【NG集】ホームページでやってはいけないこと37選!作成時、SEO、デザインなど様々な視点で解説

ホームページはビジネスの成功に欠かせない重要なツールです。

しかし、ホームページを作成する際に注意すべきポイントを見落としてしまうと、期待していた成果が得られずに、せっかくの努力が無駄になってしまうこともあります。

本記事ではホームページ作成時にやってはいけないことを、設計・構築・デザイン・運用&保守・SEO対策・コンテンツ作成・外注に関する視点から解説します。

これらのポイントを押さえて、効果的なホームページを作成しましょう。

  • ※本記事で紹介している情報は執筆時点のものであり、閲覧時点では変更になっている場合がございます。また、ご利用の環境(ブラウザ、サーバー、プラグイン、テーマ、またはそのバージョンや設定、WordPress本体のバージョンや設定など)によっては本記事の情報通りに動作しない場合がございます。あらかじめご了承ください。

目次

監修者
サンツォ(吉岡 智将)

ブログ歴10年、マーケティング歴20年の副業ブロガー、SNSインフルエンサー。ブログやアフィリエイト、WordPressのノウハウを教えるWebサイト『マクサン』の運営者。ブログ収入の累計は億を超え、月100万円以上の収益を継続的に稼ぎ続ける。現在はブログのオンラインサロン『マクサン』の共同オーナーを務め、延べ800以上のブログ相談や初心者へのコンサルティングをおこなっている。そのほか12万人以上のフォロワーを抱えるInstagram『ベランダ飯』やブログ『ベランダ飯』など、複数のブログやSNSの運営に携わる。

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ホームページの設計時にやってはいけないこと

ホームページの設計は、ホームページの方向性を決める重要なプロセスです。

設計時のミスは後々の作業に大きな影響を与えるため、慎重におこなう必要があります。

以下にホームページの設計時に避けるべきことを説明します。

ホームページの目的を明確にしていない

ホームページの設計で重要なポイントは、ホームページの目的を明確にすることです。

目的が曖昧だと、どのようなホームページを作れば良いのかが定まらず、訴求力が弱い成果につながりにくいホームページになってしまいます。

ホームページの目的には、下記のようなものがあげられます。

ホームページの目的(例)
  • 会社案内(名刺代わりに、どんな企業かをまずは知ってもらう)
  • ブランディング(認知度を高める、イメージアップを図る)
  • 顧客・見込み顧客の獲得
  • 商品・サービスの紹介や販売促進
  • 顧客サービス・サポート(問い合わせ対応など)
  • 人材採用
  • ポートフォリオ(作品集の公開)

…など

具体的な目的を設定し、それに基づいた設計をおこなうことが、ホームページを成功に導く第一歩です。

NG理由 目的が曖昧だと、ホーページ全体の方向性が定まらない
改善ポイント 具体的な目的を設定し、それに基づいた設計をおこなう

ターゲットを決めていない

ターゲットとは、ホームページを見て欲しいユーザー層のことです。

ターゲットを決めていないと、デザインやコンテンツの方向性が絞れないため、効果的なホームページを作成・運営するのは困難です。

ターゲットを決めるには、下記のような点を考慮すると良いでしょう。

ターゲットを決める要素
  • 年齢(10代・20代・30代など、若者向け・中高年向け・子供向けなど)
  • 性別(男性向け・女性向け・どちらにもアピールなど)
  • 職業(学生・主婦・会社員・自営・事務職・営業職・技術職など)
  • 地域(都市部・地方・海外など)
  • 興味関心(ファッション・グルメ・趣味・スポーツ・美容など)

ターゲットを明確化&分析することで、ユーザーが抱えている問題や求めているものが明らかになり、ターゲットに合わせたデザイン・コンテンツの提供が可能になります。

ちなみに、ターゲットだけではなく、より具体的な人物像である「ペルソナ」を設定するのもおすすめ。

ペルソナでは、その人物が具体的に何歳か、家族構成、週末に何をしているか、好きなTV番組や雑誌、何県何市の何駅に住んでいるか、週末の過ごし方、どの会社のどの部署でどんな仕事をしているか…… などの細かい部分まで設定を決めます。

NG理由 ターゲットを決めていないと、デザインやコンテンツの方向性が絞れない
改善ポイント ターゲットを明確化&分析することで、求められるデザインやコンテンツの提供がしやすくなる

数値的な目標を定めない

ホームページを成功させるには、具体的な数値目標の設定が不可欠です。

数値目標がないと、ホームページの成果を評価したり改善点を見つけたりすることが難しくなります。

たとえば、「月間の訪問者数を1万人にする」「コンバージョン率5%を達成」といった目標を設定することで、成果を測定しやすくなります。

やや専門的になりますが、KGI・KPIといった数値目標を用いるのも効果的です。

KGI
(重要目標達成指標)
  • ビジネスのゴールを定量的に定めたもの
  • 一般的には売上や営業利益・販売数や成約数などが該当
KPI
(重要業績評価指標)
  • KGIを達成するための中間指標
  • KPIの達成を重ねていくことで、最終ゴールであるKGIを目指す

