【初心者向け】ホームページを自分で制作する方法とは?基本から具体的な作成の流れまで解説

ホームページを制作する方法には、自分で(自社で)作るパターンと外注するパターンの2つの方向性がありますが、

ホームページを自分で制作するパターンの中には、さらに以下の3つの方法があります。

  • WordPressを利用して作成する
  • WordPress以外のホームページ作成サービスを利用する
  • HTML・CSSでイチから自作する

本記事では、ホームページの基礎知識や自作するメリット、制作方法ごとの特徴について解説します。

また、ホームページをWordPressで制作する場合の流れや、ホームページ制作のポイントなども紹介するので、

「どの方法が適しているのか」「そもそも自作できるのか」と悩まれている方は、ぜひ参考にしてください。

  • ※本記事で紹介している情報は執筆時点のものであり、閲覧時点では変更になっている場合がございます。また、ご利用の環境(ブラウザ、サーバー、プラグイン、テーマ、またはそのバージョンや設定、WordPress本体のバージョンや設定など)によっては本記事の情報通りに動作しない場合がございます。あらかじめご了承ください。

目次

監修者
サンツォ(吉岡 智将)

ブログ歴10年、マーケティング歴20年の副業ブロガー、SNSインフルエンサー。ブログやアフィリエイト、WordPressのノウハウを教えるWebサイト『マクサン』の運営者。ブログ収入の累計は億を超え、月100万円以上の収益を継続的に稼ぎ続ける。現在はブログのオンラインサロン『マクサン』の共同オーナーを務め、延べ800以上のブログ相談や初心者へのコンサルティングをおこなっている。そのほか12万人以上のフォロワーを抱えるInstagram『ベランダ飯』やブログ『ベランダ飯』など、複数のブログやSNSの運営に携わる。

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ホームページとは?

まずはホームページについての基礎知識や、ブログとの違いなどについて、理解を深めていきましょう。

ホームページの基礎知識

日本で「ホームページ」という言葉は、おもに以下の3つの意味で用いられています。

  • Webブラウザを立ち上げて最初に表示されるWebページ
  • 個別のWebサイトのトップページ
  • Webサイト全体

ホームページとは、本来「Webブラウザを開いた際に、最初に表示されるページ」のことです。

しかし現在では「ホームページ=Webサイト全体」という意味で使われることも多くなっています。

本記事では「Webサイト全体」の意味で使用することにします。

ホームページとブログの違い

ホームページとブログには、下記のような違いがあります。

項目 ホームページ ブログ
主な目的 企業・団体・個人の公式情報提供 記事を通じた情報発信・集客
コンテンツ 会社概要、サービス案内など固定ページがメイン テーマ毎の記事がメイン
更新頻度 低い(基本情報がメイン) 高い(記事を頻繁に追加)
構造 TOPページの情報はブランディングや、各固定ページへのナビゲーションが中心 TOPページは記事一覧がメインで、新しい記事から優先的に紹介される

ホームページは全体の構成がある程度決まっており、更新頻度は低めです。

それに対し、ブログは新しい記事をどんどん追加していくという特徴があり、時系列順で新しい記事が最初に表示されるのが一般的です。

ホームページを自分で制作するメリット

ホームページを自分で制作するメリットは、おもに以下の2点です。

制作コストを抑えられる

ホームページを自分で制作する最大のメリットは、外注に比べて制作費用を大幅に抑えられる点です。

ホームページ制作を制作会社に依頼(外注)する場合、規模によって40万円~150万円程度の制作費がかかります。

ホームページを自作できれば(人件費はかかるものの)外部に支払う制作費は発生しないため、制作コストを大幅に抑えることが可能です(サーバーやドメインなどの費用は別途必要)。

任意のタイミングで更新できる

ホームページを任意のタイミングで更新できる点も、ホームページを自作するメリットの一つです。

制作会社にホームページの更新を依頼すると、更新されるまでに数日かかるケースも珍しくありません。

更新するたびに時間や費用がかかるため、ランニングコストも膨らみます。

一方、自分でホームページを制作・管理している場合には、必要なタイミングでいつでも更新することが可能です。

ホームページは長期運用が基本のため、将来的な管理の負担を考慮すると、自分で管理できるようにしておくことがおすすめです。

ホームページは無料で作れる?

