ブログを始めるなら無料ブログよりも、WordPressでブログを開設したほうが良いと言われています。
「WordPressはSEOに強い」というのが大きな理由のひとつです。
しかし、「なぜWordPressがSEOに強いのか?」を説明できる人は少ないのではないでしょうか。
そこで本記事では、「WordPressがSEOに強い理由」をピックアップして、それぞれくわしく解説していきます。
さらに、WordPressでSEOを強化するさまざまな施策や、SEOに効果的なプラグイン、SEOに強いテーマについても紹介します。
- ※本記事で紹介している情報は執筆時点のものであり、閲覧時点では変更になっている場合がございます。また、ご利用の環境(ブラウザ、サーバー、プラグイン、テーマ、またはそのバージョンや設定、WordPress本体のバージョンや設定など)によっては本記事の情報通りに動作しない場合がございます。あらかじめご了承ください。
目次
WordPressがSEOに強いと言われている理由
最初に、WordPressがSEOに強いと言われている理由を説明します。
結論から先に言うと、WordPress本体やテーマ、プラグインがSEOを意識して開発されているからです。
ただし、具体的な理由はさまざまありますので、ここでは主な理由7つをピックアップしてみました。
以下でそれぞれくわしく説明していきましょう。
検索エンジンがクロールしやすい構造になっている
WordPressがSEOに強い第1の理由は、検索エンジンがクロールしやすい構造になっているからです。
理解しやすいように、まず検索エンジンのしくみを簡単に説明しましょう。
(1)検索エンジンのしくみ
検索エンジンは次の3つのステップで、検索結果を自動的に表示するしくみになっています。
- 検索エンジンのクローラーがWebサイトを巡回して新規/更新ページを検出
- 検出したページの内容をインデックス(データベース)へ登録
- 検索キーワードが入力されると、もっとも関連性の高い有益なページを抽出&ランキングして表示
つまり、SEOの第一歩は検索エンジンにクロール(巡回)してもらうことで、クローラー(自動巡回プログラム)がサイト内を巡回しやすい構造になっていることが重要なのです。
では、クロールしやすい構造とはどのようなものなのでしょうか。
(2)クロールしやすい構造とは
クローラーはHTMLで記述されたタグを読み取って、機械的にサイト内を巡回するだけなので、論理的かつ適切なHTMLタグで構成されていることが、クロールしやすい構造の基本です。
その点、WordPressはSEOを意識して開発されているため、クローラーが巡回しやすいページを自動的に作成できるのです。
- クロールしやすい構造/クロールされやすくする方法
-
- 論理的かつ適切なHTML構造が基本
- XMLサイトマップを作成・送信する
- 関連性の高い内部リンクを設置する
また、クローラーがサイト内を巡回しやすいように、XMLサイトマップを作成したり、
関連性の高い内部リンク(関連記事の一覧など)を設置したりして、クローラーの巡回を促すことも可能です。
いずれもWordPressの標準機能ではありませんが、プラグインの導入で簡単にできるようになります。
SEO対策に有効なプラグインが多い
WordPressがSEOに強い第2の理由は、WordPressにはSEO対策に有効なプラグインが多いからです。
包括的な対策ができる統合型SEO対策プラグインや、ひとつの機能に特化したプラグインなどさまざまな種類があり、自サイトに適したプラグインを自由に導入できます。
- SEO対策プラグインの種類
-
- 統合型SEO対策
- XMLサイトマップ自動作成
- 画像圧縮、HTML/CSS/JavaScript最適化
- キャッシュ
- SNS共有、SNS自動投稿
- パンくずリスト設置
主なSEO対策はプラグインを導入するだけで簡単に実施でき、しかもほとんどが無料で利用可能です。
統合型SEO対策プラグインの中には機能を強化した有料版もあり、さらに高度なSEO対策をおこなえます。
WordPressがSEOに強いのは、プラグインによって初心者でもかんたんにSEOを強化できる点にあると言えますね。
カスタム性が高い
WordPressがSEOに強い第3の理由は、SEO対策のカスタマイズ性が高いことです。
検索アルゴリズム(検索エンジンが検索順位を決める手順や方法)は日々進化を続けています。
そのため、検索結果で上位表示を維持するには、検索アルゴリズムの進化に合わせて、素早くサイトを修正する必要があるのです。
SEO対策は検索エンジンの進化に合わせて対応が必要!
しかし、無料のブログやホームページ作成サービスではそもそもSEO対策ができる範囲が限られ、またHTMLベースで作成したサイトの修正には手間がかかります。
WordPressなら初心者でも気軽にカスタマイズでき、またその範囲も広いので、結果的にSEOにも強いと言えるでしょう。
WordPressなら初心者でも簡単にカスタマイズ可能!
