無料ドメインはおすすめできない? その理由を徹底解説!

無料ドメインについて解説します。

ドメインは大きく2種類に分かれており、ブログサービスなどが提供する無料ドメイン(レンタルドメイン)と、自身で文字列を決めて取得する独自ドメインがあります。

ドメインは大きく2種類に分かれており、ブログサービスなどが提供する無料ドメイン(レンタルドメイン)と、自身で文字列を決めて取得する独自ドメインがあります。

無料ドメインは、「SEO的にデメリットがある」「突然サービスが終了する恐れがある」「文字列を選べない」などのデメリットもあるので注意が必要です。

本記事では、ドメインの基本情報や、無料ドメインの特徴やそのデメリットなどについて解説します。

また、独自ドメインを取得するメリットや、お得な取得方法についても紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

  • ※本記事で紹介している情報は執筆時点のものであり、閲覧時点では変更になっている場合がございます。また、ご利用の環境(ブラウザ、サーバー、プラグイン、テーマ、またはそのバージョンや設定、WordPress本体のバージョンや設定など)によっては本記事の情報通りに動作しない場合がございます。あらかじめご了承ください。

目次

監修者
サンツォ(吉岡 智将)

ブログ歴10年、マーケティング歴20年の副業ブロガー、SNSインフルエンサー。ブログやアフィリエイト、WordPressのノウハウを教えるWebサイト『マクサン』の運営者。ブログ収入の累計は億を超え、月100万円以上の収益を継続的に稼ぎ続ける。現在はブログのオンラインサロン『マクサン』の共同オーナーを務め、延べ800以上のブログ相談や初心者へのコンサルティングをおこなっている。そのほか12万人以上のフォロワーを抱えるInstagram『ベランダ飯』やブログ『ベランダ飯』など、複数のブログやSNSの運営に携わる。

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ドメインとは

ドメインとは、インターネット上の住所に例えられるものです。

具体的には、URLの「https://」もしくは「https://www.」の後に表記される部分を指します。

たとえば、Googleであれば「google.co.jp」。Yahoo!であれば「yahoo.co.jp」の部分がドメインです。

本来、Webサイトがインターネット上のどこにあるかは、ドメインに紐づけられているIPアドレスで判別します。

IPアドレスとは、住所で例えると緯度経度のようなもので、「000.00,00.00」といった数列です。

たとえば、東京タワーは緯度35.65858404079、経度139.74543164468に位置しています。

しかしこれではわかりづらく覚えられません。

そこで、「東京都港区芝公園4丁目2−8」といった住所が割り当てられています。

ドメインもこれと同様で、たとえばGoogleのIPアドレスは、「172.217.26.227」です。

しかしこれではわかりづらいため、「google.co.jp」といったドメインが割り当てられています。

つまりドメインとは、Webサイトがインターネット上のどこにあるかを示すIPアドレスを、人間がわかりやすいように文字列に変換したものです。

無料ドメインとは

無料ドメインとは、無料で取得できるドメインです。

多くの場合、無料ブログサービス(Amebaブログ、ライブドアブログ、はてなブログなど)や無料レンタルサーバーなどで借りることができます。

たとえば、ABCブログという架空の無料ブログサービスがあったとしましょう。

ABCブログでは、ブログを開設するすべての方に「abc.ne.jp」というドメインが与えられます。

これが無料ドメインです。

しかし、前述したとおりドメインはインターネット上の住所です。

ABCブログの利用者すべてが「abc.ne.jp」というドメインでは、全員が同じ住所になってしまいます。

なので、サブドメイン形式もしくはサブディレクトリ形式で個別のドメインを割り当てます。

  • 無料ブログ「ABCブログ」の大元ドメイン:abc.ne.jp
  • 花子さんに割り当てられたドメイン:hanako.abc.ne.jp(サブドメイン形式)
  • 一郎さんに割り当てられたドメイン:abc.ne.jp/Ichiro(サブディレクトリ形式)
  • ※サブドメインかサブディレクトリかは、無料ブログサービスによって違います。
  • ※上記の「hanako」「ichiro」の部分は利用者が自由に文字列を決められます。登録の際に設定するユーザーID(ユーザー名)が設定されるケースが多いです。