ホームページの無料作成ツールや無料レンタルサーバーが存在するため、費用をかけずに無料でホームページを作成することは可能です。

ただし、無料のサービスには以下のようなデメリットがあり、あまりおすすめの方法とはいえません。

  • 独自ドメインが使用できない場合が多い
  • 自社と無関係な広告が表示される可能性がある
  • デザイン性が低くなる可能性がある
  • 必要な機能が備わっていない可能性がある
  • セキュリティやサポートが不十分な可能性がある

ドメインやデザインは、ホームページの信頼性にもつながる重要な要素です。

また、自社のサービスとは無関係な広告が表示されてしまうと、企業イメージが損なわれる恐れもあります。

企業のホームページであればセキュリティ対策も非常に重要で、ここをおろそかにすると不正アクセスや情報漏洩などにつながるリスクもあります。

制作費用を抑えられたとしても、ユーザーに閲覧してもらえなかったり、必要な機能を実装できなかったりするようでは、ホームページを作成する意味がありません。

ホームページ作成ツールやサーバーを検討する場合は、無料という点だけを判断基準にせず必要な機能やセキュリティ面などを確認して、総合的に判断することが重要です。

ホームページを自分で制作する3つの方法

ホームページを自分で制作する方法には、以下の3つがあります。

それぞれの作成方法の特徴について解説します。

1.WordPressで作成する

WordPress(ワードプレス)とは、世界で圧倒的No.1のシェアを誇るCMSです。

  • ※CMS:「コンテンツ・マネジメント・システム」の略、Webサイトの制作・運用をおこなうツール全般の意

通常、ホームページを作成するには、HTMLやCSSなどの専門スキルが必要となります。

しかしWordPressを活用すれば、初心者でもホームページを簡単に制作・更新・カスタマイズでき、クオリティの高いホームページを作成することが可能です。

WordPressはダウンロード無料で誰でも利用でき、個人ブログや企業サイトなど幅広く利用されています。

メリット
  • 専門知識がなくても本格的なホームページ作成が可能
  • 無料で利用可能(サーバー費用・ドメイン費用は別途必要)
  • デザイン性に優れたテーマが豊富(13,000種類以上)
  • プラグインで自由に機能追加可能(59,000種類以上)
  • 更新作業(ページ追加や編集)が簡単
  • SEO(検索集客)に強い
デメリット
  • 高度なカスタマイズには専門知識が必要
  • テーマやプラグインの定期的なアップデートが必要(自動更新は可能)

デザインと機能がセットになったWordPressテーマは無料のものでも13,000種類以上あり、初心者でもデザイン性の高いホームページを作ることができます。

また、便利な機能を実装できるプラグインも59,000種類以上あり、プログラミングの知識がなくてもいつでも自由に機能追加が可能です。

利用者がとても多いため、困った時にもネット上にたくさんの情報が出回っており、問題解決が早い点も魅力でしょう。

WordPressでの作成がおすすめの方
  • ホームページ作成の専門知識がない初心者
  • ホームページを長期で運営する予定の方
  • ホームページの更新を迅速・簡単におこないたい方

WordPressでホームページを作る方法については、以下の記事でもくわしく解説しています。

【初心者向け】WordPressでホームページを作る方法

  • WordPressの始め方

2.HTML・CSSで作成する

HTMLCSSは、ホームページなどのWebサイトを作成・装飾するために用いられる言語です。

HTMLやCSSでホームページを作成する場合は、一から自分でコードを記述していくことになります。

専門知識が必要になりますが、より自由度の高いカスタマイズが可能です。

メリット
  • カスタマイズの自由度が高い
  • ページの表示速度が速い
デメリット
  • ホームページ作成の専門知識が必要
  • 制作ソフトやFTPソフトなどが必要
  • ホームページ作成に時間がかかる
HTML・CSSでの作成がおすすめの方
  • ホームページを自由にデザインしたい方
  • Web制作の専門知識・技術がある方

