【Rust】マルチサーバーの建て方の解説

ここでは、Steam版(PC)「Rust」でレンタルサーバーを利用した自分専用サーバーを建てる方法について解説します。

  • ※PlayStation版の Rust(Rust Console Edition)には対応しておりませんのでご注意ください。

「サーバーを建てる」というと難しい知識が必要では?費用が高額なのでは?と思われるかもしれません。しかしレンタルサーバーを借りて、用意されているRust用のテンプレートを使えば、専門知識がなくても簡単かつリーズナブルに自分専用のマルチサーバーを建てることができます。

Rustのようなサバイバルゲームではチーム戦こそ最大の楽しみです!マルチサーバーを建てれば、自分の好きなルールで友達と遊べるようになります。素材や武器の調達を手分けしたり、交代で見張りをして襲撃に備えたり、一緒に探索に出掛けたりもできるので、1人よりも楽しくプレイできます。

レンタルサーバーなら簡単にマルチサーバーを用意できるので、難しそうだからと諦めていた方もこの機会にぜひ挑戦してみてください。

目次

マルチサーバーとは?

マルチサーバーは「マルチプレイ用のサーバー」のことで、他のプレイヤーと一緒に同じゲーム内で遊ぶために必要になります。

Rustはローカルプレイやシングルプレイが無く、公式もしくはユーザーが建てたマルチサーバーに必ずログインして遊ぶので、常にマルチサーバーでプレイしていることになります。

自分専用マルチサーバーの良い点・悪い点

マルチサーバーを自分で建てた場合、こんな良い点と悪い点があります。

良い点
  • 自分が建てたサーバーに知り合いを呼んで遊ぶことができる
    (ユーチューバーなら、サーバーアクセス方法を公開してリスナーと遊ぶことも可能)
  • サーバーを稼働させ続けている限り、ゲーム内で作成した拠点や集めたアイテム等が維持される
  • 世界を新しく作ったり消したりすることが自由にできる
  • サーバーの停止や起動を自由にできる
悪い点
  • サーバーを維持するための費用がかかる
  • マルチサーバーの建て方、サーバーを管理する方法を覚える必要がある

ConoHa for GAME が簡単で便利

自分でマルチサーバーを建てる場合におすすめしたいのが、レンタルサーバーを提供している ConoHa byGMOのマルチサーバー「ConoHa for GAME」です。ConoHa for GAMEの マルチサーバーには次の特長があります。

レンタルサーバーなら専門知識が無くても大丈夫

ConoHa for GAME では有名なゲームのテンプレートイメージが2023年6月現在15種類も用意されています。準備が簡単なので申し込んでからゲーム開始までの時間が各段に早くなります。最短で数分で専用マルチサーバーを利用できます。

「Rust」のテンプレートももちろん提供されています。

管理画面がわかりやすくて初心者でも安心

サーバーの状態の確認や、サーバーの停止や起動を行うための管理画面がとても分かりやすいので、初心者でも安心です。

高性能なのに低価格

ストレージはすべてSSDを使用しており、CPUも最新のものが使われているので、処理速度が速くて快適にゲームが楽しめます。また容量ごとのプランが細かく用意されており、利用期間が1ヶ月に満たない場合は、時間単位で料金が計算されるのでとてもお得です。

また「長期割引パス」というお得な割引サービスも用意されています。

1ヶ月以上利用する際にはパスを事前に購入することで、お得に低価格でマルチサーバーを利用することができます。

Rustマルチサーバーの建て方

実際にRust用のマルチサーバーを建ち上げてみましょう。

ここでは ConoHa for GAME を使ったRust用マルチサーバーの立て方を解説します。

ConoHa アカウントの登録

ConoHa for GAME」のサイトから「今すぐお申し込み」をクリックして申し込みを行います。

メールアドレス・パスワード登録

初めて利用する場合は、アカウントの新規登録を行います。「初めてご利用の方」の部分に、メールアドレスと利用したいパスワードを入力して「次へ」を押してください。ここで登録するパスワードは、「ConoHaアカウントのパスワード」になります。

