レンタルサーバーは、あなたがブログやホームページなどのWebサイトを開設する際に必要となるサービスです。
レンタルサーバーと独自ドメインがあれば、世界中に情報発信ができるWebメディアを、誰でも簡単に作ることができます。
しかしレンタルサーバーの種類は多く、性能・使い方・価格もそれぞれ違うため、自分の利用目的に合った理想的なサーバーを選ぶには、それなりの知識が必要です。
そこで本記事では、初心者向けにレンタルサーバーの基礎知識を説明するとともに、目的別のおすすめレンタルサーバーやその選び方について解説します。
- この記事でわかること
-
- レンタルサーバーとはなにか?
- レンタルサーバーの種類、それぞれの特徴
- 目的別のおすすめレンタルサーバー
- ※本記事で紹介している情報は執筆時点のものであり、閲覧時点では変更になっている場合がございます。また、ご利用の環境(ブラウザ、サーバー、プラグイン、テーマ、またはそのバージョンや設定、WordPress本体のバージョンや設定など)によっては本記事の情報通りに動作しない場合がございます。あらかじめご了承ください。
目次
レンタルサーバーとは?仕組みと基礎知識
一般的にサーバー(Server)とはサービスを提供する人や物を指し、サービスを受ける人や物をクライアント(Client)と呼びます。
インターネットの分野ではPCやスマホがクライアントで、要求に応じたデータを提供するコンピューターやソフトウエアがサーバーになります。
クライアント(受ける側) | PC、スマホ(ブラウザ、メールソフトなど) |
---|---|
サーバー(提供する側) | データを提供するコンピューターやソフトウエア (Webサーバー、メールサーバーなど) |
そして、サーバーを利用したいユーザーに、高性能で安定したコンピューター(サーバー)を貸し出すサービスがレンタルサーバーです。
コンピューターの維持・管理はレンタルサーバー会社がすべておこなうので、利用者は手間なく高性能サーバーを利用できます。
- レンタルサーバーのメリット
-
- 高速性、安定性が高い
- 高度なセキュリティ
- 24時間365日稼働が可能
利用するコンピューターは、データセンターと呼ばれる専用施設でしっかりと管理されるため、セキュリティが高く、24時間365日稼働できる点が大きなメリットです。
安定性の高いサーバーを自前で用意するには、費用や手間だけでなく高度な知識も必要になります。
そのため、個人利用はもちろん、企業サイトでもレンタルサーバーを利用することが多いです。
レンタルサーバーを借りたらできること
レンタルサーバーは工夫次第でさまざまな目的に利用できますが、レンタルサーバーのおもな用途として以下の4つがあげられます。
ブログやアフィリエイトサイトの運営
レンタルサーバーを利用すれば、ブログを開設して世界中に情報を発信することができます。
ブログの読者やホームページのアクセス数が多くなれば、広告を掲載して収入を得ることも可能です。
また、さらに収入を上げることに特化するのであれば、アフィリエイトサイトを開設するのもよいでしょう。
企業ホームページやサービスサイトの運営
レンタルサーバーを利用すると本格的なWebサイトが簡単に開設できるため、企業のホームページや採用サイト、サービスサイトの運営にも利用できます。
店舗の集客用ホームページや企業のオウンドメディアに活用されることも多いです。
ネットショップの運営
レンタルサーバーを利用すれば、ネット上にオンラインショップを持つことができます。
実店舗を構える必要がないので、簡単にお店を開設・運営できて、かかる費用も格安です。
日本全国、世界中からの集客も可能になり、ビジネスチャンスが一気に広がります。
独自メールアドレスの利用
レンタルサーバーを契約して独自ドメインを取得すると、独自メールアドレスが利用できます。
ビジネスで利用する場合、顧客や取引先との連絡には独自メールアドレスは必須となります。
Gmailなどのフリーメールでは、ちょっと印象が悪いですよね。
個人ブログなどで利用する場合も、読者からの問い合わせの返信などに独自メールアドレスが使えるようになります。
Webアプリケーション開発
もしプログラミングの知識があれば「家計簿」「翻訳サイト」「会計ソフト」など、さまざまなWebアプリケーションを開発・公開して収益を上げることができます。
得意を活かした副業や新たなビジネスの開拓に活かせるでしょう。
レンタルサーバーの種類
レンタルサーバーは運営会社によってさまざまなサービス形態がありますが、大きく4つの種類に分けられます。
個人向けのレンタルサーバーは共用サーバーがほとんどですが、法人向けのレンタルサーバーは目的や機能によってサービス形態が異なります。