HTMLとWordPressの違いや、どちらでWebサイトを作るべきかについては、下記の記事でくわしく解説しています。

WordPressとHTMLの違いとは? サイトを作るならどっちがいい?

  • WordPressの始め方

3.ホームページ作成サービスを利用する

ホームページ作成ツールとは、ドメイン・サーバー・ホームページをセットで提供するサービスです。

WordPressのような自由度はないですが、クリックしていくだけで(テンプレートからデザインなどを選択するだけで)手軽にホームページが作れる点が魅力です。

サービスによって内容は異なりますが、おおよそ下記のようなメリット・デメリットがあります。

メリット
  • 専門知識がなくても、簡易なホームページが作成できる
  • 豊富なテンプレートが用意されている
  • テンプレを選択していくだけで手軽に制作が進められる
  • 無料プランが用意されている場合が多い
デメリット
  • 自社とは関係のない広告が表示される
  • 独自ドメインやメールアドレスが必要な場合には別途費用が発生する
  • デザインや機能に制限がある(自由度が低い)
  • 突如サービスが終了すると可能性がある
  • SEO(検索集客)に弱い

ホームページ作成ツールには、無料プランが用意されている場合も多いため、予算がまったく取れない場合のホームページ作成にもおすすめです。

しかし、無料プランはサービス側の広告が強制表示されたり、機能やページ数に制限があることが一般的です。

有料プランにアップグレードすることで制限は緩和されますが、本格的にホームページを作るのであれば、WordPressを利用することをおすすめします、

また、突如サービスが終了する可能性もあり、その場合ホームページを継続できなくなるリスクがあります。

ホームページ作成サービスの利用がおすすめの方
  • より手軽に低予算でホームページを作成したい方

ホームページを自分で制作するならWordPressがおすすめ

結論として、ホームページを自分で制作するなら、WordPressがもっともおすすめの選択肢です。

企業や店舗のホームページは、長期的に運営することが前提になります。

そのため、日常的な管理・更新のしやすさは重要なポイントです。

WordPressには、デザインテンプレート(WordPressテーマ)や、自由に機能を拡張するためのプラグインが豊富にあります。

Web制作の知識のない初心者でも本格的なホームページを作成でき、コンテンツの編集や更新も簡単にできるため、低予算でも長期運用もしやすいと言えるでしょう。

また、WordPressは世界シェアNo.1のCMSなので、インターネット上にたくさんの情報が存在し、疑問や困ったことがあれば、すぐに調べて疑問を解消できる点も強みです。

WordPressのメリット・デメリットについては、下記の記事でくわしく解説しています。

WordPressのメリット・デメリットを徹底解説!WordPressって本当におすすめなの?

  • WordPressの始め方

ホームページを自分で制作する際に必要なもの

ホームページを自分で作成する際に必要なものには、どんなものがあるでしょうか?

WordPressで自作することを前提に挙げていきましょう。

レンタルサーバー

ホームページを作成・公開するには、ホームページのデータなどを保管するための「サーバー」が必要となります。

ホームページを自分で作成する場合には、レンタルサーバーの利用がおすすめです。

本来、サーバーの管理には高度な専門知識やスキルが必要となります。

しかし、レンタルサーバーはサービス会社が管理するため、専門知識がなくとも機能の充実したサーバーを利用することが可能です。

サーバーのメンテナンスやセキュリティ対策なども、サービス提供会社に一任できます。

レンタルサーバー代
(目安)
個人向け:月額700円~1,200円
法人向け:月額3,000円以上

ホームページの規模にもよりますが、企業などがビジネス利用する場合は、法人向けのプラン(例えばConoHa WINGの「ビジネスプラン」など)を選んでおくと安心です。

