ブログの記事数は多ければ多いほど収益が増えるのでしょうか?
ブログの記事数が多いと検索エンジンから評価され、SEOに有利になるのでしょうか?
結論からいうと、ブログの記事数は収益や検索順位に“直接的”な影響はありません。
記事数が少なくとも稼げているブログもありますし、記事数が多くてもまったく稼げていないブログも存在します。
ブログの収益は「記事の数」よりも「記事の質」に大きく影響されます。
どんなに記事数がたくさんあっても、それが検索エンジンに評価されない低品質の記事であれば、アクセスが発生しないからですね。
本記事では、そんなブログの記事数に関する疑問に対し、最新の検索エンジンの動向を踏まえつつ回答します。
また、高品質な記事を書くためのコツについてもくわしく解説します。
- ※本記事で紹介している情報は執筆時点のものであり、閲覧時点では変更になっている場合がございます。また、ご利用の環境(ブラウザ、サーバー、プラグイン、テーマ、またはそのバージョンや設定、WordPress本体のバージョンや設定など)によっては本記事の情報通りに動作しない場合がございます。あらかじめご了承ください。
目次
ブログは記事数が多いほど良い?
「ブログを始めたらまずは100記事をめざそう!」
「1日〇記事を書いて、どんどん記事数を増やしていこう!」
ブログを運営していると、そんなアドバイスを受けたことがある人も多いでしょう。
しかし、ブログは記事数が多ければ必ずしも稼げるというわけではありません。
量を増やすことに気を取られて記事の質が低くなってしまうと、むしろ逆効果になってしまうこともあります。
では、なぜ記事数を重要視する意見があるのでしょうか。
記事数よりも「読まれること」が重要
ブログで収益をあげるには、まずブログ記事が読まれなくてはなりませんよね。
記事数がどんなに多くても、それらの記事が読まれなくては収益は発生しません。
つまり記事数が多いかどうかよりも、1つ1つの記事にアクセスがあること、記事が読まれることのほうが重要だということです。
記事数をどんどん増やせ!は古いノウハウ
実は、過去には記事数を増やせばそのぶん収益も増えていくという時代がありました。
まだ検索エンジンの評価の精度が低いころで、記事の品質が決して高くない場合でも、書けば書くほどアクセスも増えていったからです。
なので、その頃にブログを運用していた人のなかには、いまだに「とにかくどんどん記事を増やせ!」という古い時代遅れな考えをもっている人も少なくありません。
しかし検索エンジンのアルゴリズムは日に日に進歩しています。
近年の検索エンジンはE-E-A-TやNeeds Metを重視する傾向にあり、コンテンツの「質の高さ」が検索上位にあがる絶対条件になっています。
E-E-A-Tとは?
経験、専門知識、権威性、信頼。そのWebサイトや運営者が信頼に足る経験、専門知識や社会的な評価を受けているかどうか。
Needs Met(ニーズメット)とは?
ユーザーのニーズを満たすこと。キーワードの検索意図(検索した目的)を把握し、ユーザーの悩み・問題・欲求を解決するコンテンツを作ること。
Googleが公表している最新(2022年12月15日版)の検索品質評価ガイドラインのなかにも、この2つは検索順位を決定する重要な要素として挙げられています。
ブログ記事にアクセスを集め収益を得るには、その記事の検索順位を上げなくてはなりません。
検索エンジンからの評価を得るには、読者の悩み・問題・欲求を解決するユーザー満足度の高い記事を増やす必要があるということです。
- 「記事数を増やす=収益が増える」ではない
- 収益を増やすには「読まれる記事の本数を増やす」ことが重要
もちろん、ブログへのアクセスを集めるためには一定の記事数は必要なので「記事数が少ないほうが良い」というわけではありません。
大切なのは、むやみに数を増やすことではなく、読まれる記事の数を増やすことなのです。
低品質の記事はSEOに悪影響
高品質の記事を増やすことには何の問題もありません。むしろどんどん記事数を増やしましょう。
しかし低品質の記事の割合が増えると、それぞれの記事が検索結果に表示されないだけでなく、ブログ全体のSEOに悪影響をおよぼす恐れがあります。
SEO(Search Engine Optimization)とは検索エンジン最適化を意味し、検索結果に自分のWebサイトを上位表示させるための施策のこと。
一般的なブログのアクセス内訳の8割~9割は検索経由なので、SEOはブログを成功させるにあたって、最重要ともいえる要素です。
低品質の記事とは、Googleの検索品質評価ガイドラインでは以下のように定義しています。
(※下記は1つ前のバージョンに記載されていたものですが、Googleの考えを理解しやすいため参考として残しています)
6.0 Low Quality Pages
Low quality pages do not achieve their purpose well because they are lacking in an important dimension or have a
problematic aspect. Low quality pages can be present on all types of websites and may be created to serve any purpose.
