ブログを始めた際に誰もが悩むことのひとつが「最初の記事に何を書いたら良いのか?」でしょう。
ブログを開設したけれど、最初の記事作成につまずいて、なかなかブログ運営が進まないケースがよくあります。
そこで、本記事ではブログの最初の記事には何を書くべきかを初心者に向けて解説します。
また、ブログ記事の基本的な書き方や、読まれるブログを書くコツについても紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。
- ※本記事で紹介している情報は執筆時点のものであり、閲覧時点では変更になっている場合がございます。また、ご利用の環境(ブラウザ、サーバー、プラグイン、テーマ、またはそのバージョンや設定、WordPress本体のバージョンや設定など)によっては本記事の情報通りに動作しない場合がございます。あらかじめご了承ください。
目次
ブログで最初の記事は何を書けば良い?
結論からいってしまうと、ブログの最初の記事は何でも構いません。
最初の記事はそれほど重要ではありませんし、後からいくらでも手直し(リライト)もできます。
最初の記事の内容でいろいろ悩むよりも、初心者のうちは下手でもどんどん書き進めてブログ運営やライティングに慣れることのほうが大切なのです。
本章では、ブログの最初の記事に何を書けばいいかについて解説します。
最初の記事の重要度は低い
繰り返しになりますが、最初の記事(1記事目)の重要性は低いです。
ブログを運営していくと、数年をかけて100記事以上のたくさんの記事を書くことも珍しくありません。
ユーザーのほとんどは検索結果に表示された記事が最初に読む記事ですし、TOPページにも最新の記事から表示されることが通常です。
ユーザーは多くの場合1ページしか見てくれませんし、1つ目の記事にわざわざさかのぼって最初から順に読んでいくなんて律儀なユーザーはいないでしょう。
また、ブログ開設からしばらくは、ブログ自体にほとんどアクセスがないので、1つ目に書いた記事を読んでくれるユーザーは非常に少ないのです。
つまり、ブログの最初の記事にはそれほど大きな意味はないのですね。
最初の記事の重要性が低い理由 |
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もちろん、あなたのブログのファンになったユーザーが読んでくれるケースはあります。
また、最初の記事が検索上位に表示されたり、人気記事に成長した場合は、多くの人に読んでもらえる可能性もあります。
「考えすぎて書けない」は避けよう
初心者でまだ知識も少ないうちは「考えすぎて書けなくなってしまう」ケースがあります。
たとえば、自分が書く内容に需要があるのかどうか? そもそも何を書くべきなのか?
また、文字数はどのくらいがいいのか? SEO対策(自分のブログを検索結果に上位表示させる施策)はどうすればいいのか? など……。
でも、細かいことをいろいろ気にして悩み過ぎると、記事作成やブログ運営が一向に進まないですよね。
これでは本末転倒です。
また、ブログは後から何度でもリライト(修正や加筆をおこないより良い記事に仕上げること)することができます。
記事の完成度はあまり気にせずに(最初は60点くらいの完成度でもOK)、とにかく最後まで記事を書き上げること、たくさん記事を書いて慣れることを優先しましょう。
考えすぎなくて良い理由 |
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自己紹介記事を書く必要はない
ブログの最初に記事に自己紹介を書く必要はありません。
自己紹介(プロフィール)の作成は、ブログの方向性や発信する内容が定まり、自分の強みや伝えたいことが分かってからでも遅くないからです。
むしろ、ブログを始めたばかりの無名のあなたの自己紹介に興味をもってくれるユーザーなんてほどんどいないでしょう。
そこに時間をかけたり悩んだりするのは時間のムダです。
しかし、自己紹介(プロフィール)の掲載が不要というわけではありません。
プロフィールは下記のように、アクセスや収益につながる重要な役割を果たします。
プロフィール掲載の効果 |
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また、自己紹介ページは記事ページではなく、固定ページで作成するようにしましょう。