ConoHa WINGのビジネスプランは、万全なセキュリティ対策はもちろん、急なアクセス増加にも自動で対応可能なほか、サーバー稼働率99.99%の安定性と国内最速のサーバー処理速度を誇ります。

高機能・高性能でありながら、月額2,844円~(Bizスタンダードプラン)という手頃な価格で利用することができます。

レンタルサーバーはサービスによって機能やサポート内容が異なるため、性能とコストのバランスの良いコストパフォーマンスの高いレンタルサーバーを選ぶことが重要です。

レンタルサーバー選びについては、以下の記事もぜひ参考にしてください。

レンタルサーバーとは?選び方や初心者向けのおすすめを紹介

  • WordPressの始め方

独自ドメイン

ドメインとは、ホームページの住所のような役割を担うもの。

下記図の青枠で囲った部分がドメイン名に当たります。

ドメインには、独自ドメイン共有ドメインの2種類があります。

独自ドメインとは、自分自身で取得する世界でたった1つしかないオリジナルのドメインのこと(同じ文字列のドメイン名は1人しか使えない)。

共有ドメインとは、1つのドメインをサブドメインやサブディレクトリ形式で切り分け、複数のユーザーで共用するドメインのことです。

共有ドメインは無料で提供されることが多いですが、制限やデメリットが多いため、ホームページのようなビジネス利用の場合は「独自ドメイン」をおすすめします。

独自ドメイン代
(目安)
年額0円~3,000円程度

ちなみに、レンタルサーバーの中には、サーバーの契約と同時に独自ドメインを無料でもらえるサービスも多く存在します。

例えば、ConoHa WINGでは長期契約プランの「WINGパック」を申し込むと、独自ドメインが2本永久無料となります。

WordPress本体

WordPressのソフトウェア本体を用意する方法には、おもに以下の2つがあります。

  1. 自分自身でWordPress公式サイトからダウンロードし、レンタルサーバーにアップロードする
  2. レンタルサーバーに備わっている、WordPressのセットアップ機能(自動インストール機能)を利用する

初心者の方や、手軽にホームページを作成したい方は、専門知識が不要な②の方法がおすすめです。

例えば、ConoHa WINGの「WordPressかんたんセットアップ機能」を使えば、初心者でも最短10分でホームページなどのWebサイトを開設することができます。