If a page has one or more of the following characteristics, the Low rating applies:
An inadequate level of Expertise, Authoritativeness, and Trustworthiness (E-A-T) for the purpose of the page .
The quality of the MC is low for the purpose of the page.
There is an unsatisfying amount of helpful MC for the purpose of the page.
The title of the MC is exaggerated or shocking.
The Ads or SC significantly distracts from or interferes with the MC as described in Section 6.4 of these guidelines.
There is an unsatisfying amount of website information or information about the creator of the MC for the purpose of the page (no good reason for anonymity).
A mildly negative reputation for a website or creator of the MC, based on extensive reputation research.
日本語に訳すと以下のようになります。
低品質のページは、重要な情報が欠けているか、問題のあるページを指します。低品質のページは、あらゆる種類のWebサイトに存在する可能性があり、作成目的はさまざまです。 ページに次の特徴が 1 つ以上ある場合、低い評価が適用されます。
- 専門性、権威性、信頼性 (E-A-T) のレベルが不十分
- メインコンテンツの品質が低い
- ブログ全体に対してユーザーに役立つメインコンテンツの量が不十分
- メインコンテンツのタイトルが誇張されていたり衝撃的だったりする
- 広告やサブコンテンツが多く、メインコンテンツの情報を妨害している
- ブログ作成者の情報が不十分
- 大規模な評判調査に基づく、Webサイトまたはメインコンテンツの作成者に対するやや否定的な評判
これらに該当するとGoogleから低品質と判断されてしまい、アクセスが集まらない要因となります。
低品質な記事が多少混じっていたとしても、いきなり大きな悪影響があるわけではありませんが、
ブログ内に低品質な記事の割合が増えていくと、ブログ全体の評価に影響が出てくる可能性があるので注意しましょう。
ブログの記事数を増やそうとするあまり、品質が疎かになっては逆効果です。
高品質な「読まれる記事」の作成に意識を傾けることが大切なのですね。
とはいえ、ブログ開設直後は記事数が大切
ここまでに説明したように、ブログの記事数を増やしたからといって、必ずしもアクセスや収益につながるわけではありません。
しかし「ブログを開設したばかりのタイミング」では、記事数を増やすことのメリットが大きいといわれています。
これにはどのような理由があるのでしょうか。
まずは記事を書くことに慣れるため
ブログを開設したばかりの初心者は、まだ記事を書くことに慣れていません。
記事を書くことに慣れるため、ブログ更新を毎日の習慣にするためには、どんどん記事を書くことがおすすめです。
まずは記事を書く経験を積まないと、高品質の記事は作れないですからね。
- ブログ開設直後は「質より量」でもOK
- 書き続けることでライティングスキルが向上する
記事数を増やしていくなかで、文章力があがったり執筆スピードが速くなるのはもちろん、読者のニーズを的確につかめるようになったりなど、
記事執筆のスキルが向上するとともに、記事そのものの品質も改善していくでしょう。
これはいくら勉強しても、実際に記事数をこなさないと身につかないものですので、初心者のうちはどんどん記事を書くことをおすすめします。
ちなみに、記事の執筆に慣れるまでの時間には個人差があり20~30記事で慣れる人もいれば、100記事以上書かないと慣れない人もいるなど、人によってさまざまです。
自分のペースで構わないので、記事を書きながら徐々にスキルを高めていきましょう。