自己紹介・プロフィールの書き方については後述します。
ブログで最初の記事を書く前にやること
ブログの最初の記事で悩んでしまうのは、ブログで書くことが明確に定まっていないからです。
ブログの方向性や、記事に書くべき内容が決まっていれば、悩まずに書き進めることができるはず。
本章では、ブログで最初の記事を書く前にやっておくべきことを紹介します。
上記作業を飛ばしてブログを書き始めてしまうと、記事の方向性が定まらずに苦労するケースが多いです。
しっかりとブログの種類・ジャンル・コンセプトを決めておきましょう。
ただし、この段階で悩んでしまい記事作成に進めない場合は、一旦は考え過ぎずに記事を書く練習をはじめた方が良いでしょう。
その場合はブログ記事の基本的な書き方を参考に、記事の作成を進めてください。
特化ブログか雑記ブログか決める
まず、ブログの種類を決めましょう。
収益化を目的とするブログは、大きく分けると特化ブログと雑記ブログに分かれます。
(収益化が目的ではないブログには、日記ブログや趣味ブログなどがある)
以下に、それぞれの特徴やメリット・デメリットについて説明しますので、自分に合ったほうを選びましょう。
特化ブログとは
特化ブログとは、特定のジャンルやテーマに絞った情報を発信するブログのことです。
ジャンルやテーマを絞ることで専門性が高まり、検索エンジンから評価されやすくなるため、検索結果で上位表示を獲得しやすくなります。
記事が検索上位に表示されれば、ユーザーの目に触れる機会が多くなるので、アクセス数アップや収益アップにつながります。
特化ブログのメリット・デメリット
メリット |
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テキスト |
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ただし、特化ブログで記事を書き続けるには専門的な知識や経験が必要です。
ネタ切れも発生しやすいので、常にアンテナを張って最新情報をチェックする努力も欠かせません。
特化ブログについては下記の記事にくわしく解説しています。
特化ブログの作り方! 雑記ブログとの違いや成功のコツを解説
- WordPress運営のコツ
雑記ブログとは
雑記ブログとは、ジャンルやテーマを絞らずにさまざまな情報を発信するブログのことです。
ネタが豊富なので記事が作成しやすく、ブログを継続しやすい点がメリットです。
雑記ブログのメリット・デメリット
メリット |
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テキスト |
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ただし、何について書かれているブログなのかわかりにくいため、検索エンジンから評価されにくく、検索結果で上位表示するのが難しいのがデメリット。
SEOに不利となるので、集客・収益化には向いていません。
雑記ブログについては、下記の記事でくわしく解説しています。
雑記ブログとは?やめたほうがいい?始め方や収益化の方法を解説
- WordPressの始め方
収益化に優位なのは特化ブログ
では、これからブログを始めるなら、特化ブログと雑記ブログのどちらが良いのでしょうか?
収益化目的ならば、集客&収益化に有利な特化ブログがおすすめです。
ただし、得意な分野や専門知識があまりなく、ジャンルを絞るのが難しい場合は、初めは雑記ブログから始めても良いでしょう。
ある程度記事作成に慣れ、検索エンジンに評価されるジャンルの傾向が見えてきてから、ジャンルを絞っていくやり方でもOKです。
ジャンル選びで悩んで先に進まないよりも、とりあえず始めること、記事を書き続けることが重要だからですね。
日記ブログは避けよう
日記ブログとは、日々の出来事やその時々の想いを綴っていくブログです。
紙の日記帳に書くもののWeb版とイメージしていただくと分かりやすいでしょう。
ただし、収益化が目的ならば日記ブログは避けるべきです。
あなたがタレントやインフルエンサーなどの有名人でない限り、無名な一個人の日記ブログに需要はないからです。
日記ブログについては、下記の記事にくわしく解説しています。
日記ブログはおすすめしない? 始めるなら目的や注意点を理解しよう!
