ブログ記事の書き出し(導入文、リード文)は、ユーザー(読者)が一番最初に読む本文です。
書き出しの良し悪しは、ユーザーが記事の続きを読んでくれるか、検索エンジンに評価されるかにも影響する、とても重要な要素。
しかし「ブログの書き出しが苦手」「効果的な書き出しの作り方がわからない」と悩んでいる人も多いでしょう。
本記事では初心者に向けて、効果的で魅力的なブログの書き出しのコツを解説します。
ブログ書き出しのテンプレートもあわせて紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
- ※本記事で紹介している情報は執筆時点のものであり、閲覧時点では変更になっている場合がございます。また、ご利用の環境(ブラウザ、サーバー、プラグイン、テーマ、またはそのバージョンや設定、WordPress本体のバージョンや設定など)によっては本記事の情報通りに動作しない場合がございます。あらかじめご了承ください。
目次
ブログの書き出しとは
ブログの書き出しとは、記事の一番最初(冒頭の部分)に書かれる文章を指します。
「導入文」「リード文」と呼ばれることもあります。
上記の画像でいえば、赤枠で囲まれているところが書き出しで、「この記事には何が書かれているか」「どのようなユーザーのどんな悩みを解決する内容なのか」が記載されています。
このように、ユーザーが「自分の探している情報がありそうか」「この記事で自分の悩み・問題が解決できそうか」を判断するポイントとなるのが書き出しです。
ブログの書き出しが重要な理由
ブログの書き出しは、ブログに訪れたユーザー(読者)が記事を読んでくれるかどうかが決まる重要な要素です。
ブログの書き出しが重要な理由 |
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ユーザーがネットで検索をし、あなたのブログに訪れたのは、必ず何かしらの目的があります。
多くの場合、自身が抱えている疑問・悩み・問題・欲求を解決したいからです。
ブログの書き出しがイマイチでは「このブログは読む価値がない」と判断され、すぐに離脱され別のWebサイトに逃げられてしまうでしょう。
また、記事の冒頭にそのページの要点や結論を記載しておくことは、SEO面でも重要です。
検索エンジンがそのコンテンツが何について書かれたものかを判断するポイントとなり、検索順位にも影響してきます。
つまり、ブログの書き出しは対ユーザー・対検索エンジンの両方に影響します。
結果的にブログのアクセス数や収益を左右する、とても重要な要素なのですね。
ブログの書き出しの文字数は?
ブログの書き出しの文字数は、200〜300文字程度が目安です。
なぜなら、200~300文字はパソコンでもスマートフォンでも一つの画面で表示しきる文字数であるとともに、必要な要素を詰めこめる最低限の文字数であるからです。
ブログの書き出しを200~300文字にする理由 |
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文字数が多すぎる場合、読者は冗長に感じてしまいますし、本当に大切な情報が伝わりにくくなってしまいます。
逆にあまりにも文字数が少ない場合、必要な情報を伝えきることができません。
ブログの書き出しに必要な要素は次章で解説しますので、これらを簡潔にまとめた200〜300文字程度で書くのが理想です。
ブログの書き出しのポイント
効果的なブログの書き出しのポイントは、いくつかあります。
とくに「ターゲット」「読者の悩み」「悩みの解決策」「適切な要約」の4つが重要です。
これらの要素が揃っていれば、ユーザー(読者)にとって魅力が伝わりやすい書き出しになるでしょう。
誰に向けた記事なのかを明確にする
まずは、誰に向けた記事なのか(ターゲット)を明確にすることです。
ターゲットを明確にしよう |
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ターゲットを明確にした書き出しにすると、ユーザーは「あ、これは自分に向けた記事だな」と自分ごとに感じてくれるでしょう。
自分ごとに感じてもらえれば、続きを読んでもらえる確率が格段に上がることになります。
また、ターゲットやペルソナを明確に定めておくことで、筆者自身も記事を書きやすくなります。
ターゲットユーザーに刺さる表現や事例を本文に含めることで、よりユーザーの心に響く記事に仕上がるでしょう。
ユーザーの悩みを言語化する
ユーザー(読者)の悩みを言語化する作業も重要です。
ユーザーの悩みを言語化しよう |
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ユーザーの悩みを言葉として書き出すことで、ユーザーの共感を得やすくなります。
「自分の悩みや疑問をわかってくれている」という安心感や信頼感を得ることにも繋がるため、記事を読み進めるきっかけになるでしょう。
悩みの解決策、または解決できることを伝える
ユーザー(読者)は「自分の疑問・悩み・問題・欲求を解決すること」を目的に検索をおこないブログへ訪れます。
なので、ブログ記事の書き出しにはその悩みの解決策(結論)や、記事を読めば悩みが解決できることについて書かなくてはなりません。
自分が欲しい情報がなければ、ユーザーは先を読みたいとは思ってくれませんからね。
悩みの解決策を書こう |
