ブログのSEO対策!初心者でも実践できる効果的な方法を紹介

ブログのSEO対策について解説します。

ブログで書いた記事はなるべくたくさんの人に読んでほしいですよね。

しかしただやみくもに記事を書くだけではユーザーを増やすのは難しいため、アクセスを集めるにはSEO対策(検索結果への上位表示を目指す施策)が重要です。

一般的に、ブログのアクセス内訳の8~9割は検索経由の流入です。

つまりブログに集客し収益を上げるにはSEOが必須だということです。

SEO対策に取り組むことでアクセスの増加が期待できるほか、ユーザーの満足度が高いブログを作ることができます。

本記事では、初心者でも実践できるブログのSEO対策を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

  • ※本記事で紹介している情報は執筆時点のものであり、閲覧時点では変更になっている場合がございます。また、ご利用の環境(ブラウザ、サーバー、プラグイン、テーマ、またはそのバージョンや設定、WordPress本体のバージョンや設定など)によっては本記事の情報通りに動作しない場合がございます。あらかじめご了承ください。

目次

監修者
サンツォ(吉岡 智将)

ブログ歴10年、マーケティング歴20年の副業ブロガー、SNSインフルエンサー。ブログやアフィリエイト、WordPressのノウハウを教えるWebサイト『マクサン』の運営者。ブログ収入の累計は億を超え、月100万円以上の収益を継続的に稼ぎ続ける。現在はブログのオンラインサロン『マクサン』の共同オーナーを務め、延べ800以上のブログ相談や初心者へのコンサルティングをおこなっている。そのほか12万人以上のフォロワーを抱えるInstagram『ベランダ飯』やブログ『ベランダ飯』など、複数のブログやSNSの運営に携わる。

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ブログSEOの重要性と、SEOの種類

ブログでSEO対策を行うと以下のようなメリットがあります。

  • 検索結果に上位表示できる
  • アクセス数が伸びる(結果的に収益も伸びる)
  • ユーザーの満足度が高くなる

ブログを読んでもらうにはまず、ブログを見つけてもらう必要があります。

SEO対策をおこない検索結果に表示されることで、コンテンツ(記事)やブログ自体が見つけてもらいやすくなり、アクセスの増加が期待できます。

結果的にアフィリエイトやアドセンスなどのブログ収入も増えるでしょう。

SEOとは?

「SEO」(エス・イー・オー)とは、Search Engine Optimizationの頭文字をとった言葉で、日本語に訳すと「検索エンジン最適化」です。

つまり、GoogleやYahoo!などの検索結果に自分のWebサイトを上位表示させ、アクセス流入を増やすための施策です。

繰り返しになりますが、一般的にブログのアクセス内訳の8~9割は検索経由です。

つまり、ブログのアクセスを増やすには、SEO対策がもっとも重要だということになりますね。

SEO対策は大きく分けると、内部SEO、外部SEO、コンテンツSEOの3種類があります。

内部SEO

「内部SEO」とは、Webサイトの内部にほどこすSEO対策のことです。

具体的には以下のような対策が内部SEOと呼ばれます。

  • シンプルで整理されたディレクトリ構造にする
  • パンくずリストを設置する
  • HTMLやCSSを正しく記述する
  • meta descriptionや画像のaltタグを活用する
  • XMLサイトマップを作成する
  • 関連性の高いページ同士を内部リンクでつなぐ
  • 記事タイトルや重要な見出しにキーワードを含める
  • サイト表示の高速化をおこなう
  • 見やすく操作しやすいUIにする
  • モバイルに最適化する

……など(くわしくは後述)

検索エンジンでは、クローラーと呼ばれるロボット(プログラム)がさまざまなWebサイトを巡回します。

検索結果にあなたのブログが表示されるには、まずはこのクローラーがあなたのブログに訪れて情報を収集し、その情報がインデックス(検索エンジンのデータベースにデータが索引)されなくてはなりません。