英語大文字・英語小文字・数字の3種を最低でも1文字ずつ使って、9文字以上になるようにしてください。

入力したメールアドレス宛てに「ConoHaアカウント」をお知らせするメールが届きます。メール内にConoHaアカウントが記載されています。

すでにアカウントを持っている場合は「ConoHaアカウントをお持ちの方」からログインを行って、管理画面でサーバーの追加を行ってください。

イメージタイプの選択

メールアドレスの登録が終わると、イメージタイプの選択画面になります。選択画面の中から「Rust」を選んでください。

  • ※ここできちんとRustを選択しておかないと、Rust向けのマルチサーバーにならないのでご注意ください。

料金タイプ・プラン選択

イメージタイプを選んだら、次に料金タイプとプランを決めます。料金タイプは「長期割引パス」か「時間課金」のどちらかを選びます。

時間課金

通常の料金になります。時間単位で課金されるため、試しにサーバーを立ててみる場合や、1ヶ月使うかどうかわからない場合などに最適です。

長期割引パス

1ヶ月以上マルチサーバーを利用する場合は、料金が割引になるためこちらの方がお得です。事前に支払いを行う必要があります。キャンペーン開催時は、さらに割引される可能性があります。最新の価格は ホームページの価格表 をご覧ください。

プランは 4GB ~ 64GBから選べますが、Rust の推奨プランは「8GB」以上になります。4GBのプランでも動作はしますがメモリがギリギリのため、快適にゲームを楽しみたい場合は8GBプラン以上でのご利用をおすすめします。

rootパスワードの指定

rootパスワードを指定します。

英語大文字・英語小文字・数字・記号の4種を最低でも1文字ずつ使って、9~70文字になるようにしてください。

利用可能な記号は  \ ^ $ + - * / | ( ) [ ] { } . , ? ! _ = & @ ~ % # : ; ‘ “ です。

ここで登録するパスワードは「rootパスワード」と言って、Rustマルチサーバーの root ユーザーのパスワードになります。コンソール画面で入力することがあるので、必ずメモをとって忘れないようにしてください。

  • ※大文字・小文字を間違えないようにメモをとってください。

ネームタグの設定

ネームタグはサーバーの名前を表します。

初期値のままでも大丈夫ですが、自分で分かりやすい名前に変えてもOKです。ConoHaの管理画面でサーバーを識別するのに使います。

オプションの確認

root パスワードとネームタグの下にある「オプションを見る」をクリックすると、オプションに関する項目が表示され、ここでオプションを指定する事ができます。

オプションの部分では、自動バックアップや追加ストレージの設定、セキュリティグループの変更などを指定する事ができます。「自動バックアップ」と「追加ストレージ」は有料オプションになります。詳しくは 有料オプション料金表 をご確認ください。

特に追加したいオプションサービスがなければ、このままで問題ありません。

このページの入力が終わったら、右下の「次へ」を押します。

情報の入力

次にお客様情報(ご自分の情報)を入力します。必須項目となる「種別・氏名・生年月日・住所関連・電話番号」を入力します。

このページの入力が終わったら、右下の「次へ」を押します。

SMS/電話認証

ここでは本人確認を行います。本人確認では「SMS認証」と「電話認証」の2種類が選べます。電話番号を入力して、好きな方の認証を選んでクリックしてください。

SMS認証

スマホを持っていてSMS(ショートメッセージサービス)が利用できる場合は、SMS認証をご利用ください。SMSで認証コードが連絡されますので、画面に入力して認証を行います。

電話認証

スマホを持っていない場合は、家の電話番号等を入力して電話認証を選んでください。入力した電話番号宛てに電話がかかってきて、自動音声でアナウンスが流れます。申し込み画面に表示された認証コードを電話のダイヤルで入力して認証が行われます。