- WordPressの始め方
ブログのジャンル(テーマ)を決める
次にブログのジャンル(テーマ)を選びましょう。
何についてのブログにするか、どんな分野の情報を発信していくか、ということですね。
雑記ブログを始める場合でも、ある程度ジャンルを絞ったほうが成功しやすいので参考にしてください。
以下におすすめのジャンルと、おすすめしないジャンルについて説明します。
おすすめのブログのジャンル
ブログにおすすめのジャンルは次の3つです。
自身で経験や興味のあるジャンル
ブログのジャンル選びの際には、なるべく自分に「経験や興味のあるジャンル」にしましょう。
SEOに重要なE-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)が高まるため検索エンジンに評価されやすく、収益化や集客に有利になります。
オリジナリティ(独自性)の高い内容にしやすいという点も、SEOに有利となります。
また、自分の好きな分野であるため、収益がなかなか上がらない期間もモチベーションを維持しやすく、途中でやめてしまうことなく長続きするというメリットもあるでしょう。
経験や興味のあるジャンルを選ぶメリット |
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とくに初心者の場合、ジャンル選びの鉄則と言っても良いでしょう。
アフィリエイトで単価が高いジャンル
ブログで収益化を目指すのであれば「アフィリエイトで報酬単価が高いジャンル」というのも鉄則です。
例えば、どんなに好きなテーマであっても、1つ商品が売れたときの報酬(報酬単価)が数円~数十円単位だと、満足な収入が得られません。
一方、高額なアフィリエイト商材であれば1件あたり数千円~数万円の報酬単価のものもあります。
商品を1つ売るための労力はそんなに差はありませんが、収入には大きな差が生まれますよね。
ただし、アフィリエイトの報酬単価が高いジャンルは、それだけライバル(競合)が多く、検索結果への上位表示も難しくなります。
また、報酬単価が高いジャンルはYMYL分野に該当していることが多く、SEOが非常に難しくなります。
メリットとデメリットを総合的に考えて、ジャンル選びを行う必要があるでしょう。
ブログのジャンルの選び方については、下記の記事にくわしく解説しています。
ブログジャンルの選び方を徹底解説! 初心者でも収益化できる分野とは?
- WordPressの始め方
新しく登場したばかりのジャンル
強いライバルがいるレッドオーシャンなジャンルを避けるには、「新しく登場したばかりのジャンル」を選ぶのがおすすめです。
新しいジャンルは取り組むメディアがまだ少ないため、検索結果で上位表示しやすいのがメリットです。
新しく登場したジャンル(例) |
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生成AI、eスポーツ、サブスクリプションサービス、宅配・訪問サービス、オンライン学習、オンラインフィットネス、メンズコスメなど |
新しい分野では、まだASPの広告案件が存在しないものも多いですが、SEO面での先行者メリットは非常に大きく、
将来的に市場が拡大すれば、大きく稼ぐことも可能です。
おすすめしないブログのジャンル
初心者におすすめしないジャンルは、いわゆるYMYLジャンルです。
YMYLとは「Your Money Your Life」の略で、日本語にすると「人々の健康、経済的安定、安全、あるいは福利厚生に重大な影響を与えるトピック」のことです。
具体的なトピックの内容は、Googleの検索品質評価ガイドライン(英語)で下記のように規定されています(頻繁に更新されているため最新の情報を確認しましょう)。
トピックの分類 | YMYLに該当する内容 |
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トピック自体が有害または危険なもの | 自傷行為、犯罪行為、または暴力的過激主義に関連する内容 |
内容が不正確な場合に損害を引き起こす可能性があるトピック | 誰かの健康、経済的安定、または安全に重大な影響を与える可能性がある内容。たとえば、お金の投資方法、心臓発作が起こった場合の対処法、地震の影響、選挙権の有無、運転免許取得に必要な資格など |
- ※以前は具体的なジャンルが規定されていましたが、現在はトピックの内容で判断するように変更されています。
具体的に、初心者が知らずに手を出してしまいがちなYMYLジャンルとしては、保険や投資などの金融商品・病気や症状・メンタルヘルス・美容やダイエット・健康食品やサプリ・筋トレ…… などが挙げられます。
YMYLに該当するトピックは、基本的に「E-E-A-T(専門性・権威性・信頼性)」が高いサイトしか検索上位に表示されません。
つまり、個人ブログでは、YMYLに該当するトピックでは検索上位に表示されず、集客&収益化が難しいということです。
ブログのコンセプトを考える
ブログのジャンルを決めたら、ブログのコンセプトを考えましょう。
ブログのコンセプトとは、ブログの目的や方向性のことで、企業で言えば経営理念や経営方針にあたります。
ポジショニングやブランディングなどの戦略全般も含まれるでしょう。
どのような目的で、どのように差別化し、どのような情報を発信していくのかを明確化することで、下記のような効果(メリット)を期待できます。
ブログのコンセプトを決める効果(メリット) |
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ブログを通じて「誰に・どうなって欲しいか」をイメージし、ブログのコンセプトを考えると良いでしょう。
なお、ブログのコンセプトは途中で変更しても構いませんので、それほど堅苦しく考える必要はありません。
ブログ記事の基本的な書き方
ブログで収益化するには、ユーザーに役立つ記事を作成するのが基本です。
そのためにはユーザーが持つ疑問や悩みを把握し、その解決方法を記事にするのが効果的。
本章では、ブログ記事の書き方について、下記のステップで解説します。
なお、ブログの記事の書き方は、下記の記事にもくわしく解説しています。
記事の書き方を手順ごとに徹底解説!読みやすい文章の書き方と文字装飾のコツ
- WordPress運営のコツ
記事のテーマを決める
ブログ記事を作成するためには、まず「記事のテーマ」を決めましょう。
詳細はまだ決めなくていいので、その記事で何について書くのかをざっくりと決めておきます。
テーマの決め方にはとくにルールはありませんが、下記2点を意識してテーマを選んでください。
テーマの決め方/意識したいポイント |
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なお、ブログのネタが思いつかない場合は、下記の記事が参考になります。
ブログのネタに困ったら… ネタが尽きる原因と、ネタの探し方・ネタの具体事例を解説!