また、SEO対策プラグインを利用すればページごとのカスタマイズが可能になり、コンテンツの内容に合わせたSEO対策を施せる点も大きなメリットです。
メタタグの設定が簡単にできる
WordPressがSEOに強い第4の理由は、メタタグの設定が簡単にできることです。
メタタグとは、コンテンツの内容をブラウザや検索エンジンに伝えるHTMLタグのことで、SEOに重要な役割をはたしています。
メタタグの種類 | 説明 |
---|---|
タイトルタグ | 記事タイトルを記述するタグ <title> |
ディスクリプションタグ | 記事の説明文を記述するタグ <meta name="description"> |
キーワードタグ | 記事のキーワードを記述するタグ <meta name="keyword"> |
たとえば、「タイトルタグ」や「メタディスクリプションタグ」の内容は検索結果に表示されます。
ユーザーは検索結果の内容から自分が探している情報があるかどうかを判断するため、メタタグはクリック率に大きな影響をあたえるのです。
タイトルタグに重要なキーワードを含めたり、ディスクリプション(説明文)にユーザーが読みたくなるような適切な文章を設定すれば、クリックされやすくなるでしょう。
ゆえにWordPressは(間接的に)SEOに強いと言えます。
また、「noindex」「nofollow」といったメタタグもプラグインを利用すれば簡単に設定可能です。
検索エンジンを制御するメタタグの種類 | 意味 |
---|---|
noindex | インデックスしない |
nofollow | ページ内のリンク先をクロールしない |
これらのメタタグはクローラーの巡回効率化やサイト全体の評価の向上に役立ちます。
画像の最適化ができる
WordPressがSEOに強い第5の理由は、画像の最適化が簡単にできることです。
画像の最適化は2つの種類がありますが、どちらもWordPressなら簡単です。
- 画像サイズの圧縮
- 代替テキスト(alt属性)の設定
(1)画像サイズの圧縮
大きなサイズの画像は読み込み時間がかかり、表示速度が遅くなる原因になります。
表示速度の低下を回避するためには、画像を圧縮してからアップロードする必要がありますが、画像ごとに圧縮するのは面倒です。
しかしWordPressなら、画像圧縮プラグインを利用すれば簡単にできます。
画像圧縮プラグインを使えば、画像をアップロードした際に自動で圧縮してくれるので、ほとんど手間はかかりません。
また、アップロード済みの画像を一括して圧縮することも可能です。
(2)代替テキスト(alt属性)の設定
代替テキスト(alt属性)とは、画像が表示できないときに代わりに表示されるテキストのことです。
検索エンジンは代替テキストを読み取って画像の内容を判断するため、検索エンジンに理解してもらうためには重要な要素になります。
適切な代替テキストを設定しておけば、画像検索の結果に表示される可能性も高くなり、そこからのアクセスも期待できます。
代替テキストの設定は、WordPressの標準機能なので設定も簡単です。
表示速度が速い
WordPressがSEOに強い第6の理由は表示速度の高速化が可能なことです。
ページの表示速度が遅いと、検索ユーザーが待ちきれずに離脱してしまう可能性が高くなります。
表示速度はユーザーの利便性に大きな影響をあたえる点で、SEOにも重要な要素です。
※GoogleはWebサイトの表示速度を計測し改善するために「PageSpeed Insight」という専用ツールを提供しているほどです。
WordPressはPHP(プログラミング言語)とデータベースを利用して動的なサイトを作成するため、HTMLだけで作成された静的サイトに比べると表示速度は速いとは言えません。
しかし、表示速度が速いテーマを利用したり、表示速度を高速化できるプラグイン(キャッシュ、画像圧縮、HTML/CSS/JavaScriput最適化など)を導入したりすることで、比較的簡単に高速化できるのです。
国内最速のレンタルサーバー「ConoHa WING」のように、表示速度に優れた高性能サーバーを利用するのもいいでしょう。
SEOに強いWebサイトを作るためには、表示速度が速いことが絶対条件です。
その点、WordPressは表示速度の面でもSEOに強いと言えます。
スマホ対応ができている
WordPressがSEOに強い第7の理由は、スマホ対応(レスポンシブデザイン)ができているからです。
レスポンシブデザインとは、表示する端末の画面の大きさに合わせて最適なレイアウトで表示する技術です。
レスポンシブ対応ができていないWebサイトは、画面の小さい端末では見にくいため、せっかく訪問してくれたユーザーがすぐに離脱してしまう可能性が高くなります。
現在はPCよりもスマホやタブレットなどのモバイル端末でWebサイトを閲覧する人が圧倒的に多いため、レスポンシブ対応は必須の機能になってきました。
※Googleも「モバイルフレンドリーテスト」というツールを公開して、スマホ表示に対応にすることを推奨しています。
レスポンシブ対応自体はWordPressの標準機能ではありませんが、ほとんどのテーマがレスポンシブ対応になっています。
WordPressでSEO対策をするための施策
次に、WordPressでおこなうべきSEO対策について説明します。
SEO対策にはさまざまな種類や方法がありますが、WordPressでできる効果的なSEO対策は以下の10個です。