WordPressの始め方は、下記の記事でくわしく解説しています。

【WordPressの始め方】初心者でも最短10分でできる!簡単で失敗しない開設方法

  • WordPressの始め方

WordPressテーマ

WordPressテーマとは、ホームページのデザイン・レイアウト・機能を決めるテンプレート(ひな形)のこと。

WordPressでホームページを開設するには、必ず何からしらのテーマを反映させる必要があります(指定しない場合デフォルトテーマが反映される)。

WordPressテーマは豊富に存在し、公式の無料テーマだけでも13,000種類以上もあります。

豊富なテーマの中から、自分の作りたいホームページに合ったデザインや機能のものを選ぶことで、初心者でも理想に近いホームページを作成することができます。

ちなみに、WordPressのテーマには、無料テーマ有料テーマの2種類があります。

無料テーマでも問題ありませんが、有料テーマのほうがデザイン性・機能性に優れたものが多く、よりハイクオリティなホームページを作成することが可能です。

WordPressプラグイン

プラグインとは、WordPressの機能を拡張するためのツールのこと。

WordPressには多種多様なプラグイン(公式プラグインだけでも59,000種類以上)があり、その多くは無料で利用できます。

ただし、プラグインを過剰に実装してしまうと、Webサイトの表示速度セキュリティに影響をおよぼす可能性があります。

そのため、プラグインをインストールする際には、必要最低限なプラグインだけに厳選することがポイントです。

どのような目的のホームページを作成するのかを明確にしたうえで、必要な機能を考えてプラグインを選ぶようにしましょう。

WordPressのおすすめプラグインについては、以下の記事でもくわしく解説しています。

WordPressのおすすめプラグイン18選!必ず入れたい定番から運営が楽になるものまで

  • WordPressの使い方/操作方法

WordPressでホームページを制作する基本の流れ

実際にWordPressでホームページ作成する際の基本的な流れは、以下のとおりです。

それぞれの工程についてくわしく解説します。

1.レンタルサーバーを契約する

まず、レンタルサーバーを契約します。

レンタルサーバーはプランによって料金、容量、速度、サポート内容などが異なります。

作成するホームページの規模や内容を考慮して、どのプランにするかを決めましょう。

会社や店舗のホームページの場合、ビジネス利用向けのプランも検討してください。

2.独自ドメインを取得する

レンタルサーバーを契約したら、次に独自ドメインを取得します。

ドメイン名の文字列は短く分かりやすくすると共に、社名・店舗名・サービス名と同じか、近しいものにしましょう。

ただし、すでに使われているドメイン名は使用できないため、希望するドメイン名が取得できないことも考えられます。

そのような場合には、以下の対処法を試してみるとよいでしょう。

希望のドメイン名が使用されていた場合の対処法(例)

  • ドメイン名を変更する
  • 文字列に「-」を入れるなど手を加える
  • 「.com」「.net」「.jp」などのトップレベルドメインを変更する

たとえば「○○○.com」のドメイン名は取得できなくても、「○○-○.com」であれば取得できるケースもあります。

ドメイン名の決め方については、以下の記事でもくわしく解説しています。

ドメイン名の決め方や注意点を紹介! SEOへの影響はある?

  • WordPress運営のコツ

3.WordPressをインストールする

サーバーとドメインが用意できたら、いよいよWordPressをインストールします。

WordPressのインストール方法には、自動と手動の2つの方法があります。

手動でインストールする方法

手動インストールの場合は、自分でWordPressを公式サイトからダウンロードし、レンタルサーバーにアップロードします。

WordPressを手動でインストールする方法

  1. データベースを作成する
  2. WordPressの公式サイトからWordPressのファイルをダウンロードする
  3. WordPressのファイルをレンタルサーバーにアップロードする
  4. データベース情報を入力する
  5. ホームページの基本情報を入力する

データベースとは、決まった形式で整理されたデータの集まりのことです。

WordPressはすべてのデータをデータベースで保管するため、最初にデータベースの作成が必要になります。

データベースの作成は専門知識が必要なため、初心者には難しい方法といえます。

そのため、はじめてホームページを作成する場合は、次に紹介する「自動でインストールする方法」がおすすめです。

【おすすめ】自動でインストールする方法

初心者には、レンタルサーバーに備わっている「自動セットアップ機能(自動インストール機能)」をおすすめします。

自動セットアップ機能を利用すれば、サーバーの申し込みと同時に、ホームページ作成に必要な契約・設定をほぼ自動的に一括でおこなうことが可能です。

たとえば、ConoHa WINGの「WordPressかんたんセットアップ」では、以下の流れでインストールを進めま。

  1. WordPressかんたんセットアップ:「利用する」を選択
  2. セットアップ方法:「新規インストール」を選択
  3. 独自ドメインを設定
  4. ホームページの名前を入力
  5. WordPressのユーザー名とパスワードを設定

サーバーの管理画面で選択肢を選び、必要事項を入力するだけで、簡単にWordPressのインストールができます。

専門知識も不要なため、初心者や手軽にホームページを開設したい方におすすめの方法です。

WordPressのインストール方法については、下記の記事でくわしく解説しています。

【WordPressのインストール方法】初心者でも簡単にできる方法を紹介!