しかし、クローラーの行動量には上限があるため、なるべく効率的にブログ内を巡回してもらう必要があります。

上記に挙げたような内部SEO対策をおこなうことで、クローラーの巡回やインデクスを促進することができるとともに、検索エンジンに正しい情報を伝えることができるのです。

また、表示速度を高速化する、見やすいデザインや操作性を意識する、モバイル(スマホやタブレット)に最適化する、サイト内のナビゲーション(メニューなどの案内機能)を充実させる…… なども重要な内部SEOです。

これらは検索エンジン対策としても有効であるとともに、なによりもユーザー(読者)の利便性や快適性を高めてくれます。

外部SEO

「内部SEO」はWebサイトの中への対策でしたが、「外部SEO」はWebサイトの外側のSEO対策となります。

外部SEO施策には下記のようなものが挙げられます。

  • 良い被リンクを得る
  • 良いサイテーションを得る
  • 良いレピュテーションを得る
  • E-A-Tを高める

外部SEOでもっとも重要なのは「被リンク」です。

被リンクとは外部サイトから自サイトへのリンクのことを指します。

「良い被リンク」とは、自分のブログや記事との関連性が高いことと、検索エンジンからの評価が高いWebサイトからの被リンクであること。

数が多ければなんでも良いというわけではないですし、あくまで質の良い被リンクであることが重要となります。

とくにペイドリンク(お金などの対価を払って貼ってもらう被リンク)はペナルティを受けて検索順位が大きく下落してしまう可能性もあるため注意が必要です。

被リンクのほかにもサイテーション(リンクを伴わない言及)や、レピュテーション(言及の内容がネガティブなのかポジティブなのか)もSEOに影響すると言われています。

また、近年のSEOで重要視されるようになっているのがE-A-T(専門性・権威性・信頼性)です。

E-A-Tを高め、ブログ運営者やブログそのもののE-A-Tを証明していくことが、今後のブログSEOの最重要課題といえます。

E-A-Tの詳細やE-A-Tを高めるための方法については、下記の記事にくわしく紹介しているので、ぜひあわせてお読みください。

【最重要】E-A-TがSEOに与える影響と、E-A-Tを高める方法を徹底解説!

  • WordPress運営のコツ

コンテンツSEO

コンテンツSEOとは、良質なコンテンツ(ブログであれば記事)を作成するSEO対策です。

内部SEOに内包されることもありますが、記事品質はとても重要な要素なので、ここでは区別して解説します。

良質なコンテンツとは検索意図」を満たす記事を指します。

検索意図とは、ユーザーがそのキーワードで検索した目的、ユーザーのニーズ(問題・悩み・欲求)のこと。

ユーザーの悩みを解決し、疑問や困りごとを解決できる記事を作ることが、SEO対策のなかでももっとも基本的で、かつ効果の高い施策となります。

検索意図を満たす良質なコンテンツを作る方法としては、適切なキーワード選定や徹底したキーワード調査などが挙げられます。

検索意図の詳細や、検索意図の調査方法については、下記の記事でもくわしく解説しているので、あわせてお読みください。

検索意図はSEOにおいて重要度No.1! その理由や調査方法も紹介

  • WordPress運営のコツ

最重要!ブログSEOに効果的な記事の作り方

数あるブログのSEO対策の中で、もっとも効果が高く重要なのがコンテンツ(記事)です。

ここでは、SEOに効果的な記事の作り方についてポイントを解説します。

ユーザーの利便性を高める

検索エンジンがWebサイトを評価する際に、重要な指標の1つとなるのがユーザーの利便性です。

ブログの操作性がよかったり、記事が読みやすく分かりやすかったり、などが利便性にあたります。

具体的にブログの利便性を高める方法としては、下記のようなものが考えられます。

  • ブログのヘッダーやサイドバーに「メニュー」を設置する
  • モバイル(スマホなど)で見やすいデザインにする
  • 文字を最適な大きさにする/読みやすいフォントにする
  • 文字を判別しやすい色味にする/目に優しい色味にする
  • 人気記事や新着記事の一覧を設置する
  • ページTOPや目次への追尾ボタンを設置する
  • ユーザーに役立つ関連記事へのリンクを設置する
  • ユーザー向けのHTMLサイトマップを設置する
  • 参考になる外部サイトへの発リンクを入れる
  • 専門用語の解説を入れる