無事に認証が完了したら、支払方法の登録に進みます。

お支払い方法

支払方法は「クレジットカード」「ConoHaチャージ」「ConoHaカード」の3種類があります。

画面上部のタブに「クレジットカード/ConoHaチャージ」と「その他」があり、その他を選ぶと「ConoHaカード/デビュー割」で支払う事ができます。

クレジットカード

ネットでの支払いの定番、クレジットカードで支払えます。各社のポイントなどが貯まることと、手間がかからないのが大きなメリットです。

ConoHaチャージ

事前にチャージをしておき、チャージ残高から支払われます。クレジットカード以外にAmazonPayやコンビニ決済、銀行決済など複数の決済方法が用意されているのが利点ですが、クレジットカード・AmazonPay以外のチャージ方法は入金の確認までに時間がかかる場合があります。また、残金不足の場合はサービスが停止しますので、使い過ぎ防止に利用するという使い方もあります。

ConoHaカード

販売されている「ConoHaカード」を購入し、記載されているクーポンコードを入力して使います。手元にカードが残るので、このようなカードを集めるのが好きな方におすすめです。(パッケージ版の他にデジタル版もあります)ConoHaカードの購入はこちら から行えます。

(パッケージ版の他にデジタル版もあります)

支払方法の入力が終わったら、画面下の「お申し込み内容」をご確認ください。内容に問題がなければ「お申し込み」ボタンを押して申し込みを完了させます。

少し時間がかかりますが、申し込み時に選んだプラン等の情報を元にサーバーが作成されます。ConoHaの管理画面で作成されたサーバーを確認できます。

サーバーの確認

ConoHaの管理画面にログインして、左メニューの「サーバー」を選ぶとサーバーリストが表示されます。新しく作成されたサーバーが1つ表示されます。

IPアドレス・サーバー名の確認

サーバーにアクセス(接続)するときに必要になる「IPアドレス」や「サーバー名」を確認します。

サーバーリストにあるサーバー名(ネームタグ)をクリックしてサーバー詳細画面を表示します。その画面の上部にある「コンソール」をクリックして、コンソール画面を開きます。

コンソール画面とは、コマンドを入力する画面のことで、ここからサーバーに直接アクセスします。

コンソール画面が開きます。ここで Enter キーを押すとログインするための IDを入力するモードになります。ここで「 root 」と入力します。

コンソール画面は60秒経過するとタイムアウトしてしまいます。もし時間が経ってしまった等の理由で画面が反応しなくなった場合は、右上の「×」を押して一度画面を閉じ、管理画面からまたコンソールを呼びだしてやり直してみてください。

次に Password(パスワード)を聞かれるので、サービスの申し込み時に設定した root パスワード を入力します。

  • ※大文字と小文字を間違えないように入力しましょう。
root パスワードでログインできない場合

申し込み時の root パスワードを正確に入力してもログインできない場合は、少し時間をおいて再挑戦してみましょう。もし時間をおいても何度試してもログインできない場合は、申し込み時のパスワードが間違っている可能性があるため、サーバーを削除&再作成でやり直してみましょう。

無事に root ユーザーでログインできたら、画面にたくさんの情報が表示されます。

画面上にある次のメッセージを探しましょう。

Welcome to the Rust Server image !

このメッセージの下に、サーバーの IPアドレスサーバー名が表示されます。

Server IP Address(サーバー IP アドレス)をメモしてください。

  • ※IPアドレスは半角数字と「 . (ピリオド)」で表します。「 , (カンマ)」ではないのでご注意ください
  • ※「 XXX . XX . XX . XX:XXXXX 」と表示されている “:(コロン)” の後ろの数字も必要です。必ずメモをしてください。

