【マイクラ】MODの導入方法とおすすめMODを紹介

マイクラの新たな楽しみ方を見つけることができる「マイクラMOD」。通常のマイクラをさらに面白くするMODや新要素を追加するMODまで、さまざまなMODが有志の方々の手で作り出されています。今回はMODの導入方法や導入時の注意点、おすすめのMODを紹介します。
目次
マイクラMODとは?何ができる?

マイクラのMODは何ができて、どのような種類があるのでしょうか。MODとは何か、またMODの導入できる条件について紹介します。
マイクラMODとは
マイクラMODはマイクラを自分好みにカスタマイズ・変更する際に使用するものです。マイクラはそのまま遊んでいても十分面白いですが、遊んでいるうちに「もっとたくさんのレシピが欲しい」「簡単に探索できる機能を追加したい」といったユーザーの要望が出てきました。マイクラMODを使えばそのような要望をゲーム上で実現出来るようになります。単なる機能面のカスタマイズだけでなく、マイクラをやり尽くした人向けに新しいダンジョンや敵を追加することも可能でやり込み要素を深めることができます。
見た目の変更や、新たな仕組みを使える

マイクラMODの導入をすると、MODの種類によって大きく分けて2つのことができるようになります。一つ目は、現在遊んでいるマイクラをより便利で快適に遊べるように変更するMOD。このようなMODはゲーム内容自体には変化を与えませんが、見た目を美しく変えたり、探索中に地図を常時表示させるといった便利機能を追加します。

二つ目は新要素を加えるMOD。ここで言う新要素とはバニラ状態と呼ばれる何も手を加えていないマインクラフトに、全く新しいアイテムやレシピを追加することです。マイクラを一通り遊び尽くした方や、自分の作りたいものがある・やりたいことがある方に人気のMODです。
マイクラMODはJAVA版でしか導入できない

マイクラMODを導入するには、ファイルのダウンロードや専用アプリケーションのインストールなどの操作が必要なので、基本的にはPCで遊べるJAVA版でしか導入できません。統合版ではMODではなく、見た目を変えるスキンやアドオンを購入して反映させることしかできないため、MODを導入して遊びたい方はJAVA版を選びましょう。
マイクラMOD導入には基本のPCスキルが必要

MODの導入には、PC内部のファイル管理やフォルダ構造をある程度理解できて操作ができる程度の知識が必要です。とはいえ、複雑なプログラミングが必要なわけではなく、「インターネットからファイルをダウンロード」「プログラムのインストール」「ダウンロードしたファイルを正しい場所に移動」などの操作が出来れば問題ないので、まずは挑戦してみましょう。
マイクラMOD導入の注意点
マイクラMODの導入を行う際に注意しておきたい点があるので事前に確認しておきましょう。
必ずバックアップを取る

MODを移動させる作業の前には、「MOD」と同時に同じ階層にある「saves」フォルダのバックアップを取っておきましょう。「saves」フォルダには、今まで遊んできた自分のマイクラのセーブデータが入っています。新しいMODを導入したことで、マイクラが起動しなくなった場合でも、「MOD」と「saves」フォルダを置き換えて戻すことにより正常に遊べる状態に戻せます。
「MOD」フォルダの場所の確認方法は
のセクションで解説します。
競合するMODがあると起動できないことがある

MODを導入したことで、マイクラを起動できなくなる大きな原因は、MOD同士で同じ変更を加えようとする競合が発生してしまうからです。例えば、クラフト系のMODを導入した後に別のレシピ系のMODを導入すると「同じ材料なのに出来上がるものが複数ある」といった状態になる場合があります。そうなると、マイクラ側ではどちらにするか選べないため競合が発生し起動できなくなります。特にクラフト系やレシピ系同士は競合しやすいため注意が必要です。
一つずつ起動確認しながら導入する

競合が発生するかどうかは起動するまでわからないことが多く、事前に調べていてもアプリケーションの内部で競合が発生していると判断されると起動しません。そのため、そのMODを導入して問題ないかは毎回起動して確認する必要があります。また、一気に導入してしまうと、起動時に競合して起動できなくなっても、どのMODが原因なのかわからなくなります。MODの中で優先順位を決めて、入れたいものから先に導入していくとよいでしょう。
PCの処理速度に影響が出る場合がある

