られる仕組みのことです。
なので、アフィリエイトは別名「成果報酬型広告」と呼ばれることもあります。
アフィリエイトで稼ぐ主なメリットは以下の3つです。
(1)自由度が高い
アフィリエイトで書く記事の内容は自分で自由に決められます。
「稼ぎやすいジャンル」や「稼ぎにくいテーマ」はありますが、自分が好きなことや興味・関心があることについて記事を作成し、収入を得ることが可能です。
また、記事作成に締め切りがないので、完全に自分のペースで作業ができます。
(2)やり方次第で大きく稼げる
アフィリエイトの収入は記事作成の対価ではなく、記事に設置した広告を介して「商品購入」や「サービス申し込み」につながった場合の成果報酬です。
したがって、SEOやSNSなどの集客がうまくいけば、1つの記事からたくさんの報酬を得ることも可能です。
アフィリエイターのなかには、月収100万円以上を稼いでいる人も少なくありません。
(3)作成した記事が資産になる
アフィリエイトの場合、作成した記事はそれ自体が収益を生み続ける資産になります。
いったん記事が検索上位に上がってしまえば(順位が下がらない限りは)自動的に収益が発生し続けます。
検索順位を維持するためや最新情報を反映するために、定期的な記事のメンテナンスが必要になりますが、それ以外は何もしなくとも収入が見込めるのです。
アフィリエイトで稼ぐデメリット
アフィリエイトで稼ぐことの主なデメリットは次の3つです。
(1)自サイトを運営する費用と手間がかかる
アフィリエイトで稼ぐには、自サイト(独自のWebサイトやブログ)を作成・運用する必要があり、そのための費用(年額1~2万円程度)と手間がかかります。
無料ブログや無料のホームページ作成サービスを利用することも可能ですが、制約が多く本格的に稼ぐには向きません。
また、独自性の高いWebサイトを運営するには、取り組む分野での経験や専門知識が必要になります。
さらに、Webサイト上で発生したトラブルは(外注するなどの方法はあるものの)基本的には自分で対処しなければなりません。
(2)稼げるまでに時間がかかる(必ず稼げる保証もない)
アフィリエイトである程度稼げるようになるには、一般的に半年~1年ぐらいの時間がかかると言われています。
アフィリエイトサイトの集客の7~9割は検索からのアクセス流入ですが、Webサイトが検索エンジンから評価を得るためにはどうしても物理的な時間がかかってしまいます。
記事数もある程度のボリュームが必要です。
確実に収益が得られる保証もないため、モチベーションが維持できずに、稼げるようになる前に挫折する人が多いのが事実です。
(3)収入は不安定
たとえ、アフィリエイトで稼げるようになったとしても収入は不安定です。
コアアルゴリズムアップデートのような検索アルゴリズムの大幅な変更で検索順位が下がったり、稼いでいた広告が停止されたりして、収入が急減することも珍しくありません。
なお、年々アフィリエイトで稼ぐ難易度は高くなっています。主な理由は次の2点です。
- 企業・官公庁・専門機関などのE-A-Tが高いWebサイトが検索上位に表示されやすくなってきている
- 在宅ワークが浸透し、アフィリエイトに取り組む人が増加している
E-A-Tとは専門性・権威性・信頼性のことで、最近の検索エンジンはこのE-A-Tが高いWebサイトを優遇するようになってきています。
企業・官公庁・自治体・医療機関・教育機関などに比べて、個人が運営するアフィリエイトサイトやブログなどは当然E-A-Tが低いので集客が難しいということです。
これに加え、在宅ワークの普及によりアフィリエイトへの参入者が増えることで、検索結果への上位表示が難しくなっているのですね。
Webライターとして稼ぐメリット
Webライターは、クライアント(発注者)のWebサイトに掲載する記事を執筆し、記事制作の対価として報酬を得る仕事です。
初心者でもクラウドソーシングサービス(ランサーズ、クラウドワークスなど)に登録すれば、仕事を受注することが可能です。
アフィリエイトに比べると自由度や収益性は低いですが、アフィリエイトにはないメリットがあります。
Webライターの主なメリットは以下の3つです。
(1)記事作成に集中できる
WebライターはPCとインターネット環境さえあれば作業が可能です。
自サイトを作成・運営する必要がないため、記事作成に集中できる点が大きなメリットでしょう。
費用をかけずに、すぐに始めることができます。
(2)着実に稼げる
Webライターは、クライアント(発注者)の要求に沿った記事を作成・納品することで報酬が得られます。
あくまで記事作成に対する報酬なので、アフィリエイトと違って作業した分は確実に報酬になることがメリットです。
ただし、記事内容がクライアントの要求を満たしていない場合、非承認となり収入を得られないケースもあります。
また、自分が作成した記事がクライアントの利益(売上や検索順位など)に直結しなければ、継続的な契約につながりません。
(3)ライティングスキルが向上する
Webライターの仕事を継続していくと、自然にライティングのスキルが向上します。
それは、クライアントからフィードバック(修正依頼や感想など)がもらえるからです。
作成した記事の良し悪しは自分ではわかりにくいものです。
しかし、クライアントからのフィードバックに対応することで、仕事をしながらライティングの知識やスキルが磨かれていきます。
Webライターとして稼ぐデメリット
Webライターで稼ぐ主なデメリットは以下の3つです。
(1)自由度が低い
Webライターはクライアントの要求や指示に従って記事を書くのが仕事です。
クライアントによっては、記事の書き方やルールを細かく指定される場合があり、自分の考えに反した内容を書かなければならないケースも出てきます。
また、記事作成には締め切り(納期)があり、急用ができた場合も納期を優先しなければなりません。
都合の良い場所・時間に作業できるという利点はありますが、アフィリエイトに比べると自由度はかなり低いです。
(2)大きく稼ぐことは難しい
Webライターの収入は記事作成の対価として支払われます。つまり原稿作成料ですね。
したがって、大きく稼ぐには文字単価・記事単価の高い記事を、たくさん作成しなければなりません。
しかし、単価の相場には上限があり、作成できる記事数(文字数)にも限界があります。
そのため、アフィリエイトのように大きく稼ぐことはできません。
(3)作成した記事は資産にならない
アフィリエイトで自分のWebサイト用に作成した記事は自分の資産になります。
しかし、Webライターとして作成した記事は、クライアントに所有権や著作権が移ることになります。
記事を作成・納品すれば着実に報酬を得られますが、それは1回限りです。
記事の所有権がないので、同じような記事を別のクライアントに提供するのもNGです。
そのため、Webライターで稼ぎ続けるには、記事を書き続けなければなりません。
どちらで稼ぐのがおすすめ?