……など

この他にもたくさんありますが、要するにユーザー目線で便利で快適なブログをめざしましょうということです。

ユーザーの利便性の高いブログは、SEO面でも評価され、検索順位が上がりやすくなります。

ユーザーの悩みや疑問を解決する

良質なコンテンツ(記事)とは、ユーザーの悩みや疑問を解決できる情報であることです。

ユーザーが検索エンジンで何かを検索する際には、かならず「解決したい悩みや問題」「知りたい情報」が存在します。

もし、せっかく検索してブログにたどり着き記事を読んだのに、知りたい情報が書かれていなかったり、悩みや問題が解決しなければガッカリしますよね。

再度検索結果に戻って他のWebサイトを探すはずですし、もう二度とあなたのブログに訪れてくれないかもしれません。

検索エンジンもそのようなWebサイトには低い評価をあたえるので、SEO面でもマイナスの影響が出てしまうでしょう。

実際に、Googleは検索ユーザーの行動をチェックし、満足度が低い(ユーザーの悩みや疑問を解決していない)と判断したWebサイトには、検索順位を下げる対応をとっていると考えられています。

このように、ブログのSEOの根本は「ユーザーの問題を解決し、満足してもらうこと」なのです。

あなたの書いたブログ記事がユーザーに求められているものなのかどうか、ユーザーに満足して帰っていただけるものなのかどうか、この点を常に意識しましょう。

ユーザーの検索意図を把握する

ユーザーが抱える悩みや問題を解決するためには、その悩みや問題が何であるか、つまり「検索意図」を把握する必要がありますよね。

繰り返しになりますが、検索意図とはユーザーがそのキーワードで検索した目的、ユーザーが欲しい情報そのものを指します。

まずは一番最初にその記事でどのキーワードでの上位表示を狙うのか、キーワードの選定をおこないましょう。

次にそのキーワードの検索意図を調査します。

検索意図を把握するには以下のような方法があります。

  • サジェストキーワードを参考にする
  • 関連キーワードを参考にする
  • 再検索キーワードを参考にする
  • すでに上位表示されている情報を確認する

サジェストキーワード関連キーワード再検索キーワードがそれぞれ何であるか、これらを調査するための具体的な方法については、下記の検索キーワードの記事をご確認ください。

