内部SEO対策とは?外部SEOとの違いや具体的な16個の施策を解説

Webサイトのアクセスや収益を改善させるためには、SEO対策が欠かせません。

SEO対策は大きく分けて「内部SEO」と「外部SEO」の2つがありますが、

外部SEOは自分自身でコントロールができない部分が多いため、初心者はまず内部SEO対策を実践する必要があります。

本記事では、内部SEO対策をする上で必要となる検索順位が決まる仕組みを学ぶとともに、具体的な内部SEO対策について解説します。

  • ※本記事で紹介している情報は執筆時点のものであり、閲覧時点では変更になっている場合がございます。また、ご利用の環境(ブラウザ、サーバー、プラグイン、テーマ、またはそのバージョンや設定、WordPress本体のバージョンや設定など)によっては本記事の情報通りに動作しない場合がございます。あらかじめご了承ください。

目次

監修者
サンツォ(吉岡 智将)

ブログ歴10年、マーケティング歴20年の副業ブロガー、SNSインフルエンサー。ブログやアフィリエイト、WordPressのノウハウを教えるWebサイト『マクサン』の運営者。ブログ収入の累計は億を超え、月100万円以上の収益を継続的に稼ぎ続ける。現在はブログのオンラインサロン『マクサン』の共同オーナーを務め、延べ800以上のブログ相談や初心者へのコンサルティングをおこなっている。そのほか12万人以上のフォロワーを抱えるInstagram『ベランダ飯』やブログ『ベランダ飯』など、複数のブログやSNSの運営に携わる。

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内部SEOと外部SEOとは

SEOとは「Search Engine Optimization」の略で、日本語だと「検索エンジン最適化」を意味します。

GoogleやYahoo!などの検索ポータルサイトの検索結果に、自分のWebサイトを上位表示させるための施策です。

検索結果に上位表示されるとアクセスが増加し、結果的に収益の増加にもつながるでしょう。

SEO対策は、大きく分けて内部SEO外部SEOの2種類があります。

それぞれの特徴や具体的な施策について説明します。

※広義には、上記2つにコンテンツSEOを加えた3種類に分類されることもありますが、本記事内では省略します。

内部SEOとは

内部SEOとは、Webサイトの内部構造に対するSEO対策です。

具体的な内部SEOにはたくさんの手法がありますが、そのほとんどは検索エンジンにWebサイトを認識してもらい、情報を正しく伝えるためのものです。

検索エンジンがWebサイトを認識・評価する際には、まずクローラーによる情報収集がおこなわれます。

クローラーはインターネット上のリンクを辿りながら、無数のWebサイトを巡回します。

クローラーは収集した情報をデータベース化(インデックス)し、ページをランク付けすることで、検索された際の検索順位が決められます。

つまり、自分のWebサイトが検索結果に表示されるには、クローラーに認識されやすくするための内部SEOをおこなうことが重要ということです。

コンテンツ(記事など)を作成する際は、読者にとって読みやすいコンテンツにすることはもちろん、検索エンジンのクローラーにとっても認識しやすいものにする必要があります。

外部SEOとは

外部SEOとは、自分のWebサイトが外部からの評価を証明するためのSEO対策です。

具体的な外部SEO対策としては、「被リンク」と「サイテーション」があります。

説明
被リンク 外部サイトから自サイトに向けたリンク
サイテーション ネット上における自サイト名・運営者名・企業名などについての言及

検索エンジンは機械なので、そのWebサイトが信頼できるものか、そのコンテンツ(記事)の質が高いものかを、直接的に判断することができません。

そのため、他のWebサイトから評価をされている(=被リンクやサイテーションがある)コンテンツを、「みんなから評価されている素晴らしいコンテンツだ」と判断するのです。

