検索エンジンの仕組みとは?検索順位を上げる方法やSEOに影響する要素を解説

検索エンジンの仕組みとは

GoogleやYahoo!など、普段何気なく使っている検索エンジンですが、どのような仕組みで検索順位が決まっているのでしょうか。

ブログやWebサイトを運営する上でも、どうしたら記事が検索上位表示されるか気になる人も多いはず。

検索エンジンの仕組みには検索順位を上げるためのポイントがたくさん含まれており、仕組みを理解することで上位表示のヒントを得られます。

本記事では検索エンジンが検索順位を決める流れやSEOに影響する要素を解説し、検索順位を上げるための方法を紹介します。

  • ※本記事で紹介している情報は執筆時点のものであり、閲覧時点では変更になっている場合がございます。また、ご利用の環境(ブラウザ、サーバー、プラグイン、テーマ、またはそのバージョンや設定、WordPress本体のバージョンや設定など)によっては本記事の情報通りに動作しない場合がございます。あらかじめご了承ください。

目次

監修者
サンツォ(吉岡 智将)

ブログ歴10年、マーケティング歴20年の副業ブロガー、SNSインフルエンサー。ブログやアフィリエイト、WordPressのノウハウを教えるWebサイト『マクサン』の運営者。ブログ収入の累計は億を超え、月100万円以上の収益を継続的に稼ぎ続ける。現在はブログのオンラインサロン『マクサン』の共同オーナーを務め、延べ800以上のブログ相談や初心者へのコンサルティングをおこなっている。そのほか12万人以上のフォロワーを抱えるInstagram『ベランダ飯』やブログ『ベランダ飯』など、複数のブログやSNSの運営に携わる。

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検索エンジンとは?

検索エンジンとは、インターネット上の膨大なWebサイトの中から目的の情報を探すためのシステムのこと。

検索窓にキーワードを入力するとキーワードと関連性の高いWebページを表示してくれます。

検索エンジンの種類

主要な検索エンジンの種類は以下のとおりです。

Googleは世界で最も利用されている検索エンジン。

総務省の報告によると、世界での利用率は85.6%となっています。

日本ではYahoo!の利用者も多く、スマホでの利用率はGoogleの75.2%に次いで24.2%となっています。

ちなみに、Yahoo!にはGoogleの検索エンジンが導入されています(※2023年執筆時点)。

Bingはアメリカのマイクロソフト社の検索エンジン、Baiduは中国の検索エンジンで、どちらも多くの利用者がいます。

Yandexはロシア最大の検索エンジンで、日本での知名度は低いものの世界的には知名度の高い検索エンジンです。

DuckDuckGoはアメリカの検索エンジンで、検索履歴などのデータが残らずプライバシーへの配慮が高い点が特徴です。

検索アルゴリズムとは

検索アルゴリズムとは、Googleなどの検索エンジンにキーワードを入力した際に表示される、Webサイトの検索順位を決定するための計算方法や処理方法です。

多くの検索エンジンの場合、その検索アルゴリズムは非公開となっています

さまざまな要素が関わっており、例えばGoogleの場合、ランキング(検索順位)に影響する要素は200以上もあるといわれています。

検索アルゴリズムは日々アップデートをしているため、掲載順位は日々微少な変動を繰り返しています。

Googleでは微動なアップデートのほかに、年に数回大規模なアップデートが行われ、これを「コアアルゴリズムアップデート(またはコアアップデート)」と呼びます。

コアアップデートの目的については、Googleの公式ページで以下のように説明されています。

コア アップデートは、全体として、有用で信頼できる結果を検索ユーザーに提供するという Google の使命を果たすことを目的としています。

時代の流れやユーザー行動の変化に応じて、ユーザーにとって使いやすく信頼できる情報を得られる目的で、コアアップデートが行われています。

コアアップデートによって掲載順位が上がることもありますが、Googleの意に沿わないコンテンツだった場合、検索上位から一気に圏外まで落ちてしまうこともあります。

検索アルゴリズムの重要な要素について、Googleの「ランキング結果-Google検索の仕組み」では以下の5つに分類されています。

検索クエリの意味 検索窓に入力した語句(キーワード、検索クエリ)の背景や意図
コンテンツの関連性 キーワードや関連するワードがタイトルや見出しに含まれている
コンテンツの質 関連性の高いコンテンツの中でE-E-A-Tなどが高い
ユーザビリティ 表示速度や見やすさなどの点でユーザーの利便性が高い
コンテキストと設定 ユーザーの居住地域や検索設定に基づくアルゴリズム