Googleアドセンスなどの審査を通過する可能性が高まるから
ブログで収益化をするには、GoogleアドセンスやASP(アフィリエイトサービスプロバイダ)への登録が必須です。
これらの広告サービスにブログを登録するには、審査に通過する必要があります。
審査の目的は、あなたのブログに広告を配信しても問題がないかをチェックすることですが、
審査基準の1つが継続的にしっかりとコンテンツが作られているか、つまり記事数がどれくらい存在するのかです。
特にGoogleアドセンスの審査はどんどん厳しくなってきており、以前は数記事で審査を通過できましたが、近年は記事数が10記事程度、1記事あたり1,000文字以上が目安といわれています。
もちろん、記事数の多さだけでなく記事の品質も重要です。
たとえば、Googleアドセンスでは具体的な審査基準は公開されていないものの、以下のように利用条件が定められています。
- 他にはない魅力があるか
- 操作が簡単でわかりやすくなっているか
- 興味を引く独自のコンテンツがあるか
これらの条件が意図するのは、読者にとって有益なブログであることですね。
ASPの審査も(ASPによって審査基準は違いますが)Googleアドセンスと同様に記事数や記事の品質がチェックされます。
Googleアドセンスの詳細や始め方については、下記の記事にくわしく解説しています。
Googleアドセンスを始めよう! 初心者でも簡単に収益化できる
- WordPress運営のコツ
記事数が多いのにPVが増えないブログの特徴
「記事数を増やしているのにPVが増えない」と悩んでいる人も少なくないでしょう。
ブログの記事数とPV数は必ずしも比例しませんので、記事数が多いのにPV数が少ないという現象は決して珍しくありません。
ではPVが増えないブログには、どんな特徴があるのでしょうか。
なお、PV(Page View、ページビュー)とはWebページが閲覧された回数のことで、Googleアナリティクスなどのアクセス解析ツールによって確認できます。
低品質な記事が多い
繰り返しになりますが、Googleによって記事の品質が低いと評価された場合、検索結果に上位表示されることはありません。
つまり、いくら低品質の記事数を増やしても、PV数は増えないということです。
後述するブログ記事の質を高めるコツを参考に、ユーザーの悩み・問題・欲求を解決する記事を作成しましょう。
ブログを開設して間もない
新しいドメインでブログを開設してしばらくの間は、検索エンジンから十分な評価を得られない状態にあります。
良い記事が書けたとしても検索上位に表示されにくい状態にあるため、記事数を増やしてもPVは増えにくいでしょう。
検索エンジンからの評価が得られるまでの期間はまちまちですが、早くても3ヵ月~半年が目安です。
なかなか結果が出なくて焦るかもしれませんが、この期間を我慢できるかどうかがブログ成功のカギとなります。
PVのことはあまり気にせずに、良い記事をコツコツと増やしていくことに集中しましょう。
ニーズの少ないジャンルである
どんなに記事数を増やしても、世の中的なニーズ(需要)の少ないジャンルではPVが伸びにくい傾向にあります。
世の中的なニーズとは市場規模であり、インターネット上では検索ボリュームで計ることができます。
検索ボリュームが少なければ、当然得られるアクセス(PV)も期待できません。
ブログのジャンルを選定する際は、ニーズの大きさ(検索ボリュームの多さ)も考慮にいれることが必要となるでしょう。
Googleペナルティを受けている
Googleペナルティとは、Googleが公表している「Google 検索の基本事項(旧ウェブマスター向けガイドライン)」に対する違反のことです。
違反によりペナルティを受けてしまうと大幅に検索順位が下がってしまったり、最悪の場合はインデックスから除外されて圏外に飛んでしまうこともあります。
もちろんブログのPV数は激減し、アクセスも収益も大きなダメージを受けるでしょう。
Googleペナルティを受ける原因はさまざまですが、主に下記のようなものが挙げられます。
SEOペナルティを受ける例
- 不自然にキーワードを詰め込み過ぎている
- コピー記事や内容の薄い記事
- 広告ページなどに不正に誘導する行為
- お金やその他メリットと引き換えに入手したリンク(ペイドリンク)
- 過剰な相互リンクや被リンク目的の低品質サイトからのリンク
つまり、SEO的な評価を得ようと不正な方法で検索エンジンをハックしようとする行為にペナルティが課されるということですね。