ただし、関連性の薄い被リンクや、信頼性の低いWebサイトからの被リンクをいくらたくさん集めても、あまり効果はありません。

また、被リンクをお金やその他のメリットと引き換えに受けるペイドリンクは、検索エンジンによるペナルティ対象となるため絶対に避けましょう。

検索順位が決まる仕組み

内部SEO対策をおこなうには、検索エンジンがどのようにWebサイトを認識し、評価するかを知っておく必要があります。

本章では、検索順位が決まる仕組みについて解説します。

クローラーがWebサイトを巡回する

前述のとおり、クローラーは検索エンジンがWebサイトを巡回するためのプログラム(ボット)です。

クローラーはインターネット上のリンクを辿りながら次々とWebサイトを訪れ、情報収集をおこないます。

クローラーとは
  • インターネット上の情報を収集しデータベース化するロボット
  • 「ボット(Googlebot)」や「スパイダー」などと呼ばれることも

たとえばWebサイトに新しいページを追加した場合、自サイト内の内部リンクや外部サイトからの被リンクを通して、ページにクローラーが巡回してきます。

また、サーチコンソールからインデックスリクエストを送信することでも、クローラーを呼び寄せることができます(ただし必ずしもクローリングされるわけではない)。

ページがインデックスされる

クローラーが収集した情報は、検索エンジンにインデックスされます。

インデックスとは、クローラーが収集した情報が検索エンジンのデータベース上に登録(索引)されることです。

情報はインデックスする際にカテゴリーごとに整理・分類され、実際に検索がおこなわれた際に情報が素早く引き出されるようになります。

Webサイトの情報はクロールとインデックスを経ることではじめて、検索結果に表示されるための準備が整うということですね。

シンプルでわかりやすいサイト構造や情報の記述を意識し、検索エンジンに正しく素早く情報が伝わるように意識しましょう。

アルゴリズムを元に評価&ランキングされる

検索エンジンにインデックスされた情報は、実際にユーザーに検索された際に、キーワードとの関連性が高くコンテンツの評価が高いものから順に検索結果に表示されます。

検索エンジンがコンテンツを評価し、ランキング(順位付け)するための指標となっているのが検索アルゴリズムです。

検索アルゴリズムには200以上ともいわれる評価項目が存在し、その評価項目や重みづけは日々リアルタイムで更新されています。

その中でも大規模なアルゴリズムの更新をコアアルゴリズムアップデートと呼び、近年では年に数回の頻度でおこなわれています。

現時点で順位が高いページがあったとしても、アップデートをきっかけに検索順位が下落する可能性もあります。

検索順位の動向を常にチェックするとともに、普段から最新のSEO情報を収集し、対応できるものには素早く適切なSEO対策を施す必要があります。

内部SEO対策をおこなう目的

内部SEO対策をおこなう最終的な目的は、検索結果に上位表示されることです。

そのためには下記の3点を意識しましょう。

クローラーの巡回を促すこと

まずはクローラーの巡回を促すことが大切です。

ここまでに説明したように、Webサイトを検索結果に表示させるためには、まずはクローラーにWebサイトを見つけてもらわなくてはなりません。

クローラーには1つのサイトに対してクロールできる上限数(割り当て枠)があり、これをクロールバジェットと呼びます。

また、クローラーの巡回のしやすさを、クローラビリティと呼びます。

クローラーにも無限にリソース(クロールバジェット)があるわけではありません。

より効率的にWebサイトを巡回してもらえるよう、シンプルでわかりやすい、クローラビリティに優れたサイト構造にする必要があります。

クローラーの巡回を促す方法については後述しています。

検索エンジンにページの情報を正しく伝えること

検索エンジンにページの情報を正しく伝えることも、内部SEO対策をおこなう重要な目的です。

コンテンツを作成する際は、人間(読者)だけでなく、ロボット(検索エンジンのプログラム)にとっても理解しやすい内容を心がける必要があります。