Googleは検索意図を満たし、信頼できる見やすいコンテンツを評価します。

検索クエリ(キーワード)やユーザビリティについては「検索順位を上げる方法」でくわしく説明しています。

SEOとは

SEOとは、Search Engine Optimizationの頭文字を取った略称で、日本語だと「検索エンジン最適化」と表現されます。

一言でいうと、自分のWebサイトやページを検索結果ページの上位に表示させる施策のこと。

検索ユーザーが求める情報を、最適な形で素早く提供するための施策、Webサイトそのものやサイト運営者の信頼性などを示すための施策、検索エンジンにページの内容を検索エンジンに正しく理解・評価されるための施策……など、たくさんの種類があります。

多くのWebサイトでは、アクセス流入の大半は検索エンジン経由であるため、SEO対策はWebサイトのアクセスや売上を大きく左右する、もっとも重要な施策といえるでしょう。

初心者向けのSEO対策WordPressのSEO対策については、下記の記事でもくわしく解説しています。

SEOの基本を初心者向けに解説!検索順位が決まる仕組みや具体的な施策まで

  • WordPress運営のコツ

WordPressのSEO対策を強化! 初心者でもできる方法を徹底解説

  • WordPressの使い方/操作方法

検索エンジンの仕組み(Googleの例)

検索エンジンの仕組みを、Googleを例に解説します。

検索順位が決定するまでには、おおよそ下記のような流れがあります。

検索順位が決まるまでのステップ
  • クローラーがWebサイトを巡回する
  • コンテンツがインデックスされる
  • 検索アルゴリズムによりランキングが決定(順位付け)
  • 検索結果に表示される

インターネット上には無数のWebサイトが存在するので、検索エンジンに見つけてもらい順位付けされる対象として登録される必要があります。

また、より上位にランキングされるために、コンテンツをより良いものにする工夫も必要です。

本章では検索エンジンの仕組みの要素についてくわしく解説します。

クロール(情報の発見)

検索エンジンのクローラーと呼ばれるボット(プログラム)が、インターネット上にあるあらゆるWebサイトやコンテンツを巡回し、情報を収集します。

クローラーがインターネット上を巡回することをクロールといいます。

順位付けされるには、まずクローラーにWebサイトを見つけてもらう必要がありますが、

インターネット上には膨大な情報が存在するので、全てのWebサイトを平等にクロールすることはできません。

そこでクローラーの巡回を促すための施策(クローラビリティの改善)が必要となります。

インデックス(情報の登録)

クローラーによって収集された情報は、検索エンジンのデータベースに索引・登録されます。

データベースに登録されることをインデックスといい、クロールされたコンテンツでもインデックスされなければ検索結果に表示されることはありません。

インデックスされるには、コンテンツの質が高いことやインデックスを妨げる要因の排除が必要です。

くわしくは「インデックス登録を促す」で解説しています。

ランキング(情報の順位付け)

インデックスされたコンテンツは、検索アルゴリズムに基づいて順位付け(ランキング)されます。

このランキングを基に、実際にユーザーが検索した際の検索結果ページへの掲載順位が決定するのです。

検索順位を上げる方法

本章では具体的に検索順位を上げる方法を解説します。

Webサイト内の施策を行う内部SEO対策や、被リンクなどの外部SEO対策

コンテンツ作成で意識すべきポイント(コンテンツSEO)など、さまざまな方法を紹介しているので、できることから実践していきましょう。

クローラーの巡回を促す

クロールされるためにはクローラビリティを高めて、検索エンジンからのクローラー巡回を促すことが重要です。

クロールしやすいサイト構造

クローラーの巡回を促すには、クロールしやすいようにサイト構造を整えたり、正しいソースコード(HTMLなど)を使用したりなど、

クローラーにWebサイトやページ内の情報を、正しく素早く伝えるための施策が必要です。

具体的な施策(一例)
  • XMLサイトマップを送信する
  • 内部リンクを最適化する
  • ナビゲーションを作成する
  • パンくずリストを作成する
  • ソースコードを正しくする