  • WordPressの始め方

4.WordPressの初期設定をする

WordPressをインストールし、ホームページが開設できたら、次はWordPressの初期設定をおこないます。

初期設定は項目が多いため時間がかかりますが、最初にこれらの設定をしっかりしておくことで、ホームページ作成が進めやすくなります。

初期設定のおもな内容

  • ホームページ名
  • ホームページのロゴ
  • トップ画像
  • ホームページのデザイン(テーマ変更やデザイン設定)
  • プラグイン設定
  • パーマリンク設定 など

ホームページ名は会社名や店舗名などに設定するのがおすすめ。

ロゴは、会社やお店のロゴマークを設定しますが、新たに作成する場合は外注するか、ChatGPTなどの生成AIで作成することも可能です。

WordPressの初期設定については、下記の記事でくわしく解説しています。

【絶対やっておくべき!】WordPressの初期設定を徹底解説

  • WordPressの使い方/操作方法

5.WordPressでホームページの中身を作成する

WordPressの初期設定が完了したら、いよいよホームページの中身(各種ページ、コンテンツ)を作成していきます。

5-1.ホームページに必要なコンテンツを洗い出す

まず、ホームページにどのようなコンテンツ(ページ・記事)が必要か、洗い出しましょう。

企業やお店のホームページに必要なコンテンツには、以下のようなものが挙げられます。

企業のホームページの場合
  • 会社概要
  • 企業理念
  • 事業内容
  • 商品・サービス紹介
  • 事例・実績
  • 採用情報
  • お問い合わせフォーム
  • プライバシーポリシー
  • よくある質問(Q&A)
お店のホームページの場合
  • お店のコンセプト
  • 店舗の写真(内観、外観、商品など)
  • 商品・サービスの説明・料金
  • 営業日・営業時間
  • スタッフ紹介
  • スタッフやお客様の声
  • 予約フォーム

上記は一例であり、必要に応じてコンテンツ内容を調整する必要があります。

5-2.テーマを設定する

以下の手順で、WordPressにテーマを設定します。

  1. テーマを選ぶ
  2. テーマをインストールする
  3. テーマを有効化する
  4. 細かい設定をおこなう

テーマを選ぶ際は、以下に着目することがポイントです。

  • 信頼できる作成者から配布されているか
  • テーマの更新頻度が高いか
  • テーマについての情報がインターネット上にたくさんあるか
  • スマホ閲覧に対応しているか
  • SEO対策が実装されているか

テーマが決まったら、WordPressにテーマをインストールします。

WordPressにテーマをインストールし、有効化する手順は、以下のとおり。

WordPressで検索してインストールする方法

  1. 管理画面の左メニューにある「外観」から「テーマ」を選択
  2. 「テーマ」画面で、「新規追加」を選択
  3. 新規追加画面でテーマを検索、目当てのテーマにマウスを置いて「インストール」をクリック
  4. インストール完了後に「有効化」をクリック

また、テーマの中には、外部サイトで配布しているzipファイルをダウンロードし、WordPressへアップロードするタイプのものもあります。

zipファイルでのアップロード方法

  1. 管理画面の左メニュー「外観」から「テーマ」を選択
  2. 「テーマ」画面で、「新規追加」を選択
  3. 「テーマのアップロード」を選択
  4. アップロード画面でzipファイルを選択し、アップロードする