Webサイトの情報を収集するのは人間ではなく、あくまでもプログラムです。

人間ならば簡単に読み取ることができるような文章・画像でも、プログラムが理解できるとは限りません。

そこで、サイト構造や情報の記述方法などを最適化し、プログラムにも情報を正しく伝えるようにする必要があります。

検索エンジンに情報を正しく伝える方法については後述しています。

ユーザビリティを改善すること

ユーザビリティを改善することも、内部SEO対策の目的です。

ユーザビリティとは、ユーザー(読者)に対するWebサイトの「使い勝手」や「使いやすさ」を指します。

具体的には「重要なページには、どのページからもアクセスしやすいように全ページ共通のメニューにリンクを設置する」

「リンクを貼る時は、リンク先の内容がわかるようなアンカーテキストにする」などが挙げられます。

ページの表示速度を改善したり、モバイル(スマホなど)でも見やすいデザインにするなども、ユーザビリティの改善につながるでしょう。

検索エンジンは、検索ユーザーの利便性を追求しています。

これらの施策をおこなうことで、ユーザーにとって便利になることはもちろん、検索エンジンからの評価にもつながります。

ユーザビリティを改善する内部SEO施策については後述しています。

クローラーの巡回を促す内部SEO対策8つ

クローラーの巡回を促す内部SEO対策には、大きく分けて以下の2つがあります。

クローラーの巡回を促す内部SEO対策
  • クローラーにページを訪問してもらうための対策
  • クローラーにページ内を正しく巡回してもらうための対策

具体的な施策は以下のとおりです。

XMLサイトマップの送信

まずはXMLサイトマップの送信です。

XMLサイトマップとは
  • 検索エンジンにWebサイト内のすべての存在や画像などのコンテンツを知らせる役割を持つ
  • 検索エンジンはXMLサイトマップのデータを参考にWebサイト内をクロールする

たとえば立ち上げたばかりのWebサイトは、どこからもリンクがつながっていないため、検索エンジンのクローラーに見つけてもらうことができません。

しかし、XMLサイトマップを作成し検索エンジンに送信することで、クローラーを呼び込み巡回を促すことができます。

XMLサイトマップは、Google Search Console(グーグルサーチコンソール)から簡単に作成し、検索エンジンに送信することができます。

XMLサイトマップの作成・送信の方法については、下記の記事にくわしく解説しています。

WordPressでサイトマップを作る方法&設定!初心者向けに図で解説

  • WordPressの使い方/操作方法

簡潔なディレクトリ構造

Webサイトを簡潔なディレクトリ構造にすることも重要です。

ディレクトリ構造とは
  • Webサイトのトップページ(1階層目)・カテゴリートップページ(2階層目)・各コンテンツ(3階層目)など、Webサイト全体の階層構造のこと

たとえば「画像」のフォルダに、「海の画像」や「山の画像」などのフォルダが保存されており、それぞれのフォルダに海や山の画像が入っているイメージです。

Webサイトの場合、ビジネスに関するWebサイトのトップページに「働き方」「転職」などのカテゴリーが存在し、それぞれのカテゴリーに記事が紐づいている形です。

Webサイト内のカテゴリー構造が整理整頓されていなかったり、階層が深くなりすぎていると、クローラーが正確にページを認識できない可能性があります。

カテゴリー分けをわかりやすくシンプルにし、すべてのページに3クリックで辿り着けるくらいの簡潔なサイト構造を意識しましょう。

パンくずリストの設置

パンくずリストの設置も、重要な内部SEO対策です。

パンくずリストとは
  • ユーザーがどの階層のページを見ているのかを示すナビゲーションのこと

パンくずリストを設置することで、ユーザーが「自分がWebサイト上でどこにいるのか」を視覚的にわかりやすくなりますし、前の階層に戻って別の記事を読むなどサイト内回遊もしやすくなります。