MODは多くの要素を追加するため、PC内部で行う処理がMOD導入前よりも多くなります。地形情報の生成に時間がかかったり、マイクラのプレイ中に画面がカクカクしたり、スムーズに動かなくなる処理落ちが発生しやすくなったりして、最悪の場合マイクラのアプリケーションそのものが閉じてしまうこともあります。特に建築系はレシピだけでなく、アイテムの動きや結果、アニメーションといった部分で多くの処理を必要とするため、大規模な建築物を作るほど処理落ちが発生しやすくなります。プレイ中、こうした処理落ちの兆候が見られた場合には、いったんそれ以上のクラフトをしないようにする、マインクラフト以外のアプリケーションを同時に起動しないようにする(YouTubeなど)、もしくはパソコンのスペックアップを検討するなどの対策をとりましょう。
マイクラMODの入れ方:基本編
実際にマイクラMODを入れる方法について基本編と応用編で解説します。
基本編ではほとんどのMODに共通する方法をご紹介します。一部のMODにはマインクラフトの内部的な部分を大きく変更・追加するMODがあり、導入に別途作業が必要になるので、応用編ではMODでも人気の影MODを用いてその導入方法を紹介します。

基本編では大きく4ステップで完了するので、簡単かつ短時間で作業は終わります。WindowsとMacでは作業するフォルダの場所に違いはありますが、導入方法は同じです。
1.Minecraft Forgeをインストールする

マイクラにMODを反映させて、起動できるようにする専用のアプリケーション「Minecraft Forge」を用意します。
まず、どのバージョンのMinecraft Forgeをダウンロードすべきかを判断するために、自分が遊んでいるマインクラフトのバージョンを確認しましょう。確認方法はマインクラフトランチャーを起動して、上のタブの赤枠部分をクリックし「起動構成」へ切り変えます。

上の画像の場合はバージョンが「1.16.4」と表示されていますので、Minecraft Forgeもこれと同じバージョンの「1.16.4」を選んでダウンロードしましょう。

Minecraft Forgeのサイトにアクセスすると中央に最新バージョンのダウンロード先が表示されます。左側の「Download Latest」と書かれたファイルが最新版、右側の「Download Recommended」はそのバージョンの安定版です。特別な理由がない限りは「Download Recommended」がおすすめです。

自分のマインクラフトのバージョンと、今サイト上に表示されているMinecraft Forgeのバージョンが異なる場合は、ページの左側の列から同じバージョンを探しましょう。旧バージョンのMinecraft Forgeのインストーラーが表示されていますので、ここから同じバージョンを選択し、「Installer」をクリックしてファイルをダウンロードしたら、ファイルを展開してインストーラーの手順に沿ってインストールを完了させて下さい。
2.マイクラMODが格納されているフォルダを確認する

インストールが終わったらMinecraft Forgeを起動しましょう。起動後に左下のボックスをクリックすると「forge」という項目が出てきます。

画面中央辺りにある「MOD」ボタンを押します。

画面左下の「Modフォルダーを開く」をクリックします。

そうすると、保存先のフォルダが表示されます。MODをこのフォルダに入れていくので、フォルダの場所をメモしておきましょう。
(Windowsの場合はC:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming.minecraft)
3.導入するマイクラMODファイルをMODフォルダに移動

ここまでくればあと一息です。導入するMODをインターネット上でダウンロードします。
- 拡張子を確認しよう
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基本的にMODフォルダに入れるファイルは拡張子が「.jar」です。MODをダウンロードした際に、ファイルの拡張子が「.jar」でなかった場合は、別の保存先が指定されている可能性があるため、作者のホームページ内で確認するか、ダウンロードしたファイルに添付されているテキストファイルの解説を確認しましょう。
ダウンロードしたMOD中にあるファイルを先ほどメモしておいたMinecraft Forgeの中のMODフォルダに移動します。
4.マイクラMODが適用されているか確認