また、具体的な設定方法についても紹介していきます。
タイトルやディスクリプションを最適化する
ここでいうタイトルとディスクリプションとは、検索結果で表示される記事のタイトルと、その下に表示される説明文のことです。
具体的にはHTMLヘッダーの中に記載するタイトルタグや、ディスクリプションタグの内容を指しています。
これらのタグをHTMLで記述するのは初心者には難しいですが、「All in One SEO」などの統合型SEO対策プラグインを導入すれば、簡単に設定することができます。
そして「最適化する」とは、検索ユーザーがクリックしやすいような文字や文章を設定することです。
- 最適化が必要な理由/SEO効果
-
- 検索結果の上位に表示されてもクリックされるとは限らない
- 適切なキーワードや説明文を設定することでクリック率が上がる
なぜ最適化が必要なのかというと、検索結果の上位に表示されたからといって、必ずクリックされるとは限らないからです。
ユーザーは検索結果に表示された記事のタイトルや説明文を見て、クリックするかどうかを決めるのが普通でしょう。
検索結果で表示された記事のタイトルや説明文にユーザーが知りたい情報が含まれていれば、クリックされる確率は高くなります。
具体的には以下のような設定がおすすめです。
タイトル |
|
---|---|
ディスクリプション(説明文) |
|
SEOに強いWordPressサイトを作るためには、タイトルやディスクリプションなどのメタ情報を最適化することが大切なのですね。
画像のaltを設定する
画像にalt属性(代替テキスト)を設定するのも効果的なSEO対策です。
alt属性は画像の読み込みが遅いときや画像が表示できない場合に、画像の代わりに表示される説明文です。
- SEO効果
-
- 検索エンジンに画像の内容を伝える
- 画像検索の結果に表示される可能性がある
検索エンジンは画像の内容がわからないため、代替テキストを読み込んで内容を判断します。したがってalt属性をきちんと設定しておくことで、検索エンジンに画像の内容を伝えることができます。
検索エンジンが画像の内容を認識できれば、画像検索の結果にも表示され、アクセス数アップにもつながります。
- alt属性設定のポイント
-
- 画像の内容を簡潔に表現する
- 画像に無関係なキーワードは入れない
WordPressは標準で画像のalt属性を設定できるのでSEOにも強いと言えます。
WordPressに使用する画像には、必ず画像の内容を簡潔に示す説明文(alt属性)を設定しておきましょう。
なお、画像の内容とは無関係のキーワードを設定すると、マイナス評価につながる可能性があるため避けたほうが良いですね。
パーマリンクを最適化する
パーマリンクとは記事ごとに割り当てられるURLのことです。
シンプルでわかりやすいパーマリンクを設定することで、記事の内容がわかりやすくSEOにも有利です。
GoogleもシンプルなURL構造を推奨しています。
(参考:Google検索セントラル「シンプルなURL構造を維持する」)
WordPressで設定できるパーマリンクは以下の6種類です。
パーマリンク | URLの例 |
---|---|
基本 | https://サイト名/?p=999 |
日付と投稿名 | https://サイト名/YYYY/MM/DD/投稿名 |
月と投稿名 | https://サイト名/YYYY/MM/投稿名 |
数字ベース | https://サイト名/archibes/999 |
投稿名 | https://サイト名/投稿名 |
カスタム構造 |
https://サイト名/カスタム文字列 (カスタム文字列は「年」「月」「日」「時」「分」「秒」「記事ID」「カテゴリー」「投稿者」を組み合わせて指定可能) |
デフォルトは「日付と投稿名」ですが、おすすめは「投稿名」です。
理由は「投稿名」が一番シンプルでわかりやすい構造だからです。
ただし、投稿名が日本語の場合は、コピーして貼り付けるとURLが文字化け(英数字と記号に変換される)してしまうため、記事投稿時に「URLスラッグ」を英数字に変更してください。
たとえば、投稿名が「ハローワールド2!」、「URLスラッグ:hello-world2」、投稿名が「WordPressはSEOに強い」の場合、「URLスラッグ:wordpress-seo-strong」とすればわかりやすいでしょう。
「URLスラッグ」欄は記事を投稿する前にいったん「下書き保存」すると、上記のように記事編集画面の右側「投稿」パネルに表示されます。
なお、カスタム構造を利用して「カテゴリー/投稿名」に設定すると、記事の分類がわかりやすくなります。
ただしカテゴリーは後から変更したくなるケースが多いため、あまりおすすめできません。
パーマリンクにカテゴリーを設定していると、記事のカテゴリーを変更するとURLも変更されてしまいます。
パンくずリストを設定する
パンくずリストとは、記事の上部に表示されるWebサイトの階層構造を表すリストのことです。
記事の上部に下記の形式で表示されることが多いですが、記事タイトルは長くなるので表示しないサイトもあります。
ホーム > カテゴリー1 > ... > カテゴリーX > (記事タイトル)
パンくずリストの上位階層はそれぞれのカテゴリーのリンクになっているため、ナビゲーションとしての機能も持っています。
パンくずリストを設置することで、ユーザーの利便性と回遊率が向上し、検索エンジンでも利用されるためSEOにも効果的です。
