【RUST】マルチサーバーの建て方の解説

ここでは、Steam版(PC)「RUST」でレンタルサーバーを利用した自分専用サーバーを建てる方法について解説します。
「サーバーを建てる」というと難しい知識が必要だったり、費用が高額なのでは?と思われるかもしれません。しかしレンタルサーバーを借りて、用意されているRUST用のテンプレートを使えば、専門知識がなくても簡単かつリーズナブルに自分専用のマルチサーバーを建てることができます。
RUSTのようなサバイバルゲームではチーム戦こそ最大の楽しみです!マルチサーバーを建てれば、自分の好きなルールで友達と遊べるようになります。素材や武器の調達を手分けしたり、交代で見張りをして襲撃に備えたり、一緒に探索に出掛けたりもできるので、1人よりも楽しくプレイできます。
レンタルサーバーなら簡単にマルチサーバーを用意できるので、難しそうだからと諦めていた方もこの機会にぜひ挑戦してみてください。
目次
マルチサーバーとは?
マルチサーバーは「マルチプレイ用のサーバー」のことで、他のプレイヤーと一緒に同じゲーム内で遊ぶために必要になります。
RUSTはローカルプレイやシングルプレイが無く、公式もしくはユーザーが建てたマルチサーバーに必ずログインして遊ぶので、常にマルチサーバーでプレイしていることになります。
自分専用マルチサーバーのメリット・デメリット
マルチサーバーを自分で建てた場合、こんな良い点と悪い点があります。
【メリット】 |
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【デメリット】 |
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ConoHa VPS が簡単で便利
自分でマルチサーバーを建てる場合におすすめしたいのが、レンタルサーバーを提供している ConoHa の VPSサービスです。VPSとは「Virtual Private Server」の略で、仮想の自分専用サーバーだと思ってください。ConoHaの VPS サービスには次の特徴があります。
レンタルサーバーなら専門知識が無くても大丈夫
ConoHaのVPSでは有名なゲームのテンプレートイメージが約50種類も用意されています。準備が簡単なので申し込んでからゲーム開始までの時間が各段に早くなります。最短で数分で専用マルチサーバーを利用できます。
「RUST」のテンプレートも 2022年6月から提供が始まっています。

管理画面がわかりやすくて初心者でも安心
サーバーの状態を確認したり、サーバーの停止や起動を行うための管理画面がとても分かりやすいので、初心者でも安心です。

スマホ向けの公式アプリも用意されているので、スマホからサーバーを再起動したり状態を確認することもできます。

高性能なのに低価格
HDDはすべてSSDを使用しており、CPUも最新のものが使われているので、処理速度が早くて快適にゲームが楽しめます。また容量ごとのプランが細かく用意されており、利用期間が1ヶ月に満たない場合は、時間単位で料金が計算されるのでとてもお得です。

RUSTマルチサーバーの建て方
実際にRUST用のマルチサーバーを建ち上げてみましょう。
ここでは ConoHa VPS を使ったRUST用マルチサーバーの建て方を解説します。
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- ステップ1
- ConoHa アカウントの登録
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- ステップ2
- サービスお申込み
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- ステップ3
- サーバーの確認
ConoHa アカウントの登録
「ConoHa VPS」のサイトから「お申し込み」をクリックして申し込みを行います。初めて利用する場合はアカウントの新規登録が必要になります。
すでにアカウントを持っている場合は、「アカウントの登録」の項目は省略し、「サービスお申込み」から手順をご確認ください。
基本情報の登録
申し込み画面で、必須項目となる「氏名・生年月日・国・郵便番号・住所・メールアドレス・パスワード」を入力します。個人で利用する場合は「法人名」は空欄のままで大丈夫です。

ここで登録するパスワードは、「ConoHaアカウントのパスワード」になります。
英語大文字・英語小文字・数字の3種を最低でも1文字ずつ使って、9文字以上になるようにしてください。

本人確認(電話/SMS認証)
必要事項を入力して「次へ」を押すと、さきほど登録したアカウント情報でConoHaにログインします。次に本人確認のための認証を行います。本人確認では「電話認証」と「SMS認証」の2種類が選べます。
電話番号を入力して、好きな方の認証を選んでクリックしてください。
【電話認証】
スマホを持っていない場合は、電話認証で家の電話番号等を登録してください。認証コードの連絡が音声で届きます。
【SMS認証】
スマホを持っていてSMS(ショートメッセージサービス)が利用できる場合は、SMS認証の方が記録も残るのでおすすめです。SMSで認証コードが連絡されます。

