ホームページ作成の費用はいくら?相場や内訳、外注・自作のメリットデメリットを解説

ホームページ作成にかかる費用は、その作成方法によって大きく異なります。

ホームページを作成する方法は大きく分けると3種類あり、費用が高い順に並べると下記の順番になります。

  1. ホームページ制作会社に依頼する
  2. フリーランス(個人)に発注する
  3. 自分で作成する

結論を先にいってしまうと、個人や小規模店舗のホームページであれば、WordPressで自作する方法がおすすめです。

本記事では、ホームページの作成にかかる費用の相場、それぞれの作成方法におけるメリット・デメリットについて解説していきます。

WordPressでホームページを自作する手順や、低コストでクオリティの高いホームページを作成するコツについても紹介しますので、これからWordPressでホームページを作成しようと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

  • ※本記事で紹介している情報は執筆時点のものであり、閲覧時点では変更になっている場合がございます。また、ご利用の環境(ブラウザ、サーバー、プラグイン、テーマ、またはそのバージョンや設定、WordPress本体のバージョンや設定など)によっては本記事の情報通りに動作しない場合がございます。あらかじめご了承ください。

目次

監修者
サンツォ(吉岡 智将)

ブログ歴10年、マーケティング歴20年の副業ブロガー、SNSインフルエンサー。ブログやアフィリエイト、WordPressのノウハウを教えるWebサイト『マクサン』の運営者。ブログ収入の累計は億を超え、月100万円以上の収益を継続的に稼ぎ続ける。現在はブログのオンラインサロン『マクサン』の共同オーナーを務め、延べ800以上のブログ相談や初心者へのコンサルティングをおこなっている。そのほか12万人以上のフォロワーを抱えるInstagram『ベランダ飯』やブログ『ベランダ飯』など、複数のブログやSNSの運営に携わる。

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ホームページの基礎知識

最初に、「ホームページ」「Webサイト」「ブログ」など、混同されることの多い言葉の意味について理解していきましょう。

そもそもホームページとは?

ホームページとは、本来はWebブラウザが表示する最初のページ、あるいはWebサイトそのもののトップページを指す言葉です。

しかし、日本ではWebサイト全体を指す言葉として使用されるケースが多くなってきました。

そこで本記事では「ホームページ=Webサイト」と定義して進めていきます。

ホームページの意味

本来の意味
  • Webブラウザの用語で最初に表示するページ (*1)
  • Webサイトのトップページ
日本での意味
  • Webサイト全体を指す
  • (*1) 現在、おもなブラウザの一つであるGoogle Chromeでは、最初に表示するページを「起動ページ」、ホームアイコンを押下して開くページを「ホームページ」と呼び、別々に設定が可能です。

ホームページとブログの違い

ホームページとブログの大きな違いは、ページ構成が異なることです。

ホームページはトップページが固定され、その他のページはトップページからの階層構造になっています。

その他のページも、特定の役割を持った固定ページによって構成されている場合がほとんどです。

全体のサイト構成もある程度固定されており、ページの更新頻度はあまり高くありません。

一方、ブログのトップページは投稿記事の一覧になっていることが多く、新しい記事(投稿ページ)が時系列順に並ぶ構成です。

記事ページは次々と追加されていくことが一般的で、あらかじめ設定されたカテゴリにグルーピングされます。

ホームページとブログのページ構成の違い

ホームページ
  • トップページは固定されている(固定ページ)
  • その他のページはトップページからの階層構造である
  • Webサイトの全体構成はほぼ固定されており、更新頻度は低い
ブログ
  • トップページは投稿記事の一覧である
  • 新しい記事(投稿ページ)が時系列順に並んでいる
  • 記事がどんどん追加される(更新頻度が高い)

なお、WordPressでブログを作成する場合、トップページ(投稿記事の一覧)は自動的に生成されますが、ホームページを作成する場合にはトップページ(固定ページ)を自分で作成する必要があります。

※最近ではホームページ型のトップページを持つブログも増えています。

ホームページ作成にかかる費用の内訳

ホームページを作成・運営するには以下の費用がかかります。

ホームページ作成・運営にかかる費用

費用 説明 料金(目安)
レンタルサーバー代 インターネット上にホームページを公開するためのサーバー利用料金
  • 個人向け:月額500~2,000円
  • 法人向け:月額3,000円以上
独自ドメイン代 インターネット上に公開する独自ドメインの取得・維持管理費用 年額0円~3,000円程度
ホームページ制作費 ホームページの制作にかかる費用(規模や機能により大きく変動) 10万~200万円以上(詳細は後述)。
自作の場合は基本的に無料
メンテナンス費 ホームページ制作とは別に、保守管理・コンテンツの追加や修正などにかかる費用 月額5,000~5万円(詳細は後述)。
自作の場合は基本的に無料