XMLサイトマップとは、Webサイトの構造をクローラーに伝えるためのコンテンツ一覧のようなもので、

WordPressであれば「XML Sitemap & Google News」などのプラグインで作成し、Google Search Consoleに送信します。

サイトマップの作り方や送信方法は以下の記事でくわしく紹介しています。

WordPressでサイトマップを作る方法&設定!初心者向けに図で解説

  • WordPressの使い方/操作方法

内部リンクとは同一サイト内のページへリンクを貼り、関連するコンテンツ同士をつなげることです。

内部リンクはユーザーにとっても必要な情報にアクセスしやすくなる(ユーザビリティの向上)ほか、クローラーのサイト内回遊を促進する効果もあります。

たとえば、Webサイトの上部などに表示される「ナビゲーションメニュー」は、主要なカテゴリーを表示することで情報が探しやすくなるでしょう。

WordPressにおけるナビゲーションメニューの作成・設置方法は、こちらの記事を参考にしてください。

WordPressにメニューバーを設定する方法! カスタマイズ方法や便利なプラグインも紹介

  • WordPressの使い方/操作方法

パンくずリストは、各コンテンツページのタイトルまわりなどに表示され、

ユーザーがWebサイト内のどの位置にいるのか、どういった経路で現在地にたどり着いたのかを示します。

ソースコード(HTMLやCSSなど)とは、プログラミング言語で書かれた文字列(テキストまたはテキストファイル)のこと。

文字や画像などのコンテンツを表示させたり、ページのレイアウトやデザインを決める役割を果たします。

このソースコードが間違っていると、正しい情報を検索エンジンに伝えることができません。

近年のSEOでは「構造化データのマークアップ」という施策も注目されており、検索エンジンにより正確に素早く伝えるために役立ちます。

被リンク(外部リンク)を増やす

外部のWebサイトが、あなたのWebサイトのコンテンツを参照や引用するためにリンクを貼ることを被リンク(外部リンク)といいます。

被リンクは検索エンジンがあなたのWebサイトとページを評価するとても重要な指標であり、情報元として信頼されているという証(あかし)になります。

また検索エンジンのクローラーが被リンクを通じてあなたのサイトに来訪する可能性もあり、被リンクが多ければそれだけクロールの機会を増やせるのです。

ちなみに、被リンクの数自体ももちろん大切なのですが、それ以上にコンテンツ同士の関連性やリンク元のドメイン評価などがより重要となります。

よりユーザーにとって有益で、検索エンジンからの評価が高い(=良質な)Webサイトからの被リンクを得られれば、大きな効果を期待できるでしょう。

被リンクを獲得するためには、長い時間をかけて質の高い情報を発信し続けることが唯一の方法です。

簡単ではありませんが、難しいからこそ被リンク獲得のSEO効果は抜群です。

逆に、お金を払って被リンクを買う「ペイドリンク」と呼ばれる方法は、意味がないどころか逆効果(順位下落などのペナルティ)となる可能性もあるので避けましょう。

更新頻度を増やす

検索エンジンのクローラーは無限に来訪してくれるわけではなく、1つのWebサイトに割り当てられたクロールの上限(クロールバジェット)が存在します。

より多くクロールしてもらうためには、Webサイトの更新頻度も重要です。

情報鮮度(フレッシュネス)が古いまま放置されていたり、更新頻度が低く新しい情報がなかなか追加されないWebサイトは、クローラーの来訪頻度が低くなってしまいます。

ただし、質の低いコンテンツを量産しても意味がないので、情報の質を保ったまま更新頻度を上げていきましょう。

クローラーの来訪を拒否しない

Googleではrobot.txt(ロボッツ・テキスト)のファイルを使用してクローラーの来訪を制御できます。

robot.txtでdisallowを設定すると、重要でないページにクローラーが巡回することを禁止でき、SEOで有利に働く可能性があります。

しかしクロールしてほしいページまでdisallowを設定してしまうと、クローラーが来訪しなくなるため注意が必要です。

インデックス登録を促す

無事にクローラーが来訪しても、検索エンジンにインデックスされなければ検索結果には表示されません。

インデックス登録を促すためのポイントを解説します。

インデックスする価値のあるコンテンツを作る

インターネット上には既に膨大な数のWebサイトが存在し、その数は日々増加しています。

検索エンジンは全てのWebサイトをインデックスするわけではなく、価値があると判断したWebサイトのみを優先的にインデックスします。