【検索キーワード】の調べ方・選定方法・効果的な活用のしかたを徹底解説

  • WordPressの使い方/操作方法

たとえば、サジェストキーワードとは、検索窓にキーワードを入力した際に予測表示されるキーワード候補のことで、

元の入力ワードと関連性が高く、検索エンジン上で頻繁に検索されているワードが出てきます。

検索エンジンで「副業」と検索した場合、下記のように「副業 おすすめ」や「副業 在宅」といったサジェストキーワードが表示されます。

Googleで副業と検索した場合のサジェストワード表示例

この結果から、「副業」と検索するユーザーは、「おすすめの副業を教えてほしい」「在宅でできる副業の種類が知りたい」のだと想像できますよね。

また、実際にキーワードで検索してみて、検索結果に上位表示されている競合サイトをチェックするのもおすすめです。

すでに検索結果に上位表示されているということは、検索エンジンが「このページに書いてある情報は、ユーザーの検索意図を満たしている!」と判断したといえるからです。

上位表示されているコンテンツをいくつか分析すると、共通する内容や傾向が見えてくるので、それがユーザーの検索意図だと判断できます。

これらのキーワード調査や上位表示サイトを参考にしつつ、ユーザーがなぜそのキーワードで検索したのかを考えてみましょう。

最初は難しく感じるかもしれませんが、繰り返していくうちにコツがつかめてくるはずです。

ユーザーにとってわかりやすい文章構成にする

わかりやすい文章構成は、ユーザーにとって読みやすく伝わりやすい記事になると同時に、検索エンジンにコンテンツの内容を正しく伝えられるというメリットもあります。

つまりSEOにとっても有利に働くということですね。

具体的には以下の点を意識しましょう。

  • 基本の流れは「導入文→本文→まとめ」
  • 本文中では話題ごとに見出しで区切る
  • 見出しには「hタグ」を使い、大小関係を踏まえた入れ子構造にする
  • 結論は先に書く(結論ファースト)

導入文ではユーザーの悩みへの共感や、記事の要点を端的に説明しましょう。

ユーザーの検索意図に対する回答を簡単にまとめておくのも良いですし、少なくとも検索意図が解決されることを初めに伝えておくことが大切です。

導入文が魅力的でなかったり、悩みや問題が解決できることが伝わらないと、本文を読む前に離脱されてしまいます。

本文中では話題ごとに見出しを使用して、適切に話題をグルーピングすると、論理的で伝わりやすくなります。

見出しタグ(hタグ)にはh1~h6があり、ブログの本文にはh2以降を使います。

見出しタグは「h2 > h3 > h4 > h5 > h6」の順に重要で、この序列を守り、下記図のような論理的できれいな見出し構造にすることがポイントです。

間違ったブログの見出し構造と、きれいなブログの見出し構造の解説図

また、ブログ記事のようなWebの文章では、結論(検索意図への回答、ユーザーの悩みや問題の解決方法)をなるべく先に書くようにしましょう。

なぜなら、Webの情報はしっかりと読み込まれることが少なく、ほとんどのユーザーは流し読み・飛ばし読みで文章を読むからです。

ネットユーザーは、私たちが思うよりもずっとせっかちなのですね。

なので、どこに結論があるのかわからない、結論がなかなか見つけられないブログ記事は、あっという間に離脱されてしまいます。

できるかぎり結論は最初のほうに書き、詳細や具体的な説明は後まわし(=結論ファースト)にしましょう。

ビジュアル要素でユーザーの理解を促進する

せっかく正しいことを書いていても、ブログ記事がテキスト要素(文字)ばかりだとユーザーは読みにくいとストレスに感じてしまいます。

下記のようなビジュアル要素を適切に配置し、ユーザーが読み疲れしないような工夫をしましょう。

  • 写真・イラスト
  • 表・グラフ・図解
  • 箇条書き
  • BOX(囲み)
  • 吹き出し

……など

写真・イラストなどの画像は、文字で伝えるよりも、瞬間的により多くの情報をユーザーに伝えることができます。

表(一覧表・比較表・ランキング表)やグラフ、図解も同様です。文字で伝えるよりもユーザーの理解を促進することができるでしょう。

たとえイメージ画像だったとしても、ユーザーの読み疲れを防止し、ストレスを軽減するという効果があります。

なかなか画像を使いにくい情報ジャンルもありますが、その際には箇条書き・BOX(囲み)・吹き出しなどを活用するようにします。

これらのビジュアル要素を上手に使うことで、ブログの滞在時間が伸びたり、ユーザーの満足度が向上し、結果的にSEOにも良い効果を期待できるのです。

ブログのSEOで実施すべき10の対策

SEOに影響する要素はとても多く、一説では大小合わせて200以上あるといわれています。

ここでは、その中でもブログで実践するべき10個のSEO対策を紹介します。

キーワード選定

ブログの記事を作成をする上で、キーワード選定は重要なポイントです。

基本的には、1つの記事には1つの検索意図という点に注意してキーワード選定をおこないましょう。

つまり1つの記事に検索意図の異なる複数のキーワードを設定してはいけませんし、逆に検索意図が同じであるならば、1つの記事に複数のキーワードを設定するのは問題ありません。