アフィリエイトとWebライターの主な違いは以下の表のとおりです。
アフィリエイト | Webライター | |
---|---|---|
記事の掲載先 | 自サイト(自分が運営するWebサイト・ブログ) | クライアントのWebサイト |
記事の内容・書き方 | 自由 | クライアントの要求や指示に従う |
記事の納期 | なし | あり |
稼げるまでの期間 | 半年~1年以上 | 1~2カ月程度 |
月収 |
0円~100万円以上(ただし、100万円以上は全体の1%程度.)※1 記事を作成しても直接収益にならない |
平均37万円程度(正社員として働くライターの場合)※2 記事を作成・納品すれば着実に収益になる |
資産性 | 作成した記事は継続的に収益を生む資産となる | 作成した記事はクライアントに所有権があり資産にならない |
- ※1 参考:アフィリエイト市場調査2020を発表 ~月1万円以上の収入割合は過去最高13.3%~ | 一般社団法人 日本アフィリエイト協議会(JAO)
- ※2 参考:ライターの仕事の平均年収は448万円/平均時給は1,038円!給料ナビで詳しく紹介|求人ボックス
アフィリエイトとWebライターでは記事作成の自由度や収益性が異なるため、人によって以下のような向き・不向きがあります。
アフィリエイトに向いている人
大きく稼ぎたい人や、自分のWebサイトの中で自由に記事を書きたい人にはアフィリエイトが向いています。
ただし、アフィリエイトは簡単に稼げるわけでなく、必ず稼げるという保証もありません。
Webライターに向いている人
着実に稼ぎたい人や、自由なテーマで記事を書くのが苦手な人はWebライターが向いています。
ただし、アフィリエイトのように大きく稼ぐことはできず、稼ぎ続けるには記事を書き続けなければなりません。
おすすめは両方に挑戦すること!
アフィリエイトとWebライターそれぞれのデメリットを解消するためには、両方に挑戦することをおすすめします。
両方挑戦するメリット |
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アフィリエイトもWebライターもライティングスキルは共通しているため、どちらかを選ぶ必要はありません。
むしろ、両方の作業を経験することで相乗効果が期待できます。
Webライターで着実に収益をあげながら、ライティングスキルを身に付け、アフィリエイトで稼げるようになれれば理想ですよね。
アフィリエイトのライティングで意識するべき3つのこと
アフィリエイトもWebライターも、Webメディアに記事を作成することになります。
多くの人に記事を読んでもらうためには、Webメディアの特徴に沿った記事の書き方を意識することが重要です。
アフィリエイトライティングのコツを説明する前に、意識するべき重要な点(以下の3つ)について説明しておきましょう。
SEO対策
アフィリエイトのライティングで意識するべきことの1つ目は「SEO対策」です。
SEOとは検索エンジン最適化のことで、GoogleやYahoo!などの検索結果ページに自分のWebサイトを上位表示させるための施策を指します。
アフィリエイトサイトのアクセスの内、検索からの流入は7割~9割を占めます。
つまりアフィリエイトの成功の是非はSEOにかかっており、SEOが不十分だと誰にも記事を読んでもらえないということになります。
多くの人に記事を読んでもらうには? |
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検索エンジンで圧倒的なシェアを誇るGoogleは、ユーザーの利便性を第一に考えています。
そのため、ユーザーに役立つ良質なコンテンツ(記事)を作成することが、検索結果で上位表示する近道なのです。
また、いくらユーザーに有益な記事を作成したとしても、検索エンジンから見てわかりにくい構造になっていては上位表示は難しくなります。
そのため、検索エンジンに認識・評価されやすくするためのライティングを意識する必要があるのです。
検索結果で上位表示するには? |
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なお、詳細については、「SEOライティングのコツ」で説明します。
情報の面白さ・わかりやすさ
アフィリエイトのライティングで意識するべきことの2つ目は「情報の面白さ・わかりやすさ」です。
ここで言う「面白さ」とは、ユーザーが興味を持って記事を読み込んでくれる内容であることを指しています。
途中で離脱されてしまっては、商品やサービスを購入してもらえませんからね。
同様に、記事の「わかりやすさ」「読みやすさ」も大事な要素になってきます。
どんなに正しい情報を書いたとしても、ユーザーが「わかりにくい、読みにくい」と感じたら、途中で読むのをやめて他のサイトに移動(離脱)してしまうでしょう。
情報も正しく伝わりませんし、そのような記事は検索エンジンからの評価も低くなります。
記事をしっかりと読んでもらうには? |
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記事をしっかりと読んでもらうための具体的な方法は、
「わかりやすく読みやすいライティングのコツ」で説明します。
ユーザーの購入意欲を高める
アフィリエイトのライティングで意識するべきことの3つ目の点は「ユーザーの購入意欲を高める」ことです。
検索結果で上位表示して、記事を読んでもらうことができたら、成約(商品やサービスを購入してもらうこと)まではもう一息です。
ユーザーの「欲しい」「使ってみたい」という気持ちを高め、商品を購入しやすくなるように背中を押すような工夫を行いましょう。
成約率を上げるには? |