数値目標は定期的に見直しをおこない、必要に応じて修正していきましょう。

NG理由 数値目標がないと、ホームページの評価や改善点を見つけることが困難
改善ポイント 具体的な数値目標を決めることで、成果を測定しやすくなる

ホームページの構築時にやってはいけないこと

ホームページの構築は、設計で決めた方針を実際の形にしていく作業です。

ここでの判断ミスは、ホームページの使いやすさや利便性に直結するため、とくに注意が必要です。

以下にホームページの構築時に避けるべきことを説明します。

無料のレンタルサーバーを使う

レンタルサーバーは、ホームページをインターネット上に公開するためのコンピューターサーバーをレンタルできるサービスです。

コストを抑えるために無料のレンタルサーバーを選ぶという選択肢もありますが、下記のようにデメリットが多くビジネスや長期的な利用には向いていません

無料レンタルサーバーのデメリット(*1)
  • 表示速度が遅く安定性が低い
  • データ保存容量が少ない
  • サービス側の広告が表示される
  • サポートがない
  • サービスが突然終了するリスクがある
  • (*1) 一般的な無料レンタルサーバーのデメリット。すべてのサービスにあてはまるとは限らない

レンタルサーバーは実績が豊富で信頼性が高く、サポート体制が充実している有料サービスを選び、安定した運用を確保することが大切です。

NG理由 無料レンタルサーバーはデメリットが多く、ビジネス運用には不向き
改善ポイント レンタルサーバーは信頼性高く、サポート体制が充実している有料サービスを選ぶ

なお、レンタルサーバーを選ぶなら、表示速度の速さとコスパの良さで定評がある「ConoHa WING(コノハウイング)」がおすすめです。

詳細はConoHa WINGの公式サイトをご覧ください。

法人向けのレンタルサーバーについては下記記事でくわしく解説しています。

法人向けレンタルサーバー16選を徹底比較!選び方のポイントも

  • WordPressの始め方

ドメインをよく考えずに決める

ドメインとはインターネット上におけるホームページの住所のようなもので、「◯◯◯.com」「◯◯◯.co.jp」などがドメイン名にあたります。

ドメインの文字列をよく考えずに決めてしまうと、その後のブランディングや集客に支障をきたす可能性がでてきます。

ドメインは一度決めたら(一般的には)ずっと使い続けるものですし、SEO(検索エンジン最適化)にも影響するため、事前にしっかりと検討が必要です。

ドメインを決めるポイント 説明
短く覚えやすい文字列を選ぶ 短く覚えやすいドメイン名はブランディングに効果的。入力ミスも少なくなり、ユーザーがスムーズにアクセスできる
ホームページの内容に関連した文字列を使う ホームページ名・社名・ブランド名・サービス名など、掲載内容に関連した単語を使用すると何のホームページなのかわかりやすい

ちなみに、法人としてドメインを取得するのであれば「co.jp」がおすすめ。

co.jpは法人しか取得できない特別なドメインであり、SEO効果も高いためです。

NG理由 ホームページの顔となる重要な要素。一度決めると簡単には変えられない
改善ポイント ホームページの内容に関連した、短くて覚えやすい名前を選ぶ

なお、独自ドメインについては、下記記事をご覧ください。

独自ドメインとは? 取得方法や費用、メリットを初心者向けに解説

  • WordPressの始め方

ドメイン名の決め方については、下記の記事ごご覧ください。

ドメイン名の決め方や注意点を紹介! SEOへの影響はある?

  • WordPress運営のコツ

SSL化をしない

SSL化(Secure Sockets Layer、常時SSL化・HTTPS化とも言う)とはホームページの通信を暗号化することです。

SSL化をおこなっていないと、通信の安全性が確保できず、下記のようなデメリットが発生します。

SSL化をしないデメリット
  • ブラウザに警告が表示される(→ユーザーが離脱しやすい)
  • データのやり取りを盗み取られるリスクがある
  • 検索エンジンからの評価が下がる

現在、SSL化はホームページを運営する上で必須のセキュリティ対策になっているため、必ず設定しましょう。

ホームページをSSL化するには、レンンタルサーバーの設定で共有SSLまたは独自SSLを導入し、サイトULRの先頭を「http://~」から「https://~」に変更すればOKです。

NG理由 SSL化はホームページを運営する上で必須のセキュリティ対策
改善ポイント レンタルサーバーの設定でSSL化を実施

なお、WordPressのSSL化については、下記記事をご覧ください。

【WordPressのSSL】対応方法やSSL化すべき理由を解説

  • WordPressの使い方/操作方法

パンくずリストを使用しない

ホームページのWeb集客の要となるSEO対策。

そのSEO対策のなかでも、基本的で簡単に実装できるわりに、効果が期待できるのがパンくずリストの設置です。

パンくずリストとは、ホームページの上部などに表示される下記のようなリストです。

ホーム > 大分類 > 小分類 > 記事タイトル

「ワプ活」のパンくずリストの例
  • ※当サイト「ワプ活」のパンくずリストの例(画像下部に表示されているもの)

パンくずリストは、ホームページ内の現在の位置(階層)を示すとともに、リスト項目にはそれぞれリンクが貼られ、上位階層へ移動できるナビゲーションパーツとなっています。

パンくずリストを設置しないと、SEOに不利になるとともに、ホームページを訪れたユーザーの利便性も低下してしまいます。

ユーザーの利便性と回遊率アップのために、パンくずリストを必ず設置しましょう。

NG理由 パンくずリストを設置しないと、ホームページ内の回遊率が低下する
改善ポイント パンくずリストを設置して、ユーザーの利便性と回遊率アップを図る

ちなみに、パンくずリストの名前の由来は下記のとおりです。

パンくずリストの名前の由来
グリム童話「ヘンゼルとグレーテル」の中で、主人公が森の中で道に迷わないように、パンをちぎって置いていったエピソードが由来。ホームページ内で迷わないように現在位置を示すものをパンくずリストと呼ぶようになった。