また、以下の点を意識してキーワードを決めましょう。

  • ブログのテーマに関連性が高い
  • 需要があるキーワードである
  • 競合が強すぎない

選定するキーワードは、ブログのテーマに関係があることが前提です。

転職がテーマのブログの中に、ラーメンの記事があると違和感がありますよね。

ブログのテーマと関連性の低いキーワードで記事を書いてしまうと、ユーザーから見てブログの統一感がなくなるだけではなく、SEO的な悪影響も考えられます。

キーワードの検索ボリューム(検索回数)は、多すぎると競合が強くて上位表示が難しく、少なすぎると需要がないためアクセスが発生しない可能性があります。

ロングテールキーワードなどを上手に使ってキーワード選定をおこないましょう。

適切なキーワード配置

ブログの記事タイトル・見出し・本文中などに、キーワードを適切に配置しましょう。

適切なキーワードの配置は、検索エンジンに記事の内容を正しく伝えることに役立ちます。

ただし、文章が不自然になってしまうくらい過剰にキーワードを詰め込むことはやめましょう。

近年の検索エンジンは、過剰にキーワードを配置しなくても、コンテンツの内容を正しく理解することができます。

また、検索意図に答えることを意識して記事を書けば、自然とキーワードが含まれる文章になるはずです。

シンプルなディレクトリ構造

ディレクトリ構造とは、フォルダやファイルを整理するときの構造のこと。

ブログなどのWebサイトにおいては、関連性のある記事同士が同じグループ(カテゴリ)に属し、ビッグキーワードを狙ったページの下に、ミドルキーワードやスモールキーワードを狙った記事がぶら下がる形になるはずです。

シンプルできれいに整理整頓されたディレクトリ構造は、必要な情報にアクセスしやすく利便性が高いブログになります。

検索エンジンのクローラーも回遊しやすいため、SEOの観点からもメリットが大きいです。

適切な内部リンク

内部リンクとは、ブログ内の別の記事へのリンクのこと。

内部リンクはユーザーにとって便利であると同時に、SEO的にも良い影響があります。

ただし、無闇に内部リンクを増やしても意味はありません。

以下のような点に注意し、適切な内部リンクを設置しましょう。

  • 関連性が高い記事同士をつなぐこと
  • ユーザーにとって必要なリンクであること

たとえば、おすすめの副業を紹介する記事に、ケーキの作り方について解説した記事への内部リンクが貼ってあっても、ぜんぜん便利ではありませんし誰もリンクを踏まないでしょう。

一方、おすすめの副業としてプログラミングを紹介している箇所に、具体的なプログラミング学習の始め方の記事への内部リンクがあったとしたらどうでしょうか。

興味を持ったユーザーは、プログラミングについてもっと知りたい、勉強方法を知りたいと思うはずです。

そのような人にとってこの内部リンクはとても便利ですし、リンク先の別のページを閲覧してもらえる可能性も高まります。

このように、ブログ内に適切な内部リンクを設置することで、ブログ内でユーザーの問題解決をおこなえる確率が高くなります。

結果的にユーザーの満足度も高まり、SEO的な評価も高まるでしょう。

メタディスクリプションの設定

メタディスクリプション(meta description)とは、検索エンジンで検索したときにページタイトルの下に表示される120文字程度の文章のことを指します。

つまり、そのブログ記事の概要(サマリー)ですね。

SEOの評価には直接関係がないといわれることも多いですが、メタディスクリプションはユーザーがその記事を読むかどうかを決める、重要な判断材料になります。

検索意図が解決できることが分かる魅力的なメタディスクリプションを作ることができれば、クリック率が改善する、結果的に上位表示されるなどのメリットが生まれるでしょう。