共用サーバー
共用サーバーは、1台のサーバーを複数のユーザーで共有して利用するタイプのレンタルサーバーです。
一般的にレンタルサーバーといえば、共有サーバーを指す場合が多いです。
サーバーのレンタル料金は複数のユーザーで負担するため、かなり低価格で利用できます。
サーバーの運用に必要な基本ソフトウエア(OS、Webサーバー、FTPサーバー、メールサーバーなど)の設定やシステム管理は運営会社側でおこないます。
そのため、知識のない初心者であっても、とても簡単にレンタルサーバーを利用することができます。
- 共用サーバーの特徴
-
- 1台のサーバーを複数ユーザーで共有
- 複数ユーザーで料金を負担するため低価格
- 専門知識不要で始められる
ただし、共有サーバーは1台のサーバーに割り当てられる人数が多いほど、サーバーの処理速度は低下してしまいます。
また、1つの共有サーバー内に負荷の多いユーザーがいる場合、他のユーザーにも悪影響がおよんでしまうこともあります。
さらに、自由にソフトをインストールしたり、サーバーの設定を変更したりはできません。
専用サーバー
専用サーバーは、1台のサーバーを1人のユーザーが専有して利用するタイプのレンタルサーバーです。
その分サーバーのレンタル料金は高額になりますが、1台のサーバーを独占使用できるため、高速性・安定性が高い点が大きなメリットです。
共用サーバーのように他のユーザーの影響を受けることもありません。
- 専用サーバーの特徴
-
- 1台のサーバーを専有
- 高性能、高価格
- 自由なシステム構築が可能(専門知識が必要)
サーバーの運用に必要な基本ソフトウエアの設定やシステム管理は、利用者側でおこなう必要がありますが、自由にソフトを導入して独自のシステムを構築することができます。
ただし、専用サーバーを利用するには専門知識が必要です。
仮想専用サーバー(VPS)
仮想専用サーバー(VPS、Virtual Private Server)は、1台のサーバーの中に複数の仮想サーバーを設置して、それぞれの仮想サーバーをユーザーが専有できるレンタルサーバーです。
1台のサーバーを複数ユーザーで共有する点は共用サーバーと同じですが、ユーザーごとに仮想サーバーが割り当てられるため、専用サーバーと同じようにある程度自由なシステム構築が可能になります。
しかも、ユーザーごとにサーバーのリソース(CPU、メモリーなど)が割り当てられるため、他のユーザーの影響を受けにくい点が大きな特徴です。
- 仮想専用サーバーの特徴
-
- 1台のサーバーの中に設置した複数の仮想サーバーの1つを専有
- 専用サーバーより低価格
- 自由なシステム構築が可能(専門知識が必要)
サーバーのレンタル料金は複数のユーザーで負担するため、専用サーバーよりも低価格で利用できます。
専用サーバーのような自由度が必要でも、料金を抑えたい場合に向いています。
クラウドサーバー
クラウドサーバーは、クラウドに構築された1台の仮想サーバーを専有できるレンタルサーバーです。
クラウドとはインターネット経由して複数のコンピューター資源やソフトウエアを利用できる仕組みのこと。
クラウドサーバーは物理的な制約が少ないため、割り当てるリソース(CPU、メモリー、ディスク容量など)を自由に設定・変更できる柔軟性が大きな特徴です。
アクセス状況によってサーバーのスペックを増減できるため、季節や特定タイミングでアクセス数が大きく変動するWebサイトや、将来大きく拡張する予定のある大規模サイトに向いています。
- クラウドサーバーの特徴
-
- クラウドに構築された1台のサーバーを専有
- サーバーのリソースを自由に変更可能
- 使い方次第で専用サーバーより高価格
料金は設定したリソースに応じて変動する従量課金制のサービスが多く、使い方次第では専用サーバーよりも多額のコストがかかってしまいます。
それぞれのメリット・デメリット比較表
共用サーバー、専用サーバー、仮想専用サーバー(VPS)、クラウドサーバーのそれぞれのメリットとデメリットがわかりやすいように、一覧表にまとめました。
種類 | メリット | デメリット |
---|---|---|
共用サーバー |
低価格 専門知識不要 すぐに利用可能 |
他ユーザーの影響を受けやすい やや不安定 |
専用サーバー |
高速性・安定性が高い 他ユーザに影響されない 自由な設定が可能 |
高価格 専門知識が必要 |
VPS |
比較的低価格 ある程度自由な設定が可能 他ユーザーの影響を受けにくい |
専門知識が必要 |
クラウドサーバー |
リソースを柔軟に変更可能 |
高価格になりやすい 専門知識が必要 |