上記のうち「レンタルサーバー代」と「独自ドメイン代」は、ホームページをインターネット上に公開するための費用で、毎月/毎年かかるランニングコストになります。

ホームページ制作費」はホームページを制作する際に発生する費用で、基本的には制作時にのみ必要な初期費用(イニシャルコスト)です。

ページを追加したり、古い情報を更新したりする際には別途追加費用が発生します。

一定量のページ更新やサーバー費用などをセットにして、毎月「メンテナンス費」が発生する場合もあります。

【制作方法別】ホームページ作成にかかる費用相場

ホームページ制作費とメンテナンス費は、ホームページの作成方法によって大きく変わります。

作成方法ごとの特徴と、ホームページ制作費やメンテナンス費の相場について、くわしくみていきましょう。

制作会社に依頼する場合の費用

ホームページ制作会社に依頼すれば、クオリティの高いホームページを作ることができます。

ただし、一般的には制作費用が高く、別途メンテナンス費がかかることも多いため、もっとも費用負担の大きい(お金のかかる)方法といえます。

1)ホームページ制作費

ホームページ制作費は、ホームページの規模(ページ数)実装する機能の多さで決まります。

サイトの規模を大まかに3つに分けた場合、費用の相場は以下のようになります。

制作会社に依頼する場合の相場

サイトの規模(ページ数) 機能/特徴 費用相場
小規模サイト
(10ページ程度)
  • インターネット上にホームページを公開するためのサーバー利用料金がかかる
  • デザインはテンプレート(*1)を使用するケースが多い
  • 一般的なページ構成(*2)となる
20万~50万円
中規模サイト
(10~30ページ)
  • オリジナルデザインが可能である
  • 発注者の要望に沿ったページ構成に仕上げられる
  • 商品販売も可能である(会員登録、買い物カゴ、電子決済などが利用可)
50万~100万円
大規模サイト
(30~80ページ)
  • オリジナルデザインが可能である
  • プロのWebコンサルタントが制作についてサポートしてくれる場合がある
  • プロのデザイナーやライターによるオリジナルコンテンツの作成も可能である
100万~300万円
  • (*1) 自社テンプレート、WordPressなど
  • (*2) トップページ、サイト概要、サービス内容、お問い合わせページなど

※このほかにサーバー代と独自ドメイン代がかかる(合計で年額1万~2万円程度)

また、依頼する制作会社によっても金額が変わる傾向があります。

制作会社による制作費の傾向
高い:大規模の制作会社 > 中規模の制作会社 >小規模の制作会社:安い

大規模な制作会社に依頼すれば、デザインや機能、品質がより優れている可能性は高いですが、その分費用も高くなります。

2)メンテナンス費

制作会社に依頼してホームページを作成した場合、ホームページのメンテナンス(記事の追加や修正)も制作会社に依頼することが一般的です(保守契約を結ぶ)。

メンテナンス費は依頼する制作会社によって料金が異なりますので、事前に確認しておきましょう。

メンテナンス費の相場

小~中規模制作会社 月額5,000円~2万円
大規模制作会社 月額2万円~5万円

大きなデザイン変更や機能の追加が必要な場合には、定額料金以外に別途料金が発生する可能性があります。

なお、メンテナンス費をかけたくない場合は、自分でメンテナンスをおこなう前提で、WordPressを利用してホームページを作成するように依頼しましょう。

個人に外注する場合の費用

個人に外注するとは、フリーランスで個人としてホームページ制作を請け負っている人に発注する方法です。

制作会社に依頼するよりも大幅に費用を抑えられるため、「制作会社に依頼したいけれど予算がない」というケースの選択肢になります。

ただし、フリーランスによっては品質の差が大きく変わる可能性が高いため、依頼先選びは慎重におこなう必要があります。

フリーランスに依頼する場合の費用の目安は下記のとおりです。

フリーランスに外注する場合の費用相場

ホームページ制作費 10万~30万円
メンテナンス費 0円(自分でメンテナンスをおこなう)
  • ※このほかにサーバー代と独自ドメイン代がかかる(合計で年額1万~2万円程度)

フリーランスの場合、WordPressなどのWebサイト作成ツールを利用することが一般的なので、メンテナンスは自分でおこなうことが前提です。

(もちろん継続的な契約を結び、メンテナンスを引き続き外注することも可能)

なお、依頼先のフリーランスを探すには、下記のようなクラウドソーシングサービスやスキルシェアマーケットを利用すると便利です。

たとえばココナラを利用すると、以下のようなホームページ作成サービスが見つかります。

ココナラ/ホームページ作成サービスの検索結果(例)

自分で作成する場合の費用

費用をもっとも安く抑えるには、ホームページを自分で作成することが一番です。

ホームページを自作する方法はおもに2つで、それぞれにかかる費用は下記のとおりです。

ホームページを自作する方法 費用の目安
無料のホームページ作成サービスを利用する 0円(無料)
WordPressで作成する 1万~2万円(任意で有料テーマ代がかかる)
  • ※このほかにレンタルサーバー代と独自ドメイン代がかかる(合計で年額1万~2万円程度)

次に、ホームページの自作方法についてくわしく解説します。

無料のホームページ作成サービスを利用する方法

ホームページ作成サービスのWix(ウィックス)Jimdo(ジンドゥー)などを利用すれば、レンタルサーバーの契約や、独自ドメインの取得は必要ありません。

それぞれのサービスにある無料プランを利用すれば、完全に無料でホームページの作成・運営が可能です。

ただし、機能や容量に上限があったり、サービス側の広告が強制表示されたりするなど、さまざまな制限があります。

有料プランにアップグレードするという選択肢もありますが、ホームページ作成後の管理のしやすさを考えると、次に紹介するWordPressで作成する方法がおすすめです。

WordPressで作成する方法

WordPress(ワードプレス)は世界シェアNo.1のCMS(コンテンツ・マネジメント・システムの略で、ブログやホームページの作成・管理をおこなうツール)です。

世界中にあるWebサイトの43.4%がWordPressで作られており、近年では個人サイトだけでなく企業サイトでも採用されるケースが多くなってきました。(2025年2月時点)