4桁の認証コードの連絡が届いたら、画面に入力して「送信」をクリックします。

無事に認証が完了したら、支払方法の登録に進みます。
お支払い方法の登録
支払方法は「クレジットカード」「ConoHaチャージ」「ConoHaカード」の3種類から選びます。
【クレジットカード】
ネットでの支払いの定番、クレジットカードで支払えます。各社のポイントなどが貯まることと、手間がかからないのが大きなメリットです。
【ConoHaチャージ】
事前にチャージをしておき、チャージ残高から支払われます。クレジットカード以外にAmazonPayやコンビニ決済、銀行決済など複数の決済方法が用意されているのが利点ですが、クレジットカード・AmazonPay以外のチャージ方法は入金の確認までに時間がかかる場合があります。また、残金不足の場合はサービスが停止しますので、使い過ぎ防止に利用するという使い方もあります。
【ConoHaカード】
販売されている「ConoHaカード」を購入し、記載されているクーポンコードを入力して使います。手元にカードが残るので、このようなカードを集めるのが好きな方にはおすすめです。
ConoHaカードの購入はこちらから行えます。

(パッケージ版の他にデジタル版もあります)
サービスお申込み
支払い方法の登録が終わったら、次は申し込むサービスを選んでいきます。
プランの選択
サービスでは「VPS」のタブになっていることを確認し、プランを選びます。RUSTの推奨プランは「8GB」になります。
4GBのプランでも動作はしますが処理能力がギリギリのため、快適にゲームを楽しみたい場合は8GBプラン以上でのご利用を推奨します。

テンプレートの選択
次にイメージタイプのところでは「アプリケーション」のタブをクリックして、「Rust」のテンプレートを選択します。
- ※ここできちんと Rust を選択しておかないと、Rust 向けのマルチサーバーにならないのでご注意ください。

rootパスワードの指定
rootパスワードを指定します。
英語大文字・英語小文字・数字・記号の4種を最低でも1文字ずつ使って、9~70文字になるようにしてください。
利用可能な記号は \ ^ $ + - * / | ( ) [ ] { } . , ? ! _ = & @ ~ % # : ; ‘ “
です。
ここで登録するパスワードは「rootパスワード」と言って、Rustサーバー(VPS)の root ユーザーのパスワードになります。コンソール画面で入力することがあるので、必ずメモをとって忘れないようにしてください。
- ※大文字・小文字を間違えないようにメモをとってください。
ネームタグの設定
ネームタグはサーバーの名前を表します。
初期値のままでも大丈夫ですが、自分で分かりやすい名前に変えてもOKです。ConoHaの管理画面でサーバーを識別するのに使います。
すべて指定が終わったら、画面右の「追加」をクリックしてサービスの申し込みをします。無事に登録が完了すると、サーバーの管理画面が表示されます。
サーバーの確認
ConoHaの管理画面を見ると、サーバーのリストが表示されています。
新しいVPSが1つあり、ステータスが「構築中」となっていれば今サーバーが構築されている状態です。「起動中」になるまで少し待ちましょう。

「起動中」に変わったら無事にサーバーが起動したということになります。
IPアドレス・サーバー名の確認
サーバーにアクセス(接続)するときに必要になる「IPアドレス」や「サーバー名」を確認します。サーバーの詳細画面の上部にある「コンソール」をクリックして、コンソール画面を開きます。

コンソール画面とは、コマンドを入力する画面のことです。ここからサーバーに直接アクセスします。ログイン画面が表示されるので、「 root
」と入力します(すべて半角小文字)。

次に Password(パスワード)を聞かれるので、サービスの申し込み時に設定した root パスワードを入力します。
- ※大文字と小文字を間違えないように入力しましょう。
- root パスワードでログインできない場合
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申し込み時の root パスワードを正確に入力してもログインできない場合は、少し時間をおいて再挑戦してみましょう。もし時間をおいても何度試してもログインできない場合は、申し込み時のパスワードが間違っている可能性があるため、サーバーを削除&再作成でやり直してみましょう。
無事に root ユーザーでログインできたら、画面にたくさんの情報が表示されます。
画面上にある次のメッセージを探しましょう。文章が長い場合はスクロールして探してみてください。
Welcome to the Rust Server image!
(Rust サーバーイメージへようこそ!)
このメッセージの下に、サーバーの IPアドレス やサーバー名が表示されます。

