WordPressの「固定ページ」って? 「投稿」との違いや使い方を紹介

2021.11.17

WordPressには「固定ページ」と「投稿」があります。

しかし初心者ユーザーの方は、これらをどのように使いわけたら良いのか迷ってしまうこともあるのではないでしょうか。

「固定ページ」と「投稿」にはそれぞれ得意なこと・不得意なことがあるので、その違いは知っておきたいところです。

本記事では、これからWordpressの固定ページを使おうと考えている初心者の方に向けて、固定ページの基本的な特徴から作り方までを紹介します。

  • ※本記事で紹介している情報は執筆時点のものであり、閲覧時点では変更になっている場合がございます。また、ご利用の環境(ブラウザ、サーバー、プラグイン、テーマ、またはそのバージョンや設定、WordPress本体のバージョンや設定など)によっては本記事の情報通りに動作しない場合がございます。あらかじめご了承ください。

目次

WordPressの固定ページとは

WordPressの「固定ページ」とは、Webサイト内でどのカテゴリにも含まれない、独立した単体のページを作るときに使う機能のことです。

固定ページは多くの場合、「お問い合わせ」「会社情報」「アクセス情報」といった重要度が高く、めったに更新されることのないページに使用されます。

固定ページを使用するメリットは、固定ページ同士で親子関係を持てることです。

たとえば、サービスを一覧で紹介する「固定ページ」を作成し、下の階層に各サービスの詳細を記載するといった使い方もできます。

WordPressの固定ページと投稿の違い

Wordpressの「固定ページ」と「投稿」は、それぞれ以下のような特徴があります。

項目 固定ページ 投稿
ページ同士の親子関係 ×
ページごとのデザイン変更 ×
各ページの一覧表示 ×
ページ同士の関連付け ×

Webサイトの中で独立した役割を持つコンテンツに使う「固定ページ」は、ページごとに親子関係を持たせることができます。

また、「投稿」はページ単位でデザインテンプレートを変更できない一方で、「固定ページ」はページごとにデザインを変更できるのも大きな違いです。

一方で、ブログのように更新率が高いコンテンツを作成する際は、「投稿」を活用すると記事を時系列順にできますし、記事の数が増えてもカテゴリーやタグで関連付けて一覧表示できるので便利です。

「固定ページ」の方が適している記事とは

ここでは、Wordpressの「固定ページ」と「投稿」の違いから、「固定ページ」に適しているのはどのような記事なのかを見ていきましょう。

プロフィール

個人で作成したWebサイトやブログに、プロフィールのページを設ける必要はないと考える人も多いかもしれません。

しかし、記事の内容に興味を持った読者は、あなたの記事を見てどんな人が書いているのかを知りたいと思うものです。

副業でブログを運営しているなら、本業はどんな仕事をしているのか、どのような趣味趣向があるのかなどを掲載すると、読者はあなたに対して親近感を抱くでしょう。

また、たとえば自分の職歴を生かして記事を作る場合、自身の経歴を明示したほうが、ブログ記事に信憑性を持たせることにも繋がります。

運営者情報

運営者情報を掲載していると仕事につながる可能性があるので、ブログの概要と連絡先は必ず載せておきたいところです。

Webサイトやブログの目的やテーマが明確になっていて、特定のジャンルにくわしい人だとわかれば、コラムの執筆などをお願いされる可能性があります。

連絡先は、メールアドレスやSNSのアカウントを掲載するのが一般的ですが、なかには電話番号を掲載する人もいます。

連絡先の掲載は避けたい人もいるかもしれませんが、連絡先が書かれていることによって仕事につながるケースもあるのです。

たとえば、アフィリエイトブログを運営していてアクセス数が増えてくると、ASPや広告主からオファーが届く場合があります。

特別単価(通常よりも高い報酬)など有利な条件で広告を掲載できる特別なオファーをもらうことができれば、収入アップも期待できますよ。

プライバシーポリシー

プライバシーポリシーとは、個人情報保護方針とも呼ばれているもので、ユーザーの個人情報を収集する場合にWebサイト上で設置する必要があります。

お問い合わせフォームやECサイトの購入画面などがないWebサイトを運営する場合、「個人情報の取得や利用をしないから、自分のWebサイトにプライバシーポリシーは必要ない」と考えるかもしれません。