現実の住所で考えれば、次に説明する独自ドメインが戸建ての一軒家だとすれば、無料ドメインはマンションやアパートのようなものです。

マンションに住む住人の住所はすべて同じですが、「101号室」「205号室」など階数・部屋番号などで分けられます。

上記の例では、「hanako」「ichiro」が部屋番号にあたりますね。

独自ドメインとは

独自ドメインとは、主にドメイン取得サービスを使って自分で取得するドメインで、基本的には有料です。

無料ドメインがマンションやアパートであるとしたら、独自ドメインは戸建ての一軒家をイメージするとわかりやすいでしょう。

独自ドメインは世界にたった1つの、あなただけのオリジナルドメインとなります。

独自ドメインの場合、上記の「xxxxxx」「yyyyyy」「zzzzzz」の部分の文字列を自由に決められます。

また、「.jp」「.com」「.net」などトップレベルドメインも自分の好きなものを選択できます。

トップレベルドメインにはいくつかの種類があり、種類によって価格が異なります。

たとえば、一般的に日本固有のドメインである「.jp」がついたドメインは、「.com」「.net」などに比べ高価格で、新しく登場した「.site」「.shop」「.tokyo」などは他に比べて低価格です。

無料ドメインのデメリット

無料ドメインは無料で取得できるため、コストを削減することができます。

しかし、無料ドメインにはそのメリットを上回るデメリットも存在します。

運営コストは多少下げられたとしても、下記に説明するような多くのデメリットが存在するため、結果としてコスト増になってしまう場合もありえるのです。

突然サービス終了する恐れがある

無料ブログや無料レンタルサーバーなどの無料サービスは、突如サービスが終了するリスクがあります。

記憶に新しいところでは、Yahoo! JAPANが運営していた無料ブログ「Yahoo!ブログ」が2019年12月15日にサービスを終了しました。(※参照:Yahoo!ブログ終了のお知らせ)

このように、有名な大企業が運営するサービスでも、終了してしまうリスクはあるのですね。

サービスが終了してしまえば、当然提供されていた無料ドメインも使えなくなります。

サービス側が引っ越し先のブログサービスを案内してくれることもありますが、もしそのような救済措置がない場合は、自分で新たにドメインを取得したり引っ越し先のサービスを探すなど、面倒くさい作業が必要となります。

また、いずれの場合も今までコツコツ積み上げてきたSEO評価がリセットされてしまう(301リダイレクトが使えない)ことがほとんどです。

これは大きなデメリットですよね。

自由にドメイン名を選べない

無料ドメインは、サービスが提供するドメイン以外に自由にドメイン名を選ぶことができないのもデメリットです。

(ただし、前述のとおりサブドメインやサブディレクトリ部分の文字列は自分で決めることができます。)

また、どうしても長いURLになってしまうので、コピペミスが起こりやすいですし、覚えてもらいにくいというデメリットもあります。

またレンタルの無料ドメインだと、読者からの信頼感も得られにくいでしょう。

強制的に広告が表示されてしまう

無料ドメインを提供しているサービス(たとえば無料ブログサービス)の場合、サービス運営会社は無料でブログができる場を提供するかわりに、

会員ユーザーが開設したブログに広告を表示することで利益を得ていることがほとんどです。

無料サービスに広告が強制的に表示されるのは、このような理由があるのですね。

掲載される広告によっては、デザインやイメージを損なってしまう場合もあります。

またほとんどの場合、収益が得られやすい良い位置に広告が表示されてしまうため、自分の広告を貼って収益化したい場合に、利益を阻害されてしまうことになります。

他サイトの影響を受けるリスクがある

たとえば、あなたと同じ無料ドメインを利用する他のユーザーが、コピーサイトを制作していたり、公序良俗に反するコンテンツを掲載しているなどにより、

検索エンジンからペナルティを与えられたとします。

ペナルティを与えられたWebサイトは検索結果には表示されなくなりますが、この場合、同じ無料ドメインを利用しているあなたのWebサイトも、検索結果に表示されなくなるなどの可能性があります。