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ユーザーの購入意欲を高めるライティング技術は「セールスライティング」と呼ばれ、さまざまな方法やフレームワークが提唱されています。
初心者にもできるセールスライティングの方法は、「セールスライティングのコツ」でくわしく解説しています。
SEOライティングのコツ
SEOライティングとは、SEO(検索エンジン最適化)で上位表示するためのテクニックのひとつで、アフィリエイトには欠かすことのできないライティング手法です。
ユーザーの検索意図を理解し、疑問や悩みを解決することで、利便性が高く上位表示されやすい記事が作成できるようになります。
SEOライティングで重要なポイントは以下の8つです。
なお、WordPressのSEO対策については下記の記事でもくわしく解説しています。
WordPressのSEO対策を強化! 初心者でもできる方法を徹底解説
- WordPressの使い方/操作方法
検索キーワードを設定する
まずは、SEOライティングでもっとも重要な、「検索キーワード」と「キーワードの選定方法」について説明します。
検索キーワードとは
検索キーワードとは、インターネットで何かを調べたいときにGoogleなどの検索窓に入力する文字列の組み合わせのことです。
たとえば、アフィリエイトの意味を調べたい場合は、「アフィリエイトとは」と入力しますよね。
アフィリエイトの具体的な稼ぎ方を知りたい場合は、「アフィリエイト 稼ぎ方」などと検索するでしょう。
SEOライティングでは、これらの検索キーワードを効果的に組み込んだ記事を書くことが最重要ポイントになります。
検索キーワードとは? |
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検索キーワードの選定方法
検索キーワードを選定する際は、検索ボリューム(検索回数)がどのくらいあるのかを調べるようにしましょう。
検索ボリュームが小さいキーワードで上位表示できても、アクセスはなかなか増えません。
逆に、検索ボリュームが大きいキーワードはライバルも多く、上位表示するのが難しいため初心者は避けたほうが良いでしょう。
検索ボリュームの大小によるメリット・デメリットは次の表のとおりです。
検索ボリューム | メリット | デメリット |
---|---|---|
多い | 上位表示できれば集客効果が高い | ライバルが多く上位表示は難しい |
少ない | 上位表示しやすい | 集客効果は低い |
なお、検索ボリュームは基本的に複数のキーワードを組み合わせる(複合キーワードにする)ほど少なくなります。
選定したキーワードの検索ボリュームが多すぎて上位表示が難しい場合は、複合キーワードに変更して記事を再編集すれば、上位表示の難易度は下がります。
検索ボリュームを調べるツール
検索ボリューム(検索回数)は、個人の経験や感覚で推測するのではなく、キーワード調査ツールで調べたほうが確実です。
一般的によく利用されているのは以下のツールです。
検索ニーズを調べるツール |
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キーワードプランナーについてはこちらの記事をご覧ください。
キーワードの検索意図を理解する
次に重要なポイントは、キーワードの検索意図を理解することです。
検索意図とは、ユーザーがその検索キーワードで検索した「本当の目的」や「検索した理由」のことです。
たとえば、「アフィリエイト 稼ぎ方」というキーワードを例に考えてみましょう。
【検索意図の例】
キーワード | アフィリエイト 稼ぎ方 |
---|---|
表面的な目的 | アフィリエイトの稼ぎ方を知りたい |
本当の目的(検索意図) |
アフィリエイトで稼げるようになって会社を辞めたい 本当に稼げるのか知りたい |
この場合は「アフィリエイトの稼ぎ方を知りたい」というのが表面的な目的です。
しかし、その裏には「アフィリエイトで稼げるようになって会社を辞めたい」「本当に稼げるのか知りたい」という、本当の目的が隠れているのではないでしょうか。
これが、キーワードの検索意図です。
表面的な目的だけでなく、裏に隠れた本当の目的を意識して記事を作成することが、ユーザーが満足する良質な記事ライティングにつながるのです。
検索キーワードの答えとなる記事を作成する
検索キーワードの選定が済んだら、その答えとなる記事(ユーザーの疑問や悩みを解決する内容)を作成します。
キーワードの検索意図が理解できていれば、書くべき内容は見えてくるはずです。
同じキーワードで検索してみて、上位表示されている記事の内容を参考にすることも重要な作業です。
なぜなら、検索エンジンは膨大なデータの中から検索意図をもっとも満たしている記事を上位表示させるため、
今現在検索結果で上位表示されている記事は、ユーザーの検索意図を満たしている可能性がとても高いからです。
ただし、他サイトの記事と内容や表現方法が被らないように注意してください。
参考にするのは構いませんが、内容をそのまま流用するのはNGです。
記事作成のポイント |
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タイトルやディスクリプションを工夫する
検索エンジンは記事中のHTMLタグを読み取って内容を認識するため、タイトルタグやディスクリプションタグなどのHTMLタグを適切に設定することも重要です。
タイトルタグと見出しタグについて
記事タイトルは、検索エンジンが記事の内容を認識するためにとても重要な役割を果たします。
検索キーワードを入れて「何について書かれている記事なのか」を、検索エンジンにしっかりと伝えましょう。
タイトルには以下のように、記事を閲覧する人向けのタイトル<h1>タグと、検索エンジン向けの<title>タグが存在します。
タイトルの種類 | 説明 |
---|---|
<h1>タグ |