WordPress本体は無料でダウンロードできますが、レンタルサーバー代と独自ドメイン代のほかに、有料テーマの購入費(1万~2万円)が必要です。

ただ、有料テーマの導入は必須ではなく、費用のかからない無料テーマもたくさん存在します。

しかしながら有料テーマのほうがデザイン性・機能性・カスタマイズ性に優れている場合が多く、ユーザーサポートも充実しているためおすすめです。

WordPressの詳細については、下記の記事でくわしく解説しています。

【WordPressとは?】簡単にWebサイトを構築できる!世界シェアNo.1のCMS

  • WordPressの始め方

ホームページの外注費に影響する6つの要素

どのようなホームページを作成するかによって、外注費用は大きく変わります。

たとえば、凝ったデザインとシンプルデザインでは、凝ったデザインのホームページのほうが時間や手間がかかるため、費用は高くなります。

したがって、ホームページの外注費用について考える際には、どのような要素が費用に影響するかを把握し、要素ごとの優先順位を決めておくことが大切です。

ここでは、外注でホームページを作成する場合に、費用に影響する6つのポイントについて具体的にみていきましょう。

1.ホームページの種類

ホームページは掲載するコンテンツの目的や特徴によって、おもに以下の9種類に分けられます。

ホームページの種類 特徴
オウンドメディア
  • 企業が自社に関連した分野の情報を定期的に発信する
  • 集客増や認知度・信頼性の向上を目的として、ユーザーに役立つ情報を定期的に発信する
コーポレートサイト
  • 企業の公式サイトで、自社の基本情報を紹介する
  • インターネット上において「会社案内」の役割を担う
ブランドサイト
  • 商品やサービスのコンセプト、企業理念などを紹介する
  • 企業や商品・サービスのブランド力を高めることを目的とする
プロモーションサイト
  • 商品やサービスのプロモーションをおこなう
  • 商品・サービスの認知度を向上させ、購入につなげることを目的とする
サービスサイト
  • 商品・サービスを紹介し、顧客に商品の詳細な情報を提供する
  • 商品の購入・サービスの申し込みへつなげることを目的とする
ランディングページ
  • 一般的に、単一のWebページで構成されている
  • 広告等の受け皿として機能し、商品・サービスを紹介、購入につなげることを目的とする
メディアサイト(ポータルサイト)
  • 商品・サービスの情報に加え、天気や株価などの役立つ情報を提供する
  • 顧客の興味を引き、サービスサイトへ誘導するなど集客を目的とする
ECサイト
  • インターネット上で自社商品などの販売をおこなう
  • ショッピングサイトやオンラインストアとも呼ばれる
  • 商品・サービスの売上増を目的とする
採用サイト(リクルートサイト)
  • 企業の採用活動に特化。ターゲットを求職者に絞り、採用活動を効果的・効率的におこなうことを目的とする

ホームページの種類によって、掲載すべき情報、デザイン、ページ数などが異なります。

そのため、どの種類のホームページを作成するかよって外注費は大きく変わるのです。

2.ホームページを作成する目的

どのような目的でホームページを作成するのかによっても、制作費用は左右されます。

ホームページ作成の目的(例)