そのため質の高いコンテンツを作成する必要があるのです。

質の高いコンテンツとは何か?その作り方については後述しています。

正規URLを設定する

同一コンテンツ(1つのページ)であっても「www」や「index.html」の有無など複数のURLが存在することがあります。

こういった状況では、同一コンテンツであっても検索エンジンからは別ページと判断され、評価が分散される問題を引き起こします。

以下の方法で正規URLを設定することで対処可能です。

  • 301リダイレクトで正しいURLに転送する
  • cannonical(カノニカル)タグで評価を1つのURLに集約する

301リダイレクトは正しくないURLから正しいURLに転送する方法です。

301リダイレクトの方法については、以下の記事で解説しています。

初めてでもできる!WordPressのリダイレクト設定手順をすべて解説

  • WordPressの使い方/操作方法

cannonicalタグを用いると、重複するコンテンツなどの評価を1つのURLに集約することが可能です。

cannonicalタグはHTMLコードに書き込む方法もありますが、プラグイン「All in One SEO」を導入するとより簡単に設定できます。

noindexを指定しない

noindex(ノーインデックス)とは、検索エンジンにインデックスされないための設定です。

WordPressでは管理画面からWebサイト全体をnoindexに設定できるほか、個別の記事についてもプラグインなどを使ってnoindex設定を行えます。

誤ってインデックスして欲しいコンテンツをnoindexにしないようにしましょう。

ユーザビリティを上げる

操作性がよく見やすい(UIに優れている)Webサイトは、ユーザビリティが高く検索エンジンからも評価されます。

モバイルフレンドリー

モバイルフレンドリーとは、Webサイトがモバイル端末に最適に作られていることを意味します。

Webサイトへのアクセスの大半は、スマホやタブレットなどのモバイル端末からのものであり、Googleはモバイルユーザーの利便性を重視するようになっています。

具体的にはモバイル端末での表示速度画像・テキストのサイズがモバイルで見たときに最適であるか、などの対応があげられます。

Googleは2015年4月に、モバイルフレンドリーなWebサイトを評価する「モバイルフレンドリーアップデートを実施しました。

Webサイトがモバイルフレンドリーであるかは、Googleが提供するモバイルフレンドリーテストで確認できます。

HTTPセキュリティ

WebサイトのURLの先頭には「http」と「https」の2種類があります。

「https」はWebサイトの通信を暗号化して安全性を高めたしたもので、「https」にすることをSSL化といいます。

「http」のままだとブラウザ上に「保護されていない通信」と表示がされてしまうため、ユーザーの離脱につながります。

また、SSL化していないと検索エンジンからマイナスの評価を受けてしまうため、SEOに不利になります。

WordPressのSSL化については、以下の記事で解説しています。

【WordPressのSSL】対応方法やSSL化すべき理由を解説

  • WordPressの使い方/操作方法

インタースティシャルがない

インタースティシャルとは全面広告のこと。

ページの全面または大部分に被さるように表示される大型の広告で、ユーザーにとってはコンテンツを読む際の妨げになり、ユーザビリティを大きく損なうことになります。

Googleではインタースティシャルについて以下のように言及しています。

煩わしいインタースティシャルやダイアログとは、通常はプロモーションを目的として表示され、ユーザーによるコンテンツ閲覧の妨げとなるページ要素を指します。

インタースティシャルをコンテンツ閲覧の妨げとなる煩わしい存在としていることからも、検索エンジンからはネガティブな評価となり、SEOに悪影響を及ぼすことが想定できます。

特別な理由がない限りは使用は避けましょう。

Core Web Vitals

Core Web Vitals(コア・ウェブ・バイタル)とは、2021年6月から検索順位を決定する要素として組み込まれるようになった指標です。

Core Web Vitalsはユーザビリティに関するパフォーマンスの指標であり、以下の3つがあります。

LCP(Largest Contentful Paint) コンテンツが表示されるまでの時間
FID(First Input Delay) ユーザーの初回操作からの反応速度
CLS(Cumulative Layout Shift) コンテンツの視覚的安定性を数値化した指標