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また、あなたは悩みを解決できる人物なのか、信頼できる人物なのかの根拠を示すのもおすすめです。
つまり筆者のE-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼)を明示するということです。
たとえば、その分野における実績、資格や職業、賞歴や著書などを記載したプロフィールを挿入するなどもよいでしょう。
記事内容を簡潔に要約する
ブログ記事の書き出しは記事全体の内容を簡潔に要約する文章にしましょう。
記事に訪れたユーザー(読者)は、最初から最後までじっくりと記事を読むなんてことはしません。
ヒートマップなどを見るとわかりますが、ほとんどの読者は記事の書き出しや目次を見ただけで離脱してしまいます。
つまり記事の冒頭で「その記事を読むべきか」を判断しているのです。
書き出しの部分に適切な要約が記載されていれば、ユーザーがその先を読み進めるモチベーションにつながるでしょう。
ここまでに解説した内容を盛り込むとともに、下記の点を意識してまとめましょう。
適切に要約しよう |
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ブログの書き出しの例文(テンプレート)
知識としては理解していても、実際に書こうとするとなかなか書けないのがブログの書き出しの難しいところ。
本章ではそんな人のために、ブログの書き出しの参考になる例文(テンプレート)をいくつか紹介します。
インパクトを与え印象に残すテンプレ
ユーザー(読者)の注意を引き、目にとめてもらうには、印象に残るような言葉や表現を使ってインパクトを与えるのも手です。
たとえば下記のようなテクニックが有効です。
インパクトを与えるコツ |
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実際の例文(テンプレート)としては下記のようなものが考えられます。
実際の文章例 |
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たとえばこんなブログの書き出しがあったら、続きが気になって思わず読んでしまうでしょう。
過剰にあおったり事実と違うことを書いてはいけませんが、読者の注意を引くことは読まれる記事のファーストステップとしてとても有効です。
記事を読むメリットを提示するテンプレ
記事を読むことでユーザー(読者)にどんなメリットがあるのかを提示するのも重要なポイントです。
読んでもなんのメリットもない文章なんて、誰も読んでくれませんからね。
たとえば下記のようなテクニックが有効です。
記事を読むメリットを提示 |
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実際の例文(テンプレート)としては下記のようなものが考えられます。
実際の文章例 |
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このように、記事を読むことでわかることを明確に伝え、記事を読んだあとに手に入る幸せな未来の姿をユーザーに想像してもらうことで、記事の続きを読んでもらうモチベーションにつなげることができます。
ちなみにこのようなライティング手法のことを「ベネフィットライティング」といいます。
数値やデータを活用するテンプレ
具体的な数値やデータを活用するのもおすすめです。
数字・データはユーザー(読者)の興味を引くだけでなく、信頼性の担保にもつながります。
たとえば下記のようなテクニックが有効です。
数値・データを活用するコツ |
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実際の例文(テンプレート)としては下記のようなものが考えられます。
実際の文章例 |
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抽象的でボカした表現にするよりも、具体的な数字を出して説明したほうが、ユーザーはイメージしやすく続きを読みたくなるでしょう。
また、調査データを使用する場合はしっかりと出典や引用元を明記し、コーディング時には引用タグを使うようにしてください。
疑問を投げかけるテンプレ
ユーザー(読者)に対して疑問を投げかける文章もおすすめです。
疑問を投げかけると、ユーザーはその答えが気になります。その心理を使って本文に誘導するのです。
実際の例文(テンプレート)としては下記のようなものが考えられます。
実際の文章例 |
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ユーザーの共感を得るテンプレ
ブログ記事の書き出しにユーザー(読者)の共感を引き出すような文章を入れるのもおすすめです。
たとえば下記のようなテクニックが有効です。
読者の共感を得るコツ |
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実際の例文(テンプレート)としては下記のようなものが考えられます。
実際の文章例 |
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ユーザーが抱える疑問や悩みを箇条書きで列挙してボックスで囲み、「このような悩みを解決します!」というような要素を入れるのも効果的です。
ブログの書き出しに挨拶は必要?