  • 会社情報の紹介
  • 広報
  • 宣伝
  • 集客
  • 販売・購入
  • ブランディング
  • 店舗紹介
  • 人材募集

どのような目的でホームページを作成するのかは、外注費を左右する要素になります。

たとえば、単に会社情報のみを掲載すれば良いのであれば、外注費用は高額にはならないでしょう。

それに対し、商品やサービスのブランディングや集客、販売・購入などを目的とする場合には、コンテンツの質や量を充実させる必要があり、外注費も高くなります。

3.ホームページのデザイン

ホームページのデザインも、外注費を左右する要素です。

どのような目的のホームページであっても、ホームページの入り口となるトップページはデザイン費が高額になる傾向にあります。

また、デザインに対しこだわりが強い場合は、デザインテンプレートをそのまま使用できずに、オーダーメイドでの作成となる可能性もあるでしょう。

その場合にはデザイン費用が高額になり、作成に時間もかかります。

ホームページの運用を始めてから、大きな改修が必要となる可能性もあります。

最初はデザインにあまりこだわり過ぎず、ホームページの種類や目的に応じて、何を重視してデザインすべきかを考えることが大切です。

4.ホームページの機能

ホームページに実装する機能が多かったり複雑だったりするほど、作成費用は高くなります。

たとえば、単に会社情報などのテキストや画像を載せるだけのホームページであれば、それほど予算はかかりません。

それに対し、EC機能や予約機能などの特殊な機能を実装する場合は、そのぶん予算が大きくなるでしょう。

ホームページの機能の例

  • オンライン予約システム
  • ネットショッピング(EC)
  • 問い合わせフォーム

ホームページの種類や目的に応じて、必要な機能は異なります。

ホームページを作成する際には、その機能が本当に必要なのか、あとから追加で実装を検討できるものなのかなど、希望する機能の優先順位を考えておくことが大切です。

5.ホームページに使用する素材

ホームページを作成するには、テキスト、写真、イラスト、動画などの素材が必要です。

どのような素材を使用するのか、どのくらいの量の素材が必要なのかによって、コンテンツ作成費用は変動します。

オリジナルの素材が必要な場合は、カメラマンやデザイナーに依頼して素材を用意するケースもあります。

なお、ホームページを外注する場合には、カメラマンやデザイナーの手配は制作会社が担うことが一般的です。

素材にかかる費用を抑えたい場合は、著作権に配慮されたフリー素材を利用する方法もあります。

ただし、フリー素材はオリジナリティが欠けてしまうというデメリットがあるため、使用の際は慎重に検討しましょう。

6.ホームページ作成後のアフターフォロー

ホームページは作成して公開すれば終わりではなく、日常的な保守・管理が欠かせません。

保守・管理の例

  • ホームページのメンテナンス
  • セキュリティ対策
  • コンテンツの更新・修正
  • 新しい機能の追加 など

保守・管理も外注する場合には、ランニングコストを考慮して予算を立てる必要があります。

保守や管理には専門知識が要求されますが、自社内で対応できる場合には、その分の費用を抑えることが可能です。

ホームページ作成を「制作会社」に依頼するメリット・デメリット

ホームページの作成方法には「制作会社への外注」「個人(フリーランス)への外注」「自分(自社)で作成する」という3つの方法があります。

作成方法に悩んでいる場合には、個々のメリット・デメリットを検討して、自分に合った方法をとるのも一つの方法です。

まずは、ホームページ作成を「制作会社」に依頼するメリット・デメリットについて解説します。

ホームページ作成を「制作会社」に依頼するメリット

ホームページ制作会社に依頼するメリットは次の2つです。

クオリティの高いホームページを作れる

第1のメリットは「クオリティの高いホームページを作れる」ことです。

実績の豊富な制作会社なら、経験やノウハウを活かして、デザイン性・機能性ともに優れた高品質なホームページを作れます。

イメージどおりのホームページを作りたいなら、制作会社への依頼が手っ取り早い方法です。

ポイント
  • デザイン性・機能性において高品質なホームページが作れる
  • イメージどおりのホームページを作る手っ取り早い方法

ただし、制作会社によってはスキルが低かったり、対応が悪かったりして望みどおりのホームページが作成できないケースもあるでしょう。

また、制作会社にも得意な分野や経験が少ない分野があります。

よって、制作会社を選ぶ際には、なるべく目的にあったホームページ制作の実績がある業者を選ぶことが大切です。

手間や時間をかけずに済む

第2のメリットは「手間や時間をかけずに済む」ことです。

制作会社なら安心して任せられるので、本来の業務に専念し時間を有効に使えます。

ポイント
  • 安心してホームページ制作を任せられる
  • 本来の業務や集客記事の作成に専念できる

ただし、入念な打ち合わせは必要です。

依頼主の要望が伝わりやすいように、大まかなデザインやページ構成、掲載したい内容や画像(写真、図、地図など)を準備しておけば、ホームページ制作がスムーズに進みます。

制作会社の作業を減らすことで、費用が安くなることもあります。

ホームページ作成を「制作会社」に依頼するデメリット

ホームページ制作会社に依頼する際に、考慮すべきデメリットは以下の4つです。

費用が高額

制作会社に依頼する場合、ある程度まとまった費用が必要になります。

小規模で一般的な構成のホームページでも20万円以上、中規模だと50万~100万円、大規模なホームページになると100万~200万円以上かかる場合があります。

制作会社の費用が高額な理由
  • 会社の維持費(事務所費用、人件費など)が価格に上乗せされているから
  • 大規模な制作会社ほど会社の維持費が高くなり、ホームページ制作費も高くなる傾向がある

企業のホームページを作成・運営するなら、それほど高い投資ではないかもしれません。

しかし、個人や小規模店舗のホームページの場合、大きな出費となります。

気軽に更新ができない

制作会社がオリジナルで作成したホームページは、デザインの変更や機能追加はもちろん、多くはコンテンツの追加や修正も自由にできない仕様になっています。

そのため、ホームページのメンテナンスも制作会社に依頼することが通例です。

気軽に更新できない理由
  • ホームページのメンテナンスが自由にできない
  • コンテンツの追加・修正にも費用がかかる

定期的にコンテンツを更新していくホームページの場合、別途保守契約を結んで対応してもらいます。

しかし、更新が一定量を超えると追加料金が発生するケースもあり、その場合は頻繁には更新できなくなってしまいます。

完成までに時間がかかる

一般的に、制作会社は依頼主の要望を反映し一定以上の品質を確保するために、下記のような工程でホームページ制作を進めます。

ホームページの制作工程
  1. 工程1:打ち合わせ(ヒアリング)
    依頼主の要望を聞く(目的、サイト規模、デザイン、機能など)
  2. 工程2:要件定義
    打ち合わせの内容をもとに、どのようなホームページ作るのかをまとめる
  3. 工程3:設計
    要件定義をもとに、ホームページのデザインやページ構成を設計する
  4. 工程4:製造・テスト
    設計書にしたがってホームページを制作・テストする
  5. 工程5:リリース(納品)

それぞれの行程で書類(要件定義書、設計書、チェックシートなど)を作成・確認しながら進めていくため、必然的に時間がかかってしまうのです。

また、行程ごとに担当者が変わることが多く、依頼主の要望が反映されるまでに時間がかかるという側面もあります。

完成までに一定期間がかかる理由
  • 各制作工程で書類を作成し内容を確認しながら作業を進めるため
  • 複数の担当者で作業を分担しているため

SEO対策が苦手な制作会社もある

SEO対策は集客できるホームページを作成するには欠かせないスキル(知識、技術)です。

SEO(検索エンジン最適化)対策とは
  • Googleなどの検索結果で上位表示して、アクセス数を増やす手法のこと。
  • 検索エンジンは日々進化しているため、常に最新情報を収集・対応する必要がある。

しかし、ホームページ制作会社の中には、SEO対策のスキルが不十分なところもあります。

デザイン性や機能性を重視するあまり、SEOにとって不利な構成でホームページを作成してしまうケースも多々あるでしょう。

ホームページを制作するスキルと、SEO対策のスキルは別物だと心得てください。

ポイント
  • ホームページ制作とSEO対策のスキルは別物
  • 制作会社の選定には、最新のSEO対策スキルが重要な鍵

また、検索エンジンは日々進化し続けており、以前は有効だった手法でも現在は効果がない、あるいは逆効果になるケースもあります。

制作会社に依頼する際には、最新のSEO対策にくわしい専門業者を選びましょう。

ホームページ作成を「個人」に依頼するメリット・デメリット

次に、ホームページ制作を個人(フリーランス)へ発注するメリット・デメリットについて説明します。

ホームページ作成を「個人」に依頼するメリット

ホームページ制作を個人(フリーランス)に依頼するメリットは、以下の2つです。

制作会社より費用が安い

第1のメリットは「制作会社より費用が安い」ことです。

下記のように小規模なホームページであれば、10万~30万円程度で作成できます。

制作会社に依頼する場合と比較すると、費用は半額程度に抑えられます。

小規模なホームページの制作費(目安)