Core Web Vitals対策を行うことで、ユーザーのストレスが軽減し、UX(User Experience、ユーザー体験)を向上させられます。

もちろん検索エンジンの評価も向上し、SEOに好影響を与えることになるでしょう。

質の高いコンテンツを作成する

質の高いコンテンツを作成することは、最も本質的で重要なSEO対策です。

どのようなコンテンツが良質なのかを理解した上で、丁寧に作り込む必要があります。

ユーザーニーズを解決

ユーザーは解決したい問題や悩み、疑問がある時に検索を行います。

そのため、コンテンツの最大の目的はユーザーの問題を解決することであり、ユーザーニーズを解決できるコンテンツは検索エンジンから良質であると評価されます。

Googleが公表している検索品質評価ガイドラインにはNeedsMetという表現が何回も登場しており、これはそのコンテンツがユーザーのニーズにどれだけ合致しているかという概念です。

NeedsMetで高い評価を受けているコンテンツは、検索意図(ユーザーがそのキーワードで検索した目的)を満たし、必要な情報が網羅されているため、検索上位に表示されます。

NeedsMetについては、以下の記事でくわしく解説しています。

NeedsMetとは?意味やFully Meets(最高の評価)を得るためのSEO対策も解説

  • WordPress運営のコツ

不要な情報を含めない

不要な情報は含めないことも、コンテンツの質を高めるために役立ちます。

不要な情報とは以下のようなものです。

  • 検索意図と関連のない情報
  • 関連はあるものの、過剰に詳細な情報
  • 古い情報や誤った情報

これらマイナスの要素があると、コンテンツ自体の評価を下げてしまうため注意しましょう。

求めている情報がすぐに見つかる

求めている情報がすぐに見つかることも大切です。

ユーザーはじっくりと調べものをしている人ばかりではありません。むしろ大半のユーザーはせっかちであり、なるべく早く答えや結論を知りたいと思っています。

結論はなるべく早めに提示すること(結論ファースト)、ページ内リンクなどを多用しショートカットできるような工夫を施しましょう。

適切な見出しをつけたり、冒頭に目次を入れることも効果的です。

読みやすくわかりやすい

質の高いコンテンツは内容だけでなく、読みやすさ理解のしやすさにも配慮がされています。

読みやすくわかりやすいコンテンツとは以下のような特徴があります。

  • 専門用語や難しい表現をなるべく使わない
  • 一文が長すぎない、適度に改行されている
  • 無駄な言い回しがない、短く端的に表現されている
  • 表や図を使って視覚的にわかりやすい工夫がされている
  • 太字やハイライトを適切に使う
  • 漢字の割合を20~30%以内にとどめる

記事の書き方のコツについては、以下の記事を参考にしてください。

記事の書き方を徹底解説!初心者でも実践できる手順やコツとは

  • WordPress運営のコツ

オリジナリティ(独自性)がある

インターネット上には既にあらゆる情報があふれており、類似したコンテンツも多数存在します。

そのため、検索エンジンはオリジナリティ(独自性)のないコンテンツをインデックスし検索結果に表示する必要性がありません。

Googleも「検索結果の多様性」をユーザーへの価値提供の1つだと考えています。

オリジナリティのあるコンテンツを作るためには、実際の体験などの一次情報を盛り込んだり、独自の視点からの考察を加えたりして、自分にしか作れないコンテンツにしましょう。

情報が新しい(フレッシュネス)