モバイルフレンドリー設定

モバイルフレンドリーとは、ブログなどのWebサイトが、スマホやタブレットなどのモバイル端末に最適化しているかどうかのことで、SEOにも影響する要素です。

総務省の通信利用動向調査によると、インターネット利用機器は、全ての年代でスマホがパソコンを上回り、20代~40代においてはおよそ9割がスマホを利用していると報告されています。

スマホでのネット閲覧が主流になったことを受け、Googleは2015年4月21日に「モバイルフレンドリーアップデート」という検索アルゴリズムの更新をおこない、モバイルフレンドリー対応を検索順位の評価基準に含めるようにしました。

モバイルフレンドリーとは、具体的には以下のような設定を指します。

  • モバイル端末でもサイト表示速度が速い
  • 適切なフォントサイズである
  • 画像や表のサイズが見やすい大きさである

……など

自分のブログがモバイルフリーであるかどうかは、Googleのモバイルフレンドリーテストというツールで簡単に確認できます。

また、同じくGoogleのサーチコンソールのメニュー内にある「モバイルユーザビリティ」という機能でも確認できるので、ぜひチェックしてみてください。

画像にaltタグを設定

ブログ内で画像を使用する際は、画像にaltタグを設定しましょう。

altタグとは画像の内容を文字情報で示したもので、altタグを設定すると以下のような点でSEO的なメリットがあります。

  • 画像が表示できないときに、画像の内容がわかる
  • 検索エンジンに画像の内容を伝えられる
  • 画像検索に表示されやすくなる

altタグは何らかの原因で画像が表示されないときに、テキストとして表示されるため、ユーザーに何の画像であるかを伝えられます。

また、検索エンジンのクローラーは画像の内容を正確に読み取ることはできませんが、altタグを設定することでそれが何の画像であるかを理解してくれます。

画像検索にも表示されやすくなるため、altタグは必ず設定するようにしましょう。

ブログの表示速度を意識

表示速度が遅いブログは離脱される可能性が高く、SEOにも不利になります。

過去に報告されたGoogleの研究によると、ページが表示されるまでにかかる時間が1秒から3秒になると32%、5秒になると90%が離脱することがわかっています。

ブログの表示速度が遅い原因は、画像のサイズや容量が適切ではない(大きすぎる)ことがほとんどです。

WorPressであれば、画像をアップロード時に自動的に圧縮してくれるプラグインなども存在するため、活用をおすすめします。

表示速度はGoogle アナリティクスで測定できるので、確認してみるといいですね。

また、WordPressの表示速度が遅い・重い原因と対処法については、下記の記事でもくわしく解説しています。

サイトが重い!? WordPressの表示速度が遅いときの原因と対策

  • WordPress運営のコツ

パンくずリストやナビゲーションメニューを設置

パンくずリストナビゲーションメニューを設置すると、ユーザーの利便性が向上しSEO的にも良い影響があります。

ブログの構造をわかりやすく示すことで検索エンジンのクローラーがブログ内を巡回しやすくなるのです。

パンくずリストの表示例

パンくずリストは、上図のようにブログ記事の上部に表示されることが多く「トップページ > 大カテゴリー > 小カテゴリー > 記事」というように上の階層から下の階層に順番に表示されます。

パンくずリストがあれば、自分がいまブログ上のどの位置にいるのかがわかりやすくなるというメリットがあります。

パンくずリストの機能は最初から搭載されているテーマが多いですが、無い場合は「Breadcrumb NavXT」というプラグインでも追加することも可能です。

ナビゲーションメニューはブログの目次のような役割を果たします。

パンくずリスト同様ブログ上部に表示されることが多く、カテゴリーごとのリンクやトップページ、お問い合わせページへのリンクが設定されされることが多いです。

つまり、ブログ内で探している情報を探しやすいため、利便性が高まります。

WordPressの場合、管理画面の「外観」のメニューなどから設定ができます。

E-A-Tを意識

SEOで評価されるためにはE-A-Tを意識しましょう。

E-A-Tとは「専門性、権威性、信頼性」のことで、近年のSEOでもっとも重要視されるようになってきた要素の1つです。

  • 自分の経験・知識を活かせるジャンルを選ぶ
  • ブログの内容に独自の研究・調査・検証を含める
  • 質の高いコンテンツを継続して信頼を得る
  • 資格や関連団体への所属、書籍出版などを行う
  • プロフィールを充実させる