しかし、アクセス解析をおこなう場合は年齢や性別、おおよその住所などを取得するため、ほとんどのWebサイトには設置する義務があるのです。

また、アフィリエイト広告を設置するなら、免責事項の記載も必要です。

こちらもプライバシーポリシーと同じページに記載して問題ありません。

プライバシーポリシーや免責事項はWebサイトの中で独立的な役割であり、新しく記事が追加されることもないため、「固定ページ」で作成します。

サイトマップ

サイトマップは、サイト内のどこにどんなコンテンツ(記事)があるのかをわかりやすく示すもので、名前のとおりサイトの地図と言えます。

この地図を示す相手は、「ユーザー」と「検索エンジン」の両方です。

ユーザーが迷わずに目的のページにたどり着くためには、常にサイトマップがメニューバーにあるほうがわかりやすいでしょう。

そのため、サイトマップは「固定ページ」で作成したうえで、メニューバーに表示させるのがおすすめです。

また、「固定ページ」で作成したサイトマップ以外にも、検索エンジンのみに向けてサイト構造を伝えるXMLサイトマップというものがあります。

XMLサイトマップがあると、クローラーと呼ばれる各サイトを巡回するロボットにWebサイトの記事を漏れなく見つけてもらいやすくなります。

SEOの面でも良い効果を期待できるため、こちらも作成を考えておきましょう。

WordPressのサイトマップについてはこちらの記事にくわしくまとめていますので、あわせてお読みください。

WordPressでサイトマップを作る方法&設定!初心者向けに図で解説

  • WordPressの使い方/操作方法

お問い合わせフォーム

商品を販売するECサイトや、自身の店舗情報などを掲載するコーポレートサイトでは、お問い合わせフォームを設置することになるでしょう。

また、個人で作成したWebサイトでも、お問い合わせフォームを設置することで仕事につながる連絡がくるかもしれません。

お問い合わせフォームも、やはりメニューバーに設置しているほうが利用しやすいので「固定ページ」向きです。

お問い合わせフォームはContact Form7などのプラグインを使って作成することが多いと思いますが、

お問い合わせフォーム作成後は「固定ページ」に設定してWebサイト上に反映させるようにしましょう。

ランディングページ

ランディングページ(LP)も「固定ページ」で作成するのがおすすめです。

ランディングページとは、検索エンジンなどを利用して訪問者が最初に訪れるページを意味することもありますが、

ここでは広告の誘導先として設定するページのことを指します。

商品の購買や会員登録などに直結するWebページなので、ECサイトなどではもちろん、アフィリエイト運用者が活用するケースもあるでしょう。

「固定ページ」ならページごとにデザインを変更できるので、成果につなげたい商品やサービスごとに、それぞれに合ったデザインにすることが可能です。

「投稿」の方が適している記事とは

Wordpressを利用する目的の多くは情報発信ですから、ほとんどの人は「投稿」をメインに使用しているでしょう。

では、実際に「投稿」のほうが適している記事はどのようなものがあるのか、具体的に紹介します。

お知らせ

Webサイト上に新しい特集記事を更新したり、新サービスの情報を発信したりするために、

お知らせという項目をトップページなどに設置しているWebサイトは多いでしょう。

お知らせは更新頻度が高い上に、新着順に並んでいるほうが良いため、「投稿」機能を使います。

お知らせページを定期的に発信していると、更新が止まっていない活発なサイトと判断されるので、信頼感が増しやすいというメリットがあります。

また、更新頻度が高いほうが検索エンジンにクロールされる頻度も高くなることからSEO的にも有利だといわれているので、お知らせは積極的に活用しましょう。

日記やブログ

自身の出来事をつづる日記や、ハウツー記事などをアップしていくブログとして記事を更新するのであれば、「投稿」を使うのがおすすめです。

とくに、日記は時系列で書かれていなければ読みにくくなってしまうので、「固定ページ」よりも「投稿」を活用したほうが良いでしょう。

また、ブログでハウツー記事などを更新する場合、数が多くなってきたらカテゴリーやタグの設定をすると良いでしょう。

このように「投稿」は、「固定ページ」にはない機能を利用してほかのページと関連付けや移動もできるので、読者は迷わず目的のページにたどり着けます。

ECサイトの商品

Wordpressは「投稿」をカスタマイズできるのも特徴のひとつで、そのなかに「カスタム投稿」と呼ばれる機能があります。

ジャンルを分けて記事を書きたいときに使えるのが「カスタム投稿」機能で、ECサイトの商品を扱うアフィリエイトブログなどで使用するのに適しています。

たとえば、メーカーの商品一覧や新着情報、お客様の声など複数ジャンルに分けて紹介したい場合もあるでしょう。

「カスタム投稿」は、新たにカテゴリーを設けて細分化できるので、商品一覧だけのページやお客様の声だけのページなどを簡単に作成できます。

このようなグルーピングをするには「投稿」でなければできないので、Wordpressでの記事作成は「投稿」と「固定ページ」の使いわけが重要です。