自分自身に覚えがなくとも、中古ドメインで運用している場合は、過去にそのドメインがペナルティを受けていた可能性もあるので注意が必要です。
ペナルティは検索エンジンのアルゴリズムが自動でおこなうもの(自動ペナルティ)と、Googleの担当者が手動でおこなうもの(手動ペナルティ)の2種類があります。
手動ペナルティを解除するには、Googleサーチコンソールに届く警告メッセージから違反の内容を確認し、該当の要素を修正した後に「再審査リクエスト」をおこないましょう。
自動ペナルティは警告メッセージが届かないため、急激に検索順位が下がったページがないかを確認し、ガイドラインに違反している要素を探す必要があります。
被リンクが少ない
被リンクとは、外部のサイトから自分のブログに向けてリンクが貼られること。
Googleはページ間のリンクを「投票」と捉えており、関連性が高く良質なサイトからの被リンクが増えると、検索上位に表示される可能性が高まります。
- 被リンクが多いと価値が高く信頼できる記事(またはブログ)だと評価される
- 被リンクが多いブログは人気があり、少ないブログは人気がないと評価される
記事数が多くても被リンクが少ないブログは価値が低いと判断され、上位表示が難しくなり結果的にPVも増えません。
被リンクを獲得するには、読者の役に立ち満足度の高い記事を作ることが重要です。
短期的に被リンクを増やすことは難しいので、時間をかけてコツコツと増やしていくことが必要となります。
ブログ記事の質を高めるコツ
ここまで解説したように、ブログは記事数をただ単純に増やすだけでは意味がありません。
ユーザーが満足し、検索エンジンに評価される「良質な記事」である必要があります。
本章ではブログ記事の品質を高めるコツを解説します。
雑記ブログではなく特化ブログにする
繰り返しになりますが、近年の検索エンジンはE-E-A-T(専門性・権威性・信頼性)を重視する傾向にあります。
- 雑記ブログ:ジャンルを絞らずに広く浅く複数のテーマを扱う
- 特化ブログ:特定の1ジャンルに絞って情報を深く掘り下げる
SEO評価を重視するなら、特化ブログで1つのジャンルを深く追求し、専門性を高めていきましょう。
また、特化ブログを継続することで、権威性(Authoritativeness)と信頼性(Trustworthiness)の向上にもつながり、検索エンジンからの評価はもちろん読者からの評価も高まります。
また、特化するジャンルもできるだけ範囲を絞りこむほうが専門性の評価を高めるのに効果的です。
たとえば「料理」のジャンルに特化するのであれば、料理全般ではなく「和食」「イタリアン」「中華」などの一つの料理ジャンルに絞る、
または「コンビニ食材」「時短調理」「オートミール料理」など、調理方法や食材でコンセプトを絞るなどです。
とはいえ、初心者がたった1つのジャンルを失敗なく選定するのは簡単ではないですし、特化ブログは上手くいかなかった時のリカバリーが難しいというデメリットがあります。
初心者のうちは雑記ブログで運営し、将来的に芽が出たジャンルに絞りこむのもおすすめです。
雑記ブログは、自分が興味のある事柄を書けるので継続しやすいものの、専門性の面で特化ブログに劣ります。
良質なサイトからの引用や根拠を含める
ブログの信頼性を高めるには、みずからの経験や専門知識を高め社会的に評価されることが理想です。
それがすぐにできない場合は良質なWebサイトからの引用などで根拠を示すのも効果的です。
ここで言う「良質なWebサイト」とは、官公庁などの公共機関や専門機関をはじめ、該当の分野で広く知られている企業・団体・個人など、信頼のおける情報元を意味しています。
特に近年は、発信する情報に対しての明確な根拠が求められるようになっており、読者にとって一見有益な情報だったとしても、根拠が明確でなければ信ぴょう性が薄いと評価されてしまいます。
重要なのは情報そのものだけではなく、「誰が書いたのか」「専門性の高い人が発信する信頼できる情報なのか」です。
あなたが発信する情報自体が正確でも、あなた自身のE-E-A-T(経験・専門知識・権威性・信頼)が高まっていなければ、SEO的な評価は得にくいでしょう。
その場合は、E-E-A-Tの高いWebサイトや運営者のコンテンツを引用する(力を借りる)ことが効果的です。
適切なキーワードを選定する
検索ユーザーは検索エンジンにキーワードを入力して検索し、答えとなる情報を探します。
キーワードによって検索ボリューム(検索回数)が異なり、ボリュームの大小によって下記のような特徴があります。