- パンくずリストの効果
-
- 読者の利便性と回遊率向上
- 検索エンジンでも利用されるためSEOに効果的
WordPressでは、多くのテーマで最初からパンくずリストが表示されるようになっています。
また、パンくずリストが実装されていないテーマであっても、プラグインを使ってパンくずリストを設定することもできます。
パンくずリストを設置できるWordPressプラグインは、パンくずリストに特化した「Breadcrmn NabXT」や、統合型SEO対策プラグインの「Yoast SEO」や「Rank Math」があります。
XMLサイトマップを作成する
XMLサイトマップとは、Webサイトのページ構成をXML形式(HTMLのようなマークアップ言語)で記述したファイルです。
XMLサイトマップを作成して検索エンジンへ送信すると、クローラーがサイト内を巡回しやすくなり、検索結果に早く表示されやすくなる効果があります。
- XMLサイトマップの効果
-
- クローラーが巡回しやすくなる
- 検索結果に早く表示されやすくなる
XMLサイトマップは手動で作成することもできますが、記述ミスで検索エンジンに認識されないリスクがあるため、WordPressにおいてはプラグインで自動化するのが一般的です。
XMLサイトマップの自動作成できるWordPressプラグインは「All in One SEO」「Yoast SEO」「Rank Math」などの統合型SEO対策プラグインなどがあります。
また、XMLサイトマップに特化した「XML Sitemaps」を利用している人も多いです。
内部リンクを強化する
内部リンクとは、自サイト内の他のページへ誘導するリンクのことです。
たとえば、新しい記事を投稿したときに表示される新着記事の一覧や、「次ページ」「前ページ」へのナビゲーションが内部リンクにあたります。
適切な内部リンクはサイト内の回遊率や滞在時間を延ばす効果があります。
また、検索エンジンのクローラーは一つのページから内部リンクをたどってサイト内を巡回するため、適切な内部リンクを設置すればクローラーが巡回しやすくなる効果もあるのです。
- 内部リンク強化の効果
-
- サイト内の回遊率アップと滞在時間延長
- クローラーが巡回しやすくなる
内部リンクを強化するには、記事中に関連する記事へのリンクを貼ったり、記事の最後に関連記事の一覧を表示したりするなどの方法があります。
関連記事の一覧を表示するWordPressプラグインは多いですが、比較的知名度が高いのは「Yet Another Related Posts Plugin」でしょう。
WordPress.comが提供するプラグイン「Jetpack」にも関連記事の一覧を表示する機能があります。
URLを正規化する
URLの正規化とはURLの表記を統一することです。
ということは、URLの表記が統一されていない場合があるということですね。
WordPressサイトでよく見られるのが、以下2つのURLが存在するパターンです。
(1)https://WWW.サイト名
(2)https://サイト名
どちらも同じサイトのトップページのURLですが、検索エンジンからすると、URLが違うため別のページであると認識されてしまいます。
外部からの被リンクに上記2つのURLが存在すると、被リンクの数が分散してしまい、また、内容が同じ重複コンテンツと見なされてしまう恐れもあります。
- URLが統一されていない場合の問題点
-
- 外部からの被リンクの数が分散してしまう
- 重複コンテンツと見なされる恐れがある
このような問題を解決するために、URLの正規化が必要になるのです。
URLを正規化する一般的な方法は「301リダイレクト」を利用して、不要なURLへのアクセスを統一したいURLへ恒久的にリダイレクト(転送)することです。
この方法には「.htaccess」ファイルの編集が必要になりますが、WordPressなら以下のように管理画面から簡単に「WWWあり・なし」を設定できます。
WordPress管理画面メニューから「設定」→「一般」へと進みます。
一般設定画面の「サイトアドレス(URL)」に正規化したいURLを記載して、画面下部の「変更を保存」ボタンを押下します。
サイトの表示速度を上げる
Webサイトの表示速度が速ければ速いほど検索ユーザーの利便性が向上するため、表示速度の改善は重要です。
Webサイトの表示速度を改善する主な方法は以下の3つです。
(1)画像を圧縮する
(2)キャッシュ系プラグインを導入する
(3)高速なレンタルサーバーを利用する
(1)画像を圧縮する
画像サイズが大きいと転送時間がかかるため表示速度も遅くなってしまいます。
画質が悪くならない程度に圧縮して、なるべく画像サイズを小さくしましょう。
画像をひとつひとつ圧縮するのは面倒ですが、WordPressであれば画像圧縮プラグインを導入すると簡単に実行することができます。
- 主な画像圧縮プラグイン
(2)キャッシュ系プラグインを導入
キャッシュは一度利用したデータを保存しておき、二度目からは保存したデータを再利用するしくみです。
WordPressのキャッシュ系プラグインを導入すると、毎回データベースにアクセスすることがなくなり、表示速度の改善につながります。
- 主なキャッシュ系プラグイン
(3)高速なレンタルサーバーを利用する
WordPressサイトの表示速度を上げるにはレンタルサーバー選びがもっとも重要です。