Server IP Address(サーバー IP アドレス)をメモしてください。
- ※IPアドレスは半角数字と「 . (ピリオド)」で表します。「 , (カンマ)」ではないのでご注意ください
- ※「 XXX . XX . XX . XX:XXXXX 」と表示されている “:(コロン)” の後ろの数字も必要です。必ずメモをしてください。
Rust Server name(Rust サーバー名)をメモしてください。ゲームからサーバーにアクセスする時に、IPアドレスかサーバー名でアクセスが可能です。
- ※大文字と小文字を間違えないようにメモしましょう。” _ (アンダーバー)” も必要です。
サーバーにアクセスする
準備ができたので、Rustから実際にサーバーにアクセスしてみましょう。
サーバーにアクセスする時は、「IPアドレス」と「サーバー名」のどちらでもサーバーに接続することができます。サーバー名は重複する可能性があるので、IPアドレスを使う方がおすすめです。
IPアドレスでアクセスする方法
Rustを起動します。

起動後の画面で F1 キーを押し、ゲーム内のコンソールを開きます。

コンソール画面で、以下のコマンドを入力して Enter キーを押し実行します。
client.connect xxx.xx.xx.xx:28015
- ※「xxx.xx.xx.xx:28015」の部分は、ご自分でメモをしたサーバーIPアドレスを入力してください。
- ※IPアドレスを入力する際は数字の間の “ .”(ピリオド)や “: ”(コロン)も忘れずに入力しましょう。また、すべて半角で入力しましょう。

「Connecting」と表示されたら接続中になり、ロードが始まります。右下にロードの進捗状況が表示されます。
初めてアクセスした場合はマップ作成処理が実行されるため、プレイできるようになるまでに時間がかかります。(プランによっては30分前後かかる場合があります)

ロードが終わってゲーム画面が表示されたら、自分のサーバーへアクセス成功です。素材を集めて服や装備を調達し、準備を整えましょう。

サーバー名でアクセスする方法
Rustを起動したら「ゲームをプレイ」を選びます。「サーバーをけんさく」の部分にメモしておいた自分のRust サーバー名 を入力しましょう。検索結果が右側に表示されます。
- ※大文字と小文字を間違えないように入力しましょう。
- ※半角で入力しましょう。

表示されたサーバーから自分のサーバーを選んでゲームを始めましょう。

もし検索しても自分のサーバーが見つからない場合、初回はサーバー名が表示されない場合があるため、一度 IPアドレスでサーバーにアクセスしてみてください。
サーバー名の前にある ☆ マークを押してファボ(お気に入り)に登録しておけば、次回からはファボのリストからアクセスできるので便利です。
- 上手くいかなかった場合は?
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何かうまくいかなかった、もしくは途中の手順を間違えてしまった、という場合には一度作成したサーバーを削除して新たにサーバーの追加を実行してみてください。
友達にIPやサーバー名を教える前は作り直しをしても大丈夫です。初期費用はかからないうえに料金は1ヶ月未満なら時間単位で発生するため、作ったサーバーを削除して作り直しても料金はほとんど変わらない のでご安心ください。
友達を招待するには
友達や知人に自分の建てたサーバーに遊びに来てもらう場合には、「IPアドレス」か「サーバー名」を教えてください。サーバーにアクセスする方法はこの記事を見てもらい、同じようにサーバーに入ってもらいましょう。
RUSTマルチサーバーの建て方まとめ
ConoHa VPSサービスのアカウント作成からゲームの起動までを解説しましたが、いかがでしたでしょうか。初めての人でもわかりやすいように細かい部分まで解説しましたが、慣れれば数分でサーバーの準備が完了するくらい簡単にサーバーを建てられます。

自分専用のサーバーがあれば好きなタイミングでMAPをリセットしたり、友達と共闘したり、遊び方を自由に決められます。海外の遠いサーバーにアクセスする必要もなくなります。
サーバーの設定変更に詳しくなればマップのサイズやシード値を変更したり、マップタイプをカスタマイズすることもできます。
興味のある方は以下のご利用ガイドをご覧ください。
サーバーのカスタマイズは初心者の方には少し難しいのでここでは紹介しませんが、詳しくなればできることの幅が広がるので、まずは自分のマルチサーバーを建ててみて、24時間いつでも自由に他のプレイヤーと一緒に遊ぶ楽しさを味わってみてください。
執筆:攻略大百科