- WordPress運営のコツ
想定ユーザーを考える
記事のテーマがおおよそ決まったら、次に「想定ユーザー」を考えます。
想定ユーザーとは記事を読んでもらいたい相手(ターゲット)のことを指します。
記事を読んでもらいたいユーザーの年齢・職業・性別・テーマに対する経験レベルなどを想定しておくことで、より訴求力の高い記事が作成できます。
想定ユーザーを決める理由 |
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たとえば、初心者をターゲットとした記事なら、専門用語は使わない(または必ず解説を付ける)ほうがわかりやすいでしょう。
逆に中級~上級者をターゲットとした記事なら、細かく説明するよりも一般的に使われる専門用語を使ったほうが簡潔で分かりやすい記事になります。
キーワードを選定する
次に「キーワードを選定」します。
キーワードとはGoogleなどの検索エンジンで、知りたい情報を調べるときに入力する(検索する)キーワードのことです。
たとえば、「コスパの高いスマホ」を探している場合は、「スマホ コスパ」というキーワードで検索するでしょう。
キーワードにはユーザーの需要が反映されているため、「キーワード=その記事の詳細なテーマ」ということになります。
なお、そのキーワードに本当に需要があるのか(検索されているか)を確認するには、キーワードの検索ボリューム(多くの場合は月間の検索回数)を調査しましょう。
検索ボリュームを調べるには「ラッコキーワード」や「キーワードプランナー」といったツールがおすすめです。
キーワードの選び方や調査ツールについては、下記の記事を参考にしてください。
ブログのキーワード選定は超重要! 選び方や便利なツールを紹介
- WordPress運営のコツ
検索意図を調べる
キーワードを決めたら、次にそのキーワードの「検索意図」を調査します。
検索意図とは、ユーザーがそのキーワードで検索した目的です。
たとえば、先ほどの「スマホ コスパ」というキーワードを例にすると、下記のような検索意図が推測できます。
キーワード | スマホ コスパ |
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表面的な目的 | コスパの高いスマホが知りたい |
本当の目的 | コスパの高いスマホに切り替えて、生活費を節約したい |
この場合は、単にコスパが高いスマホの機種を紹介するだけでなく、スマホにかかる費用を節約する方法を紹介できれば、よりユーザーに役立つ記事が作成できますね。
つまり、本当の目的を調査することが、検索意図を把握し、ユーザーを満足させる訴求力の高い記事の作成につながるのです。
なお、検索意図については、下記の記事にくわしく解説しています。
検索意図はSEOにおいて重要度No.1! その理由や調査方法も紹介
- WordPress運営のコツ
タイトルを決める
キーワードが決まったら、「記事のタイトル」を決めます。
キーワードの検索意図を踏まえ、ユーザーの悩みや問題を解決できることが分かるようなタイトルを作りましょう。
ちなみに、この時点では仮タイトルでかまいません。
最初にざっくりとタイトルを決めておくことで、記事の方向性(軸)が定まり、記事が書きやすくなります。
記事が完成してから、最終的に記事内容にふさわしいタイトルに変更すればOKです。
なお、記事タイトルを決める際には、下記のポイントに留意しましょう。
記事タイトルを決めるポイント | 理由 |
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タイトルに選定したキーワードを含める | タイトルにキーワードが含まれていないと、検索結果に表示されにくい |
ユーザーのニーズを解決するタイトルにする | ユーザーのニーズ(疑問・悩み・問題・欲求)を解決するタイトル、または解決できることが分かるタイトルにする |