記事閲覧者向けのタグ。 記事に表示され、見出しを装飾する役割を持つ。 |
<title>タグ |
検索エンジン向けのタグ。 記事には表示されず、検索結果の記事タイトルに使用される。 |
WordPressで記事を作成する場合に、先頭にあるタイトル入力欄に使用されているのは<h1>タグです。
記事のタイトルだけでなく、見出し(<h2>~<h6>)や本文の中にもキーワードを盛り込むようにしましょう。
ただし、無理矢理キーワードを乱用するのではなく、ユーザーの検索意図を満たす記事を作成した結果、自然にキーワードが含まれていることが重要です。
キーワードを意識しすぎて不自然な文章になると、ユーザーの利便性が低下したり、最悪の場合スパム判定されてしまうため逆効果です。
ディスクリプションタグについて
ディスクリプションタグ(<description>)は、記事の説明文を指定できるHTMLタグのことです。
記事の閲覧者(ユーザー)には表示されませんが、Googleの検索結果では記事タイトルの下に表示されます。
<description>タグには、自然な形でキーワードを含めるとともに、検索意図に沿った記事全体の要約文を設定しておきましょう。
ユーザーが「お、この記事は目的を達成できそうだぞ!」と感じる素晴らしいディスクリプションを設定できれば、検索結果に表示されたときにクリックされやすくなります。
SEO関連タグの設定方法
SEO効果のあるタグ(<title>、<description>)を選定するには、
SEO対策済みのテーマや、SEO対策用プラグイン(All in One SEO、 Yoast SEO など)を利用すると簡単です。
たとえば、無料テーマ「Cocoon」の場合は、下記のように記事の編集画面の下部に表示される「SEOパネル」で設定が可能です。
SEO対策プラグインを利用する場合は、下記の記事を参考にしてください。
WordPressのSEO対策におすすめなプラグイン5選と、その使い方を徹底解説!
- WordPressの使い方/操作方法
関連キーワードを意識する
関連キーワードとは、選定した検索キーワードと関連性が高いキーワードのことです。
たとえば、「アフィリエイト」という検索キーワードの場合、以下のようなキーワードが関連キーワードにあたります。
検索キーワード | 「アフィリエイト」 |
---|---|
関連キーワード |
「アフィリエイトとは」 「楽天アフィリエイト」 「もしもアフィリエイト」 「アフィリエイト SEO」 「アフィリエイト やり方」 |
関連キーワードに関する話題を上手に盛り込んだ記事を作成すれば、よりユーザーの検索意図を満たす可能性が高くなるため、検索結果に上位表示される可能性も高くなります。
アフィリエイトのライティングを行う際は、この関連ワードを意識することが大切です。
関連キーワードを調査するには、検索ボリュームを調べるのと同じ以下のツールを利用します。
関連キーワードを取得できるツール |
---|
例として、Ubersuggestで「アフィリエイト」を調べてみると、以下のような関連キーワードが表示されました。
手軽に関連キーワードを調べるには、サジェストキーワードを調べる方法もあります。
サジェストキーワードは、Googleの検索欄にキーワードを入力したときに表示される、以下のような入力候補の一覧です。
サジェストキーワードは、ユーザーが実際に検索したキーワードをもとに表示されるため、検索意図の把握に役立ちます。
ただし、サジェストキーワードには自分が過去に検索したキーワードも含まれているため、人によって表示結果が変わる点に注意しましょう。
再検索キーワードを意識する
再検索キーワードとは、検索結果に表示されたページを閲覧した後に、一度離脱し、再度検索された際のキーワードです。
再度検索し直しているので、ユーザーの検索意図がよく具体的に表現されていると言えます。
検索したページの最後の方に表示される「他のキーワード」や、検索キーワードの種類や閲覧状態によって表示される「他の人はこちらも検索」などに再検索キーワードが含まれています。
他のキーワードの例
他の人はこちらも検索の例
関連キーワードと同様に、再検索キーワードに関する話題を含めた記事を作成すると、さらにSEO効果が期待できるでしょう。
画像を最適化する
記事内容に沿った画像を掲載することで、視覚的にわかりやすくなり、ユーザーの利便性を高める効果があります。
以下2つの方法で画像を最適化するとSEO効果が高まるでしょう。
(1)alt属性を設定する
alt属性とは画像に設定できるタグのひとつで、通信環境の影響などで画像が表示されないときに、代わりに表示される代替えテキストです。
検索エンジンは画像のalt属性を読み込んで内容を判断しているため、検索エンジンが記事内容を理解するのに役立ちます。
また、alt属性を設定しておくと画像検索結果にも表示されやすくなるため、画像からアクセスを集める効果も期待できます。
Googleの画像検索結果の例
(2)画像を圧縮する
高画質な画像ほどデータ転送量が増えるため、どうしても表示速度が遅くなってしまいます。
表示速度の低下を防ぐために、画像を圧縮する必要があります。
画像を圧縮する方法は、画像圧縮用のプラグイン(EWWW Image Optimizerなど)を導入するのが便利です。
導入しておくだけで、画像をアップロードする際に自動で圧縮してくれるため、ほとんど手間はかかりません。
次世代の画像フォーマット(Webp)について
画像の形式はGIF・JPG・PNGが一般的ですが、さらに表示速度を上げるには、次世代画像フォーマットであるWebP(ウェッピー)を使用することも検討しましょう。
WebPはJPGやPNGよりも画像サイズが25%以上小さくなるため、その分高速表示が可能です。