いくら高速化技術を駆使しても、サーバーの処理速度やレスポンスが遅ければ、十分に高速化することはできません。
高速なレンタルサーバーなら、最新の高性能サーバーと高速化技術を組み合わせた国内最速のレンタルサーバー「ConoHa WING」がおすすめです。
SEO対策できるプラグインやテーマを使う
ここまでWordPressのSEOを強化する8つのSEO対策について説明してきましたが、ひとつひとつ対策するには手間がかかりますし、
プラグインを過剰に導入するとWordPressサイトが重くなってしまう場合があります。
SEO対策を実施しても表示速度が遅くなってしまっては逆効果ですね。
そのような場合にはまずはSEO対策ができるWordPressテーマを選び、テーマ側で実装されていない機能だけ、専用のプラグインを導入しましょう。
SEO対策済みのWordPressテーマを選べば、導入するプラグインの数を減らせて処理速度も改善します。
【例】「Coccon」+「XML Sitemaps」+「EWW Image Optimizer」
たとえば、本記事で紹介している無料のWordPressテーマ「Cocoon」は、統合型SEO対策プラグインでできる基本的な機能を持っています。
あとはテーマ側で実装されていない、XMLサイトマップ自動作成(XML Sitemaps)や、画像圧縮(EWW Image Optimizer)プラグインを導入すれば良いでしょう。
このように、利用するプラグインをなるべく減らし表示速度を改善することも、WordPressのSEO対策には有効です。
SEOに適したライティングをおこなう
WordPressのSEO対策では、サイト内の内部対策ももちろん重要ですが、
もっとも大切なのは、検索ユーザーに対しても検索エンジンに対しても、どちらにもわかりやすく有益なコンテンツ(記事)を作成することです。
SEOライティングで重要なポイントは4つあります。
- SEOライティングのポイント
-
- 魅力的なタイトルを付ける
- 見出しを効果的に使う
- 重要な順に書く
- モバイル表示を意識する(1文・1段落は短く)
これらのポイントに注意しながら、ユーザーの悩みや問題を解決する記事を書きましょう。
(1)魅力的な記事タイトルを付ける
WordPress記事の記事タイトルはSEOライティングにおいてもっとも重要な要素です。 検索結果で上位表示されたとしても、記事タイトルが悪いとクリックされる確率が低くなってしまうからです。 以下の点に留意して魅力的な記事タイトルを付けましょう。- 記事タイトルの付け方
-
- 記事タイトルの前半に検索結果で上位表示を狙うキーワードを入れる
- 記事タイトルの長さは32文字以内
- ユーザーが興味を持ちやすいキャッチーな記事タイトルを考える
なお、記事タイトルは必ずしも先に決めておく必要はありません。
仮タイトルをつけておいて、最後に文章全体を見直したうえで最適な記事タイトルを考えれば良いでしょう。
(2)見出しを効果的に使う
WordPress記事内の見出しは記事タイトルの次に重要な要素です。
目次や見出しだけ読んで、必要な情報が書かれているかどうかを判断するユーザーが多いからです。
WordPress記事のなかにいくら有益な情報が書かれていても、見出しがなければ気付かずに読み飛ばされる確率が高くなります。
大見出し、中見出し、小見出しを効果的に使って、読みやすいコンテンツを作成しましょう。
- 見出しの付け方
-
- 大/中/小見出しを使って文章構造をわかりやすくする
- 見出しだけで内容が把握できるようにする
- 見出しにはなるべくキーワードを入れる
(3)重要な順に書く
検索ユーザーがあなたのWordPress記事の内容をすべて読んでくれるとは限りません。
むしろ、ほとんどのユーザーは最初のほうに必要な情報が書かれていないと離脱してしまうでしょう。
つまり、重要な情報は先に書いておかないと、ユーザーは読んでくれないということです。
具体的には以下のような文章構成が理想です。
- 文章構成(重要な順に書く)
-
- 導入文や序文で結論を先に書く
- その後の段落で結論に至った経緯や理由を重要な順に書く
- 各段落の内容も重要な順に書く(主張→理由→具体例→補足説明など)
(4)スマホ表示を意識する(1文・1段落は短く)
現在はPCで検索するよりも、スマホで検索するユーザーのほうが圧倒的に多くなっています。
したがって、WordPressにおいてもスマホでも見やすいコンテンツを作成することが重要です。
スマホでも見やすいWordPress記事を作成するには、以下の点を意識すると良いでしょう。
- スマホで読みやすい記事の作成方法
-
- 1文はなるべく短く(50文字程度)
- 1段落もなるべく短め(スマホで2~3行)
- 段落と段落の間に空行を入れる
記事を作成した後は、スマホでの表示も必ず確認しておきましょう。
WordPressでSEO対策をするためのプラグイン
WordPressのSEOをより強いものにするには、プラグインの存在が必須です。
SEO対策がおこなえるWordPressプラグインにはさまざまな種類がありますが、包括的なSEO対策ができる統合型のプラグインが便利です。
ここでは、WordPressのSEO対策に便利な統合型プラグイン(以下の5つ)を紹介します。
なお、WordPressのSEO対策プラグインについては、くわしくはこちらをご覧ください。
WordPressのSEO対策におすすめなプラグイン5選と、その使い方を徹底解説!