ユーザーの興味を引くタイトルを考える | ありきたりなタイトルをつけると、読んでもらえる確率が低下する。ただし釣りタイトル(*1)はNG |
- (*1) 記事内容に合っていないタイトルや、ユーザーをひっかけることを狙ったタイトルのこと。
ブログタイトルの決め方については、下記の記事にくわしく解説しています。
ブログタイトルの付け方は?コツや注意点、手順を解説
- WordPress運営のコツ
ブログの構成を決める
タイトルが決まったら、「記事の構成」を決めます。
記事の構成とは見出し構成(目次)のこと。ブログ記事の基本的な構成要素は下記の4つです。
ブログの記事構成の作り方は、下記の記事にもくわしく解説しています。
ブログの記事構成の作り方!成功率の高い方法&記事を作る流れを解説
- WordPress運営のコツ
リード文
リード文(導入文)は記事の冒頭の文章のこと。
ユーザーが記事の概要を素早く把握できるように、短く完結にまとめましょう。
決まった内容や形式はありませんが、下記内容を記載するのが一般的です。
リード文に書く内容 |
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ここでも、もっとも重要なのは「検索意図」。
検索意図に対する回答、つまりその記事の結論をズバリ書くのも効果的です。
知りたい情報が書かれていないと判断されたら、その時点で離脱してしまうユーザーも多いため、リード文はその先を読んでもらうためにとても重要な要素になります。
見出し
見出しは段落ごとに付けるタイトルです。
本文を適切な段落(章)に分け、それぞれの要点が一目でわかるような見出しを付けましょう。
見出し構成の基本はPREP法です。
PREP法とは結論から先に書く(結論ファーストにする)ことで、論理的で簡潔な内容になり、ユーザーの理解を促進できます。 ※後述
また、以下のように大見出し・中見出し・小見出しを使って階層構造にすると、より論理的でわかりやすい文章になります。
見出しの構成とHTMLタグ(例)
記事タイトル <h1> ※記事タイトルは<h1>を使用
リード文
1. 大見出し <h2> ※見出しは<h2>~<h6>を使用
1-1. 中見出し <h3>
1-2. 中見出し <h3>
2. 大見出し <h2>
2-1. 中見出し <h3>
2-1-1. 小見出し <h4>
2-1-2. 小見出し <h4>
1-2. 中見出し <h3>
2-2-1. 小見出し <h4>
2-2-2. 小見出し <h4>
3. 大見出し(まとめ)<h2>
- ※Web(HTML)文書では見出しの階層構造に<h1>~<h6>タグを使用する
なお、<h>タグは<h2>→<h3>→<h4>→<h5>→<h6>の順に使用するのが基本ルールです。
<h2>→<h4>のように不規則な順番で使用するのは避けましょう。本文
本文は各見出しにぶら下がる本文のこと。
本文も見出し構成と同様に、分かりやすく簡潔な文章を心がけます。
結論ファーストで要点を先にまとめ、PREP法を意識して書くと良いでしょう。
ただ文字を書くのではなく、画像や図解、表や箇条書きなどを多用してビジュアル的に表現するのもポイントです。
もっとも重要な要素なので、読みやすさとわかりやすさを意識して、結論ファーストで書き進めましょう。
本文の書き方の詳細は「読まれるブログを書くコツ」をご覧ください。
結び
結び(まとめ)は記事を締めくくる文章のことで、記事の最後に記載します。
記事の要点を簡潔にまとめたり、ユーザーに次のアクションを促す内容を含めましょう。
記事を最後まで読み進めてくれたユーザーは、モチベーションや満足度が高いユーザーです。
アフィリエイトなどで収益化する場合も、結びの部分で商品・サービスを訴求すると成約率が高くなります。
最後まで手を抜かずに記事を仕上げましょう。
結び(まとめ)で書く内容 |
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(*1) 関連記事への遷移、商品購入やサービス申し込み、お問い合わせや見積もり依頼など