制作会社に依頼した場合 20万~50万円
フリーランスに発注した場合 10万~30万円

フリーランスの費用が安い理由はおもに下記のとおりです。

費用が安い理由
  • 事務所費がかからない
  • 人件費が抑えられる

フリーランスの多くは自宅で作業するため、事務所費がかかりません。

また、制作会社が複数の担当者やチームで作業するのに対し、フリーランスは1人で作業する場合が多いので人件費も抑えられます。

コミュニケーションを取りやすい

第2のメリットは「コミュニケーションを取りやすい」ことです。

コミュニケーション(意思疎通)が取りやすければ、依頼主の要望が反映されやすく、イメージどおりか、それ以上のホームページに仕上がる可能性が高くなります。

コミュニケーション(意思疎通)が取りやすいメリット
  • 依頼主の要望が反映されやすい
  • スピーディーに対応してもらえる

通常、制作会社に依頼すると窓口となる担当者が付きますが、実際にホームページを制作するのは別の制作チームです。

そのため、依頼主の要望が正確に制作チームに伝わらなかったり、対応してもらうまでに時間がかかったりします。

その点、フリーランスであれば、窓口もホームページ制作も1人で担当するため、情報伝達の齟齬がなくスピーディーに対応してもらえます。

ホームページ作成を「個人」に依頼するデメリット

個人(フリーランス)に依頼すれば、費用を安く抑えることが可能ですが、以下のようなデメリットがあります。

スキルを見極める必要がある

フリーランスでホームページ制作を請け負っている人のスキルはさまざまです。

下記のように、プロレベルの人とアマチュアレベルの人が混在しているので注意してください。

フリーランスの経歴とホームページ制作スキル

フリーランスの経歴 ホームページ制作スキル
ホームページ制作会社やソフトウエア開発会社で経験を積んだ人 制作会社と同等のスキルを有している可能性が高い(プロレベル)
講座や独学でホームページ制作を学んだ人 ホームページ制作はひととおりできるが、知識や技術が不足している可能性がある(アマチュアに近いレベル)

フリーランスに発注する際は、経歴・実績・ポートフォリオ(*1)を確認し、希望に沿ったホームページを作成してもらえるかどうかを十分に見極める必要があります。

(*1) 制作可能なホームページのサンプルやデモサイト

納期遅延や廃業のリスクがある

フリーランスは通常1人ですべての作業を担当します。

つまり、制作会社と違って代わりの人がいないことが大きなリスクです。

何かしらのトラブル(病気、交通事故など)が発生すると、作業が中断する(納期遅延)、あるいは継続できなくなる可能性があります。

納期遅延や廃業リスクの理由
  • フリーランスは代わりの人がいない
  • トラブル発生でホームページ制作が中断してしまうケースがある

また、フリーランスの収入は不安定なため、廃業してしまうリスクもあります。

さすがにホームページ制作中に廃業するケースはないと思いますが、あとからメンテナンスを依頼しようと思っても、対応してもらえないケースが考えられます。

フリーランスに依頼する場合は、メンテナンスは自分でおこなえるように、WordPressなどの誰でも利用できるCMSで作成してもらうことがおすすめです。

ホームページを「自分」で作成するメリット・デメリット

自分でホームページを作成する場合のメリット・デメリットを解説します。

ホームページを自作するには、おもに2つの方法(無料のホームページ作成サービスを利用/WordPressで作成)がありますが、ここでは、WordPressで作成することを前提として説明していきます。

ホームページを「自分」で作成するメリット

WordPressでホームページを自作するメリットは、以下の4つです。

低価格で作成できる

第1のメリットは「低価格で作成できる」ことです。

WordPress本体は無料のため、かかる費用はレンタルサーバー代と独自ドメイン代のみです。

この2つの費用は、制作会社やフリーランスに依頼してもかかるため、ホームページ制作費は実質0円になります。

有料テーマを利用しても買い切りで1万~2万円程度です。

ポイント
  • WordPress本体は無料なので制作費は実質0円
  • 複数のホームページを作成するなら断然有利

とくに、複数のホームページを作成する場合は、大幅に費用を節約できます。

好きなタイミングで更新できる

第2のメリットは「好きなタイミングで更新できる」ことです。

制作会社に依頼すると、記事の追加やちょっとした修正にも時間がかかります。

しかし、自分で作成したホームページなら、いつでも好きなとき(都合の良い日、都合の良い時間)にすぐに更新できます。

ポイント
  • 記事の追加や修正が自分で簡単にできる
  • 思いどおりのホームページ運営が可能

WordPressで自作すれば、ちょっとしたアイデアをすぐにホームページへ反映できるので、思いどおりのホームページ運営が可能です。

自由にカスタマイズできる

第3のメリットは「自由にカスタマイズできる」ことです。

制作会社に依頼した場合、デザインの変更や機能追加には別途費用と時間がかかります。

しかしながらWordPressで自作すれば、デザインの変更はWordPressテーマを変更したり、カスタマイズしたりすることにより簡単に実行できます。

ポイント
  • WordPressテーマにより、デザインの変更やカスタマイズが可能
  • プラグイン導入による機能の追加も簡単

また、プラグインの導入により機能の追加も簡単です。

プラグインはWordPressにいつでも自由に機能を後付けできる仕組みで、プログラミングの知識がまったくない初心者でも、複雑な機能を簡単に実装することができます。

スキルアップにもつながる

第4のメリットは「スキルアップにもつながる」ことです。

一度ホームページを自作してノウハウを身に付ければ、別のホームページも簡単に作れるようになります。

つまり、将来的には低価格でホームページを作成・運営するスキルを習得できるということです。

ポイント
  • 将来的に低価格でホームページを制作できるスキルが身に付く
  • 習得したスキルは、集客アップ、収益アップにつながる大切な資産になる

また、集客できるホームページに育てていく中で、SEO対策やWebライティングなどのスキルも身に付きます。

これらのスキルは、集客アップ・収益アップへとつながる大切な資産になります。

ホームページを「自分」で作成するデメリット

自分でホームページを作成する際に、注意すべきデメリットは以下の2つです。

ある程度の知識・スキルが必要

WordPressを利用すれば、比較的簡単にホームページを作れます。

デザインの変更やカスタマイズ、プラグインを利用した機能追加も簡単です。

しかし、一歩踏み込んで独自のデザインにカスタマイズしたり、オリジナル性の高いホームページに仕上げたりするには、プログラミング言語(PHP、JavaScript)やマークアップ言語(HTML、CSS)の知識が必要です。