上記のような点を意識し、E-A-Tを高めていきましょう。

YMYLを避ける

YMYLとは「Your Money or Your Life」の頭文字をとった言葉で、人々の財産・健康・人生に大きな影響を与えうるジャンルを指します。

YMYLは、間違った情報を提供してしまった際に大きな悪影響を及ぼす恐れがあるため、E-A-Tが高いWebサイト(政府などの公的機関、病院などの医療機関、新聞社や大手メーカーなど)のコンテンツが上位表示されるようになっています。

逆にいうと、YMYLの分野でE-A-Tの低い個人ブログなどが上位表示されるのは、かなり難しいといえます。

YMYLは法的なリスクや、SEOの難易度からいっても避けるのがベターでしょう。

ブログのSEO対策についてよくある質問

ここではブログのSEO対策について、よくある質問について解説します。

海外向けブログはどのようなSEO対策が必要?

海外向けにブログを作る場合でも、SEOに関する基本的な考え方は同じで、ユーザーの利便性を向上させることが大切です。

その上で、以下のような対策をおこないましょう。

  • 自然な言語を使う
  • 言語に合わせてURLを変える
  • Googleサーチコンソールでターゲットの国を設定

読みやすさ・わかりやすさは海外向けブログでもとても重要なポイントで、自動翻訳での文章ではなく現地の人が使う自然な言葉を使うようにしましょう。

ユーザーにとっても、不自然な文章だと読みにくく、内容の信憑性も低く感じてしまいます。

また、多言語のブログを運営する場合、言語ごとにURLを分けて検索エンジンに正しい情報を読み取ってもらう必要があります。

URLの設定方法は3種類あり、ドメイン、サブドメイン、サブディレクトリのどの方法を使っても構いません。

日本向けとイギリス(英語)向けのURLを例に説明します。

方法 日本向けURL イギリス(英語)向けURL
ドメイン conoha.jp conoha.uk
サブドメイン ja.conoha.com en.conoha.com
サブディレクトリ conoha.com/ja/ conoha.com/en/

ドメインが「.jp」や「.uk」といった国別ではなく、「.com」「.net」といったジェネリックのドメインである場合は、Googole サーチコンソールでターゲットの国を設定しましょう。

検索エンジンにどの国をターゲットにしているかを伝えることができます。

BloggerもSEO対策は必要?

Blogger」とはGoogleが提供するブログサービスです。

無料で使えるのに広告を強制的に表示されることもなく、アドセンスやアフィリエイトによる収益化もできます。

BloggerのTOPページ

Googleのサービスなので、「SEOに有利」「SEO対策は不要」と思う人もいるかもしれませんが、そんなことはありません。

Bloggerでもその他のブログサービスと同様にSEO対策は必要です。

はてなブログなどの無料ブログはSEOに不利?