- 検索ボリュームが小さい:上位表示できてもアクセス数が少ない
- 検索ボリュームが大きい:アクセス数は期待できるが、狙っている競合が多くSEO難易度が高い
検索ボリュームが大きくても小さくてもダメなので、現在のブログのレベルに合った丁度いいボリュームのキーワードを選ぶ必要があります。
また、キーワードを選ぶ際は「YMYL」分野を避ける必要があります。
YMYLとは「Your Money or Your Life」の略で、人々の財産・健康・生命などに深刻な影響をあたえかねない情報のこと。
YMYLの分野ではコンテンツの質が特に求められるため、E-E-A-Tが高いWebサイトでないと上位表示がとても難しいです。
E-E-A-Tが十分でない個人ブログでは、できるかぎりYMYLを避けてキーワードを選定しましょう。
YMYLについては下記の記事でもくわしく解説しています。
YMYLとは?対象ジャンルやSEO対策に繋がるE-A-Tについて解説
- WordPress運営のコツ
検索意図に沿って記事を作成する
検索意図とは、ユーザーが検索した目的(悩み・問題・欲求)のこと。
良質な記事とは何か?を一言で表現するなら、ユーザーの検索意図を解決できる記事のことを指します。
キーワードの中には検索意図がわかりやすいものもあれば、一見しただけでは分かりにくいものも多いです。
また、表面上の言葉の意味以外にも、そのキーワードで検索した背景(隠された意図)が存在する場合もあるでしょう。
たとえば「WordPress 記事 書き方」というキーワードで検索する人は、WordPressを使った記事の書き方を知りたいのは間違いないでしょう。
さらに深掘りすると「検索エンジンで上位表示させたい」「ブログで稼ぎたい」などの表面には見えない目的(背景)があると考えられます。
検索意図を探るためにはいくつかの方法があります。
もっとも効果的なのがサジェストキーワードや再検索キーワードなどの関連キーワードを調査することと、検索上位サイトの調査をおこなうことです。
サジェストキーワード |
検索窓に入力した際に候補として表示されるキーワード。よく検索される人気のキーワードや、検索者自身の検索履歴などが反映されている。 |
---|---|
再検索キーワード |
検索結果に表示されたサイトに訪問した後に、求めていた情報がなかったなどの理由で離脱し、再度検索した際のキーワード |
これらの関連キーワードは、検索意図を把握する際に役立ちます。
また、現時点で検索上位にある競合サイトは、Googleから「ユーザーが求めている情報である」と評価されている記事です。
検索意図に対する答えが含まれていると考えられるため、記事を作成する際の参考にしましょう。
検索意図の調べ方については、下記の記事にくわしく解説しています。
検索意図はSEOにおいて重要度No.1! その理由や調査方法も紹介
- WordPress運営のコツ
独自性のある情報を発信する
Googleは、独自性(オリジナリティ)のある記事は品質が高く、検索順位に好影響を与えると明言しています。
オリジナルで有用なコンテンツを持つ高品質なサイトが、より上位に表示されるようになります。
インターネット上には膨大な量の情報が存在し、同じような情報が掲載されたコンテンツも数多くあります。
検索エンジンとしても、すでに情報があふれている検索結果に、さらに似たような情報を表示する意味はないと考えています。
そのため、あなたのブログ記事を上位表示させるためには、既存のコンテンツにはない独自の情報・一次情報を含める必要があるでしょう。
一次情報とは、あなたが直接的に体験から得た情報や考察、あなた自身がおこなった調査・実験・検証の結果などのこと。
一次情報には時間・手間・コストがかかるため、情報としての価値が高く、検索エンジンからの評価にもつながります。
適切で魅力的な記事タイトルにする
記事タイトルは読者が一番最初に目にするテキストであるとともに、検索結果にも表示されるとても重要な要素です。
記事にアクセスして読んでもらうためには、魅力的で思わずクリックしてしまうような記事タイトルをつけることが大切です。
- 読者が実際に検索するキーワードを入れる
- 具体的な数字を入れ、説得力ある文章にする
- 専門性・実績をアピールする
- ハードルを下げ、簡単さをアピールする
- 対象者を明確にし、自分ごとだと感じてもらう
たとえばキーワードが「ブログ 書き方」であれば、以下のように記事タイトルを設定します。
- ブログの書き方10のコツ!78%の確率で検索1位を獲得した手法とは?