Minecraft Forgeからマイクラを起動してMODが適用されているか確認します。例えばダンジョンを追加するMODの場合は新しいワールドを探索し、実際にダンジョンができているかを探してみましょう。上記の画像では、画面中央の建造物はMODで生成されたダンジョンの一種で、右上にはMODで表示されるようになったミニマップがあることが確認できます。この確認作業は1つMODを導入する度に行うことを強くおすすめします。この確認作業で問題がなければ、MODの導入は完了です。
マイクラMODの入れ方:応用編 -影MODの導入-
基本的にMODはMODフォルダに入れるだけで動くものがほとんどです。しかし影MODのようにマインクラフトの内部・システムなどの変更を行うMODの場合は導入作業が異なってきます。追加で導入が必要なMODがあったり、ダウンロードしたファイルの保存先が異なりますので、ここでは応用編として影MODの導入方法を例にご紹介します。

マイクラ影MODとは

マイクラ影MODは、きれいなグラフィックやリアルな表現ができるようになると人気のMODです。陰影を細かく表現して影をつけたり、天候や空の様子をリアルに表現できます。
マイクラ影MODの導入方法

では、実際に導入してみましょう。ここでは「SEUS Renewed 1.0.1」を使います。まずは作者のページからMODをダウンロードします。
- OptiFineの導入が必要
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SEUS Renewed 1.0.1は単体で動くMODではないため、これをMODフォルダに直接移動しても使えません。
SEUS Renewed 1.0.1を使うために「OptiFine」を導入する必要があります。

「OptiFine」は、マイクラでグラフィックや描写の設定を可能にするためのMODです。先に導入しておきましょう。
導入方法は、上記のダウンロードページへアクセスし、ダウンロードボタンより「.jar」ファイルをダウンロードします。

ダウンロードした「.jar」ファイルをMODフォルダに「ドラッグ&ドロップ」で移動します。

ここでマイクラを起動して「Minecraft Forge」を起動してみましょう。タイトル画面の「設定」から「ビデオ設定」に入ります。そして、画面左下に「OptiFine~」の文字が表示されていればOptiFineの導入は成功です。

次に「シェーダーの詳細設定」を押して、右下の「シェーダーフォルダ」をクリックすると「shaderpacks」というフォルダが開きます。

このフォルダに最初にダウンロードした「SEUS Renewed 1.0.1」の「.zip」ファイルを解凍せずにそのまま移動します。

移動後にマイクラの画面に戻ると「SEUS-Renewed-v1.0.1.zip」が追加されていると思います。これをクリックして選択するとMODが適用されます。
以上で、影MOD「SEUS Renewed 1.0.1」の導入は完了です。
その他おすすめMOD紹介

影MOD以外にもマイクラMODは多数公開されています。その中でも人気のMODを紹介します。執筆時点での最新版を掲載していますが、対応しているバージョンが現在の最新バージョンと違う場合は、対応しているバージョンの「Minecraft Forge」をダウンロードして、マインクラフトランチャーの画面で選択してください。
BuildCraft

AcademyCraft

AcademyCraftは特殊スキル系MODです。アニメで使われるような派手なスキルやスキルツリーによる成長要素が追加できます。アクションRPGのような遊び方がしたい人におすすめです。
- ・対応バージョン1.12.2
Flan's Mod

Blue Power

Blue Powerはレッドストーン系MODです。レッドストーンを主原料とした新しいレシピが追加されます。レッドストーン回路などに熟知したプレーヤーは、新しい可能性が見いだせるでしょう。
- ・対応バージョン1.12.2
まとめ
マイクラMODは必要な準備や注意点が多いですが、マイクラを一層楽しめる要素を自分好みに追加できてマインクラフトの可能性を広げてくれます。試してみたいMODや新要素に興味がある人、マイクラに慣れてきた人はMOD導入がおすすめです。また、MODの導入が難しい人と感じている人、あるいは自分は導入できたけど友達ができていないという場合でも、MOD導入済みのサーバーがあればマルチプレイで一緒にプレイして楽しむことができます。マルチプレイで遊ぶ方法がわからない時は「マイクラサーバー立て方」の記事を参考にしてくださいね。