価格について
以下のとおり、価格がもっとも安いのは共用サーバーで、VPS、専用サーバーの順に高くなります。
専用サーバーは、高性能のサーバーを独占して使用するので共用サーバーやVPSよりも割高です。
クラウドサーバーは従量課金制のため、コストをかけずにスタートできますが、同じ程度のスペックの専用サーバーと比較すると割高になるケースが多いです。
- 価格が安い順
-
共用サーバー < VPS < 専用サーバー < クラウドサーバー
複数のユーザーでサーバーの利用料金を負担する共有サーバーやVPSサーバーは、高性能なサーバーを独占して使用する専用サーバーよりもコストを抑えられます。
クラウドサーバーは従量課金制のため、コストをかけずにスタートできますが、同じ程度のスペックの専用サーバーよりも割高になるケースが多いです。
このように価格の面では共用サーバーが優れていますが、価格の安さだけで判断すると失敗する恐れがあります。
サーバーの性能について
サーバーの性能(高速性・安定性)面では、専用サーバーがもっとも性能が高いといえます。
専用サーバーは、1人のユーザーがサーバーを独占して使用する仕組みなので、他のユーザーの影響を受ける心配がありません。
高い処理能力により表示スピードが速く、接続回線の安定性が高いのもメリットです。
その次はクラウドサーバー、VPS、共用サーバーの順です。
- 性能が高い順
-
専用サーバー > クラウドサーバー > VPS > 共用サーバー
クラウドサーバーの場合、必要に応じてサーバーのスペックを変更でき、またセキュリティ性能が高いサーバーも多く見られます。
VPSと共用サーバーは、専用サーバーに比べて性能は劣るとはいえ、個人が利用するには問題のないレンタルサーバーがほとんどです。
サーバーの自由度、柔軟性、拡張性について
サーバーの自由度、柔軟性、拡張性の高さは以下の順番で高くなっています。
- 自由度、柔軟性、拡張性の高い順
-
クラウドサーバー > 専用サーバー > VPS > 共用サーバー
サーバーの自由度、柔軟性、拡張性は、リソースを自由に設定・変更できるクラウドサーバーがもっとも優れています。
たとえば、季節要因の高い商品を販売するWebサイトの場合、繁忙期に合わせて契約する容量を変更することで販売の機会ロスを防げるうえ、コスト削減も可能です。
拡張性も高いことから、将来的にWebサイトやブログを大きくする可能性があるケースでもクラウドサーバーは適しています。
ただし、サーバーがクラウド上にあるためセキュリティリスクは避けられません。
情報漏えいや不正アクセスに備え、セキュリティ対策が万全なレンタルサーバー会社を選ぶとともに、利用者側のセキュリティ対策も大切です。
共用サーバーは他ユーザーと同じサーバー環境を利用するため、自由度はありませんが、専門知識が不要ですぐに利用できる点が大きなメリットです。
レンタルサーバーの選び方
レンタルサーバーは高性能、高機能なほど価格も高くなってしまうため、利用する目的やサイト規模にあったサーバー選びが重要です。
利用目的ごとのおすすめのレンタルサーバーの種類と、その選び方を紹介します。
小規模サイトの運営には「共用サーバー」
小規模なホームページや個人ブログ、アフィリエイトサイトを運営する場合(主に初級者~中級者)は、共用サーバー(個人向け)が向いています。
個人向けの共用サーバーは比較的価格が低い割に性能もよく、コストパフォーマンスが高いからです。
利用目的 | おすすめレンタルサーバー |
---|---|
|
共用サーバー(個人向け) |
複数のユーザーが1台のサーバーを共有するため、負荷の高いユーザーがいると、サーバーがやや不安定になることがありますが、小規模なサイトでは十分な場合が多いです。
サーバーの設定・管理はレンタルサーバー側でおこなうため、専門知識が不要で初心者でもすぐに始められます。
選び方のポイントは以下のとおりです。
- 選び方のポイント
個人向けレンタルサーバーの選び方は以下の記事でくわしく解説しています。
レンタルサーバーを個人で選ぶときのポイントとは? 法人利用との違いも解説
- WordPressの始め方
サポートの充実度
個人で利用する場合、とくに初心者はサポートの充実度が重要です。
メールサポートのみでなく、電話サポートやチャットサポートがあるサーバーをおすすめします。
サーバーの急なトラブルによってWebサイトやブログが表示されない事態になった場合、メールだけのサポート体制では、返信が届くまで問題が解決されません。
また、初心者はWebに関する知識が薄いため、メール内に専門用語が使われていると、その言葉を調べるために時間がかかるケースもありえます。