WordPressテーマについては、以下の記事でもくわしく解説しています。

【決定版】WordPressテーマ完全ガイド!おすすめ有料5選&無料3選と導入手順までを解説

  • WordPressの使い方/操作方法

5-3.コンテンツを作成する

ホームページの基礎部分ができたら、次にホームページに投稿するコンテンツ(記事・ページ)を作成していきましょう。

WordPressは管理画面上で記事を作成・投稿することが可能です。

  1. 管理画面の左メニューにある「投稿」で記事を書く
  2. 記事のカテゴリーを作成・追加する
  3. カテゴリーやパーマリンクを指定して、記事を公開する

カテゴリーは、大量のコンテンツを整理(グルーピング)し、ユーザーが目的の記事を探すことをサポートする役割があります。

カテゴリーは、種類が多かったり階層が深くなるとわかりにくくなってしまうため、複雑にならないように注意しましょう。

記事の書き方や、WordPressのカテゴリーについては、以下の記事でくわしく解説しています。

記事の書き方を手順ごとに徹底解説!読みやすい文章の書き方と文字装飾のコツ

  • WordPress運営のコツ

【WordPressのカテゴリー】使い方と設定のポイントを初心者向けに解説

  • WordPressの使い方/操作方法

5-4.固定ページを作成する

WordPressで作成できるページには「固定ページ」と「投稿」の2種類があります。

投稿はブログ記事やニュース記事のように、新しい情報をどんどん追加していく目的に使います。

公開日時が新しい順に表示され、記事の内容によってカテゴリーでグルーピングすることもできます。

一方、固定ページはどのカテゴリーにも含まれない、独立した単体ページのことで、情報の更新頻度が低いページに使用します。

企業や店舗のホームページでは、主に固定ページを使ってコンテンツを作成します。

固定ページの例

  • 会社情報
  • アクセス情報
  • お問い合わせ

WordPressで固定ページを設定する場合の手順は以下のとおりです。

  1. 固定ページの作成
  2. メニューバーの作成
  3. トップページ設定

まずは固定ページを作成していきます。

固定ページの作成手順

  1. WordPressのダッシュボードを開く
  2. 左側メニューから「固定ページ」>「新規追加」を選択
  3. 画面上部に「新規固定ページを追加」と表示される(ここでページを作成していく)

固定ページができたら、ホームページの一番上(ヘッダー)や一番下(フッター)に配置するメニューバーを作成します。

メニューバーの作成手順

  1. WordPressの左側メニューから「外観」>「メニュー」を選択
  2. メニュー設定画面の「メニューを編集」タブ内から「新しいメニューを作成しましょう」を押下
  3. 「メニュー構造」内の「メニュー名」に任意のメニュー名を入力し、「メニューを作成」ボタンを押下

ホームページの入り口にあたるトップページ(フロントページ)を作成します。

トップページはテーマによって初期レイアウトが異なりますが、WordPressで自由にカスタマイズできます。

トップページの設定手順

  1. WordPressの左側メニューから「設定」>「表示設定」を選択
  2. ホームページの表示の「固定ページ」にチェックを入れる
  3. トップページに表示させたい固定ページを選択し、「変更を保存」ボタンを押下

どのようなホームページにするかによって、固定ページの数や内容は異なります。

固定ページについては、以下の記事でくわしく解説しています。

WordPressの「固定ページ」って? 「投稿」との違いや使い方を紹介

  • WordPressの使い方/操作方法

5-5.サイドバーやフッターの設定をする

WordPressにはウィジェット機能があります。

ウィジェットとは、ホームページのサイドバーやヘッダー、フッターなどの箇所にさまざまなパーツを設置できる機能です。

ウィジェットに設置できるパーツ(例)