はてなブログやAmebaブログなどの無料ブログは無料で手軽に始められるのが魅力ですが、本格的なSEO対策をしたい場合はWordPressがおすすめです。

無料ブログがSEOに不利といわれる理由は以下のとおりです。

  • カスタマイズ性が低い
  • SEOによる上位表示が難しい
  • 商用利用が禁止されている場合も

無料ブログは、WordPressのように自由にカスタマイズができないため、SEO施策を導入しにくいというデメリットがあります。

また、Googleでは検索結果の多様性を保つため、1ページに表示されるのは基本的に同一ドメインで2つのページまでとされています。

つまり同じブログサービスを使っているページは2つまでしか表示できず、無料ブログを使うと上位表示の難易度があがってしまうのです。

また、そもそもアフィリエイトが禁止されており収益化できない無料ブログもあります。

さらに無料ブログのレンタルドメインでは、アドセンスの審査に通らない(初回登録のみ)ため(SEOとは関係ないものの)マネタイズにも不利になります。

文字数はどのくらいがいい?

Googleのジョン・ミュラー氏は2016年7月8日に、「文字数はSEOに直接的な影響はない」と発言しています。

一方で、検索上位のコンテンツは長文であることが多いため「やはり文字数が関係あるのでは?」と思う人も多いようです。

しかし実際は、文字数が多いから上位表示されるのではなく、検索意図に答えるために話題を網羅した結果、文字数が多くなるというパターンが多いようです。

最適な文字数はキーワードの検索意図によって大きく異なります。

例えば「東京 天気」のようなキーワードの場合、ユーザーは東京の天気がすぐに分かればいいわけですから、くどくどと長文で説明するのではなく、一瞬で端的に伝わる文字数が適切といえます。

「医療保険 おすすめ」のようなキーワードの場合は、複数のサービスの紹介やおすすめの理由、医療保険についての説明などが網羅されている必要があるため、多くの文字数が必要となるでしょう。

文字数を稼ごうと無駄な文章を増やすのではなく、あくまでも必要な情報を過不足なく伝えられる文字数であるかを意識しましょう。

文字数の目安が知りたい際は、狙っているキーワードで上位表示されているコンテンツの文字数を参考にしてみてください。

初心者におすすめなSEO対策本はある?

SEOについて書籍でじっくり勉強しながら対策したい人も多いでしょう。

初心者にもわかりやすい、おすすめのSEO対策本を紹介します。

年使えるSEOの基本(土屋健太郎著、技術評論社)

10年つかえるSEOの基本-技術評論社

SEOについての基本的な知識や考え方について書かれた本です。

これからSEOについて勉強したい人にはぜひ読んでほしい入門書で、初心者でも分かりやすく、タイトルどおり長く使える知識を得られます。

SEOとは何か? 検索エンジンについて知りたい! という初心者におすすめの1冊です。

これからのSEO内部対策 本格講座(瀧内賢著、秀和システム)

これからのWordPress SEO内部対策本格講座 - 秀和システム

SEOの内部対策に重点を置き、内部対策の重要性から具体的な対策方法までを網羅している本です。

タイトルやタグのつけ方などの実用的な内容が多いため、初心者だけではなくブログ中級者以上にもおすすめです。

具体的な内部対策方法を知って実践したい人には参考になります。

沈黙のWebライティング —Webマーケッター ボーンの激闘—〈SEOのためのライティング教本〉(松尾茂起著 上野高史イラスト、エムディエヌコーポレーション)

沈黙のWebライティング —Webマーケッター ボーンの激闘-株式会社エムディエヌコーポレーション

SEOに強いWebライティングについて学べる本です。

Webライティングの基本と考え方、テクニックについてくわしく書かれています。

人の心に響くライティングとは、という本質的な点にも触れているので、これからライティングを始めたい人にはぜひ読んでほしい1冊です。

ストーリー調になっているため読みやすく、初心者でもサクサク読み進められます。

ブログのSEO対策 まとめ

本記事では、ブログのSEO対策について解説しました。

ブログのSEOでは、検索エンジンへの対策ももちろん重要ではありますが、最も大切なのは「ユーザーファースト」であること。

ユーザーがわかりやすいサイト設計、役に立つコンテンツ(記事)の積み重ねができるとSEOでの評価も上がっていきます。

ユーザーファーストを意識しながら、今回紹介したSEO対策をできることから実践してみてください。

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