問題をスムーズに解決するためにも、電話やチャットによるサポート体制があるレンタルサーバーを優先しましょう。
表示速度と安定性
小規模なサイトでも表示速度と安定性は重要です。
いくら低価格でも不安定なサーバーは避けましょう。
ユーザーはページの表示速度が遅いとストレスを感じやすく、Googleはページの読み込み速度を検索ランキングの決定要素にすると明言しているため、表示速度の速さはとても重要です。
共用サーバーの安定性を測るには、サーバーの稼働率を保証する「サービス品質保証(SLA)」に注目しましょう。
サービス品質保証(SLA)を導入している共用サーバーでは、設定した稼働率を下回る場合に利用料金の減額などの保証を受けられます。
サーバーの稼働率は「99.99%」などの数値で表し、数値が大きいほど安定性が高いことを示しているので、サーバーを比較する際の目安にしましょう。
WordPressが導入しやすい
WordPressのインストール作業は、データを保管するデータベースの作成やWordPressプログラムのアップロードなどの作業が伴うため、初心者にはハードルが高いです。
Webサイト作成の初心者がWordPressを利用する場合は、サーバー側に「WordPressを自動でインストール」できる機能があるサーバーを選びましょう。
本記事でおすすめしているConoHa WINGの「WINGパック」は、WordPressをすぐに利用できる「WordPressかんたんセットアップ」機能がついています。
初心者の方でも迷わずにWordPressサイトを開設できるように、必要な設定をワンストップでおこなえるのがメリットです。
WordPressにおすすめのレンタルサーバーについては以下の記事で解説しています。
【最強】WordPressにおすすめのレンタルサーバーはこれ! ブログやWebサイトを始めるなら
- WordPressの使い方/操作方法
中規模以上のサイト運営には「共用サーバー、専用サーバー、クラウドサーバー」
中規模以上のサイト運営には、共用サーバー(法人向け)、専用サーバー、クラウドサーバーが候補になります。
利用目的 | おすすめレンタルサーバー |
---|---|
中規模サイト | 共用サーバー(法人向け) |
大規模サイト | 専用サーバー、クラウドサーバー |
中規模のサイトや、個人利用でもアクセスが増えてきたブログ、アフィリエイトサイトなら、個人向けの共用サーバーよりも性能が高い、法人向けの共用サーバーがおすすめです。
大規模な企業サイトでは大量のアクセスが見込まれ、より高速で安定性が高いサーバーが必要になるため、専用サーバーやクラウドサーバーが適しています。
選び方のポイントは以下のとおりです。
- 選び方のポイント
マルチドメイン数とデータベース数が無制限
Webサイトの規模が大きくなると、複数のサイトに分けて運用したほうが効率的です。
Webサイトを数多く作成するには、なるべくマルチドメイン数とデータベース数が無制限のサーバーを選びましょう。
マルチドメインとは、1つのサーバー上で複数のドメインを管理できる仕組みです。
複数のドメインを作成してWebサイトを増やす場合、マルチドメインに対応していなかったり、制限があったりするとサーバーを追加契約する必要があり、コストが増えてしまいます。
データベースとは「整理された情報の集まり」と表現されることが多く、データを必要なときにすぐに取り出せるように保存しておく場所やモノを指します。
画像や動画を掲載するWebサイトやブログはデータベースの容量を圧迫するため、無制限のサーバーがおすすめです。
上位プランに移行しやすい
Webサイト運営を開始してから急激にアクセスが増えることを考慮して、簡単に上位プランに移行できるサーバーが理想的です。
継続して記事の投稿を続けていくと急にアクセスが集まる場合があります。
そのときに容量が小さいプランのままではWebサイトやブログが表示されず、訪れてくれたユーザーに情報を届けられません。
上位プランにスムーズに移行できれば問題ありませんが、プラン変更ができないレンタルサーバーもあるので内容の確認が必須です。
プラン変更が完了するまでの時間もレンタルサーバーごとに異なるため十分に比較しましょう。
サーバーの基本性能
大量のアクセスが発生するサイトは、その分サーバーに負荷がかかります。
サイト訪問者が快適に利用するためには、それだけ高性能なサーバーが必要です。
レンタルサーバーの基本性能は、ディスク容量・転送量・メモリ・CPUを対象にして比較しましょう。
比較する項目 | 内容 |
---|---|
ディスク容量 |
データを保存する装置の上限量。保存装置はHDDとSSDがあり、SSDのほうが処理能力に優れている。 |