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…など

ウィジェットは、WordPressに標準で用意されているもの、テーマ独自のもの、プラグインで追加できるものがあります。

ウィジェットは、ウィジェット設定画面から簡単に設定・編集することが可能です。

  1. WordPress管理メニューから「外観」>「ウィジェット」を選択
  2. 画面の左側に利用できるウィジェットが表示される
  3. 画面の右側に、ホームページに表示したいウィジェットを追加する

WordPressのウィジェットの設定方法については、以下の記事でくわしく解説しています。

WordPressにウィジェットを設定しよう!おすすめプラグインも紹介

  • WordPressの使い方/操作方法

ホームページを自分で制作する際のポイント

ホームページを自分で作成する場合に、押さえておくべきポイントを解説します。

ホームページを作成する目的を明確にする

ホームページを作成する目的を明確にしましょう。

なぜホームページが必要なのかを明確にすることで、目的に合った機能やコンテンツを選ぶことが可能となります。

ホームページ作成の目的について考える際には、以下の点に着目するとよいでしょう。

  • ホームページを作成して何を実現したいのか
  • どのような層をターゲットにするのか

また、目的を達成するために適したホームページの種類を選ぶことも大切です。

ホームページのおもな種類

  • オウンドメディア
  • コーポレートサイト
  • ブランドサイト
  • プロモーションサイト
  • サービスサイト
  • ランディングページ
  • メディアサイト(ポータルサイト)
  • ECサイト
  • 採用サイト(リクルートサイト)

もし目的が曖昧なままホームページを作成した場合、ホームページの種類や内容が合わずに、十分な効果が得られないことも考えられます。

事前にしっかりとホームページ全体のイメージを作っておくようにしましょう。

SEOを意識してコンテンツを制作する

ホームページで集客するには、SEO(検索エンジン最適化)対策も欠かせません。

SEOとは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンの検索結果に、上位表示するための施策です。

検索結果に上位表示できれば、24時間365日集客し続けることができるので、SEOはとても重要な集客施策です。

SEO対策には数百以上の要素が存在しますが、大きく分けて3つに分けることができます。

  1. 内部施策
  2. 外部施策
  3. コンテンツSEO

内部施策とは、検索エンジンからの正しい評価を得るために、サイト内部に対しておこなう施策です。

目的としては、検索エンジンからのクローラーの巡回を促すこと、検索エンジンにページの情報を正しく伝えること、ユーザビリティを改善することなどがあります。

外部施策とは、自サイトや運営者が、外部サイトからどう評価されているかを証明するための施策です。

代表的なものには、被リンク(他サイトからリンクを受けること)や、ポジティブなサイテーション(ネット上における自サイト名・運営者名・企業名などについての言及)を得ることなどが挙げられます。

コンテンツSEOとは、ユーザーの検索意図を解決する質の高いコンテンツを作るための施策です。

検索意図とは、ユーザーがそのキーワードで検索した目的、ニーズ(問題・悩み・欲求)のこと。

ユーザーの悩みを解決し、疑問や困りごとを解決できる記事を作ることが、SEO対策のなかでももっとも基本的で、かつ効果の高い施策となります。

初心者向けのSEO対策については、下記の記事でくわしく解説しています。

【初心者向け】SEO対策とは?基本から具体的施策までわかりやすく解説

  • WordPress運営のコツ

WordPressをSSL化する

SSL(Secure Sockets Layer)とは、インターネットの通信を暗号化するセキュリティ技術の一つです。

近年、インターネット上のサイバー攻撃は激しさを増しており、手口も巧妙になっています。

データ改ざん、なりすまし、個人情報の漏えいなどのリスクから自身やユーザーを守るために、SSL化は必須のセキュリティ対策といえるでしょう。

WordPressのSSL化については、以下の記事でくわしく解説しています。

【WordPressのSSL】対応方法やSSL化すべき理由を解説

  • WordPressの使い方/操作方法

ホームページを自分で作成する方法 まとめ

ホームページを自分で作成するには、以下の3つの方法があります。

  • WordPressを利用して作成する
  • WordPress以外のホームページ作成サービスを利用する
  • HTML・CSSでイチから自作する

おすすめの作成方法は「WordPress」を用いるものです。

WordPressは、デザインテーマやプラグインが豊富で、管理・更新のしやすさが魅力です。

また、インターネット上にはWordPressの情報がたくさんあるため、不明点があってもすぐに解消することができるのも大きなメリットでしょう。

初心者の場合は、WordPressに特化したレンタルサーバーを使うことで、より快適にホームページの開設を進められます。

レンタルサーバーConoHa WINGの「WordPressかんたんセットアップ」を使えば、サーバーの契約と同時にドメイン名の設定、WordPressのインストールなども、まとめて済ませることが可能です。

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