ホームページを複雑な構造にする

ホームページ制作において、もっとも重要な要素の一つがユーザビリティ(ユーザーの使いやすさ・快適さ)でしょう。

たとえばホームページの構造が複雑だと、使いにくい(ユーザビリティが低い)ホームページになってしまいます。

必要以上に深い階層や多すぎるリンクは、ユーザーが目的の情報にたどり着くまでの手間が多くなり、ユーザーの利便性が損なわれてしまうからです。

ホームページはシンプルでわかりやすい構造にするとともに、わかりやすいナビゲーション(メニューや関連記事などのリンク全般)にも気を配ってください。

ユーザーが見たいコンテンツに素早くたどり着くことができることが大切です。

NG理由 目的の情報にたどり着くまでに手間がかかり利便性が低下する
改善ポイント シンプルでわかりやすい構造にして、ユーザーが見たいコンテンツにたどり着きやすくする

URLを正規化しない

URLの正規化とは、検索エンジンに評価してもらいたいURLを指定することで、下記のようなケースで必要になります。

URLの正規化が必要なケース
同一ページを表示するURLが複数ある場合 wwwのありなし、index.htmlのありなし、など
同じ内容のページ(URL)が複数存在する場合 PC版とスマホ版、商品の色違いなどでURLを分けている場合、など

URLを正規化しないと、検索エンジンからの評価が分散したり、意図していないページが正規URLとして評価されたり、SEOに悪影響を及ぼす可能性があります。

URLの正規化をおこなうには、301リダイレクト(無効にしたいURLから有効にしたいURLへ転送)やcanonicalタグ(URLの正規化)を使用する方法が一般的です。

NG理由 検索エンジンの評価に悪影響を及ぼす
改善ポイント 301リダイレクトやcanonicalタグを使用してURLを正規化する

更新のしやすさを考慮しない

ホームページは一度作成したら終わりではありません。

定期的に情報を更新・提供していくことで、訪問ユーザーを増やし、目的の達成につながります。

しかし、更新作業に手間がかかる作り方をしていると、コンテンツの更新が滞ってしまい、期待した成果を上げることが難しくなってしまいます。

設計の段階から更新しやすさを考慮するとともに、WordPressなどの更新しやすいコンテンツ管理システム(CMS)の導入を検討しましょう。

NG理由 更新作業に手間がかかると、コンテンツの更新が滞ってしまう
改善ポイント 更新作業が簡単なWordPressなどのCMSを導入する

ホームページ作成のデザインに関するやってはいけないこと

ホームページのデザインは、ユーザーの第一印象を左右し、使いやすさや信頼感に直結する重要な要素です。

しかし、見栄えや独自性を追求するあまり、ユーザーの利便性が見落とされがちです。

ここでは、デザイン時に避けるべきことを説明します。

ターゲットを意識しないデザインにする

ターゲットを意識せずにデザインを決定すると、本来見て欲しいユーザー層の嗜好に合わないホームページになってしまう可能性があります。

たとえば、高齢者層向けのホームページなら、文字サイズが大きくシンプルで保守的なデザインが良いかもしれません。

ファッションや美容関連のホームページなら、洗練されたハイセンスなイメージを優先させたほうが好まれるでしょう。

デザインは単純な見た目だけでなく、ターゲットごとの嗜好や、操作のしやすさ・読みやすさなどを考慮することが重要です。

NG理由 ターゲットを意識しないと、本来見て欲しいユーザー層に合わないデザインになる
改善ポイント ターゲットの年齢層・嗜好・利用のされ方などを考慮する

読みやすさを考えないデザインにする

前衛的なデザインにし過ぎると、読みやすさや操作性が犠牲になってしまうことがあります。

たとえば、「文字が小さくて読みづらい」「背景と文字色のコントラストが低くて見にくい」といったケースです。

多くの人に利用してもらうには、文字の大きさ、背景とのコントラスト、適度な行間などを考慮して、ストレスなくコンテンツを読めるデザインを心がけましょう。

NG理由 デザイン性を重視し過ぎると、読みやすさが犠牲になってしまう
改善ポイント ストレスなくコンテンツを読めるデザインを意識する

トンマナを統一しない

トンマナとは「トーン(調子・色)&マナー(様式・作風)」の略で、デザインの雰囲気やスタイルに一貫性をもたせることです。

ページごとにデザインのスタイルが異なったり、フォントやカラーが統一されていなかったりすると、ホームページ全体がちぐはぐで稚拙な印象となってしまい、ユーザーの信頼感が低下します。

トンマナを統一するためには、下記の要素を考慮すると良いでしょう。

トンマナの要素 説明
配色
  • ホームページの内容やブランドイメージに合った色を選ぶ
  • 色の組み合わせは3色までが目安(多すぎると統一感がなくなる)
フォント
  • フォントの種類とサイズを絞る
  • 見出し・本文・注意書きなど使用箇所によって統一する
余白
  • 上下左右、画像と文章、段落間に適度な余白を入れる
  • 余白の間隔をそろえる
画像
  • 明るさ・色合い・雰囲気などに統一感を持たせる