ただし、Webpは現在の主要ブラウザ(Chrome、FireFox、Microsoft Edge、safari)では対応していますが、古いブラウザ(IEなど)は対応していません。
以下に画像フォーマットの特徴と一般的な用途をまとめています。
画像フォーマット(拡張子) | 特徴 | 一般的な用途 |
---|---|---|
GIF(.gif) |
256色まで アニメーションが可能 背景透過が可能 |
256色までのイラスト、アニメーション、アイコン画像など |
JPG(.jpg、.jpeg) |
1670万色(フルカラー)に対応 圧縮率が高い 圧縮するたびに画質が劣化 背景透過は不可 |
写真、グラデーションのある画像 |
PNG(.png) |
1670万色(フルカラー)に対応 画質劣化が少ない 圧縮率はJPGのほうが高い 背景透過が可能 |
イラスト、図形や図表 背景透過が必要な画像 |
SVG(.svg) |
Vector形式 拡大しても画質が劣化しない |
ロゴ、アイコン画像
|
WebP(.webp) |
圧縮率が高い(JPGより25%以上小さくなる) アニメーションが可能 背景透過が可能 |
写真、図、アニメ GIF、JPG,PNGの代わり
|
独自性の高い情報を記載する
SEOに強いアフィリエイトライティングには、独自性(オリジナリティ)もとても重要。
独自性の高い情報とは、他のサイトに掲載されていない(あなたのサイトにしかない)情報のことです。
SEOでは上位表示されているサイトにある話題を網羅する手法もありますが、他サイトと同じ情報ばかりでは検索エンジンに評価されません。
必ず他のサイトにはないオリジナリティの高い情報を含めるようにしましょう。
Googleも下記のページの中で、「オリジナルで有用なコンテンツを持つ高品質なサイトが、より上位に表示されるようになる」ことを明言しています。
独自性の高い記事にする方法
独自性の高い記事にするには、自身の経験から得た知識・感想・体験談や、自分で調査・研究した一次情報を記事の中に盛り込みましょう。
経験や知識がないテーマの場合でも、切り口や表現方法を変えてライティングすることで、独自性を高めることが可能です。
また、自分で撮った写真や、自分で作成した図表を使うと独自性が高まります。
独自性の高い記事にする方法 |
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分かりやすく読みやすいライティングのコツ
アフィリエイトで稼ぐには、当然ながら記事を読んでもらわなくてはなりません。
途中で離脱せずに記事をしっかりと読んでもらい、商品・サービスに興味をもってもらう必要があります。
そのためには「わかりやすさ」「読みやすさ」を意識することが重要です。
ここでは、ユーザーにストレスを与えずに、しっかりと記事を読んでもらえるようなライティング方法や、
視覚的要素を取り入れて、読者を飽きさせない工夫などを説明していきます。
結論から述べる
わかりやすさを重視したライティングで一番重要なのが、「結論から述べる」ことです。
検索ユーザーは一刻も早く疑問や悩みを解決したいと思っています。じっくりと最初から最後までネット記事を読む人なんてほとんどいません。
記事の最初のほうだけをざっと読み飛ばして、読む価値があるかどうか判断する人が大半です。
いくら有益な情報が書いてあっても、記事の最初のほうに大切なことが書かれていないと読んでもらえない可能性が高いのですね。
結論から述べる理由 |
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したがって、アフィリエイトに限らずWebサイトの記事は、「結論から先」に「重要な順」に書くことが基本です。
理想的な記事構成は以下のような形になります。
-
導入文/1つ目の章
結論を先に書く。または結論を匂わせる。 -
以降の章
結論にいたった理由・根拠を説明する(重要な順に)。
具体例をあげる。 -
まとめ
要点をまとめる。再び結論を述べる。
ペルソナを作成する
ペルソナ(Persona)とは、本来は心理学の用語で「人間の外的側面」や「自分の内面に潜む自分」といった概念です。
それが、マーケティング用語として「架空のユーザー像」や「対象の人物モデル」という意味で使われるようになりました。
わかりやすく言うと、ペルソナとは記事の「想定読者」のことで、誰に向けた記事なのかを明確に決めてライティングするということです。
ペルソナを設定することで以下のようなメリットがあります。
ペルソナを設定する理由 |
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ペルソナを設定する際には、性別・年齢・職業・趣味趣向・疑問や悩みなどを想定して具体的な人物像を作り上げます。
たとえば、身近な友人や知人を想定するのも一つの方法です。
その友人や知人に向けて、疑問や悩みを解決してあげる意識で記事を書くと、伝わりやすく説得力のある記事が書けるようになります。
そして、同じような疑問や悩みを持った人にも共感してもらいやすくなります。
ペルソナの設定方法 |
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トピッククラスターを取り入れる
近年、アフィリエイトを初めとするWebライティング業界で注目を浴びている戦略がトピッククラスターです。
トピッククラスターとは、中心となる特定のメイントピック(ピラーコンテンツ)と、それを補足する複数のサブトピック(クラスターコンテンツ)からなる集合体、
またはこれらの記事の集合体を形成することで検索上位を狙いやすくするコンテンツ戦略のことです。
トピッククラスターのイメージ図
ピラーコンテンツを木の幹、クラスターコンテンツを木の枝と例えるとわかりやすいでしょう。
ピラーコンテンツ(幹)とクラスターコンテンツ(枝)を相互にリンクすることで、クラスター全体の回遊を促し情報としての価値を高めます。