ある程度の知識・スキルが必要な理由
  • オリジナル性の高いホームページに仕上げるには、プログラム言語などの知識が必要
  • 集客効果をアップさせるにはSEO対策スキルも必要

また、ホームページの集客効果をアップするには、SEO対策のスキルも重要です。

基本的なことは知識のない初心者でもできますが、自由に使いこなすためには知識とスキルが必要です。

素人っぽいデザインになりやすい

WordPressのメリットの一つに「デザインのカスタマイズ性の高さ」があげられます。

しかし、最初からデザイン性が高いホームページを作ることは難しく、どちらかというと素人っぽい見た目になりがちです。

そこで、有料テーマを利用することがおすすめです。

有料テーマには始めからデザイン性が高いテンプレートが用意されているので、初心者でもプロ並みのホームページを作れます。

有料テーマのおもなメリット
  • デザイン性とカスタマイズ性が高い
  • 装飾機能が豊富
  • 集客や収益化に便利な機能を搭載(広告管理、表示速度の高速化、SEO対策など)

有料テーマにはほかにも、記事作成や収益化に便利な機能が搭載されています。

購入費用(買い切りで1万~2万円が相場)はかかりますが、その価値は十分ありますので、初心者ほど積極的に利用しましょう。

ホームページ作成は外注と自作どちらにすべき?

ここまで、ホームページの作成方法や、それぞれにかかる費用(目安)とメリット・デメリットについて説明してきましたが、結局どの方法を選べば良いのでしょうか?

それは、目的や予算によって変わってきますので、以下の2つのケースに分けて説明しましょう。

【外注】クオリティ重視の場合は制作会社に依頼することがおすすめ

ホームページ作成を外注することがおすすめのケースについて解説します。

十分な予算が確保できる場合は制作会社へ依頼する

制作会社への外注は、ほかの作成方法に比べてクオリティの高いホームページに仕上がるというメリットがあります。

その反面、費用はかなり高額になります。

制作会社に依頼するメリット・デメリット

メリット
  • クオリティの高いホームページを作れる
  • 手間や時間をとらずに済む
デメリット
  • 費用が高額
  • 気軽に更新できない
  • 完成までに一定期間がかかる

定期的に記事を追加/修正する場合は、制作費のほかにメンテナンス費もかかります。

したがって、制作会社に依頼するほうが向いているのは、以下のケースです。

制作会社に依頼するほうが向いているケース
  • 予算が十分にある(お金をかけられる)
  • 最初からクオリティの高いホームページを作りたい
  • (基本的には)中~大規模な企業のホームページを作りたい

予算が少ない場合はフリーランス(個人)への依頼も検討する

「制作会社に依頼したいが予算が少ない」というケースであれば、個人(フリーランス)へ依頼することも検討しましょう。

フリーランスに依頼するメリット・デメリットは、以下のとおりです。

個人に依頼するメリット・デメリット

メリット
  • 制作会社より費用が安い
  • コミュニケーションを取りやすい
デメリット
  • 人によってスキルの差が大きい(スキルを見極める必要がある)
  • 納期遅延や廃業のリスクが大きい

個人で作業するため、大規模なホームページ制作には向きませんが、依頼先によっては制作会社レベルで高いクオリティのホームページを低価格で作れます。

ただし、フリーランスに依頼するデメリットを考慮し、スキルを見極める必要があります。

【自作】低コスト・カスタマイズ自由度を重視するなら自分で作成することがおすすめ

ホームページを自分で作成するほうが向いているケースは、以下のとおりです。

自作するほうが向いているケース
  • 予算がない
  • 自由に更新&カスタマイズしたい
  • 個人や小規模店舗のホームページを作りたい

WordPressで自作するメリットは、低価格で本格的なホームページが作成・運営できることと、自由に更新&カスタマイズできることです。

ホームページを自作するメリット・デメリット

メリット
  • 低価格で本格的なホームページを作成できる
  • 自由に更新&カスタマイズできる
  • スキルアップにつながる
デメリット
  • ある程度の知識・スキルが必要である(徐々に学んでいけばOK)
  • デザインが素人っぽくなる可能性がある(有料テーマ利用で解決)