統一感のあるデザインにすることで、ホームページの印象が良くなるだけでなく、ホームページ全体の信頼性も向上します。

NG理由 デザインのトンマナを統一しないと、全体の印象が散漫になり、訴求力が低下する
改善ポイント 統一感のあるデザインにすることで、全体の印象が良くなり、信頼性も向上する

レスポンシブデザインにしない

レスポンシブデザインとは、表示する端末の画面サイズに合わせて、ページレイアウトが自動調整される仕組みです。

PCよりもスマホ・タブレットからのアクセスが増加している現在、PCだけでなくモバイル環境でも快適に閲覧できるホームページ作成が必須となっています。

レスポンシブデザインを採用しないと、スマホで見ると文字が小さかったり、表示が崩れたりして見づらく、ユーザーがすぐに離脱してしまいます。

NG理由 現在はPCよりもスマホ利用者が多いため、レスポンスデザインは必須
改善ポイント レスポンシブデザインを採用し、モバイル環境でも快適に閲覧できるようにする

Googleもモバイル対応を重視しており、モバイルファーストインデック(MFI)やモバイルフレンドリーなど、モバイルに最適化する方針を推し進めてきました。

Google検索セントラルの「レスポンシブ・ウェブデザイン」の項目には、以下のような記述もあります。

Google では、1 つのページをモバイル端末とデスクトップの両方に対応させるよう、次のガイドラインを満たす方法の検討を始めました。

  • ページは、どの画面解像度でも読みやすく表示される
  • どの端末でも表示できるようにコンテンツをひとかたまりごとにマークアップする
  • ウィンドウサイズにかかわらず、水平方向のスクロール バーは表示しないようにする

これらの方針に従い、モバイルを含めたすべてのデバイスにおいて、快適で情報差異のないホームページを作成する必要があります。

そのための方法の一つとして、レスポンシブデザインは最もおすすめの方法と言えるでしょう。

必要以上に動画やアニメーションを追加する

動画やアニメーションは、ホームページに動きを与えることで、ユーザーの興味をひいたり、魅力的に見せたりする効果があります。

テキストでは伝えにくい情報も、動画であれば分かりやすく伝えられるというメリットもあるでしょう。

ただし、多用し過ぎると下記のような影響(デメリット)があり、逆効果になってしまいます。

動画・アニメーションを多用するデメリット
  • ユーザーによっては煩わしく感じる人も
  • ページの読込速度が遅くなる(離脱率が高くなる)