WordPressの固定ページを作成する基本的な方法

「固定ページ」を活用したほうが良いといわれても、実際にどのようにして作成すれば良いのかわからない人も多いかもしれません。

そこで、Wordpressの「固定ページ」を作成するための基本的な方法を紹介します。

固定ページを新規追加する

固定ページを新しく追加するためには、まずダッシュボードを開きます。

左側メニューにある固定ページにマウスを乗せると「固定ページ一覧」「新規追加」がポップアップ表示されるので、「新規追加」を選択してください。

画面上部に「新規固定ページを追加」と表示されるので、ここでページを作成していきます。

タイトルや本文を入力する

タイトルや本文の入力は、投稿画面と同じ仕様になっているので、通常どおりに記事を作成できます。

固定ページの作成は訪問者の増加を目的にするというより、訪問者の満足度を高めることが目的になるので、SEOを考慮して工夫したタイトルにする必要はない場合が多いでしょう。

たとえば、個人情報保護方針のページを作るなら「プライバシーポリシー」という簡潔なタイトルで大丈夫です。

アイキャッチ画像を設定する

固定ページの追加画面の右側にアイキャッチ画像を設定する項目があるので、こちらから設定ができます。

アイキャッチ画像は記事を一覧表示した際のサムネイルとして利用するケースが多く、必ず設定しなければならないものではありません。

テーマによってはこの項目がない場合もあるので、必要に応じて設定しましょう。

下書き保存する

ページを編集している際に作業を一旦中止する際は、固定ページの右側にある「下書き保存」をクリックすると、非公開の状態で保存できます。

固定ページを公開したあとに下書き保存をしたい場合は、メニューの「公開」部分にあるステータスの「編集」リンクを押下しましょう。

ドロップダウンリストから「下書き」を選んで「OK」ボタンを押下すると、公開していたページが下書き状態で保存されます。

プレビューを見る

固定ページのプレビューは「下書き保存」の右側にあります。

公開ボタンを押下する前に、プレビューで記事を確認しておきましょう。

まれにプレビュー画面が表示できないエラーがでる場合がありますが、ほとんどの場合は一旦ログアウトして再度ログインをすると改善されます。

公開する

プレビューを確認し、作成した固定ページに問題がなければ、右側にあるメニューの「公開」ボタンを押下して公開しましょう。

なお、日時を指定したうえで公開することもできます。

公開ボタンの上部に「すぐに公開する 編集」と書かれた箇所があるので、「編集」を選択すると、任意の公開日時を選択することが可能です。

下書き保存・公開済みの固定ページを編集する

一度下書き保存した固定ページや、公開中の固定ページを後で修正したくなった場合、ダッシュボードから編集することができます。

その際は、左側メニューの「固定ページ一覧」を押下して、編集したいページを選択します。

あとは対象の箇所を修正して、下書き保存または公開ボタンを押下しましょう。

下書き保存・公開済みの固定ページを削除する

不要になった固定ページを削除するには、固定ページ一覧または固定ページの編集画面から操作しましょう。

固定ページ一覧からおこなう場合は、ページ名の下に「ゴミ箱へ移動」と赤字で書かれた部分を押下して削除します。

固定ページの編集画面から削除する場合は、編集画面の右側に「ゴミ箱へ移動」と書かれたリンクがあるので、押下して削除してください。

WordPressの固定ページに関する設定方法

ここまでWordpressの固定ページの作り方を解説してきましたが、ここからはさらにくわしい固定ページの設定方法について解説します。

パーマリンクを設定する

パーマリンクとは、ページ単位で設定しているURLのことで、固定リンクとも呼ばれています。

Wordpressの固定ページは、初期状態では「ドメイン+記事タイトル」になっていて、たとえば「お問い合わせ」ページの場合は「http://〇〇〇.△△/お問い合わせ」と表示されるはずです。

ところが、日本語のパーマリンクはコピペをすると「/%E3%83%91…」などのように英数字や記号に変換されて表示されてしまいます。

URLはシンプルなほうが覚えやすく、コピペする際にも途中で切れることがないので、短い英単語のパーマリンクに設定し直したほうが良いでしょう。

パーマリンクの編集は「固定ページを追加」画面のタイトル下部からおこないます。

URLの最後尾にある「編集」をクリックして任意の英単語を入力しましょう。

たとえば「お知らせ」は英語で「notice」なので、ページのURLは「http://〇〇〇.△△/notice」といった具合です。

入力が完了したら「OK」ボタンを押下するとパーマリンクが設定されます。

メニューバーで固定ページへのリンク設定をする

多くのWebサイトの上部には、「お問い合わせ」「おすすめ記事一覧」「運営者情報」などのリンクが設定されていますよね。

この部分はメニューバーと呼ばれるもので、設定してあることで訪問者が迷わずに目的のページにたどり着けますし、検索エンジンのクローラーの巡回もスムーズにおこなわれるといわれています。