転送量 |
サーバーからアクセスしたユーザーに送られるデータの上限量。転送量の上限を超えるとWebページの表示に影響を及ぼす。 |
メモリ |
データを記憶する装置。数字が大きいほど処理能力が高く、Webページの表示速度が速い。 |
CPU |
サーバーの頭脳で「中央演算装置」とも呼ばれている。数字が大きいほど処理能力が高い。 |
ネットショップ開設には「共用サーバー、VPS、専用サーバー、クラウドサーバー」
大規模なネットショップを開設するなら、クラウドサーバーが第一候補になります。
大量の商品情報や顧客情報を扱うため、商品管理システム、顧客管理システム、発注管理システムなどと連携する必要があり、それだけサーバーの負荷が高くなるからです。
また、季節イベントやキャンペーンなどで急激にアクセス数が増加するケースがあり、サーバーリソースを柔軟に変更できるクラウドサーバーが適しています。
利用目的 | おすすめレンタルサーバー |
---|---|
大規模なネットショップ | クラウドサーバー |
特定分野のネットショップ | 専用サーバー |
小規模なネットショップ | VPS、共用サーバー(法人向け) |
特定分野に絞ったネットショップなら、専用サーバーのほうが向いています。
商品の種類や数に増減が少ないため、クラウドサーバーのような柔軟性はそれほど必要ないからです。
小規模な店舗のネットショップなら、低価格なVPSや共用サーバー(法人向け)も候補にあがります。
選び方のポイントは以下のとおりです。
セキュリティの高さ
ネットショップは顧客の個人情報やクレジットカードの情報を管理するため、セキュリティの高さはとくに重要です。
レンタルサーバーの主なセキュリティ機能には以下のようなものがあります。
セキュリティ対策 | 内容 |
---|---|
SSL |
データを暗号化して送受信する技術。Googleも導入を推奨している。 |
WAF |
Webアプリケーションの脆弱性を悪用する攻撃からWebサイトを守るシステム。 |
IDS/IPS |
レンタルサーバーへの不正侵入を検知して管理者へ通知するシステム。 |
国外IP制限 |
日本国外のIPからのアクセスを制限する機能。不正アクセスは海外のIPが多いため重要なセキュリティ対策。 |
安定性と信頼性
レンタルサーバー選びでは、アクセスが集中しても正常に表示される安定性と、セキュリティ対策やサポート体制などによる信頼性の高さを重要視しましょう。
ネットショップはオンラインで決済をおこなうことが多いため、常に安定稼働していないと顧客に不安感を与え、売上が減少する恐れがあります。
ネットショップを開設する場合は、信頼と実績のあるサーバーを選びましょう。
レンタルサーバーの安定性を測るには、先ほど解説した稼働率や転送量を目安にしましょう。
たとえば、稼働率99.9%と99.99%のレンタルサーバーは、わずか0.001%の違いなのでどちらでも問題ないと思いがちですが、その差は約10倍です。
1か月(30日間)あたりのサーバー停止時間は以下の計算式で算出できるので確認してみましょう。
【1か月(30日)のサーバー停止時間】 = 時間(30日 × 24時間) × 不稼働率(100 - 稼働率)
稼働率99.9%:720分 × 0.1% = 0.72時間(約43分)
稼働率99.99%:720分 × 0.001% = 0.072時間(約4.3分)
年間で見るとさらに大きな差となるため、稼働率が100%に近いレンタルサーバーを選びましょう。
転送量は、1ページあたりのデータ量とアクセス数を掛けると算出できます。
たとえば、1ページあたり3.0MBのWebページに1日5,000アクセスがあった場合の転送量は3.0(MB) × 5,000(アクセス数) = 15,000MB(15GB)となります。
そのため、単純計算では1日あたり15GBの転送量を確保できればいいのですが、実際は余裕をみておくことが大切です。
柔軟性と拡張性
アクセス数の急激な増減に対応するため、簡単にリソースの割り当てを変更・拡張できるかどうかを確認しておきましょう。
ネットショップの運営では、拡張性の面で考えるとクラウドサーバーがもっとも優れていますが、個人の小規模サイトであれば共用サーバーでも十分に対応できます。
とはいえ、ネットショップで扱う商品がメディアで取り上げられると急にアクセスが増える可能性があります。
共用サーバーを利用する際は、せっかくの販売チャンスを逃さないように、柔軟にプラン変更が可能なレンタルサーバーを契約するのがおすすめです。
Webサイトを開設するならレンタルーサーバーConoHaがおすすめ!