また、各クラスターコンテンツ(枝)からピラーコンテンツ(幹)にリンクを集中させることにより、中心となるピラーコンテンツの検索エンジンからの評価を高めることもできます。
つまり、トピッククラスターをアフィリエイトサイトのサイト構成に取り入れることで、
ユーザーの利便性が向上するとともに、SEO的にも好影響を期待できるということです。
トピッククラスターの形成方法
トピッククラスターの作成方法は、以下の3ステップです。
-
- ステップ1
- ピラーコンテンツ(幹)を作成する
-
- ステップ2
- クラスターコンテンツ(枝)を作成する
-
- ステップ3
- ピラーコンテンツとクラスターコンテンツを相互にリンクする
STEP1とSTEP2の順序は逆でも構いません。
また、既に関連性の高い複数の記事(クラスターコンテンツ)が存在する場合は、新しくまとめ記事(ピラーコンテンツ)を作り、相互にリンクを貼ると簡単にトピッククラスターが作成できます。
以下のようなイメージです。
Webメディアのトピッククラスターのイメージ図
トピッククラスターについてはこちらの記事にも詳しくまとめています。
【具体例あり】トピッククラスターとは?導入メリットから作り方まで徹底解説!
- WordPress運営のコツ
構成・装飾を工夫する
離脱させずにアフィリエイト記事をしっかりと読んでもらうには、文章構成や文章装飾を工夫してライティングすることも重要です。
ここでは、比較的簡単にできる方法を3つ紹介します。
商品を比較する
複数の商品・サービスを紹介するアフィリエイト記事の場合、比較表やランキング形式で紹介すると訴求効果が高まる場合があります。
ユーザーが何かしらの商品・サービスを購入しようと検討する際には、多くの場合、類似商品・競合商品との比較を行います。
おすすめの商品、おすすめの理由が明確になっていると、すんなりと購買までつなげることができます。
比較やランキングはわかりやすくおすすめ商品を訴求できるので、アフィリエイトライティングではとても有効な手法です。
たとえば以下のようなランキングパーツを使用すると、視覚的にわかりやすいし、演出効果も大きくなります(無料テーマ「Cocoon」の例)。
ただし、ランキングを掲載する場合は、その根拠を明確にすることが重要です。
人気ランキングなら「出展元」や「根拠となるデータ」を、おすすめランキングなら「おすすめ理由」「判断基準」「検証方法」などを明記しましょう。
根拠の薄いランキングを掲載すると、記事の信頼性が低下するとともにSEO的にもマイナスになるため注意してください。
吹き出しなどの装飾を活用する
文章中で吹き出しなどの装飾を活用すると、単調な文章に変化を与え、読者を飽きさせない効果があります。
下記は吹き出しの活用例です(無料テーマ「Cocoon」を利用)。
吹き出し(会話文)は、日常会話のような砕けた雰囲気を演出できるため、親しみがわくと同時に説得力も生まれます。
漫画のような読みやすさもありますね。
吹き出し(会話文)の効果 |
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ただし、過剰な装飾はむしろマイナスです。
吹き出しを使用し過ぎると漫画的要素が強くなり「読みにくい」「信頼性が低い」と感じる人も出てきます。
あくまでも適度な装飾をこころがけてアフィリエイトライティングに取り入れましょう。
箇条書きやボックスを使う
箇条書きは以下のように、アフィリエイト記事の要点をまとめるときに使用するライティング方法です。
箇条書きやボックスのメリット |
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重要なポイントをピックアップできるため、文章でだらだら説明するよりもわかりやすい記事が作成できます。
さらに、箇条書きをボックスで囲むと見え方が変化するため、読み疲れを軽減する効果もあります。
なお、さまざまな装飾ボックスがはじめから用意されているテーマもあります。
以下は、無料テーマ「Cocoon」で使える装飾ボックスです。
それぞれ、枠色・背景色・文字色・見出し(ラベル)などのカスタマイズが可能です。
見栄えの良い装飾ボックスを使用したい場合は、装飾機能が豊富なテーマを利用すると良いでしょう。
セールスライティングのコツ
セールスライティングとは、ユーザーの購入意欲を高め、商品の購入に導くための文章作成テクニックです。
アフィリエイトライティングにおいてもとても有用な技術で、成果の発生率を高めるために必ず取り入れましょう。
コピーライティングとの違い
セールスライティングと似た言葉にコピーラインティングがあります。
しかし、両者には明確な違いがあるので、区別しておきましょう。
コピーライティングとは、簡単に説明すると広告文の書き方やテクニックのことを指しています。
コピーライティングの「コピー」とは「広告文」という意味で、セールスライティングとの大きな違いは目的と文章の長さです。
違い | コピーライティング | セールスライティング |
---|---|---|
目的 | 企業や商品のイメージアップ | 商品やサービスを購入させる |
文章の長さ | 短い(印象的で覚えやすいフレーズ) | 長い(さまざまな情報を盛り込む) |
コピーライティングの目的は、企業や商品のイメージアップです。
そのため、文章は以下のような短いフレーズで作成されることが多くなります(キャッチコピーと言われるもの)。
コピーライティングの例 |
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|
一方、セールスライティングの目的は商品やサービスを購入してもらうことです。
そのためには、さまざまな情報を盛り込む必要があり、文章は長くなる傾向があります。