- 【超初心者向け】ブログの書き方の鉄則!年収1,000万円の現役アフィリエイターが徹底解説
- これをやるとNG!ブログの書き方で知っておくべき5つの失敗事例
凝った記事タイトルもいいですが、競合が凝ったものにしている場合は、あえてシンプルなものにするほうが目立つこともあります。
また、検索結果に表示される記事タイトルは、PCで30~35文字ほど、スマホで36~41文字ほど。
超過すると「…」で省略されてしまうため、重要な言葉やキーワードはなるべく冒頭や前半部分に配置することが大切です。
関連記事の内部リンクを設置する
内部リンクとは、同じブログ内の他記事に向けたリンクのこと。
内部リンクには下記のようなメリットがあります。
- 検索エンジンのクローラーが巡回しやすくなる
- ユーザーが回遊し、一度の訪問でたくさんの記事を読んでもらえる
- ユーザーがより詳しい情報を参照でき、理解が深まる
検索エンジンのクローラー(Googlebot)は、Webサイトのリンクを辿って巡回し、収集したページ内の情報をデータベースにインデックス(登録)します。
内部リンクを張り巡らせることで、検索エンジンに正しく素早く情報を伝えることができ、検索順位にも良い影響をあたえます。
また、ユーザーがもっとくわしく知りたいと思ったタイミングで内部リンクを設置することで、ブログ内の回遊が増え、一度の訪問でたくさんの記事を読んでもらえるというメリットもあります。
ただし、内部リンクは数が多ければ多いほど良いというわけではなく、関連性の高い記事へとつなぐことが大切です。
関連性の薄い内部リンクは逆効果になるため注意しましょう。
アクセス解析をしてリライトする
ブログの記事は書いたらそのまま放置するのではなく、アクセス解析を元にリライトをおこないましょう。
おもなアクセス解析には以下のツールが役立ちます。
Googleアナリティクスは、記事ごとの訪問者数や直帰率や滞在時間、アクセス元やサイト内回遊の状況など、さまざまなアクセスに関する指標の調査が可能です。
GoogleサーチコンソールはSEO関連の管理・分析ができるツールで、記事ごとの流入キーワードや検索順位、検索結果におけるクリック数やクリック率、クローラーの促進やXMLサイトマップの送信などができるツールです。
どちらも無料で利用できるGoogleの公式ツールですので、積極的に利用しブログの課題発見と改善に役立てましょう。
Googleアナリティクスの使い方については、下記の記事にくわしくまとめています。
【2022年版】Googleアナリティクス(最新GA4)の使い方を徹底解説
- WordPress運営のコツ
Googleサーチコンソールの使い方については、下記の記事にくわしく紹介しています。
【初心者向け】Googleサーチコンソールの基本的な使い方
- WordPressの使い方/操作方法
ページの表示速度を改善する
ページの表示速度が遅いブログは、ユーザーの離脱を招くとともに、検索順位にも悪い影響を及ぼしてしまいます。
ブログの表示速度が遅くなる原因で特に多いのが画像のサイズが大きい・容量が大きいなどで読み込みが遅くなっている点です。
また、画像が次世代配信フォーマットに対応していなかったり、CSSやJavaScriptが読み込みを邪魔していたりなど、さまざまな原因があります。
WordPressの表示速度が遅い原因と対策は、下記の記事にくわしく解説しています。
サイトが重い!? WordPressの表示速度が遅いときの原因と対策
- WordPress運営のコツ
また、ブログの表示速度を改善するには、表示速度が速いレンタルサーバーを利用することもおすすめです。
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ブログの記事数について まとめ
ブログは記事数が大切だと言われることも多いですが、大切なのは単純に記事数を増やすことではなく、質の高い記事を増やすことです。
質の低い記事を増やしてもアクセスや収益にはつながらず、逆にSEOに悪影響を及ぼす可能性もあります。
今回紹介した内容を参考に、良質な記事を増やしていきましょう。
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