「WordPressでブログやアフィリエイトを始めたい!」
「もっと性能の良いレンタルサーバーに乗り換えたい!」
そんなあなたには、高性能・高速でお得なレンタルサーバーConoHa WINGをおすすめします。
個人利用でおすすめなのは「ConoHa WING」
ConoHa WINGは、低価格かつ高機能、サポートも充実したレンタルサーバーです。
ここでは、ConoHa WINGをおすすめする7つの理由を解説します。
低価格で初心者でも始めやすい
ConoHa WINGの料金形態は、通常料金とWINGパックの2種類あります。
通常料金は初期費用・最低利用期間なし・申込月は無料です。
WINGパックはレンタルサーバーと独自ドメインがセットになったプランで、3か月以上の利用でお得になります。
通常料金はベーシック1,452円/月、スタンダード2,904円/月、プレミアム5,808円/月となっており、初心者の方でも始めやすい料金設定です。
そしてWINGパックでは、以下のように通常料金よりも4%~55%オフの割引価格で利用できます。
ベーシック | スタンダード | プレミアム | |
---|---|---|---|
3か月 | 1,331円 | 2,783円 | 5,566円 |
6か月 | 1,210円 | 2,602円 | 5,203円 |
12か月 | 990円 | 2,360円 | 4,719円 |
24か月 | 842円 | 2,239円 | 4,477円 |
36か月 | 643円 | 2,118円 | 4,235円 |
- ※金額は1か月あたりの利用料金です。
また、アクセスが急増しても安定稼働ができる「ビジネスプラン」もありますが、初心者の方はベーシックやスタンダードプランで十分でしょう。
Webサイトの表示速度が国内最速
ConoHa WINGの魅力は料金が安いことだけではありません。
以下の仕組みにより、国内最速の表示スピードを誇る点もおすすめできるポイントです。
高性能サーバー |
最新の高性能サーバー(2022年5月自社調べ)を採用し、オールSSD RAID10構成のストレージにより高速化と高い安全性を実現しています。 |
---|---|
Web表示高速化 |
ConoHa WING独自にチューニングした強力なキャッシュ機能を始め、通信を高速化できるHTTP/2に完全対応。 |
PHP8対応 |
従来のPHP7からさらに処理速度が向上したPHP8が利用できるほか、PHPアプリケーション実行環境としてFastCGIより20%も高速なLiteSpeed LSAPIを採用。 |
Webサイトやブログを閲覧する際に、ページの表示に時間がかかってしまい見るのを止めた経験がある方は多いかもしれません。
Googleの分析結果では、モバイルページの表示に3秒以上かかると53%のユーザーが離脱することがわかっています。
せっかくWebサイトやブログに興味を持ってくれたユーザーを逃すのは避けたいところですから、表示速度が速いConoHa WINGがおすすめです。
サーバー稼働率99.99%以上で安定性抜群
ConoHa WINGは、アクセスが集中した際も表示できる安定性の高さも魅力です。
高安定性Webサーバー nginx |
同時大量アクセスの高速処理に優れたnginxを採用。アクセス集中時でも安定したレスポンスを実現します。 |
---|---|
ビジネスプラン |
CPU・メモリなどのリソースを保証し、他ユーザーの利用状況に影響されず常に安定した環境を利用できるプランを用意しています。 |
サービス品質保証(SLA) |
サービス品質保証(SLA)を導入し、品質保証値はサーバーの月間稼働率99.99%以上としています。 |
運営しているWebサイトやブログのなかで注目の話題に触れている記事があると、ある日突然アクセスが集中する場合があります。
安定性に劣るレンタルサーバーを使用していると、アクセス数の多さに耐え切れずWebページが表示されないケースがあるかもしれません。
ConoHa WINGは、混雑時も安定した稼働が期待できるため、画像や動画を盛り込んだ情報量の多いWebページにもおすすめです。
WINGパックなら独自ドメインが無料
ConoHa WINGの「WINGパック」は、2つの独自ドメインがプレゼントされます。
契約期間中は永久無料で使い続けられるので、コストを減らしたい方はもちろん、ドメインを分けて複数サイトを運用したい方にもおすすめです。
独自ドメインは、一般的に年間数千円かかり、更新をするたびに発生する固定費となります。
大きな金額ではないかもしれませんが、Webサイトやブログを運営するコストをできるだけ減らしたい方にとって、無料で独自ドメインをもらえるのは見逃せないメリットです。