- WordPressの使い方/操作方法
All in One SEO
最初に紹介する「All in One SEO」は、統合型SEO対策プラグインの中でもっとも利用者の多いWordPressプラグインのひとつです。
WordPressへのインストール&有効化後におこなう初期セットアップを済ませば基本的な設定が完了します。
各種設定メニューは日本語化されているため、初心者にもわかりやすく操作も簡単です。
「All in One SEO」の主な機能は以下のとおりです。
主な機能 | 機能詳細 |
---|---|
SEO解析とスコア表示 |
|
検索結果の表示スタイル設定 |
|
メタタグの設定(noindex、nofollowなど) |
|
SNS連系 |
|
XMLサイトマップ自動作成 |
|
パンくずリスト設置 |
|
リダイレクト機能 |
|
画像SEO |
|
ファイルエディタ |
|
設定のインポート/エクスポート |
|
Google連携 |
|
その他 |
|
「All in One SEO」には有料版があり、以下の機能とサービスが追加されますが、無料版でも十分なSEO対策機能を備えています。
- 有料版の追加機能/サービス
-
- リンクエラーのリダイレクト管理
- ローカルSEO/画像SEO/動画SEOに対応
- Googleタグマネージャーのサポート
- WooCommerce(ネットショップ用プラグイン)のサポート
- 広告非表示/サポートフォーラムへのアクセス/SEOニュースの定期配信
Yoast SEO
次に紹介する「Yoast SEO」も、統合型SEO対策プラグインの中でもっとも利用者の多いWordPressプラグインのひとつです。
「All in One SEO」と同様に、構成ウィザードを起動すれば必要な項目が設定できるようになっています。
各種設定メニューも日本語化されているので、WordPress初心者でも問題なく利用できます。
「Yoast SEO」の主な機能は以下のとおりです。
主な機能 | 機能詳細 |
---|---|
SEO解析とスコア表示 |
|
検索結果の表示スタイル設定 |
|
メタタグの設定(noindex、nofollowなど) |
|
SNS連系 |
|
XMLサイトマップ自動作成 |
|
パンくずリスト設置 |
|
リダイレクト機能 |
|
画像SEO |
|
ファイルエディタ |
|
設定のインポート/エクスポート |
|
Google連携 |
|
その他 |
|
「Yoast SEO」にも有料版の「Yoast SEO Premium」がありますが、無料版でも十分なSEO対策を実施できます。
- 有料版の追加機能/サービス
-
- SNSの表示スタイル設定にプレビュー機能追加
- 内部リンクのリアルタイム提案
- 削除ページのリダイレクト管理
- SEO解析で関連キーワードを複数指定可能
- 広告が非表示/年中無休のメールサポート/30日間の返金保証
Rank Math SEO
「Rank Math」は、統合型SEO対策プラグインの中でも機能が豊富なWordPressプラグインです。
「All in One SEO」や「Yoast SEO」よりも利用できる機能が多く人気は上昇中です。
ただし、各種設定メニューはほとんど日本語化されていません。
また、利用するには無料アカウントの登録が必要です(Google、Facebook、WordPress.comのアカウント利用可能)。
「Rank Math」の主な機能は以下のとおりです。
主な機能 | 機能詳細 |
---|---|
SEO解析とスコア表示 |
|
検索結果の表示スタイル設定 |
|
メタタグの設定(noindex、nofollowなど) |
|
SNS連系 |
|
XMLサイトマップ自動作成 |
|
パンくずリスト設置 |
|
リダイレクト機能 |
|
画像SEO |
|
ファイルエディタ |
|
設定のインポート/エクスポート |
|
Google連携 |
|
その他 |
|
「Rank Math」の有料版は「PRO」と「BUSINESS」の2種類があり、以下の機能とサービスが追加されます。
有料版「PRO」の追加機能/サービス | 有料版「BUSINESS」の追加機能/サービス |
---|---|
|
「PRO」に以下の機能/サービスがプラス
|
SEOPress
「SEOPress」は、多機能で強力な統合型SEO対策プラグインです。
本記事で紹介している5つのWordPressプラグインの中で、もっとも機能が豊富で設定項目数もかなり多いですが、重要な設定はウィザードを起動すれば設定できるようになっています。
また、各種設定メニューは日本語化されているため、WordPress初心者でも使いやすいでしょう。
「SEOPress」の主な機能は以下のとおりです。
主な機能 | 機能詳細 |
---|---|
SEO解析とスコア表示 |
|
検索結果の表示スタイル設定 |
|
メタタグの設定(noindex、nofollowなど) |
|
SNS連系 |
|
XMLサイトマップ自動作成 |
|
パンくずリスト設置 |
|
リダイレクト機能 |
|
画像SEO |
|
ファイルエディタ |
|
設定のインポート/エクスポート |
|
Google連携 |
|
その他 |
|
なお、有料版(PRO)にアップグレードすると以下の機能が追加されます。
有料版「PRO」の追加機能/サービス |
---|
|
SEOに強いWordPressの有料テーマ
WordPressのSEO対策には、初めからSEO対策に強いテーマを利用することがおすすめです。
ここでは、SEOに強い有料テーマ(以下の4つ)を紹介します。
なお、SEOに強いWordPressテーマについては、こちらの記事でも詳しく解説しています。
SEOに強いWordPressテーマを選ぼう! 有料9選+無料7選
- WordPressの使い方/操作方法
SANGO
「SANGO」は、「サルワカ」というWebメディアから生まれた有料テーマです。