ペナルティとまではいかなくとも、同じ無料ドメイン内の他のサイトに掲載されているコンテンツの質が明らかに悪い場合も、検索エンジンからの評価は下がってしまいます。

検索エンジンは基本的にドメインが同じであれば同一のWebサイトとして評価をするため、他サイトの評価があなたのサイトの評価に悪影響をあたえる可能性があるのですね。

独自ドメインのメリット

検索エンジンは検索結果の多様性を実現させるため、1つの検索結果ページ内に同じドメインのWebサイトを(なるべく)同時に表示しないようにしています。

そのため、無料ドメインの場合、同じドメイン内で似たようなコンテンツを掲載しているWebサイトがある複数ある際には、どちらか一方しか表示されない可能性が高いのです。

つまり同じ無料ドメイン内のサイト同士で、競合してしまうということですね。

独自ドメインのメリット

コストはかかるけどデメリットの多い無料ドメインにくらべ、有料ではあるもののメリットが多いのが独自ドメインです。

Webサイトの信頼性が高まる

無料ドメインの文字列には、多くの場合「無料サービスの名称」などが含まれてしまいます。

日記ブログのようなメディアであればまだしも、企業や店舗のホームページ、個人であっても収益化を目指したWebサイトでは、どうしても信頼性が下がってしまうでしょう。

ブランディングの観点からも、無料ドメインよりも独自ドメインのほうが信頼性が高いはずです。

引越しても同一ドメインを使える

無料ドメインの場合、ドメインを提供している無料サービスが終了してしまった場合は、新たに独自ドメインを取得したり、他の無料サービスを探さなくてはなりません。

しかし元から独自ドメインであれば、サービスを引っ越ししてもレンタルサーバーを移行しても、ずっと同じドメインでWebサイトを運営し続けることができます。

検索エンジンやユーザーに覚えてもらったり、同じドメイン内で評価や信頼を積み重ねたい場合は、独自ドメインが圧倒的に有利だといえるでしょう。

SEO対策をしやすい

前提として、独自ドメインであれば必ずSEO対策で有利になるわけではありません。

たとえば、同じドメインを長く使い続けるとSEOに有利といわれますが、Googleのジョン・ミューラー氏は自身のX(旧Twitter)でこれを否定しています。

参照:Twitter‐johnmu.xml (personal)

重要なのは、良質なコンテンツを作成し続けることです。

長年放置しているドメインよりも、頻繁に良質なコンテンツを公開している新規ドメインのほうが高い評価を得られる可能性が高いでしょう。

とはいえ、良質なコンテンツを同じドメイン内で長期間発信し続けていれば、評価が蓄積され、SEO的に良い結果につながるでしょう。

その点では、サーバーやプラットフォームが変わっても同じドメインを使い続けられる独自ドメインは、SEOにも有利と言えます。

一方で、他サイトの影響を受けたり、引っ越しすると評価がリセットされてしまう無料ドメインでは、正当なSEO評価を得られにくいですよね。

ConoHa WINGなら独自ドメインが無料で取得できる

独自ドメインは有料で取得するのが一般的です。

しかし、レンタルサーバー会社によっては、無料で独自ドメインを取得できるプランもあります。

具体的には、レンタルサーバーの契約をすることを条件に、独自ドメインの取得が無料になるサービスです。

通常はレンタルサーバーの費用に加えて独自ドメインの取得費用もかかるので、かなりお得だといえるでしょう。

中でもレンタルサーバー「ConoHa WING」の長期契約プラン「WINGパック」であれば、好きな独自ドメインを2つまで無料で取得できるうえ、毎年かかる更新費用も無料です。

契約をしている間は永久無料で利用できるため、新たにドメイン取得を検討している方はぜひ検討してみてください。

無料ドメインについてまとめ

ドメインとは、インターネット上で自身のWebサイトの場所を特定するための住所のようなものです。

そして無料ドメインとは、マンションやアパートのように、複数のユーザーで一つのドメインを使えるようにしたもので、サブドメインやサブディレクトリで個人を判別します。

無料で手軽に取得できる反面、サービスが終了したら使えない、勝手に広告が表示される、検索結果で上位表示が難しいなど多くのデメリットがあるのも事実です。

一方で独自ドメインは、世界に一つだけのオリジナルなドメインを取得できるうえ、SEO対策も無料ドメインに比べて有利といわれています。

これからブログやWebサイトの運営を検討しているのであれば、独自ドメインの取得がおすすめです。

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