動画やアニメーションを効果的に使う場合は、ユーザー目線に立ち、必要最低限に絞って配置しましょう。

NG理由 動画やアニメーションを多用すると逆効果になる場合も
改善ポイント ユーザー目線に立ち、適切な場所に絞って配置する

おしゃれさや斬新さを重視する

ホームページのデザインは、おしゃれさや斬新さよりも、ターゲットとの親和性や使いやすさのほうが重要です。

前衛的なWebデザインにこだわりすぎると、ユーザーが使いにくいホームページになってしまい、ホームページの本来の目的を達成できなくなってしまいます。

NG理由 おしゃれさや斬新さを重視し過ぎると、使いにくいホームページになる
改善ポイント ユーザーの利便性を優先し、おしゃれさや独自性とのバランスを保つ

ホームページのデザインは、ユーザーの利便性を第一に考え、おしゃれさや独自性とのバランスを保つことが大切です。

また、流行りのデザインに合わせると、流行りが過ぎた時に一気に古い印象になってしまうので注意してください。

ホームページの運用・保守に関するやってはいけないこと

ホームページの運用・保守は、ホームページの安定性や信頼性を維持するために欠かせない作業です。

どれだけ優れたデザインやコンテンツがあっても、運用・保守を怠ると、ユーザーや検索エンジンからの評価が下がる可能性があります。

以下にホームページの運用・保守において避けるべきことを説明します。

なお、WordPressの保守について、詳細は下記記事をご覧ください。

WordPressの保守とは? 必要な管理・作業から外注サービスまで

  • WordPressの使い方/操作方法

ホームページを全く更新しない

ホームページで成果を上げるには、定期的なコンテンツの更新が必要です。

定期的な更新がないホームページは、古い情報ばかりになってしまいますし、いつ訪問しても同じ情報なのでリピーター(再訪問者)もいなくなってしまいます。

検索エンジンも更新頻度が高いホームページを評価する傾向があるため、更新が少ないとSEO的にも不利に働きます。

ホームページを作成したら、定期的にコンテンツを更新し、新しい情報を提供し続けることで、訪問ユーザー数を維持・拡大しましょう。

NG理由 古い情報ばかりになってしまい、訪問する価値がなくなる
改善ポイント 定期的にコンテンツを更新し、新しい情報を提供し続ける

サーバーやドメインなどの契約更新を忘れる

ホームページの運用には、レンタルサーバーやドメインの契約更新が欠かせません。

契約更新を忘れると、ホームページにアクセスできなくなったりドメインを失ったりする可能性があるので注意してください。

特に、ドメインは一度失ってしまうと再取得が困難な場合があります。

別の新しいドメインに変更することは可能ですが、それまで積み上げてきたドメインのSEO評価はゼロから再出発になってしまいます。

契約更新日を忘れないよう確実に管理し、自動更新が可能なサービスの場合は自動更新に設定するなどして、トラブルを未然に防ぎましょう。

NG理由 ホームページにアクセスできなくなり、ドメインを失う可能性がある
改善ポイント 契約更新日は確実に管理し、契約はなるべく自動更新にする

WordPressやプラグインの更新をしない

WordPressを使用する場合、WordPress本体・WordPressテーマ・プラグインの定期的なアップデートが必要です。

最新のバージョンには、セキュリティの強化やバグ修正が含まれているため、更新を怠るとセキュリティ面でのリスク(外部からの攻撃やハッキング)が増大してしまいます。

また古いバージョンのまま使用していると、予期しないエラーなどのトラブルも発生してます。

定期的に更新チェックをおこない、最新の状態を維持しましょう。

NG理由 最新の状態に更新しないと、セキュリティ面のリスクやエラーが増える
改善ポイント 定期的に更新チェックをおこない、最新の状態を維持する

集客のことを考えない

ホームページを作っただけでは、訪問者を集めることはできません。

集客を意識した運用をおこなわないと、作成したコンテンツが多くの人に届かないままになってしまい、期待した成果は得られません。

ホームページに集客するには、SEO対策SNSの活用広告の出稿など、さまざまな方法があります。

特にSEOは、ホームページの設計・制作段階からの対策が必要です。

集客はホームページ運用の一環であり、常に改善と見直しをおこなっていきましょう。

NG理由 集客を考えないと訪問者は集まらない(期待した成果は上がらない)
改善ポイント SEO対策やSNSの活用、広告の出稿などさまざまな方法を駆使して集客する

セキュリティ対策をしない

ホームページをはじめとするWebサイトは、常に外部からの攻撃(ハッキングなど)のリスクにさらされています。

セキュリティ対策を怠ると、情報漏洩やデータの改ざんなど、深刻なトラブルに発展する可能性があります。

適切なアクセス制限、強力なパスワードの使用、ソフトウエアのアップデート、定期的なバックアップなど、基本的なセキュリティ対策は必ず実施しましょう。

WordPressを利用する場合は、セキュリティ対策用のプラグインを導入することはもちろん、プラグインのバージョンを常に最新の状態に保つことも大切です。

NG理由 セキュリティ対策をしないと、深刻なトラブルに発展するリスクが高まる
改善ポイント 基本的なセキュリティ対策は必ず実施する

なお、WordPressのセキュリティ対策については、下記記事をご覧ください。

【WordPressのセキュリティ対策】初心者でも簡単にできる方法を徹底解説

  • WordPressの使い方/操作方法

アクセス解析をしない

ホームページを改善し、成果を最大化するにはアクセス解析が不可欠です。

アクセス解析とは、Webサイトへの訪問者数やその属性・環境、どこから訪問したのか、Webサイト内でどのように行動したのかなどを解析することを指します。

アクセスや売上が悪かった原因・良かった原因が何なのかを分析し、今後の改善につなげるために重要な作業です。

アクセス解析を行わないと、ホームページに対する改善施策をおこなえないため、アクセスや売上を成長させることができません。

一般的なアクセス解析ツールとしては、Googleアナリティクスサーチコンソールなどが有名です。

これらのアクセス解析ツールを活用し、データに基づいた運用改善をおこないましょう。

NG理由 アクセス解析をしないと、ホームページの改善点や強化ポイントを探るデータが得られない
改善ポイント Googleアナリティクスなどのアクセス解析ツールを導入し、データに基づいた運用改善をおこなう

WordPressのアクセス解析については、下記の記事でくわしく紹介しています。

【WordPressのアクセス解析】おすすめの無料ツールの紹介と導入方法を解説

  • WordPress運営のコツ

ホームページのSEO対策に関するやってはいけないこと

SEO(検索エンジン最適化)は、WebサイトをGoogleやYahoo!などの検索結果に上位表示させることで、ホームページへのアクセス数を増やす重要な施策です。

しかし、間違ったSEO対策を実施すると、検索順位が上がらないどころか検索エンジンからペナルティを受け順位が大きく下落するリスクもあります。

以下にSEO対策で避けるべきことを説明します。

なお、SEOの基本となる検索エンジンの仕組みについては、下記の記事でくわしく解説しています。

検索エンジンの仕組みとは?検索順位を上げる方法やSEOに影響する要素を解説

  • WordPress運営のコツ

また、初心者向けのSEO対策については、下記の記事にくわしく解説しています。

【初心者向け】SEO対策とは?基本から具体的施策までわかりやすく解説

  • WordPress運営のコツ

被リンクを購入する

被リンク(外部リンク)とは、他のWebサイトからリンクを貼られることを指します。

Googleは被リンクがあるサイトを信頼できるサイトと評価するアルゴリズムを持っています。

そのため、以前は被リンクを購入(金銭以外のメリット授受を含む)して、掲載順位を上げようとする手法がありました(ペイドリンク)。

しかし現在はペイドリンクを含む不正に得た被リンクは無視される(効果を得られない)か、悪質な場合はペナルティの対象となってしまいます。

Googleの検索セントラルでも下記のように明記されています。

リンクスパム

Google は、ウェブページの関連性を判断するための要素としてリンクを使用しています。Google 検索の検索結果ランキングを操作することを目的としたリンクは、リンクスパムと見なされる場合があります。これには、自分のサイトへのリンクを操作する行為も、自分のサイトからのリンクを操作する行為も含まれます。リンクスパムの例としては、次のようなものが挙げられます。