情報の鮮度(フレッシュネス)を意識し、常に最新の情報を提供することも重要。

古い情報はそれだけで価値が下がりますし、間違った情報は結果的にユーザーに不利益を与えてしまうリスクもあります。

公開済みのコンテンツも定期的に見直し、古い情報は最新の情報に書き換えるようにしましょう。

検索意図を満たす

検索意図とはユーザーが検索した目的や理由のことで、直接的なニーズのほかにユーザー自身も気付いていない潜在ニーズも含まれています。

検索意図を満たすコンテンツは、ユーザーからも検索エンジンからも高く評価されます。

検索意図については、下記の記事にくわしく解説しています。

検索意図はSEOにおいて重要度No.1! その理由や調査方法も紹介

  • WordPress運営のコツ

検索意図の種類

検索意図はその目的によって4種類に分類されます。

種類 検索意図
Doクエリ やりたい 「熱帯魚 飼育方法」
「引っ越し 見積もり」
Knowクエリ 知りたい 「富士山 高さ」
「プロ野球 速報」
Goクエリ (特定の場所やWebサイトに)行きたい 「新宿駅 歯医者」
「株式会社○○ ホームページ」
Buyクエリ 買いたい 「パーティドレス 通販」
「ロボット掃除機 最安値」

クエリとは検索窓に入力される語句のことで、キーワードと同じ意味で考えて問題ありません。

検索意図の種類によって求める情報が異なるため、検索意図を満たすためにはどの種類にあたるのか把握することが必要です。

検索意図の調べ方

検索意図を調べるには、実際の検索結果画面の表示や検索上位ページを分析する方法や、サジェストキーワード共起語などの関連キーワードを調査する方法があります。

検索エンジンにはバーティカル検索やユニバーサル検索といった検索機能があり、検索結果の画面から確認できます。

例えば「東京駅 グルメ」と検索したとき、検索窓のすぐ下に並んでいる「地図」や「ベスト10」といった項目がバーティカル検索です。

バーティカル検索では地図や画像など、情報を絞り込んで検索することができます。

「東京駅 グルメ」の検索結果画面にはWebサイトに並んで、地図が表示されていますが、これがユニバーサル検索です。

バーティカル検索やユニバーサル検索はユーザーにとって便利な機能であり、検索意図の種類を把握するのにも役立ちます。

たとえば商品情報が表示されている場合は「Buyクエリ」、地図が表示されている場合は「Goクエリ」であると予想できますね。

また検索上位のページは既に検索意図を満たしている可能性が高く、コンテンツの内容や見出しを分析すると、必要な情報が見えてくるでしょう。

検索窓に語句を入力するときに予測表示されるサジェストキーワードや、一度の検索では満たされなかったニーズが反映される再検索キーワードも、検索意図を調べる際に参考になります。

これら関連キーワードのくわしい意味や活用方法については以下の記事で紹介しています。

サジェストキーワードとは?調べ方やおすすめのツールを紹介

  • WordPress運営のコツ

再検索キーワードとは?分析ツールと活用方法をくわしく解説

  • WordPress運営のコツ

関連キーワードとは?調査方法やSEO対策での活用について

  • WordPress運営のコツ

E-E-A-Tを高める

E-E-A-T検索品質評価ガイドラインに記されている評価指標です。

E-E-A-Tは経験(Experience)、専門性(Expertise)、権威性(Authoritativeness)、信頼(Trust)のことで、検索エンジンがWebサイトやコンテンツの評価するためのとても重要な要素です。

E-E-A-Tについては、以下の記事でもくわしく解説しています。

【最重要】E-A-TがSEOに与える影響と、E-A-Tを高める方法を徹底解説!

  • WordPress運営のコツ

経験(Experience)

経験(Experience)は自分が実際に体験したことや、仕事や趣味を通じての経験です。

たとえば、商品レビュー記事を各場合、商品を実際に使ってみた実体験や感想、他の競合商品と性能を比較検証した調査結果などがこれにあたるでしょう。

他の3つの要素が他者からの評価なのに対し、経験(Experience)は自分で発信することができる点が特徴です。

専門性(Expertise)

専門性(Expertise)はその分野に関する専門的な知識スキルです。

たとえば、スキーの初心者と、スキーのインストラクターを10年続けている人がいた場合、後者のほうが専門性のあるコンテンツが作れるでしょう。

権威性(Authoritativeness)

権威性(Authoritativeness)はその分野において他人から権威ある存在として認知されていること。

たとえば、SEOに関する著書を出版していたり講演会などに登壇実績のある人は、検索エンジンにも「SEOに関する権威性が高いと」判断されるでしょう。

もっと手軽なものでは、SNSのフォロワー数やメディアで紹介された実績なども評価につながります。  

信頼(Trust)