記事を執筆する
ここまでの内容をもとに、記事を執筆しましょう。
画像の挿入や文字の装飾、仮で決めておいた記事タイトルの確定なども忘れずに。
また、記事の執筆が終わったら、記事全体を読み直して(最低でも2~3回)、下記のポイントを踏まえて推敲(文章の見直しや練り直しをしてより良いものに改善すること)を行います。
推敲の主なチェックポイント |
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読まれるブログを書くコツ
ここまではブログ記事の基本的な書き方を紹介しましたが、本章では読まれるブログを書くコツを紹介します。
なお、読まれる記事の書き方については下記記事でも紹介しています。
【脱初心者】読まれるブログ記事の書き方!手順とコツを解説
- WordPress運営のコツ
文体を統一する
読みやすいライティングの基本は「文体を統一する」こと。
「です・ます」で終わる文章と「だ・である」で終わる文章が混在すると、ちぐはぐで違和感のある文章になってしまいます。
どちらか一方に統一しましょう。
「です・ます調」と「だ・である調」の特徴
文体 | 特徴 | 向いている文章 |
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です・ます調 (敬体) |
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手紙、解説文、教科書、ビジネス書など |
だ・である調 (常体) |
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ニュース、論文、報告書など |
どちらにするか迷う場合は、丁寧で親切な印象を与える「です・ます調」がおすすめです。
ただし、文末表現が単調になりがちなので、体言止め(名詞で文章を終えること)などをうまく活用して、文末に変化をつけることを意識しましょう。
文章を簡潔にする
2つ目のコツは「文章を簡潔にする」こと。
文章全体もそうですが、一文(文頭から句点[。]まで)単位でも簡潔で分かりやすくなるよう意識しましょう。
一文は長くなるほど読みづらく、何を伝えたいのか分かりにくくなります。
重文(主語が2つ以上ある文章)を避け、長くても50文字前後の短い文にするのがおすすめです。
簡潔な文章にするポイントは下記のとおり。
簡潔な文章を書くポイント |
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なお、文章中で箇条書きや表を活用すると、無駄な文章を省略することができます。
ユーザー目線に立つ
もっとも重要なのは「ユーザー目線に立つ」こと。
ユーザーが何を求めているのか(検索意図)をしっかりと調査し、ユーザーが知りたい情報を的確に、読みやすく分かりやすく提供しましょう。
ユーザー目線に立つとは |
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時間を置いて読み直す
記事を書き上げた後も、「時間を置いて読み直す」ことが大切です。
時間を置くことで、自分が書いた記事を客観的に見直すことができます。
記事作成時には気づかなかった誤字・脱字、読みにくい・わかりにくい文章などが見つかりやすくなります。
また、より良い表現方法やアイデアが思い浮かぶことも多いです。
時間を置いて読み直す理由 |
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ブログは何度でも修正/加筆できるメディアなので、過去に書いた記事も定期的に読み直し、加筆&修正を繰り返すことで記事の質が向上します。
PREP法を意識する
分かりやすく伝わりやすいブログ記事を書くコツは「PREP法を意識する」こと。
結論 → 理由 → 具体例 → 再び結論の順に文章を組み立てていくことで、わかりやすく説得力の高い文章が作成できます。
PREP法とは?