デメリットもありますが、知識やスキルは徐々に学んでいけば十分です。

デザインの問題については、有料テーマを利用することにより解消できます。

シンプルなホームページなら初心者でも短期間で作成可能

簡単なホームページであれば、初心者でも数日~1週間程度で作成可能です。

制作会社やフリーランスに依頼しても、ある程度の期間はかかりますし、自由に情報発信するためには自作したほうが有利です。

ぜひ、ホームページの自作にチャレンジしてください。

WordPressでホームページを作成するために最低限必要な知識

個人や小規模店舗のホームページなら、やはり自作することをおすすめします。

ある程度の知識は必要ですが、最初は下記のレベルで十分です。

WordPressでホームページを自作するために必要な知識
  • パソコンで操作ができる
  • わからないことは自らインターネットで検索できる

これ以上は、ホームページを制作・運営しながら、徐々に身に付けていけば問題ありません。

WordPressの始め方や使い方については、以下の記事でくわしく解説しています。

【WordPressの始め方】初心者でも最短10分でできる!簡単で失敗しない開設方法

  • WordPressの始め方

【初心者向け】WordPressの使い方マニュアル!もう難しいなんて言わせない

  • WordPressの使い方/操作方法

ホームページを自分で作成する手順

本記事では、WordPressでホームページを自作する方法を推奨していますが、「本当に初心者でもできるのか?」と疑問に思っている人も多いでしょう。

そのような疑問を解消するために、ここではWordPressを利用してホームページを自作する際の手順について紹介します。

なお、WordPressの始め方については、下記の記事で紹介しているので参考にしてください。

【WordPressの始め方】初心者でも最短10分でできる!簡単で失敗しない開設方法

  • WordPressの始め方

基本的なホームページ制作の流れ

WordPressでホームページを作成する手順を説明します。

利用するレンタルサーバーによって、多少異なる場合もありますが、基本的な流れは下記のとおりです。

ホームページの制作工程
  1. STEP1:レンタルサーバーの契約
    ホームページをインターネット上に公開するためのレンタルサーバーを契約する
  2. STEP2:独自ドメインの取得
    ホームページで利用する独自ドメインを取得する
  3. STEP3:DNSを設定
    独自ドメインとレンタルサーバーのIPアドレスを紐付ける
  4. STEP4:SSLを設定
    ホームページがインターネット上で送受信するデータを暗号化する作業
  5. STEP5:WordPress本体をインストール
    通常はレンタルサーバーのWordPress自動インストール機能を利用する(*1)
  6. STEP6:WordPressテーマをインストール
    ホームページ作成用のWordPressテーマをインストールする(*2)
  7. STEP7:WordPressの初期設定
    サイト名、管理者の表示名、パーマリンク、画像表示などを設定する
  8. STEP8:プラグインをインストール
    セキュリティ対策、SEO対策、画像圧縮などの必要なプラグインをインストールする
  9. STEP9:コンテンツを作成&公開
    必要なコンテンツ(トップページ、メニュー、その他)を作成して公開する
  • (*1) 手作業でのインストールは初心者には困難なため、必ずWordPressの自動インストール機能を備えたレンタルサーバーを選ぶこと。
  • (*2) ブログではなくホームページを制作する場合は、ホームページ向けに設計されたテーマ(Lightningなど)を選ぶと効率的。

一見すると作業手順が多いので、初心者には難しいと感じるかもしれませんが、実はもっと簡単な方法があります。

それは、次に説明するConoHa WINGの「WordPressかんたんセットアップ」を利用する方法です。

なお、WordPressでホームページを作る方法は、下記の記事でも紹介しているので参考にしてください。

【初心者向け】WordPressでホームページを作る方法

  • WordPressの始め方

WordPress自動インストール機能を使う場合の流れ

WordPressでホームページを作成する一般的な手順は、前述したとおりですが、

ConoHa WINGの「WordPressかんたんセットアップ」を利用すると、以下のようにとても簡単にホームページが完成します。

ホームページの制作工程
  1. STEP1:ConoHa WINGの「WordPressかんたんセットアップ」に申し込む
    下記作業が一括で自動的に実行される
    • 独自ドメインの取得
    • DNSの設定
    • SSLの設定
    • WordPress本体のインストール(*1)
    • WordPressテーマのインストール
  2. STEP2:WordPressテーマをインストール
    ホームページ制作用のWordPressテーマをインストール(*2)
  3. STEP3:WordPressの初期設定
    サイト名、管理者の表示名、パーマリンク、画面表示などを設定
  4. STEP4:プラグインをインストール
    セキュリティ対策、SEO対策、画像圧縮などの必要なプラグインをインストール
  5. STEP5:コンテンツを作成&公開
    必要なコンテンツ(トップページ、メニュー、その他)を作成して公開
  • (*1) 必要であれば、ConoHa WING提携テーマのインストールが可能。
  • (*2) ブログではなくホームページを制作する場合は、ホームページ向けに設計されたテーマ(Lightningなど)を選ぶと効率的。

上記のように(STEP1)、面倒な作業はすべてレンタルサーバー側で自動的に一括で実行してくれるので、あとは必要なプラグインのインストールと、必要なコンテンツを作成するだけです。

ホームページを自作する自信がない人でも、これなら挑戦できるのではないでしょうか。

なお、WordPessかんたんセットアップの詳細は、下記の公式ページをご覧ください。

低コスト・ハイクオリティなホームページを自作する3つのポイント

コストを抑えつつ、クオリティの高いホームページを自分で作るためのポイントについて解説します。

コスパが高いレンタルサーバーを選ぶ

第1のコツは「コストパフォーマンスが高いレンタルサーバーを選ぶ」こと。

WordPressで自作する場合の費用は、レンタルサーバー代が大きな割合を占めています。

したがって、レンタルサーバー代を抑えることが低コストにつながります。

ただし、安価なサーバーは性能(表示速度・安定性)が低い傾向が強く、おすすめできません。

レンタルサーバーはホームページの土台となるものなので、妥協せずに高性能なサーバーを選びましょう。

コスパが高いレンタルサーバーを選ぶポイント
  • 価格帯は月額1,000~2,000円程度
  • 高速性、安定性、サポート体制など評判が良いサーバーを選ぶ

おすすめの価格帯は月額1,000~2,000円程度です。

ただし、長期割引などの特典やキャンペーンなどを上手に利用すれば中小規模のホームページを作成する場合であれば、月額600~800円程度まで下げることができます。

この価格帯のプランは需要が多く、レンタルサーバー各社も力を入れているため、コストパフォーマンスが高い傾向です。

その中から、高速性・安定性・サポート体制などの評判が良いサーバーを選びましょう。

独自ドメインが無料になるレンタルサーバーを選ぶ

第2のコツは「独自ドメインが無料になるレンタルサーバーを選ぶ」ことです。

独自ドメインを取得する方法は、以下の2種類(有料/無料)があります。

独自ドメインを取得する方法
  • ドメイン管理事業者(レジストラ)から取得する(有料)
  • レンタルサーバー契約時に無料で独自ドメインを取得する(契約中は永久無料)

(1)の方法は、以前からある一般的な方法です。

(2)の方法は、レンタルサーバー会社が実施しているサービス、またはキャンペーンです。

レンタルサーバーによって、取得できる独自ドメインの種類(.com /.jpなど)に制限はあるものの、契約中は永久無料で利用できるので、大幅なコストカットとなります。

これからレンタルサーバーを契約する場合は、迷わず(2)の方法を選びましょう。

デザイン性の高いテーマを使う

第3のコツは、デザイン性の高い「有料テーマを使う」こと。

有料テーマは始めからデザイン性に優れているものが多く、クオリティの高いホームページが簡単に作れるように設計されています。

有料テーマを導入するための費用(1万~2万円程度)がかかりますが、制作会社に依頼するよりは格安です。

有料テーマを導入するメリット
  • 始めからデザイン性が優れている
  • クオリティが高いホームページが簡単に作れる
  • WordPressのバージョンアップ対応やサポート体制が充実