  • ランキングを上げることを目的としたリンクの売買。次のような行為がこれに該当します。
    • リンク自体やリンクを含む投稿に関して金銭をやり取りする
    • リンクに関して物品やサービスをやり取りする
    • 特定の商品について記載してリンクを設定してもらうのと引き換えにその商品を送る

被リンクは、自然に他サイトから貼られることが望ましく、そのためには質の高いコンテンツを提供し続けることが重要です。

被リンク購入などの短絡的な手法は避け、長期的な視点でSEO対策をおこないましょう。

また、被リンクは数ではなく、話題の関連性やリンク元サイトの信頼性(リンクの質)が重視されます。

数を追い求めるのではなく、ユーザーにとって本当に役に立つ、良質な被リンクを手に入れることが重要です。

NG理由 検索エンジンから不正なリンクとしてペナルティを受ける
改善ポイント 外部リンクを増やすには、良質なコンテンツを提供し続けることが重要

隠しテキストを入れる

隠しテキストとは、ホームページ上では見えないけれど、検索エンジンにだけ認識されるようにテキストを入れる行為を指します。

たとえば、背景色と同じ色の文字でキーワードを埋め込むといった方法です。

Googleはユーザーの利便性を最優先に考えており、このような不正な手法で順位を操作しようとする行為には厳しい処置(ペナルティ)がとられます。

Googleの検索セントラルでも、Googleのポリシーに違反する行為として下記のように記載されています。

隠しテキストと隠しリンク

隠しテキストや隠しリンクは、検索エンジンを操作することのみを目的としてページにコンテンツを配置しながら、人間のユーザーには見えにくいようにする行為です。Google のポリシーに違反する隠しテキストや隠しリンクの例としては、次のようなものが挙げられます。

  • 白の背景で文字の色を白にする
  • テキストを画像の背後に置く
  • CSS を使用してテキストを画面の外に配置する
  • フォントサイズまたは不透明度を 0 に設定する
  • 目立たない 1 文字(段落の中頃にあるハイフンなど)のみをリンクにすることで隠す

コンテンツは常にユーザーのために作成することを心がけ、正当な方法でSEOをおこないましょう。

NG理由 検索エンジンから不正な行為としてペナルティを受ける
改善ポイント 短絡的な手法は避け、正当な方法でSEO対策をおこなう

キーワードを不自然に詰め込む

検索キーワードやその関連キーワードをWebページに適切に配置することはSEOに好影響を与えます。

しかし、不自然に詰め込むのは逆効果になり、検索エンジンからペナルティを受けるリスクがあります。

また、過度にキーワードを使用すると、ユーザーにとって読みづらい不親切なコンテンツになってしまうでしょう。

Googleの検索セントラルでも、スパム行為の一つとしてキーワードの乱用があげられています。

キーワードの乱用

キーワードの乱用とは、Google 検索結果のランキングを操作する目的で、ウェブページにキーワードや数字を詰め込むことです。キーワードの乱用では、不自然にリストやグループの形式を使ったり、関連性のない場所でキーワードが記載されたりする傾向があります。

キーワードは、ユーザーの求める情報を提供しようとした結果、自然に組み込まれていることが大切です。

NG理由 過度にキーワードを使用すると、読みづらく、ユーザビリティが低下する
改善ポイント ユーザーにとって有益な情報を提供しようとした結果、自然にキーワードが含まれていることが理想

Webサイトの表示速度を考えない

Webページの表示速度は、ユーザーの利便性に大きな影響を与えるだけでなく、検索エンジンのランキング要因としても重要視されています。

ホームページの表示速度が遅いと、ユーザーは待ちきれずに離脱してしまう可能性が高くなるからです。

Googleの検索セントラルでも、下記のように表示速度の重要性について言及しています。

検索ユーザーはできるだけ早く質問に対する答えを見つけたいと考えています。研究によると、ユーザーはページの読み込み速度を非常に気にかけています。読み込み速度これまでもランキング シグナルとして使用されていましたが、デスクトップ検索を対象としていました。そこで 2018 年 7 月より、ページの読み込み速度をモバイル検索のランキング要素として使用することになりました。
NG理由 表示速度が遅いとユーザーの利便性が低下する
改善ポイント 高速化設定を実施する。表示速度が速いレンタルサーバーを利用する

なお、表示速度を速くするには、下記のような方法があります。

表示速度を速める方法
  • 画像を圧縮する
  • 画像の遅延読み込み(Lazy Load)をおこなう
  • HTML、CSS、JavaScriptを最適化する
  • キャッシュを利用する(ブラウザキャッシュ/サーバーキャッシュ)
  • 表示速度が速いレンタルサーバーを利用する

…など

ちなみに、高速なレンタルサーバーを選ぶなら、国内No.1の表示速度でコスパも優れている「ConoHa WING」がおすすめです。

検索意図を意識しない

検索意図とは、ユーザーがそのキーワードで検索する目的のこと。

「どんな情報を求めているのか」「どんなニーズ(問題・悩み・欲求)を解決したいのか」ということですね。

ユーザーの検索意図を無視したコンテンツは意味がありません。

検索エンジンは検索意図を解決するコンテンツを上位表示しますし、たとえユーザーが来訪したとしても求めていない情報であればすぐに離脱してしまうからですね。

キーワードの検索意図をしっかりと分析し、ユーザーが本当に知りたい内容を提供することが、もっとも重要なSEO対策なのです。

NG理由 検索意図を意識しないと、ユーザーに役立つコンテンツが作成できない。また、検索エンジンで上位表示しにくい
改善ポイント キーワードの検索意図を分析し、ユーザーが本当に知りたい情報を提供する