またユーザビリティの観点だけでなく、クローラビリティの観点でもパンくずリストは必要です。

パンくずリストのリンクを通じて、クローラーがWebサイト内の他のページにも訪れやすくなるため、クローラーの回遊が促進されます。

内部リンクの最適化

内部SEO対策をする上では、内部リンクの最適化も欠かせません。

内部リンクとは
  • 同じWebサイト内の別ページに向けたリンクのこと

内部リンクは、関連性の高いページ同士をリンクで結ぶのがおすすめです。

たとえば「転職」に関する記事と「面接」の記事は関係性が深いコンテンツです。

お互いに内部リンクでリンクを設置することによって、2つのコンテンツが結ばれることになります。

内部リンクが最適化されていると、クローラーがサイト内を巡回しやすくなり、インデックスも促進されるでしょう

Webサイトを訪問したユーザーにとっても使いやすく、ユーザビリティの向上にもつながります。

ナビゲーションメニューのテキスト化

ナビゲーションメニューのテキスト化も、クローラビリティを高める内部SEO対策です。

ナビゲーションメニューとは
  • Webサイト全体の目次のようなもの
  • 各コンテンツへのリンクが貼られている

ナビゲーションメニューはほとんどのWebサイトに設置されていますが、画像を設置しているケースとテキスト(文字)で設置しているケースがあります。

よりクローラビリティを高めやすいのは、テキストによるナビゲーションメニューです。

画像でナビゲーションメニューを設定しているWebサイトも多くありますが、SEO的な観点からするとあまりおすすめできません。

クローラーに巡回してもらいやすくするためには、なるべくテキストでナビゲーションメニューを作るようにしましょう。

もし画像で設置したい場合は、alt属性で画像の内容をテキストで検索エンジンに伝えることが大切です。

alt属性については後述の「画像の最適化(alt属性の設定)」でも説明しています。

ページネーションの設定

内部SEO対策をする際は、ページネーションの設定も検討しましょう。

ページネーションとは
  • ページ数の多いコンテンツを分割する際に使用する
  • 「次のページ」「前のページ」や数字などでページを分割する役割を持っている
Googleのページネーションの例

キャプション:Googleのページネーションの例

ページネーションを設定すると、記事を複数のページに分割した場合でも、1つのコンテンツとして読み取ってもらえます。

ユーザーにとっても使いやすくなるため、クローラビリティとユーザビリティの双方で役立つ対策です。

ページネーションを設定する際のポイントは、「自分が今どのページにいるのか」をわかりやすくすることです。

今いるページの部分の文字色を変えるなど、なるべく直感的に理解できるようにしましょう。

URLの正規化

URLの正規化も重要です。

URLの正規化とは
  • クローラーに評価してもらうURLを指定すること
  • 1つのページに複数のURLが存在する際に有効

Webサイトのページの中には、1つのページに複数のURLが設定されているケースがあります。

URLが正規化できていないと、クローラーの巡回に悪影響を及ぼす可能性があるため、注意しましょう。

Googleも、以下のように言及しています。

Google は、こうした URLのうちの1つを「正規」版として選択してクロールします。その他のURLはすべて「重複」したURLと見なし、クロールの頻度を減らします。

URLが重複しているのに正規化をおこなわない場合、クローラーが巡回する頻度が減ってしまうなど、SEO上で不利になってしまいます。

robot.txtの使用

状況に応じて、robot.txt(ロボッツテキスト)の使用も検討しましょう。

robot.txtとは
  • クローラーの収集を制御するためのファイルを指す
  • クローラーの巡回に優先順位をつけられる

たとえばWebサイトに会員限定のページがあったとします。

これはあくまでも会員のみに向けたコンテンツであり、クローラーが巡回するのは好ましくありません。

robot.txtを設定すれば、こうしたページのクロールを制限できます。

クロールさせる必要がないページを設定できるため、コンテンツに優先順位をつけ、インデックスの効率を高められます。

クローラーに巡回してもらいたくないコンテンツがある場合などは、必ずrobot.txtを活用しましょう。

検索エンジンに情報を正しく伝える内部SEO対策5つ

せっかく良いコンテンツを作っても、検索エンジンに情報が正しく伝わらなければ意味がありません。

ページの情報を正しく伝えるには、タイトル・メタディスクリプション・画像などを、適切な方法で記述する必要があります。

本章では、検索エンジンに情報を正しく伝える内部SEO対策を紹介します。

適切なタイトルの設定

まずは適切なタイトルの設定です。

タイトルとは、Webサイトのトップページであればサイト名、記事ページであれば記事タイトルを指します。

タイトルの設定には、titleタグ、またはh1タグが使用されます。

説明
titleタグ 検索エンジンやSNSの共有時などに表示される
h1タグ サイトのページの中で表示される

titleタグとh1タグは本質的に同じ役割を持っているので、特別な事情がない限りは両方同じ内容で構いません。

タグの設置については後述

タイトルは検索エンジンが重要視する要素であり、そのページになにが書かれているかを判断する重要な箇所です。

検索キーワードを適切に含む、端的でシンプルな内容にしましょう。

また、タイトルはユーザーが一番最初に目にする文章であると共に、検索結果ページにも表示されます。

クリック率にも大きく影響するため、読みやすく魅力的な文章にしましょう。

タイトルのつけ方
  • 他のページと重複しない、固有のタイトルにする
  • タイトルだけで内容がある程度わかるようにする
  • 検索キーワードを(なるべく冒頭に)含める
  • 読者が読みたいと思う魅力的な内容にする
  • 文字数は全角換算で30文字程度にする