つまり、ユーザーの利便性向上とSEOの両方にとって良い効果を期待できるということです。

メニューバーに固定ページへのリンクを設定するには、まずダッシュボードの外観にある「メニュー」を選択します。

画面中央の「メニュー構造」にメニュー名を入力する項目があるので、任意のメニュー名を入力して、右側にある「メニュー保存」ボタンを押下するとメニューが作成されます。

画面左側に作成した固定ページがあるので、メニューバーに加えたいページにチェックを入れて「メニューに追加」ボタンを押下すると、メニューに追加されます。

追加した各メニューは、入れ替えができるようになっているので、必要に応じてドラッグ&ドロップで入れ替えましょう。

項目を設定したら、画面下部のメニュー設定でメニューバーを表示させる位置を決めます。

設定できる位置はWordpressのテーマによって異なりますが、一般的には「ヘッダー用」「フッター用」「スマートフォン用」の3つが用意されています。

最後に「メニュー保存」ボタンを押下し、サイト上に反映されていれば完了です。

トップページを固定ページにするには

初期状態のWordPressでは、投稿の一覧がトップページに表示されますが、固定ページをトップページに置き換えることも可能です。

まず、ダッシュボードの左側メニューの設定にある「表示設定」を選択します。

デフォルトの状態では、「ホームページの表示」の項目が「最新の投稿」になっているので、すぐ下にある「固定ページ」にチェックを入れます。

「ホームページ」の横にあるプルダウンメニューを押下すると、作成した固定ページの一覧が表示されるので、トップページにしたい固定ページを選択してください。

最後に画面下の「変更を保存」ボタンを押下して、トップページに固定ページが表示されていれば完了です。

WordPressの固定ページのデザインを変更する方法

Wordpressの固定ページを利用するメリットのひとつに、ページごとにデザインテンプレートを変更できる点が挙げられます。

初心者の方にとっても難しくない方法なので、この機会にマスターしましょう。

固定ページのテンプレートとは

テンプレートとは、WordPressを構成するひな形のことで、固定ページに設定することで、固定ページのデザインを決められるものです。

テンプレートを使えばトップページを独自のデザインに変えられるので、同じテーマを使っているサイト同士でも違う印象の仕上がりにできます。

つまり差別化ができるということですね。

テンプレートは外部サイトで販売しているものを利用するのが基本ですが、上級者でPHPの知識があれば自作することも可能です。

固定ページにテンプレートを追加する方法

まずは、ダッシュボードの左側にあるメニューから固定ページを開き、編集画面を表示させます。

右側の「ページ属性」と書かれた箇所のなかにテンプレートを選択できるプルダウンがあるので、「テンプレート」から任意のテンプレートに変更しましょう。

変更したら、すぐ上にある「更新」ボタンを押下してテンプレートを追加し、ページの確認をしてください。

なお、「ページ属性」が表示されていない場合は、ダッシュボードの最上部にある表示オプションの「ページ属性」にチェックが入っていないケースもあるのでチェックしてみましょう。

お問い合わせページにはプラグインの追加も

固定ページにお問い合わせページが必須だとお伝えしましたが、初期状態のWordPressにはお問い合わせフォームがありません。

そこで、プラグインの「ContactForm7」を使ってお問い合わせフォームを作成しましょう。

まず、管理画面の左メニューにあるプラグインから「新規追加」を選択します。

プラグイン検索窓に「Contact Form 7」と入力すると表示されるので、「今すぐインストール」ボタンを押下しましょう。

プラグインを有効化すると管理画面の左側のメニューに「お問い合わせ」が追加されます。

WordPressの固定ページ まとめ

WordPressの固定ページを使えば、訪問者の満足度向上につながりやすいWebサイトを構築できるようになりますし、

検索エンジンのクローラーが巡回しやすくなることからSEOにも良い影響を期待できます。

固定ページはデザインの変更もできるので、他のサイトとの差別化を図れるのも魅力です。

ぜひ固定ページを使いこなして、Webサイトをパワーアップさせてはいかがでしょうか。

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