また、2つの独自ドメインを運用することで、1つのWebサイトで収益化に失敗しても、もう1つの独自ドメインでカバーできます。
WordPress自動インストール機能がある
ConoHa WINGには、初心者の方でもすぐにWordPressを使えるように「WordPressかんたんセットアップ」と呼ばれる機能がついています。
WordPressを使用するには、レンタルサーバーの契約と独自ドメインの取得、WordPressのダウンロード、インストールなどの手順を踏みます。
それぞれ別のWebサイト上で操作しなければならず、初心者の方にとっては難易度が高いため途中で投げ出してしまう方もいるかもしれません。
その点、ConoHa WINGの「WordPressかんたんセットアップ」は、サーバー・独自ドメイン・WordPress・WordPressテーマ・SSLまですべてワンストップで設定できます。
セットアップの利用方法についても公式サイトで案内しているので、悩まずに始められるでしょう。
コントロールパネルが使いやすい
レンタルサーバーを契約する初心者の方は、何をするにも不安な部分が多いものですから、できるだけ操作性のよいレンタルサーバーを利用するのがおすすめです。
ConoHa WINGのコントロールパネルでは、サーバーや初期ドメイン、アプリケーションのインストール、メールアドレスの追加、SSLの設定ができます。
さらに、サーバーの利用状況や実際の利用金額も簡単に確認できるなど、サーバー運営に関する機能を素早く操作できるため、初心者の方も利用しやすいでしょう。
また、アカウント管理画面とサーバー管理画面を1つにまとめられているのも特徴です。
複数のログイン情報が必要となれば混乱しがちですが、ConoHa WINGならコントロールパネルだけですべての作業を完結できます。
サポートも充実で安心
ConoHa WINGは、メール・チャット・電話でのサポート体制が整っているため、初心者の方も安心して利用できます。
サーバーの不具合や操作中のエラーなどが生じるリスクを考えると、サポート体制が充実していることはレンタルサーバーの契約において重要視したい項目のひとつです。
ConoHa WINGのサポートページでは「サーバーの契約からWebサイト公開までの手順」や「WordPressを最短10分で開設する方法」なども案内しています。
各種利用ガイドも目的別や機能別に整理され、困り事はサポートページで解決できると言えるほど充実したつくりです。
初心者の方も知りたい情報にスムーズにたどり着けるでしょう。
ビジネス利用や高負荷な作業には「ConoHa VPS」
「ConoHa VPS」は、性能の高さはもちろん操作性も高く、初心者の方にもおすすめのVPSです。
ここでは、ConoHa VPSの特長やおすすめする理由を解説します。
ITエンジニアが使いたいVPS No.1
ConoHa VPSは、ITエンジニアが使いたいVPSとしてNo.1に選ばれた実績があります。
さらに、Minecraftマルチプレイ利用者満足度、WordPress「KUSANAGI」利用者満足度でもNo.1を獲得した実績のあるVPSです。
ConoHa VPSはプログラミング言語に制約がなく、どんな言語でもインストールして利用できます。
月額296円から始められ、自由にシステム開発できるメリットがITエンジニアに受けている要因です。
ゲームのマルチプレイにもおすすめ
ConoHa VPSは、ゲームのマルチサーバーを簡単に構築し、すぐにプレイが楽しめます。
インターネット環境を使い、遠隔地にいるプレイヤーと遊ぶオンラインゲームは人気が高いものの、マルチプレイをするにはマルチサーバーが必要です。
自宅でマルチサーバーを用意することも可能ですが、パソコンが起動していなければ遊べないうえ、電気代もネックになるでしょう。
しかし、ConoHa VPSは仮想サーバーですから24時間稼働しても電気代の心配がありません。
難しい操作を必要とせず、簡単にマルチサーバーを立てられるテンプレートイメージも用意しています。
また、ゲーム推奨プランとして、通常料金よりも最大72%お得になるプランも用意されているのもおすすめできるポイントです。
簡単3ステップでVPSを使える
ConoHa VPSを利用するために複雑な手続きは一切必要なく、Web上から以下の3ステップで利用可能です。
- 「ConoHaアカウント」を作成する
- 支払方法を選択する
- プランを選択してVPSを作成する
支払方法はクレジットカード払い・ConoHaカード・ConoHaチャージの3種類あります。
このうち、クレジットカード払いとConoHaカード、ConoHaチャージのクレジットカード決済とAmazon Payを選択した場合は、申込み後の入金確認を必要とせず、すぐに利用可能です。