なお、検索意図については、下記の記事でくわしく説明しています。

検索意図はSEOにおいて重要度No.1! その理由や調査方法も紹介

  • WordPress運営のコツ

ホームページのコンテンツ作成に関するやってはいけないこと

誤った方法でコンテンツ(記事ページなど)を作成すると、ユーザーの信頼を損ねるだけでなく、検索エンジンからも評価が下がる可能性があります。

以下に、コンテンツ作成時に避けるべきポイントを説明します。

他のサイトから文章をコピペする

他サイトに掲載されている文章を勝手にコピーして、自分で書いた文章のように掲載してはいけません。

他人が創作した文章には著作権が存在し、無断で利用すると著作権侵害という違法行為になってしまいます。

また、検索エンジンから「コピーコンテンツ」とみなされて、ペナルティを受けるリスクもあります。

しかし、信頼性の高い価値あるコンテンツを適切に引用することは問題ありません。

適切な引用のポイントとしては、以下のようなものがあります。

  • 引用の必然性があること
  • 元のコンテンツを改変しないこと
  • 引用を主なコンテンツとしないこと(必要最低限にすること)
  • 引用するコンテンツが、そもそも他者の著作権侵害になっていなこと
  • 自分の著作部分と引用部分とが明確に区別されていること
  • 引用元の情報を正しく表記し、リンクをすること
  • 引用タグ(blockquote)を使うこと
  • 一般的公開されているコンテンツであること

このようなルールを厳守し、かつその引用がユーザーのためになるものであれば、むしろ積極的に引用を活用することをおすすめします。

NG理由 他人の著作物を無断で転載するのは著作権侵害という違法行為
改善ポイント 正しい引用方法をおこなう。また、独自の視点や情報を提供し、ユーザーにとって新鮮で有益なコンテンツになるよう工夫する

著作権違反の画像を使用する

インターネット上に存在する画像を無断で使用してはいけません。

文章のコピペと同様に著作権侵害となり、法的な問題に発展する可能性があります。

ホームページに画像を掲載する際は、自分で作成(撮影)した画像、または著作権フリーの素材を使いましょう。

素材サイトの画像を利用する際には、利用条件をよく確認し、適切なクレジット表記などを忘れずに入れてください。

引用する場合は、前述のルールを厳守しましょう。

NG理由 文章のコピペと同様、画像の無断転載も著作権侵害にあたる
改善ポイント
  • 自分で作成(撮影)した画像を使用する
  • 素材サイトで著作権フリーの画像を使用する
  • 著作権者から転載の許可を得る
  • 正しい引用方法をおこなう

なお、生成AIで作成した画像も、著作権侵害のリスクがあるため注意が必要です。

AIを利用したかどうかに関わらず、他人の著作物との類似性・依拠性が認められる場合は著作権侵害と判断される可能性があります。

正確でない情報を掲載する

ホームページに掲載する情報の正確性(間違っていないかどうか)は、ユーザーの信頼を得るために非常に重要です。

誤った情報や古い情報を掲載すると、ホームページ全体の信頼性が低下するだけでなく、その情報を信じたユーザーに損害を与えるリスクもあります。

また、検索エンジンも信頼性の高いコンテンツを優先的に評価するため、SEOにおいても不利になります。

重要な情報は必ず信頼できるソースから取得し、事実確認を徹底しておこないましょう。

また、古い情報は定期的にリライトし、常に正しい情報が掲載されている状態を保ってください。

NG理由
  • ホームページ全体の信頼性が低下する
  • その情報を信じたユーザーに損害を与える可能性もある
改善ポイント
  • 重要な情報は信頼できるソースから取得する
  • 事実確認を徹底しておこなう
  • 古い情報は最新の情報に更新する

大きすぎるサイズの画像を使う

画像の掲載は、ユーザーに情報を分かりやすく伝えたり、イメージを的確につかんでもらうために効果的です。

ただし、大きなサイズの(重い)画像を使用すると、ページの表示速度が遅くなり、ユーザーの利便性が低下します。

ホームページに画像を掲載する場合は、適切な大きさにリサイズし、さらになるべく画質を保ったまま圧縮することで、ページの表示速度を高速化しましょう。

NG理由 ホームページの表示速度が遅くなる
改善ポイント 適切な大きさにリサイズする(小さくする)し、さらに圧縮して画像サイズを減らす

画像を圧縮する際は、圧縮率の高い次世代フォーマット(WebP形式など)を利用するのがおすすめです。

WordPressを利用している場合は、画像圧縮プラグイン「EWWW Image Optimizer」を導入すれば、画像の自動圧縮とWebP形式への変換が可能です。