ブログの書き出しに「挨拶」が必要かどうか、気になっている方も多いでしょう。
結論からいえば、収益目的のブログの場合は挨拶の文章を入れる必要はありません。
ただし筆者の「自己紹介(プロフィール)」は、信頼性を高めるために役立つ可能性があります。
季節の挨拶や小ネタなどの雑談は不要
時候の挨拶や、ちょっとした小ネタのような雑談の記載は不要です。
収益目的のブログやSEOを意識したブログは「ユーザーの悩みを解決するための記事」であることが鉄則。
前述のとおり、書き出しの文字数は200〜300文字程度が目安であり、ここにさまざまな大切な要素を簡潔に詰めこむ必要があります。
その中に挨拶や雑談を入れる余裕はありませんよね。
悩みや疑問を素早く解決したい読者にとって、挨拶や雑談は意味のない不要な情報なのです。
日記ブログでは使われることも
収益化をめざしていない日記ブログであれば、挨拶を冒頭に入れても問題ないでしょう。
収益化しない日記ブログと収益目的のブログでは、そもそも目的が異なります。
SEOによる集客をおこなわない、商品・サービスの紹介をしない、ユーザーの問題解決を目的としていない場合は、特に気にすることなく自由に書いてください。
日記ブログでは読者とのコミュニケーションを楽しむのも目的の1つだと思いますので、挨拶や雑談はあってしかるべきだと思います。
筆者の自己紹介はあっても良い
筆者の自己紹介(プロフィール)はあったほうが良いでしょう。
自分の経歴や実績をプロフィールとしてまとめておくことによって、E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼)が高まり、
ユーザーからの信頼感や安心感を得られるとともに、検索エンジンからの評価(SEO効果)も期待できます。
筆者の自己紹介(プロフィール)については、ブログの書き出しの中に本文として書くというよりも、目次の上下などに独立したコンテンツとして挿入するのがおすすめです。
WordPressにプロフィールを表示させる方法については、下記の記事にくわしく解説しています。
【初心者も簡単】WordPressにプロフィールを設定&表示させる方法
- WordPressの使い方/操作方法
ブログの書き出しについてまとめ
ブログの書き出し(導入文、リード文)は、ユーザー(読者)が記事を読み進めるかどうかを判断する、とても重要な要素です。
本記事で紹介した下記のポイントを押さえながら、ユーザーを本文まで誘導できる書き出しを作りましょう。
また、ブログの書き出しの文章はある程度テンプレート化できるため、下記の文章例を参考に、自分用のテンプレートを作ってしまうのもおすすめです。
ブログの書き出しでもっとも大切なのは、「ユーザーに寄り添うこと」「読者の悩み・問題・不安を解決すること」ことです。
これはブログの書き出しだけではなく、ブログ全体の重要な目的でもあります。
ぜひ本記事の内容を参考にし、ユーザーにとって魅力的な書き出しを作ってみましょう。
読まれるブログ記事の書き方については、以下の記事でもくわしく解説しています。
【脱初心者】読まれるブログ記事の書き方!手順とコツを解説
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