無料テーマの中にはデザインや機能性が優れているものもありますが、WordPressのバージョンアップ対応や、サポート体制にはやや不安が残ります。

初心者が安心してホームページを制作・運営するためには、有料テーマの導入を検討しましょう。

おすすめの有料テーマは、下記の記事でくわしく紹介しています。

【これが正解】WordPressの有料テーマ!絶対に外せないおすすめ10選

  • WordPressの使い方/操作方法

ホームページ作成におすすめのレンタルサーバー

ホームページの運営には高性能のレンタルサーバー選びが欠かせません。

性能が低いサーバーを選んでしまうと、表示速度が遅かったり、動作が不安定だったりして、せっかくアクセスしてくれたユーザーを逃してしまいます。

コスパが高く高性能なレンタルサーバーであればConoHa WINGをおすすめします。

表示速度が速い

ConoHa WINGは、サーバー処理速度の速さが特徴のレンタルサーバーです。

国内最速の表示速度を誇り、2位以下に約2倍の差がついたという結果も出ています(2024年8月自社調べ)。

最新の技術を豊富に盛り込み、表示速度だけではなく稼働の安定性についても優れています。

コストパフォーマンスが高い

ConoHa WINGは高機能・高性能のレンタルサーバーであるため、「料金が高いのでは?」と思われがちですが、コストパフォーマンスの高さにも定評があります。

長期割引サービスの「WINGパック」であれば、最安で月額643円から利用が可能です。※2023年4月執筆時点

また、初期費用が無料で、ほかに独自ドメインが2つまで永久無料で利用できます。

有料テーマが割引価格で購入できる

ConoHa WINGでは、人気の有料テーマをお得な割引価格で購入することができます。

有料テーマを使えば簡単な操作と設定だけで、初心者でもプロ並みのデザイン性の高いホームページを作ることができます。

ユーザーサポートやユーザーフォーラムも充実しているため、トラブルや不明点が生じた際にも、簡単に問題解決をおこなうことが可能です。

その他ConoHa WINGの詳細については公式ページでご確認ください。

ホームページを作成する前に知っておきたい注意点

最後に、ホームページ作成における、外注・自作それぞれの注意点についてみてみましょう。

ホームページを外注する際の注意点

外注先を選ぶ際には、「安さ」だけを判断基準にすることはやめましょう

必ずしも安い=低品質とは限りませんが、クオリティの低いホームページになったり、ホームページの作成目的が果たせなくなったりするおそれがあります。

コストを重要視した結果、かえって損をしてしまっては本末転倒です。

ホームページを外注する場合には、制作会社の実績をよく確認し、数社の相見積もりを取って比較検討しましょう。

プラン内容や料金などを総合的に判断して、信頼できる担当者がいる制作会社または個人(フリーランス)に依頼することがおすすめです。

ホームページを自作する際の注意点

ホームページを自分で作成する際には、以下の点に注意が必要です。

実際に作成する前に、注意すべきポイントについて押さえておきましょう。

他社ホームページのコンテンツをコピーしない

自分でホームページに掲載するコンテンツを作成する際に、他社の既存コンテンツを無断使用することは絶対に避けてください。

記事や写真、画像などのコンテンツには「著作権」があります。

もし他社のコンテンツをコピーして使用した場合、著作権侵害にあたる可能性が高いでしょう。

フリー素材を利用する場合にも、素材サイトの利用規約をよく確認し、素材の利用が可能な範囲を守って使用することが重要です。

ホームページにセキュリティ対策を講じる

ホームページを公開するうえで、「セキュリティ対策」を避けては通れません。

年々サイバー攻撃は激化しており、また手口も巧妙になっており、ホームページのセキュリティ対策が不可欠です。

万一、ユーザーの個人情報が流出してしまうと、企業の社会的信用が損なわれてしまうおそれがあります。

きちんとセキュリティ対策をおこなうためには高度な専門知識とスキルが必要なため、個人で十分に対策を講じるのは困難です。

ホームページを自分で作成する場合には、セキュリティ対策機能が充実しているレンタルサーバーを選ぶとよいでしょう。

レンタルサーバーConoHa WINGは、ホームページを常時SSL化するための「独自SSL」を利用できます。

SSL化とは、ホームページ全体の通信を暗号化することです。

ホームページを常時SSL化することにより、以下のようなリスクを軽減できます。

  • ホームページのデータ改ざん
  • なりすましによる盗聴やデータの悪用
  • 個人情報やクレジットカード番号などの漏えい

SSL化については、以下の記事でくわしく解説しています。

【WordPressのSSL】対応方法やSSL化すべき理由を解説

  • WordPressの使い方/操作方法

個人向けホームページなら自分で作成しよう

ホームページ作成を制作会社や個人(フリーランス)に外注する際は、どのような種類・目的のホームページにするのかについて明確にすることが大切です。

ホームページは種類や目的ごとに、必要となる機能や構成が異なります。

これらは外注費用を大きく左右する要素であるため、事前にしっかりとイメージを固めておくと、打ち合わせもスムーズに進められます。

もし、個人サイトや小規模店舗のホームページの作成であれば、多少手間がかかっても、コストがほとんどかからず自由度も高い「WordPressで自作する方法」がベストでしょう。

WordPressは初心者でもプロ並みのホームページを作ることができるツールです。

スキルが身に付けば、将来的に運営コストが抑えられ、自由に情報発信していくことが可能になるというメリットもあります。

WordPressの始め方は下記の記事でくわしく解説しているので、ぜひ併せてご覧ください。

【WordPressの始め方】初心者でも最短10分でできる!簡単で失敗しない開設方法

  • WordPressの始め方

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