Rust Server name(Rust サーバー名)をメモしてください。ゲームからサーバーにアクセスする時に、IPアドレスかサーバー名でアクセスが可能です。

  • ※大文字と小文字を間違えないようにメモしましょう。” _ (アンダーバー)” も必要です。

サーバーにアクセスする

準備ができたので、Rust から実際にサーバーにアクセスしてみましょう。

サーバーにアクセスする時は、「IPアドレス」と「サーバー名」のどちらでもサーバーに接続することができます。サーバー名は重複する可能性があるので、IPアドレスを使う方がおすすめです。

IPアドレスでアクセスする方法

Rust を起動します。

起動後の画面で F1 キーを押し、ゲーム内のコンソールを開きます。

コンソール画面で、以下のコマンドを入力して Enter キーを押し実行します。

client.connect xxx.xx.xx.xx:28015
  • ※「xxx.xx.xx.xx:28015」の部分は、ご自分でメモをしたサーバーIPアドレスを入力してください。
  • ※IPアドレスを入力する際は数字の間の “ .”(ピリオド)や “: ”(コロン)も忘れずに入力しましょう。また、すべて半角で入力しましょう。

「Connecting」と表示されたら接続中になり、ロードが始まります。右下にロードの進捗状況が表示されます。

初めてアクセスした場合はマップ作成処理が実行されるため、プレイできるようになるまでに時間がかかります。(プランによっては30分前後かかる場合があります)

ロードが終わってゲーム画面が表示されたら、自分のサーバーへアクセス成功です。素材を集めて服や装備を調達し、準備を整えましょう。

サーバー名でアクセスする方法

Rustを起動したら「ゲームをプレイ」を選びます。「サーバーをけんさく」の部分にメモしておいた自分の Rust サーバー名 を入力しましょう。検索結果が右側に表示されます。

  • ※大文字と小文字を間違えないように入力しましょう。
  • ※半角で入力しましょう。

表示されたサーバーから自分のサーバーを選んでゲームを始めましょう。

もし検索しても自分のサーバーが見つからない場合、初回はサーバー名が表示されない場合があるため、一度 IPアドレスでサーバーにアクセスしてみてください。

サーバー名の前にある ☆ マークを押してファボ(お気に入り)に登録しておけば、次回からはファボのリストからアクセスできるので便利です。

上手くいかなかった場合は?

何かうまくいかなかった、もしくは途中の手順を間違えてしまった、という場合には一度作成したサーバーを削除して新たにサーバーの追加を実行してみてください。

友達にIPやサーバー名を教える前は作り直しをしても大丈夫です。料金プランが「長期割引パス」の場合、サーバーを作り直しても追加の費用は掛かりません。また「時間課金」の場合でも、費用が時間単位で発生するため、作ったサーバーを削除して作り直しても料金はほとんど変わらない のでご安心ください。

友達を招待するには

友達や知人に自分の建てたサーバーに遊びに来てもらう場合には、「IPアドレス」「サーバー名」を教えてください。サーバーにアクセスする方法はこの記事を見てもらい、同じようにサーバーに入ってもらいましょう。

Rustマルチサーバーの建て方まとめ

ConoHa for GAMEのアカウント作成からゲームの起動までを解説しましたが、いかがでしたでしょうか。初めての人でもわかりやすいように細かい部分まで解説しましたが、慣れれば数分でサーバーの準備が完了するくらい簡単にサーバーを建てられます。

自分専用のサーバーがあれば好きなタイミングでMAPをリセットしたり、友達と共闘したり、遊び方を自由に決められます。海外の遠いサーバーにアクセスする必要もなくなります。

サーバーの設定変更に詳しくなればマップのサイズやシード値を変更したり、マップタイプをカスタマイズしたりすることもできます。

興味のある方は以下のご利用ガイドをご覧ください。

ご利用ガイド Rustゲームテンプレートを使う

サーバーのカスタマイズは初心者の方には少し難しいのでここでは紹介しませんが、詳しくなればできることの幅が広がるので、まずは自分のマルチサーバーを建ててみて、24時間いつでも自由に他のプレイヤーと一緒に遊ぶ楽しさを味わってみてください。

執筆:攻略大百科