WordPressの内部SEO対策に最適化されており、見やすく直感的に操作しやすいマテリアルデザインが魅力です。
読みやすいコンテンツを作成できる点もSEOに強い理由の1つでしょう。
- SANGOの特徴
-
- 内部SEO対策済み(サイト構造を検索エンジンに最適化)
- わかりやすく直感的な操作が可能なマテリアルデザイン
- 読みやすいコンテンツ作成が可能
「SANGO」では基本的なSEO対策は実施済みですが、一番の売りである「長居したくなるような魅力的なデザイン」自体がSEO対策であると言っても良いでしょう。
また、Webサイトやコンテンツの構造を検索エンジンへ伝える構造化データ(schema.org)、OGP、Twitterカード設定済みで、ページごとの「noindex、nofollow」にも対応しています。
価格(税込) | 11,000円(複数サイトで利用可能) |
---|
なお、「SANGO」は「ConoHa WING」の提携テーマとなっており、WINGパックとのセットで割引価格で購入できます。
くわしくは、こちらをご覧ください。
JIN
「JIN」は、有名アフィリエイターの「ひつじ」さんが作成した有料テーマです。
内部SEO対策済みでアフィリエイトのノウハウを詰め込んで開発されています。
読み心地の良いデザインと豊富なカスタマイズ機能が魅力で、利用者も多い人気のWordPressテーマです。
- JINの特徴
-
- 内部SEO対策済み(サイト構造を検索エンジンに最適化)
- 読み心地の良いデザインと豊富なカスタマイズ機能
- アフィリエイトのノウハウが盛り込まれSEOにも強い
「JIN」の最大のSEO対策は、読み心地の良いデザインとわかりやすいページ階層です。
それがユーザーにとっても、検索エンジンにとっても評価されるポイントになるでしょう。
価格(税込) | 14,800円(複数サイトで利用可能) |
---|
なお、「JIN」は「ConoHa WING」の提携テーマとなっており、WINGパックとのセットで割引価格で購入できます。
くわしくはこちらをご覧ください。
さらに、「JIN」について知りたい人はこちらをご覧ください。
テーマ「JIN」が支持される理由は? その魅力とWordPressに導入する方法を解説!
- WordPressの使い方/操作方法
THE SONIC
「THE SONIC」は、アフィリエイター・サイトデザイナー・フロントエンドエンジニアなどのWordPressのプロフェッショナルで構成された開発チームが作成した有料テーマです。
アフィリエイトで収益化しやすいように、表示速度と書きやすさと収益化機能を重点に開発されています。
- THE SONICの特徴
-
- SEO内部対策済み(サイト構造を検索エンジンに最適化)
- 表示速度と書きやすさと収益化を重視
- SNS連携機能にも強い
「THE SONIC」はSEO内部対策済みで必要なプラグインが少ない分、表示速度が速くSEOにも有利です。
SNS連携機能(共有ボタン、Facebook、X(旧Twitter)連携)にも強いので、SNSからの流入で大幅なアクセス数アップが期待できます。
価格(税込) |
月額:1,078円、年額:8,580円 ※料金は月額/年額制のサブスクリプション契約(複数サイトで利用可能) |
---|
なお、「THE SONIC」は「ConoHa WING」の提携テーマになっており、WINGパックとのセットで割引価格で利用できます。
くわしくは、こちらをご覧ください。
SWELL
「SWELL」は、「LOOS社」が販売する有料テーマです。
シンプルで美しいデザインと機能性を両立させ、「記事を簡単に楽しく早く書ける」ように細部にこだわって設計されています。
- SWELLの特徴
-
- 内部SEO対策済み(サイト構造を検索エンジンに最適化)
- 高速化機能搭載(コンテンツキャッシュ、遅延読み込み、ページ遷移高速化)
- 構造化データのマークアップ機能
内部SEO対策済みで、コンテンツのキャッシュ機能、遅延読み込み、ページ遷移高速化に対応しているため表示速度も高速です。
また、検索エンジンがサイト構成を理解しやすいように、JSON-LDによる構造化データのマークアップも自動でおこいます。
そのほかのSEO対策には、SWELLの開発者が作成した無料プラグイン「SEO SIMPLE PACK」が用意されています。
シンプルなプラグインですが、ページごとにメタ情報(タイトル、メタディスクリプション、メタキーワード、robotsタグ)や、OGP設定が可能です。
価格(税込) | 17,600円(複数サイトで利用可能) |
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SEOに強いWordPressの無料テーマ
SEO対策に強いWordPressテーマは有料テーマに限りません。
無料テーマの中にも十分なSEO対策機能を持ったWordPressテーマもあります。
ここでは、SEOに強い無料テーマ(以下の5つ)を紹介します。
なお、SEOに強いWordPressテーマについては、こちらの記事でも詳しく解説しています。
SEOに強いWordPressテーマを選ぼう! 有料9選+無料7選
- WordPressの使い方/操作方法
Cocoon
「Cocoon」は、「寝ログ」の運営者として知られている「わいひら」さんが作成した無料テーマです。
無料とは思えないほど機能が高く、表示速度やSEO対策を意識して開発されているため、SEOに強いWordPressテーマとして初心者にもおすすめです。
- Cocoonの特徴
-
- 表示速度が速くカスタマイズ機能も豊富
- シンプルでありながらスキンの着せ替えでおしゃれなテーマに早変わり
- 基本的なSEO対策機能を持つ
「Cocoon」にはさまざまな機能が実装されていますが、SEO対策としては以下の機能があげられます。
- CocoonのSEO対策
-
- メタタグの設定(SEOタイトル、メタディスクリプション、メタキーワード、noindex、nofollow)