- Point(結論)
- Reason(理由)
- Example(詳細や具体例)
- Point(再び結論)
結論や答えは後回しにせず、まずはもっとも重要なメッセージや概要を最初に伝え(結論ファースト)、続いてその理由や詳細を順を追って記載します。
最後は再び結論でまとめ、ユーザーの理解を促進してください。
適度に装飾する
読みやすく伝わりやすい文章にするため、文章を「適度に装飾」しましょう。
重要な箇所を太字やマーカーなどで適度に装飾することで、読みやすさや理解度が向上します。
ボックスで囲んだり、箇条書きを活用するのも有効です。
ただし、過剰に装飾するとかえって読みにくくなり、逆効果になってしまうので注意。
本当に重要な部分だけを強調し、強調の範囲もなるべく短くしましょう。
強調は、強調されていない部分とのメリハリがあるからこそ意味があります。
装飾されている箇所が多すぎたり範囲が広すぎる場合、装飾の色やパターンが多すぎる場合は、
ただゴチャゴチャ感が増すだけでかえって読みにくく分かりにくくなってしまうので要注意です。
装飾のコツ/注意点 |
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自己紹介・プロフィールの書き方
自己紹介(プロフィール)の書き方のポイントを紹介します。
WordPressの場合は投稿記事ではなく、別途固定ページとして作成し、TOPページのグローバルナビ(ページ上部、主にヘッダーの下にあるメニュー)などからリンクを貼っておくと良いでしょう。
記事ページの右カラムに簡易的なプロフィール欄を設け、そこから詳細なプロフィールページ(固定ページ)へと誘導するのもおすすめです。
なお、WordPressにプロフィールを設定・表示する方法は、下記の記事を参考にしてください。
【初心者も簡単】WordPressにプロフィールを設定&表示させる方法
- WordPressの使い方/操作方法
経歴や実績を記載し信頼度を上げる
プロフィールを書く目的の一つが「信頼性を向上する」ことです。
あなたの職業(職歴)、得意分野、保有資格、所属団体、実績、メディア掲載歴、書籍などを公開することで、
どのような人がブログを運営しているのかがわかり、記事やブログ全体の信頼性が高まります。
特にブログのジャンルに関連した経歴や実績があれば、より信ぴょう性が増すので、積極的に掲載しましょう。
経歴や実績を記載するメリット |
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Googleの検索エンジンはE-E-A-T「経験(Experience)・専門性(Expertise)・権威性(Authoritativeness)・信頼性(Trustworthiness)」をとても重要視しています。
プロフィールページを充実させることで検索エンジンからの評価が高まり、アクセスや収益に良い影響を与えるでしょう。
E-E-A-Tについては、下記の記事にくわしく解説しています。
【最重要】E-A-TがSEOに与える影響と、E-A-Tを高める方法を徹底解説!
- WordPress運営のコツ
ユーザーの共感を得る
プロフィールを書くもう一つの目的は「ユーザーからの共感を得る」こと。
ユーザーからの共感が得られれば、より親近感が沸き、あなたの記事をもっと読んでもらえるでしょう。
最終的にはファンになってもらうことで、リピート訪問や商品・サービスの購入などの増加を見込むことができます。
共感や親近感をもってもらうには、下記のような運営者の人物像や人生観がわかるエピソードを書くと良いでしょう。
あなたとユーザーの間に共通点を見つけられるようにすることが大切です。
共感を得やすいエピソード |
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プロフィール画像にも工夫を
プロフィールには必ず画像(写真・イラスト)を掲載しましょう。
画像を掲載することで、運営者の人物像をイメージしやすくなり、より親密感が高まります。
掲載する画像は、あなたの顔が分かる写真が理想です。
どうしても顔出しが難しい場合は(効果は落ちますが)あなたの似顔絵などのイラストやオリジナルのキャラクターでも構いません。
いずれも老若男女に好かれるような、明るい印象のものをチョイスしてください。
まとめ ブログの最初の記事の書き方
ブログの最初の記事は、何でも構いません。
ブログのユーザーは検索結果から個別の記事に訪問するケースがほとんどですし、ブログのTOPページにも新しい記事から表示されるため、
最初の記事が読まれる機会は少なく、それほど重要ではないからです。
また、1つ目の記事から順序よく読んでくれるユーザーはほとんどいないため、時系列も気にする必要はありません。
いろいろ悩んで手が止まるよりも、まずは何でもいいから記事を完成させ、記事作成やブログ運営に慣れることが大切です。
ブログの最初の記事に自己紹介(プロフィール)記事を書く人も多いですが、プロフィールは記事ではなく、固定ページとして作成しましょう。
プロフィールを初めに書く必要もなく、ブログの方向性が定まってからでも遅くありません。
初めてブログ記事を作成する場合は、下記の手順を参考にするとよいでしょう。
また、ブログの記事の書き方については、下記の記事でもくわしく紹介しています。
記事の書き方を手順ごとに徹底解説!読みやすい文章の書き方と文字装飾のコツ
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