信頼(Trust)は、コンテンツに書かれている情報が正確であるかどうか、安全性が高く信頼できるWebサイトまたは運営者であるかどうかの指標です。

また、信頼性は他の3つの要素(経験・専門性・権威性)を満たすことで得られるとも考えられます。

経験や実績を積み重ね、それを自分でアピールするだけでなく他者からも言及されることで、信頼できる運営者やWebサイトであると検索エンジンから認識されるでしょう。

YMYLでは特にE-E-A-Tが重要

E-E-A-TはYMYLと呼ばれる分野では特に重要度が増します。

YMYLとは「Your Money or Your Life」の略で、お金・健康・病気・災害・法律・公的サービスなど、人々の生活に大きな影響を及ぼす可能性がある分野です。

YMYLは、万が一間違った情報や説明が不十分な情報がユーザーに伝わってしまった場合、ユーザーの健康や生命を脅かしたり、財産を失わせてしまう可能性のあるとても重要な情報分野。

そのため、検索エンジンは情報の正確性を担保するためにE-E-A-Tをより重要視するのですね。

実際にYMYL分野のキーワードで検索してみると、E-E-A-Tの高い国や官公庁の公式ページや専門機関(医療機関・調査機関・法律事務所など)、企業サイト(メーカー公式サイト、オウンドメディアなど)、新聞社などのページが検索結果の上位を占めているケースがほとんどです。

個人が運営するブログやアフィリエイトサイトでは、YMYLの分野で上位表示することはとても難しいので、避けたほうがいいでしょう。

YMYLについては、以下の記事でくわしく解説しています。

YMYLとは?対象ジャンルやSEO対策に繋がるE-A-Tについて解説

  • WordPress運営のコツ

検索エンジンの仕組みについてよくある質問

本章では検索エンジンの仕組みについて、よくある質問にお答えします。

GoogleとYahoo!の仕組みの違いは?

日本ではGoogleに次いで利用者数の多いYahoo!ですが、使用する検索エンジンや検索アルゴリズムはGoogleのものを使っているため、両者の仕組みに大きな違いはありません

ただしYahoo!の検索結果にはヤフオクや知恵袋などYahoo!独自のコンテンツも反映されるため、結果画面が全く同じでないケースもあります。

検索エンジンって自作できる?作り方は?

自作も可能ですが、検索エンジンを作るには深い専門知識と高度な技術を要します。

また、Googleにはカスタム検索エンジンという機能があり、自分のWebサイトにGoogleの検索エンジンを埋め込むことができます。

くわしく知りたい方はGoogleの「カスタム検索エンジン」から作成できるので確認してみましょう。

検索エンジン名や検索の対象(特定のWebサイト内かWeb全体か)などを入力すると、カスタム検索エンジンのコードが作成されます。

サイト内検索エンジンの仕組みは?

サイト内検索とは同一Webサイト内でキーワード検索ができる機能です。

サイト内検索を設置することで、ユーザーは必要なコンテンツにアクセスしやすく、滞在時間が長くなるメリットも期待できます。

サイト内検索はWordPress管理画面の「外観」→「ウィジェット」内の「検索」の項目から設置が可能です。

検索エンジンの仕組み まとめ

検索エンジンはクロール → インデックス → ランキングという流れで検索順位を決定します。

検索順位が決まるまでのステップ
  • クローラーがWebサイトを巡回する
  • コンテンツがインデックスされる
  • 検索アルゴリズムによりランキングが決定(順位付け)
  • 検索結果に表示される

検索順位は、数百以上の要素を複雑に組み合わせた計算式である「検索アルゴリズム」によって決定されます。

また、検索結果で上位表示されるにはまずクロールとインデックスが行われる必要があります。

サイト構造を正しく整えたり、更新頻度を増やしオリジナリティのあるコンテンツを作成することで、クローラーの巡回やインデックスを促しましょう。

検索エンジンはユーザーの問題を解決する良質なコンテンツを評価します。

具体的には、検索意図の把握、ユーザビリティの向上、E-E-A-Tを高める、などを意識してコンテンツを作成しましょう。

検索結果で上位表示されるのは簡単なことではありませんが、検索エンジンの仕組みや評価のポイントを理解し、良質なコンテンツを積み重ねていきましょう。

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