- OGP設定(Facebook、X(旧Twitter)で共有されたときの表示設定)
- SNS連携(シェアボタン、フォローボタン)
- Googleアナリティクス、Googleサーチコンソール、Googleタグマネージャーとの連携
- パンくずリストの設置
- 関連記事一覧、人気記事一覧
- 高速化設定(ブラウザキャッシュ、HTML/CSS/JavaScript縮小化、Lagy Load)
- AMP対応
なお、「Cocoon」は、「ConoHa WING」の提携テーマです。くわしくはこちらをご覧ください。
Xeory
「Xeory」は、コンテンツマーケティングの専門サイトで有名な「バズ部」が作成した無料テーマです。
ブログ型の「Xeory Base」と、サイト型「Xeory Extension」の2種類のテーマが用意されています。
- Xeoryの特徴
-
- SEOに強い「バズ部」が作成
- ブログ型とサイト型の2種類のテーマ
- デザインはシンプルで誰でも良質なコンテンツ作成が可能
なんといってもSEOに強い「バズ部」が作成したWordPressテーマなので、信頼性が高いのが魅力でしょう。
実際に「Xeory」はSEOを強く意識して開発され、可能な限りGoogleのガイドラインに沿った内部構造になっているようです。
「Xeory」のSEO対策としては以下の機能を持っています。
- XeoryのSEO対策
-
- Googleのガイドラインに沿った内部構造
- ソーシャルメディアとの連携(Facebook、X(旧Twitter)、各種SNSシェアボタン)
- Googleアナリティクス、Googleサーチコンソール連携
- SEOのチェックポイント機能(記事投稿画面にSEOのチェックリストを装備)
LION MEDIA
「LION MEDIA」は、Web制作会社「フィット」が提供する無料テーマです。
SEOに最適化され、レスポンシブ対応はもちろん、モバイルでの高速化技術であるAMPにも対応しています。
そして、カスタマイズ機能も豊富で表示速度も高速です。
- LION MEDIAの特徴
-
- SEOに最適化
- 表示速度が速くカスタマイズ機能が豊富
- メディアサイト向け(カスタマイズしだいでさまざまなサイトで利用可能)
「LION MEDIA」のSEO対策としては以下の機能があげられます。
- LION MEDIAのSEO対策
-
- パンくずリストの設置
- 構造化データを用いたマークアップ済み(schema.org)
- ページ単位でディスクリプション、メタタグの設定
- CSS非同期読み込み(レンダリング速度の改善)
- OGP設定とカスタマイズが可能
- AMP対応
- Googleアナリティクス、Googleサーチコンソール連携
「LION MEDIA」はテーマの名前がわかるように、メディアサイト用として開発されたWordPressテーマですが、ブログの運用にも利用できます。
なお、同社はブログ向けのWordPressテーマ「LION BLOG」も提供しています。
STINGER8
「STINGER8」は、「ONSPEED社」が作成した無料テーマです。
SEOに強いことや操作性に優れていることに定評があり、ユーザーの利便性が高いコンテンツを作成できます。
デザインはシンプルなため、自力でWordPressをカスタマイズしたい人に向いています。
- STINGERの特徴
-
- SEOに強い
- 直感的な操作性
- シンプルな構造
「STINGER8」は可能な限り機能やファイル数を減らし、最低限の構造で作成された「STINGER」史上でもっともシンプルなWordPressテーマです。
SEOに強く、アドセンス広告用のウィジェットも用意されているので収益化にも効果的です。
Luxeritas
「Luxeritas」は、「Maiden Web Factory」の代表「るな」さんが作成した無料テーマです。
WordPressテーマの名前はラテン語を組み合わせた造語で「ルクセリタス」と読み、「光のように速い」と言う意味で命名されています。
- Luxeritasの特徴
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- 表示速度がとくに速い
- 高度なSEO内部対策
- 機能が豊富でカスタマイズ性も高い
「Luxeritas」はとくに表示速度が速い点がSEOに強いWordPressテーマです。
他にも以下のようなSEO対策機能を持っています。
- LuxeritasのSEO対策機能
-
- HTML/CSS/JavaScriptの圧縮・結合
- CSS、JavaScript最適化(ブロッキング排除、呼び出し最小限、非同期読み込み)
- 「.htacces」によるブラウザキャッシュとGzip圧縮
- 画像のLazyLoad(Google推奨)
- HTML5仕様に準じた適切な構造
- 選べるタイトル形式とディスクリプションの自動挿入(手動可)
WordPressがSEOに強い理由やSEO対策のまとめ
WordPressがSEOに強い理由は、SEO対策を意識して開発されているからです。
SEOに強いテーマやSEO対策に有利なプラグインも多く、検索結果で上位表示を狙うなら、WordPressは最適なツールです。
WordPressでSEO対策をしっかりとおこない、アクセス数アップを目指しましょう。
なお、SEOに強いテーマやプラグインについては別の記事でもくわしく紹介しています。
SEOに強いテーマについてはこちら、
SEOに強いWordPressテーマを選ぼう! 有料9選+無料7選
- WordPressの使い方/操作方法
SEOに強いプラグインについてはこちらをご覧ください。
WordPressのSEO対策におすすめなプラグイン5選と、その使い方を徹底解説!
- WordPressの使い方/操作方法
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