タイトルは複数の候補案を考え、最終的にその中から最適なものに絞り込むやり方がおすすめです。

実際にそのキーワードで検索してみて、他の競合のタイトルと見比べて見劣りしないものにしましょう。

ブログタイトルの付け方については、下記の記事でもくわしく解説しています。

ブログタイトルの付け方は?コツや注意点、手順を解説

  • WordPress運営のコツ

メタディスクリプションの記述

ページの情報を正しく伝えるためには、メタディスクリプションの記述も欠かせません。

メタディスクリプションとは
  • 検索結果のタイトル下部に表示される説明文
  • ユーザーのクリック率にも影響を及ぼす
  • 100文字〜120文字が目安
ワプ活のメタディスクリプションの表示例

メタディスクリプションはタイトルと同様に、検索結果に表示されます。

ユーザーにとって「クリックすべきかどうかの判断基準ともなる重要な要素です。

クリック率が高くなれば、SEO面でも有利になります。

キーワードを適切に含んだ端的でわかりやすいものにするとともに、そのページ固有の内容にしましょう。

メタディスクリプションに関しては、下記の記事にくわしく解説しています。

メタディスクリプションとは?SEOにおける効果や設定方法を解説

  • WordPress運営のコツ

見出しタグ(hタグ)の設置

ページの内容を正しく伝える内部SEO対策として、見出しタグの設置も重要です。

見出しタグとは
  • ページ内の構成を正しく伝えるためのタグ
  • h1からh6まで6種類ある

見出しタグ(hタグ)は、そのページの内容を適切にグルーピングするとともに、本文になにが書かれているかを表す役割があります。

見出しタグはh1~h6までの6種類があり、「h1 > h2 > h3 > h4 > h5 > h6」という序列関係があります。(h1は通常記事タイトルに使用するため、本文内では使いません)

h2から順に使い、文章の上下関係や階層に注意して正しく設定しましょう。

間違ったブログの見出し構造と、きれいなブログの見出し構造の解説図

見出しの作り方やルールについては下記の記事にくわしく解説してます。

【WordPressの見出しの作り方】正しいルールやデザインの変更方法を解説!

  • WordPressの使い方/操作方法

見出しタグを適切に設定することで、検索エンジンに文章の内容をわかりやすく伝えられるとともに、ユーザーにとっても見やすい文章構造になります。

とくに文字数が多いページでは、見出しタグを適切に使ってわかりやすい構成にすることが大切です。

画像の最適化(Alt属性の設定)

画像の最適化には、Alt属性の設定が欠かせません。

Alt属性とは
  • Webブラウザに画像を表示できない際に、画像の代わりに表示するテキスト
  • 音声読み上げの際にも使用される

Alt属性(オルト属性)は、その画像でなにが表現されているかを検索エンジンに伝える役割も果たします。

検索エンジンは画像の内容を理解することができませんが、このAlt属性を通して画像の内容を認識します。

Alt属性の設定はとても簡単で、「alt="画像の説明"」という形で、画像を説明する記述を加えるだけです。

WordPressであれば画像を設定したブロックを選択し、右メニュー内の「代替えテキスト」に画像の内容を記載することで設定できます。

WordPressに画像を挿入する方法やAlt属性の記載方法については、下記の記事にくわしく解説しています。

【超簡単】WordPressの画像挿入方法!初心者向けの手順から応用の設定まで

  • WordPressの使い方/操作方法

構造化データのマークアップ

最近では構造化データのマークアップも、SEOに効果的な内部SEO施策として注目を集めています。

構造化データとは
  • Webページの構造を検索エンジンにより正しく分かりやすく伝える手法
  • schema.orgで定義されている内容で記載(マークアップ)する

Google検索セントラルには、構造化データのマークアップについて以下のように記載されています。

Google 検索では、ページのコンテンツを理解するための取り組みを日々続けています。ページの意図を伝える明示的な手がかりとして構造化データを提供してもらうと、Google はそのページをより正確に理解できるようになります。