ベネフィットを伝える
セールスライティングでは、商品・サービスの特徴やメリット(利点)を紹介するだけでなく、ベネフィット(利益)を伝えることが重要です。
メリットとベネフィットの違いは以下のとおりです。
メリット(利点) | その商品・サービスが優れている点のこと |
---|---|
ベネフィット(利益) | その商品・サービスを使うと得られる結果や将来像 |
メリットはあくまで商品・サービスの利点なので、それがユーザーにとって役に立つものなのかどうかには直接触れられていません。
一方でベネフィットはユーザーの直接的な利益です。
その商品を購入することで得られるユーザーの具体的な変化や、その商品を購入することで得られる幸せな将来像をイメージしてもらうことで、
ユーザーの「欲しい!」「使いたい!」という気持ちをより高めることができるのです。
ベネフィットを効果的に伝える手法「ビフォーアフター」
たとえば、有名なスポーツジム「RIZAP」のTVCMでは、以下のように利用後の将来像を印象的に演出しています。
利用前のしょんぼりした姿(ビフォー)
↓
引き締まって晴れ晴れした姿(アフター)
RIZAPを利用することでどんな明るい未来が手に入るかを具体的にイメージできるので、スポーツジムに興味がなくても思わず食いついてしまうのではないでしょうか。
メリットとベネフィットの違いを意識してアフィリエイトライティングを行えば、成約率の改善につながります。
読者の悩みに答える形で提案する
アフィリエイト記事を作成する際には、読者の疑問や悩みに答える形で解決方法を提案していきます。
具体的には以下のような流れで、商品・サービスを紹介し、最後に購入・申し込みにつなげるようにライティングしましょう。
- 読者の疑問や悩みを提示する。共感する
- 読者の疑問や悩みに答える(解決方法を説明する)
- 読者の疑問や悩みを解決する具体的な商品・サービスを紹介する
- 最後に購入・申し込みをすすめる
読者の疑問や悩みを解決できない商品・サービスを紹介しても、当然ながら成約にはつながりません。
なお、上記の記事構成の他にも、セールス効果の高い記事構成がフレームワークとして提唱されています。
くわしい内容は「フレームワークを使う」で説明しています。
行動に移すハードルを下げる
商品・サービスの購入意欲が高まったとしても、実際に購入・申し込みに踏み切る前に、以下のような心理的な抑制がかかる場合があります。
- 本当に必要なのか
- 買って損はしないか
セールスライティングでは、このような行動のハードルを下げてあげることも重要です。
行動のハードルを下げるには、以下のような方法があります。
行動に移すハードルを下げる方法 |
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これらの要素を取り入れたアフィリエイトライティングをおこなうことで、商品・サービスの購入率は大きく改善します。
フレームワークを使う
フレームワーク(文書を構成する型)を使えば、比較的簡単にセールスライティングのテクニックを利用できます。
セールスライティングに役立つ、代表的なフレームワークは主に以下の2つです。
- PASONAの法則
- BEAFの法則
PASONAの法則
PASONA(パソナ)の法則とは、日本人の経営コンサルタントである「神田昌典氏」が提唱したフレームワークです。
セールスライティングで必要な以下6つの工程の頭文字をとって名付けられました(下記の表は新PASONAの法則)。
工程(意味) | 説明 |
---|---|
Problem(問題提起) | ユーザーの疑問や悩みを提示する |
Affinity(親近感) | ユーザーの疑問や悩みに共感し親近感を与える |
Solution(解決策) | 解決策を提示する(商品やサービスを紹介) |
Offer(提案) | 解決策を導入しやすいように提案する(ハードルを下げる) |
Narrowing Down(絞込) | 期間や対象期間を絞り込んで購入意欲を刺激する |
Action(行動) | 商品購入やサービス申し込みの行動を促す |
「問題提起」→「親近感を与える」→「解決策を提示」→「提案(ハードルを下げる)」→「絞り込み(購入意欲を刺激)」の順に書き進め、
最後に「実際の行動(購入)」を促す構成になっています。
BEAFの法則
BEAF(ビーフ)の法則とは、PASONAの法則と同様に、セールスライティングの各工程の頭文字をとったものです。
工程(意味) | 説明 |
---|---|
Benefit(ベネフィット) | 商品・サービスで得られるベネフィットを提示する |
Evidence(証拠・根拠) | その証拠や根拠を説明する |
Adbantage(競合優位性) | 他の商品・サービスとの違いやメリットを説明する |
Fueature(機能・特徴) | 商品・サービスでの詳細を説明して、ユーザーの疑問や不安を解消する |
最初に商品・サービスの「ベネフィット」を紹介し、その後、「証拠や根拠を提示」→「優位性を強調」→「機能・特徴を説明」の順に書き進めていきます。
ユーザーの疑問や不安を解消して、商品・サービスにつなげていくのが特徴です。
アフィリエイトでライティング以外に注意するポイント
アフィリエイトで思うように成果が上がらない場合、ライティング以外にも問題がある可能性があります。
最後に、ライティング以外に注意したいポイントを3つ紹介します。
ジャンルの見直しをする
良いアフィリエイト記事を書いているのにもかかわらず、なかなか検索結果で上位表示できないこともあります。
その場合は、ジャンルの見直しを検討したほうが良いかもしれません。
間違ったアフィリエイトジャンルを選んでしまうと、どんなにSEOやライティングを頑張っても、努力が報われない可能性が高いからです。
ジャンル選びのポイント