画像にaltタグを設定しない

altタグは、画像の代替えとなるテキスト情報を設定するタグで、下記のような目的があります。

altタグの目的
  • 何らかの理由で画像が表示できない場合に表示される
  • 目の不自由な方が音声読み上げ機能を利用する際などに活用される
  • 検索エンジンが画像の内容を理解するための手助けをする

altタグを設定しないと、ユーザーにも検索エンジンにもマイナスの影響があるため、すべての画像に適切なaltタグを設定し、利便性とSEOの両方を強化しましょう。

NG理由 ユーザーにも検索エンジンにもマイナスの影響がある
改善ポイント すべての画像に適切なaltタグを設定する

ホームページ制作を外注する時にやってはいけないこと

ホームページを制作する方法の一つに、外注(外部の制作者に依頼)する方法があります。

外注のやり方や依頼先を間違うと、思い通りのホームページにならなかったり、コストがかさむなど、さまざまなデメリットが発生します。

以下に外注する際に避けるべきことを説明しましょう。

見積もりを1社しか取らない

ホームページ制作を外注する際に、見積もりを1社だけしか取らずに損をするケースがあります。

1社だけだと、費用が高すぎたり、不適切なサービス内容であったりしても、気づかず契約してしまう可能性が高いからです。

複数の制作会社から見積もりを取る(相見積もりを取る)ことで、費用の相場を把握し、ニーズにもっとも適したサービスを提供してくれる会社を選べるようになります。

NG理由 1社だけだと不適切な費用やサービス内容に気づきにくい
改善ポイント 複数社から見積もりを取ることで、予算と目的に合った制作会社を選べる

ただし、相見積もりを取る場合は料金の安さだけでは決めず、サポートや実績なども考慮に入れ総合的に判断するようにしましょう(後述)。

なお、予算が少ない場合は制作会社よりも費用を抑えられる、フリーランスに外注するという選択肢もあります。

価格の安さだけで決める

価格の安さだけを基準に制作会社を選ぶのは避けましょう。

コストだけを基準に依頼すると、できあがったホームページの品質が低かったり、満足できるサービスやサポートが受けられなかったりする可能性があります。

制作会社を選ぶ際は価格だけでなく、過去の実績・口コミや評価・コミュニケーションのしやすさ・サポート体制など、総合的な観点で判断することが大切です。

NG理由 ホームページの品質が低く、満足できるサービスやサポートが受けられない可能性がある
改善ポイント 価格だけでなく、過去の実績や口コミ、サポート体制などを総合的に判断する

途中で解約できない契約を交わす

外注契約を結ぶ際には途中解約の可否を確認しましょう。

途中で解約できない、あるいは解約すると多額の違約金が発生するような契約になっている場合は避けたほうが無難です。

途中解約できないと、制作途中で方針変更が必要になった場合や、希望通りのホームページが作成できないことが判明した場合でも、制作を止めることができなくなってしまいます。

契約内容をしっかり確認することで、契約上のトラブルを未然に防ぐことができます。

NG理由 制作途中での方針変更や、希望通りのホームページが作成できなくても解約できない
改善ポイント 柔軟に対応できる契約条件を設定することで、契約上のトラブルを未然に防げる

制作会社に全てを丸投げする

ホームページ制作を外注する際に、すべての作業を制作会社に丸投げするべきではありません。

イメージ通りのホームページをスムーズに作成するには、ホームページの目的やビジョンをしっかりと伝えた上で、制作過程に積極的にかかわることが重要です。

制作過程に関与するには、定期的な打ち合わせをおこない、途中経過や進捗状況を確認しながら、フィードバック(感想・要望など)を提供していきます。

このような過程を踏むことで、より満足度の高いホームページが完成します。

NG理由 イメージ通りのホームページに仕上がりにくい
改善ポイント 定期的な打ち合わせをおこない、進捗状況の確認とフィードバックを提供する

ホームページのやってはいけないことに関するQ&A

ホームページのやってはいけないことに関する、よくある質問をQ&A形式でまとめました。

ホームページの寿命はどれくらいですか?

ホームページに寿命はありません

レンタルサーバーやドメインを更新し続ければ、基本的にはホームページはいつまでも存続します。

ただし、デザインや掲載する情報が古くなってしまったり、システムや技術の老朽化もおこるため、3〜5年を目処にリニューアルをすることが一般的には推奨されています。

定期的なメンテナンスやアップデートをおこない、常に最新の状態を維持することが重要です。

自分で制作するか外注するかどっちにするべき?

自作と外注(制作会社/フリーランス)のメリット・デメリットを、下記表にまとめました。

制作方法 メリット デメリット
自作(*1) 費用を抑えられる、デザインや機能は自由、修正/変更が迅速に反映できる 作業時間がかかる、ある程度の知識が必要
外注
(制作会社)
高品質なホームページが作成できる、安心してまかせられる 費用が高い、修正/変更に時間がかかる
外注
(フリーランス)
制作会社よりも費用が安い 品質・サービスは個人差が大きい
  • (*1) 自作はWordPressを利用することが前提

ホームページを作成する時間と人的リソースが確保できる場合は、費用が抑えられて、自由度が高く、迅速な反映が可能な自作(WordPress利用)がおすすめです。

自作する時間や人員が確保できない場合は、安心して任せられる制作会社に依頼しましょう。

なお、制作会社に依頼したいけれど予算が少ない場合は、費用が安いフリーランスに外注する方法もあります。

ただし、フリーランスの品質・サービスは個人差が大きいので、依頼先選びは慎重におこないましょう。

ホームページ作成でやってはいけないことをチェックしよう

成功するホームページを作成するには、計画的な設計・構築、利便性の高いデザイン、定期的な運用・保守、適切なSEO対策、質の高いコンテンツ作成が必要です。

また、ホームページ作成を外注する場合は、信頼できる外注先の選定も重要になります。

これらの作業には多くの注意点があり、一つひとつ丁寧に対応することで、より効果的なホームページを作り上げることができます。

本記事を参考に、やってはいけないこと、改善すべきポイントを確認しておきましょう。

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