また、料金タイプは2種類あり、通常料金は初期費用無料、最低利用期間なしで利用できます。
3か月以上の長期利用をするなら「VPS割引きっぷ」がお得になるので、必要に応じて契約しましょう。
世界最速級のWordPress実行環境を利用できる
ConoHa VPSには「KUSANAGI」と呼ばれる世界最速級のWordPress実行環境が用意されているのもメリットです。
KUSANAGIをインストールするだけで、WordPressの実行時間3ミリ秒台、秒間1000リクエストをさばける世界最速級のWordPress環境が手に入ります。
また、プライム・ストラテジー社公式認定の「ConoHa KUSANAGI manager」を無料で利用できます。
KUSANAGIの設定やWordPressの導入などが初心者でも簡単にできるコマンド操作不要の管理ツールで、ConoHa VPSが日本ではじめて導入しました。
WordPress導入初期はあまり必要性を感じないかもしれませんが、Webサイトが成長するに従って表示速度の問題が出てきたときは、KUSANAGIの利用を検討しましょう。
快適なWindows環境が欲しいなら「ConoHa for Windows Server」
自宅や移動中に仕事をするテレワークを導入する企業も増えるなかで、作業環境に不安を抱える方もいるでしょう。
ConoHaでは快適なテレワークを実現するために「ConoHa for Windows Server」を用意しています。
そこで「ConoHa for Windows Server」をおすすめする理由を解説します。
テレワーク利用者満足度No.1
ConoHa for Windows Serverは、日本マーケティングリサーチ機構による調査で「テレワーク利用者満足度No.1」を獲得した実績があります。
インターネット環境があればどこからでもアクセスし、月額1,239円で仮想Windowsデスクトップの作業環境をつくることが可能です。
自宅のパソコンではスペックが不安、パソコンに作業データを残したくないなどの悩みを抱えている方もいるでしょう。
Macのパソコンしかなく、Windowsと互換性のないソフトが利用できないなどの悩みもあるかもしれません。
ConoHa for Windows Serverであれば、低スペックなパソコンでも快適な作業環境を構築できるうえに、セキュリティ面も安心です。
災害時、緊急事でもデスクトップ環境に接続可能
ConoHa for Windows Serverでリモートデスクトップ環境を構築しておけば、緊急時に社外から会社のパソコンのデスクトップ環境を利用可能です。
自宅のパソコンからはもちろん、スマートフォンやタブレット端末でもアクセスできるため、BCP対策としても活用できます。
突発的に起こる自然災害により、業務に多大な支障が出るケースは少なくありません。
被害状況の正確な把握や対策などが速やかにできる環境整備をするためにも、リモートデスクトップ環境の整備は必須と言えます。
BCP対策は業種や企業規模にかかわらず重要性が高く、対策のひとつとしてConoHa for Windows Serverの活用がおすすめです。
外出先でもMicrosoft Officeを利用できる
ConoHa for Windows Serverは、ビジネスに必須のMicrosoft Officeが利用できます。
オフィスのパソコンやテレワークをする従業員のパソコンにOfficeがインストールされていない場合でも、インターネット環境があれば問題ありません。
さまざまな端末からアクセスし、外出先での急な資料作成や確認がスムーズにできます。
また、専門の技術者が24時間365日サーバーを監視し、トラブルが発生した際は素早く対応してくれるため安心して利用できるのもメリットです。
レンタルサーバー まとめ
レンタルサーバーは、Webサイトやブログを開設する際に欠かせない存在です。
さまざまな会社でレンタルサーバーを提供していますが、低価格で超高速、高機能のレンタルサーバーを利用するならConoHa WINGがおすすめです。
- ConoHa WINGのメリット
-
- サイト表示が速い! 国内最速のレンタルサーバー※
- 初心者も安心! 簡単で使いやすい管理画面
- 安定した稼働! 大量同時アクセスなどの高負荷にも強い
- お得な料金設定! 643円/月~で始められる!
- しかも初期費用が無料! さらに独自ドメインも永久無料!
- ※2023年1月自社調べ
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【WordPressの始め方】初心者でも最短10分でできる!簡単で失敗しない開設方法
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