構造化データのマークアップには、Googleがサポートしているフォーマットを用います。

具体的には、Schema.org(スキーマドットオルグ)で定義されているボキャブラリーを使い記述をしていきます。

記述方法には「JSON-LD」「RDFa」「Microdata」などの種類がありますが、Googleが推奨しているのはJSON-LDです。

構造化データをマークアップすることで、検索エンジンのクローラーがコンテンツの内容を認識しやすくなるので、インデックスが促進されSEOに好影響があると推測されます。

また、検索結果上にFAQやハウツーなどさまざまなリッチリザルトが表示されやすくなるため、クリックの増加という意味でもメリットがあります。

WordPressでは、構造化データを記述する機能(の一部)があらかじめ実装されているWordPressテーマもあります。

また「Schema Markup Generatorを使って生成したコードを、該当の記事のなかに記載することで構造化データを実装することも可能です。

専門的な知識を持っていない初心者にとって、構造化データのマークアップは難しいため、専門家に依頼するのも一つの手です。

ユーザビリティを改善する内部SEO対策3つ

最後にユーザビリティを改善する内部SEO対策を紹介します。

検索エンジンのクローラビリティを高めるのはもちろん、読者の利便性を追求するユーザビリティの改善も重要です。

ユーザビリティを最適化することは、結果的に検索エンジンからの評価につながります。

モバイルファーストインデックスへの対応

まずはモバイルファーストインデックスへの対応です。

モバイルファーストインデックスとは
  • 2018年にGoogleが発表した指標
  • モバイル用サイトを検索順位の参考にするもの

一昔前ではWebサイトと言えば、そのほとんどがPC向けに作られていましたが、スマートフォンが普及した現在では、モバイル端末でWebサイトを閲覧するのが主流となっています。

こうした流れから、GoogleはPC向けのWebサイトよりも、モバイル向けのWebサイトを優先的にインデックスする動きとなりました。

どの端末から見ても快適にコンテンツを閲覧できるレシポンシブデザインにすること、PCとスマホで情報に差異がないようにすることが大切です。

自身のWebサイトがモバイルファーストインデックスに対応しているかどうかは、Google Search Consoleで確認できます。

メインクローラーがスマートフォンになっているかどうかを確かめましょう。

ページ表示速度の高速化

内部SEO対策として、ページ表示速度の高速化も欠かせません。

Webサイトのページ表示速度が遅いことはユーザーにとってストレスとなるため、離脱につながるリスクがあります。

ページ表示速度が遅い主な原因は、画像のサイズや容量の大きさです。

画像を圧縮したり、不要な画像を省いたりして、ページ表示速度の高速化を目指しましょう。

また表示速度の高速化には、レンタルサーバーの性能も大きく関わっています。

画像の圧縮などで症状が改善されない場合は、表示速度が高速なレンタルサーバーに変更することも視野に入れた方が良いでしょう。

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エラーページの設定

ユーザビリティを高めるためには、404エラーページの見直しも重要です。

404エラーページとは
  • コンテンツが削除されているなど、ページを開けない場合に表示される
  • 通常、「404 not found」というメッセージのみが記載される

通常時の404エラーページは何も情報が無く、ユーザーは「戻る」ボタンしか使えないため、Webサイトを離脱することになります。

そこで、404エラーページから離脱しないように設定をおこなう必要があります。

Webサイト全体とデザインを揃えた上で、トップページのリンクを設置するなどの工夫をすれば、ユーザーをWebサイト内に留めておきやすくなるでしょう。

内部SEO対策についてまとめ

内部SEO対策には、クローラビリティを改善させることでインデックスを促進したり、ユーザビリティ(利便性)を改善させるなど、さまざまなメリットがあります。

今回紹介した以外にも様々な内部SEO対策があるので、つねに最新のSEO情報をチェックし、積極的に自分のWebサイトに反映させるようにしましょう。

WordPressのSEO対策ブログのSEO対策については、下記の記事にくわしく解説しています。

WordPressのSEO対策を強化! 初心者でもできる方法を徹底解説

  • WordPressの使い方/操作方法

ブログのSEO対策!初心者でも実践できる効果的な方法を紹介

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また、SEO対策におすすめなWordPressプラグインや、SEOに強いWordPressテーマについては、以下の記事でくわしく紹介しています。

WordPressのSEO対策におすすめなプラグイン5選と、その使い方を徹底解説!

  • WordPressの使い方/操作方法

SEOに強いWordPressテーマを選ぼう! 有料9選+無料7選

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