アフィリエイトのジャンル選びでもっとも重要なのは、「そのジャンルで上位表示できるかどうか」です。
いくら高単価な人気ジャンルであっても、あなたに知識や経験がないジャンルではユーザーに役立つ記事を書くのは難しいでしょう。
競合サイトとの差別化や深掘りが難しく、オリジナリティも出せません。E-A-T(専門性・権威性・信頼性)も発揮できません。
なので基本的には「好きな事」や「知識や経験がある」ジャンルを選ぶのがおすすめです。
もしくは、今は知識や経験がなくても、自分が興味があるジャンルで猛勉強しつつライティングをおこなうのでも構いません。
避けたほうが良いジャンル(YMYL)
たとえ「好きな事」や「知識や経験がある」ジャンルであっても、YMYLジャンルは避けたほうが良いでしょう。
YMYL(Your Money or Your Life)とは、「お金や健康など人生に大きな影響を及ぼすジャンル」のことです。
以下のようなジャンルがYMYLに該当しています(一部抜粋)。
ジャンル | 説明 |
---|---|
ニュース・時事問題 | 国際問題・政治・人々の生活に重大な影響をあたえる情報 |
公共サービス・法律 | 安全で健全な生活を維持するために必要な情報 |
金融 | 投資・資産運用・保険などに関する情報 |
ショッピング | 決済を伴うオンラインショッピングなど |
健康と安全 | 医療・薬・健康・病院・災害などの緊急時に必要な情報 |
人のグループ | 人種、宗教、性別(ジェンダー)などの情報 |
その他 | フィットネス、栄養、大学、就職、人生で重要なイベントに関する情報 |
YMYLに該当するジャンルは、E-A-T(専門性・権威性・信頼性)が厳しく評価されるため、専門性のない一般のアフィリエイトサイトやブログでは、上位表示がとても難しいのです。
アフィリエイト初心者が特に知らずに取り組みがちなジャンルとして、病気・子供の体調・うつ病などのメンタルヘルスに関する情報、ダイエットや冷え性や筋トレなどの健康・症状・体の変化に関する情報、栄養分やその効果効能に関する情報、投資やマネ―ハックなどの情報…… などが挙げられます。
このようなジャンルでは努力が報われないことが多いので、避ける方が無難でしょう。
- ※YMYLの詳細はGoogleの「検索品質評価ガイドライン(英語)」に記載されています。
Webサイトの表示速度を改善する
Webサイトの表示速度が遅いと、検索エンジンからの評価が下がるとともに、単純にユーザーの利便性が悪くなってしまいます。
表示速度が遅くなる理由には、画像を重いまま使っている、読み込みの遅いソースを使っている、無駄なプラグインを使っている、レンタルサーバーが遅い…… などさまざまな理由があります。
Webサイトの表示速度を計測するには、Googleが提供している「PageSpeed Insights」が便利です。
PCの表示速度だけでなく、モバイル端末での表示速度も数十秒で計測してくれます。
PageSpeed Insightsの使い方や表示速度の改善方法は下記の記事でも紹介しています。
WordPressのSEO対策を強化! 初心者でもできる方法を徹底解説
- WordPressの使い方/操作方法
表示速度を改善するには
もし、表示速度が遅い場合は、以下のような改善方法があります。
表示速度の改善方法 |
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WordPressの表示が遅い原因と解決策についてはこちらの記事にも詳しく解説しています。
サイトが重い!? WordPressの表示速度が遅いときの原因と対策
- WordPress運営のコツ
レンタルサーバー選びも重要
なお、表示速度はレンタルサーバー選びも重要です。
表示速度が改善できない場合は、国内最速のレンタルサーバー「ConoHa WING」を検討してみてください。
月額740円(※2022年1月執筆時点)から使用できるので、コストパフォーマンスも最高です。
ConoHa WINGについて詳細はこちらをご確認ください。
無料ブログよりWordPressを利用する
もし無料ブログを利用しているなら、WordPressでアフィリエイトサイトを運営することをおすすめします。
無料ブログは以下のようなデメリットがあり、本格的に稼ぐには向いていないからです。
無料ブログのデメリット |
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しかし、ConoHa WINGの「WordPressかんたんセットアップ」を利用すれば、知識のない初心者でも最短10分で簡単にアフィリエイトサイトを開設することができます。
かんたんセットアップを利用してWordPressを始める方法はこちらの記事にくわしく紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
【WordPressの始め方】初心者でも最短10分でできる!簡単で失敗しない開設方法
- WordPressの始め方
アフィリエイトのライティングまとめ
アフィリエイトで成功するには、Webメディアの特徴を考慮したライティングが重要です。
Webメディアの特徴 |
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これらの課題をクリアするには、SEOライティングやセールスライティングを習得するのが近道です。
本記事を参考にアフィリエイトのライティング技術を磨きましょう。
なお、アフィリエイトの始め方や稼ぐコツについては、下記の記事でくわしく説明していますので、あわせてご確認ください。
【アフィリエイトブログ】の始め方!稼ぐコツやジャンル選定までを徹底解説
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